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第4章〜儀式の始まり…そして…
番外‥⑥〜複雑な兄弟と兄妹の関係
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ギルマスを決める試合が終わりコウキとユウはその場から離れた。
コウキとユウはゲーム内に設置されている噴水広場のベンチに座り話し始めた。
「改めて思うけど。リュウキさんもシュウさんも強くて凄いよなぁ。」
「ああ、そうだな。それよりコウキは…………。」
「ユウさん。どうしたんですか?」
「……あっ!ちょ、ちょっとまって………この、ま…って、あーーーまずい!」
その後ユウのアバターから何の反応も無くなった。
「ユウさん。どうしたんだろう?」
コウキはユウが戻ってくるのを待っていた。
するとコウキの前にピンクの髪でピンクの猫耳を付けた可愛い女の子が立っていてコウキとユウを見ていた。
「ん?君は誰?何で、俺の顔とユウさんの顔を見てるんだ。」
「あっ!ごめんにゃさい。ユウ兄に反応がにゃいって事は……ん~、ハッ!まさか。あ~やっぱり。あっ!ごめんね。ユウ兄に怒られたから落ちるにゃ。またね。」
そう言うと慌しくその子は落ちた。
……そう始めてノエルと会ったのはこの時だった。
そうして、しばらくしてユウが戻ってきた。
「あっ!ごめん。さっきの妹なんだけど。ちょっと訳ありでな。」
「妹かぁ。俺も妹いますよ。」
「そっか!妹はメチャ可愛いよなぁ。」
「はぁ?ユウさんてシュウさんの話をする時よりも、妹さんの話をする時の方が、なんか凄く楽しそうですね。」
「ん~どうなんだろうな。俺は別にシュウの事を嫌ってるわけじゃないんだけどな。はぁ、人間関係って兄弟でも色々と難しいよなぁ。」
「そういえば、何でせっかく妹さんがインしたのにログアウトさせたんですか?」
ユウは少し間をおき、
「……そうだな。まぁ、落ち着いたらその内に紹介する。今はちょっとな……。」
「はぁ、そうですね。じゃ、後で紹介して下さい。」
……ユウは、この時ある事を警戒していた。
(俺の勘としては、紹介するのは不味いだろな。コウキはいいやつみたいだから大丈夫だけど。叶恵が好きになりそうなタイプだからそっちの方で気を付けないとな。今、いやこれからも、ログインのチェックはマメにしないとな。)
「ああ、そうだな。その内な……。」
そう言いながらユウは立ち上がり、
「コウキ。これから俺はクエスト行くけど、お前も行くか?」
「ん~、そうだな。」
するとシュウが目の前に現れた。
「コウキ、ここにいたのか。これからインしてるギルメンだけで、レイドボスを倒しに行くんだがお前も来るか?」
「あ~えっと。今ユウさんにも誘われてたので、俺は遠慮しておきます。。」
「あっ!コウキ。俺の方は大丈夫だから別にいいよ。また機会があったらで。」
「あっ!でも、最初に誘ってくれたのはユウさんだし。」
「ユウ。悪いがコウキは俺のギルドのメンバーなんでな。余り話し掛けるなよな!リュウキがまた何を言い出すか分からない。それでなくてもアイツはお前に対しかなり警戒してる。」
「うん。そのぐらい分かってる。じゃ、ごめん。コウキ、またな。」
そう言うとユウは何故かログアウトした。
「シュウさん。今のって……。」
「ん?コウキ。悪いがこの事に関しては口を出さないで欲しい。」
「ごめんなさい。ただ、少し気になってしまって……。」
「はぁ、まぁいい。じゃ、皆も待ってるから行こうか。」
そう言われコウキは納得はできなかったが、シュウとギルメンが待つクエストのロビーに向かった。
コウキとユウはゲーム内に設置されている噴水広場のベンチに座り話し始めた。
「改めて思うけど。リュウキさんもシュウさんも強くて凄いよなぁ。」
「ああ、そうだな。それよりコウキは…………。」
「ユウさん。どうしたんですか?」
「……あっ!ちょ、ちょっとまって………この、ま…って、あーーーまずい!」
その後ユウのアバターから何の反応も無くなった。
「ユウさん。どうしたんだろう?」
コウキはユウが戻ってくるのを待っていた。
するとコウキの前にピンクの髪でピンクの猫耳を付けた可愛い女の子が立っていてコウキとユウを見ていた。
「ん?君は誰?何で、俺の顔とユウさんの顔を見てるんだ。」
「あっ!ごめんにゃさい。ユウ兄に反応がにゃいって事は……ん~、ハッ!まさか。あ~やっぱり。あっ!ごめんね。ユウ兄に怒られたから落ちるにゃ。またね。」
そう言うと慌しくその子は落ちた。
……そう始めてノエルと会ったのはこの時だった。
そうして、しばらくしてユウが戻ってきた。
「あっ!ごめん。さっきの妹なんだけど。ちょっと訳ありでな。」
「妹かぁ。俺も妹いますよ。」
「そっか!妹はメチャ可愛いよなぁ。」
「はぁ?ユウさんてシュウさんの話をする時よりも、妹さんの話をする時の方が、なんか凄く楽しそうですね。」
「ん~どうなんだろうな。俺は別にシュウの事を嫌ってるわけじゃないんだけどな。はぁ、人間関係って兄弟でも色々と難しいよなぁ。」
「そういえば、何でせっかく妹さんがインしたのにログアウトさせたんですか?」
ユウは少し間をおき、
「……そうだな。まぁ、落ち着いたらその内に紹介する。今はちょっとな……。」
「はぁ、そうですね。じゃ、後で紹介して下さい。」
……ユウは、この時ある事を警戒していた。
(俺の勘としては、紹介するのは不味いだろな。コウキはいいやつみたいだから大丈夫だけど。叶恵が好きになりそうなタイプだからそっちの方で気を付けないとな。今、いやこれからも、ログインのチェックはマメにしないとな。)
「ああ、そうだな。その内な……。」
そう言いながらユウは立ち上がり、
「コウキ。これから俺はクエスト行くけど、お前も行くか?」
「ん~、そうだな。」
するとシュウが目の前に現れた。
「コウキ、ここにいたのか。これからインしてるギルメンだけで、レイドボスを倒しに行くんだがお前も来るか?」
「あ~えっと。今ユウさんにも誘われてたので、俺は遠慮しておきます。。」
「あっ!コウキ。俺の方は大丈夫だから別にいいよ。また機会があったらで。」
「あっ!でも、最初に誘ってくれたのはユウさんだし。」
「ユウ。悪いがコウキは俺のギルドのメンバーなんでな。余り話し掛けるなよな!リュウキがまた何を言い出すか分からない。それでなくてもアイツはお前に対しかなり警戒してる。」
「うん。そのぐらい分かってる。じゃ、ごめん。コウキ、またな。」
そう言うとユウは何故かログアウトした。
「シュウさん。今のって……。」
「ん?コウキ。悪いがこの事に関しては口を出さないで欲しい。」
「ごめんなさい。ただ、少し気になってしまって……。」
「はぁ、まぁいい。じゃ、皆も待ってるから行こうか。」
そう言われコウキは納得はできなかったが、シュウとギルメンが待つクエストのロビーに向かった。
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