上 下
17 / 19

退院のお許しが

しおりを挟む
 [5月25日]
 昨日から痛み止め薬を一旦中止したせいか、リハビリ中に腰痛が起きました。そこで結局、夜は痛み止めを飲んでしまいました。
 飲まずに済むのが一番なんですけど、痛みがあるとリハビリが進まないので、仕方なく再開することに。

 なお、この日は術後二週間目ということで、血液検査とレントゲン検査があり、異常無しでした。
 主治医の先生から、「いつでも退院していいですよ」とお許しが出ました! 

 じゃあ明日退院しよっかな、と一瞬思いましたが、その直後先生が「まあ、当初の予定通り土曜日でいいですよね」とあっさり仰るので、「そ、そうっスね」とうなずいてしまった私でした。あと二日、リハビリ頑張る。


 [5月26日]
 午前の部のリハビリ、担当の作業療法士の先生がお休みということで、代理の先生がリハビリを見てくれました。
「いつもやってるのは、これとかこれですか?」「次はこれかな」と、プリントを見ながら指示される先生。

 さくっとルーティンをこなして終了。いつもより時間も短くて、雑なw扱いのような気もするけど、それは仕方ない。むしろ、担当でもない先生が、どういう状態でどういう段階かわからない患者(私のこと)の面倒を見て下さってありがとうございます、って感じです。

 そう。リハビリって、患者が主体性を持って臨むものだと思うの。私の場合、担当の先生方が優しくて面倒見のいいタイプ(だと思う)だから甘えてしまって、ボーッと指示待ちリハビリしていました。しかし本来は、「これやりたいです!」って患者側が先回りして、どんどん進めるものなのかもしれません。知らんけどw 

 午後のリハビリ、10mを12秒で歩けました。10秒で歩けたら合格です。
 1m1秒で歩けないと、青信号点滅前に横断歩道を渡り切れないので。

 リハビリ後、シャワー浴びて病室に帰って来たら、看護助手さんが汗拭き拭き、「マットレス交換させてもらいました」と仰る。
 見た感じ変化なしですが、術後二週間は病人用ふかふかマットレスで、二週間以降は低反発マットレスに切り替えるようです。

 私は低反発マットレスの方が好きでおます。
 ふかふかマットレスは傷跡にも優しい柔らかさですが、ちょっと沈み込むような感じがあって、たまに息苦しさを感じることもありました。そのせいか、海で溺れる夢を見たことも……

 傷跡といえば、術痕は現在、紫色の一本の線になっています。
 長さおよそ八㎝のその線は、医療用接着剤で留めただけ。近年では、切った皮膚を縫いませんし、毎日消毒したりもしません。

 主治医の先生いわく、「怪我をしても消毒はしないでください。かえって傷に良くないので」とのこと。私の手術も、切る前に消毒しただけ。
 皮膚の下の筋間は縫合していますが、これも溶ける糸なので、抜糸の必要はありません。
 ホント、医療技術の進歩が凄すぎる!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

先日、恋人が好きじゃなくなりました。

さとう たなか
エッセイ・ノンフィクション
同性の恋人にふられた作者が、相手に振られた直後PCやノートに打ち殴り書いた文章です。 なぜだか語り口調です。 記憶がないので理由が説明できません(笑) 最近、我を取り戻し見直してみた所、相当病んでいたのか、大量に文章があったので、これはもったいないなと、思ったのでメモとして残すことにしました。 相手の名前は伏せて、その時書いたものをそのままにしております。 情緒不安定でイタい仕上がりになっておりますがご了承ください。

アルファポリス投稿時間について

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスに投稿する時間はいつ頃がベストなのか?

猫と暮らす

枝豆ずんだ
エッセイ・ノンフィクション
猫に生かされてる

アルファポリスとカクヨムを比べてみた

トト
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスとカクヨムを使ってみた感想です。 小説投稿サイトはいくつかあるけれど、使ってみて思ったことをつらつら書いてます。 良かったら参考までに

頚椎症です。手術がようやく決まりました。

清杉悠樹
エッセイ・ノンフィクション
頚椎症となってもはや数十年です。 頚椎(首です)の椎間板や椎骨が加齢に伴って変性や変形することで、脊柱管や椎間孔が狭くなる状態なんだそうです。 症状などをぽつぽつと書いていこうと思います。

カルバート

角田智史
エッセイ・ノンフィクション
連想させるのは地下を走る水。 あまり得るものはないかもしれません。 こんな人間がいる、こんな経験がある、それを知る事でまたあなた自身を振り返る、これからのあなたを考える、そのお手伝いが少しでもできればいいかなと思っています。 また時折出てくる対人間関係のアドラー、フロム、ニーチェに感化された僕の考え方が今後の皆様の生活の参考になる事があれば、幸いです。 もし最後まで、僕にお付き合いされる方がいらっしゃれば、心より感謝致します。

平々凡々。2022.1

るい
エッセイ・ノンフィクション
日々、感じたことや考えたことなどを綴っております。

今日から部活壊していいですか?

さしみ
エッセイ・ノンフィクション
今年中学2年になる、真鍋(まなべ)輝(ひかる)。彼女は女子バレーボール部に所属していた。輝の部活は、色々とごたごたがあって顧問が毎年変わっていた。そんなある日のこと、輝が中学2年になっとき、ある先生が顧問となった。その人は、見た目はおとなしく、とても優しそうな女性だった。前の顧問は男性だったので、輝たちには女性の顧問が新鮮だった。しかし、これから楽しい部活が始まると思ったやさき、輝は彼女の裏を知ってしまう。それからは、大好きだったバレーも楽しくはなくなった…。そんな輝のバレー生活をどうぞ、ご覧あれ!

処理中です...