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第2章〜冒険の果て
78話〜三銃士の2人{☆}
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ここはシェイナルズから遥か東南東のピースバーグ領にある草原。
辺りには草花や木々が生い茂っている。そして、草むらに寝ころびながら、2人の男が話をしていた。
「ティグ。アイツ今頃どこにいるんだろな」
この男はフォルデウス=カイル、シェイナルズ国の三銃士の1人だ。
貴族にしてはガサツで男っぽい。面倒な事や頭を使うのが苦手で、その時の状況で動く事が多い。
濃い青めのミディアムヘアー。髪質が硬い為、いつも髪を整えるのに苦労していて、その為かアホ毛がちらほらある……いや、ほぼ寝癖と言っていいだろう。
「フォル。ジルは本当にどこにいるんだろうな。愛用の銃を置いて封印していた剣を持ち、俺たちを待たず神と契約をした者の所へ向かった」
この男はティグ=ヴェルズ、シェイナルズ国の三銃士の1人だ。
三銃士の中では性格が穏やかで優しい顔立ちをしている。その為か、敵を前にすると冷静に対処する事ができ、相手を的確に倒す事が出来る。
銀色でグレイ混じりのサラサラした長い髪を軽く縛っている。
「ああ。それはそうと、前から気になってたんだが。何でジルは普段、剣を持たない?」
「俺もその事についてはよく分からないんだ。ただ、これは聞いた話で、本当かどうか定かじゃないけど。ジルは剣を持つと人が変わるらしい」
「ほう。なるほど……。だが、どう変わるんだろうな」
そう言うとフォルデウスは上体を起こし笑みを浮かべた。
「俺はそれ以上の事は知らない。さて、そろそろここから発たないと」
ティグは起きるとそのまま立った。
「そうだな。ジルにこの銃を届けなきゃならない。それにガルドってヤツを探す任務もある」
そう言い東を向くと2人は歩きだした。
「フォル。本当にこの道でいいんだよな?」
「ああ。確かにこっちだと遠回りだが、面倒な関所を通らずリバーウッズに行ける」
そしてフォルデウスとティグは、話しながらその場を離れ、リバーウッズへと向かった。
辺りには草花や木々が生い茂っている。そして、草むらに寝ころびながら、2人の男が話をしていた。
「ティグ。アイツ今頃どこにいるんだろな」
この男はフォルデウス=カイル、シェイナルズ国の三銃士の1人だ。
貴族にしてはガサツで男っぽい。面倒な事や頭を使うのが苦手で、その時の状況で動く事が多い。
濃い青めのミディアムヘアー。髪質が硬い為、いつも髪を整えるのに苦労していて、その為かアホ毛がちらほらある……いや、ほぼ寝癖と言っていいだろう。
「フォル。ジルは本当にどこにいるんだろうな。愛用の銃を置いて封印していた剣を持ち、俺たちを待たず神と契約をした者の所へ向かった」
この男はティグ=ヴェルズ、シェイナルズ国の三銃士の1人だ。
三銃士の中では性格が穏やかで優しい顔立ちをしている。その為か、敵を前にすると冷静に対処する事ができ、相手を的確に倒す事が出来る。
銀色でグレイ混じりのサラサラした長い髪を軽く縛っている。
「ああ。それはそうと、前から気になってたんだが。何でジルは普段、剣を持たない?」
「俺もその事についてはよく分からないんだ。ただ、これは聞いた話で、本当かどうか定かじゃないけど。ジルは剣を持つと人が変わるらしい」
「ほう。なるほど……。だが、どう変わるんだろうな」
そう言うとフォルデウスは上体を起こし笑みを浮かべた。
「俺はそれ以上の事は知らない。さて、そろそろここから発たないと」
ティグは起きるとそのまま立った。
「そうだな。ジルにこの銃を届けなきゃならない。それにガルドってヤツを探す任務もある」
そう言い東を向くと2人は歩きだした。
「フォル。本当にこの道でいいんだよな?」
「ああ。確かにこっちだと遠回りだが、面倒な関所を通らずリバーウッズに行ける」
そしてフォルデウスとティグは、話しながらその場を離れ、リバーウッズへと向かった。
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