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第4章〜儀式の始まり…そして…
番外‥③〜兄と弟〜微妙な関係〜
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光はいつもであれば、ある程度強くなると、少し飽きて来てしまいたまにしかやらなくなる。だが、このゲームだけは、色々なイベントなどが楽しめる為、夢中になり楽しんでやっていた。
そして、いつもの通りゲームにログインすると、何故かいつもよりギルド内が賑わっていた。
(ん?これって、今日うちのギルドで何かやるのかな。他のギルドの人達も来てるみたいだけど?)
そう思っていると1人の男性が、コウキに気付き話し掛けてきた。
「もしかして、お前か?シュウが言っていた。なかなか見所のある新人て言うのは。」
「はあ?シュウさんの知り合いなんですか?」
「ん?ああ、俺は、ユウ・ライオルス。【ダークオブデーモンα】のギルマスをしてる。」
「あっ、俺はコウキです。ライオルスって?シュウさんも確か……。」
「ああ、それはな……。」
ユウが話そうとした時、シュウが2人が話しているのに気付き近づいてきた。
「よっ!コウキ、今来たのか。ん?ユウ。また、お前観に来たのか?それとも、まさかまた、引き抜きに来たんじゃないだろうな!?いくらお前が弟でも、こうも何度も何度もメンバーを引き抜かれたんじゃ。リュウキが何か言って来ても、これ以上は庇い切れないからな!」
「ユウさんて、シュウさんと兄弟なんですか?」
「ああ、そうなんだがな。……そうだ、前からお前に聞こうと思って事があるんだが。何で俺やリュウキの真似をしたがる?いや、まだそれだけならいい。リアでもそうだが。何故か必ずお前は俺より上に行くよな?ギルドを立ち上げたのも俺が最初だった。だが、何故かお前のギルドには引き寄せられるように人が集まり、辞めて行く奴もほとんどいない。そして、いつの間にか、お前のギルドの方が強くなり、同じSSランクギルドでも上位にいる!」
「俺は別に、引き抜きたくてそうしてる訳じゃない。それに、シュウやリュウキさんの真似をするのも憧れてるからで……。」
「ユウ。あのな……お前!どの口が言っているか分からんが。その言葉をリアでも言えるのか?絶対に言えないよな。」
「うっ、そ、それは……。」
「はぁ。お前はな、兄弟だっていうのに、何も喋ろうとしないから、何を考えてるか全然分からん!まぁいい。ユウ。観て行くんだろ?」
「ああ、当然。リュウキさんとシュウの試合観ないわけにはいかないし。それに、少しコウキとも話がしたい。」
「ユウ、言っておくが、絶対に引き抜くなよ。後でまた俺がリュウキに何を言われるか分からない。」
「シュウ。さっきも言ったけど、俺は誰一人として自分から誘った事はないし、ましてや引き抜こうと思った事もない!」
「まあいい。そろそろ、リュウキとの試合が始まる。あっ、そうそう。コウキ、こいつはな。リアでは、口数少ないくせに、ゲーム内だと口が上手いから気をつけろよ。」
「はあ、そうなんですね。」
シュウは右手を軽く振り、リュウキが待つ試合会場に向かった。
そして、コウキとユウはそれを確認すると、試合が始まるまで色々な話をした。
そして、いつもの通りゲームにログインすると、何故かいつもよりギルド内が賑わっていた。
(ん?これって、今日うちのギルドで何かやるのかな。他のギルドの人達も来てるみたいだけど?)
そう思っていると1人の男性が、コウキに気付き話し掛けてきた。
「もしかして、お前か?シュウが言っていた。なかなか見所のある新人て言うのは。」
「はあ?シュウさんの知り合いなんですか?」
「ん?ああ、俺は、ユウ・ライオルス。【ダークオブデーモンα】のギルマスをしてる。」
「あっ、俺はコウキです。ライオルスって?シュウさんも確か……。」
「ああ、それはな……。」
ユウが話そうとした時、シュウが2人が話しているのに気付き近づいてきた。
「よっ!コウキ、今来たのか。ん?ユウ。また、お前観に来たのか?それとも、まさかまた、引き抜きに来たんじゃないだろうな!?いくらお前が弟でも、こうも何度も何度もメンバーを引き抜かれたんじゃ。リュウキが何か言って来ても、これ以上は庇い切れないからな!」
「ユウさんて、シュウさんと兄弟なんですか?」
「ああ、そうなんだがな。……そうだ、前からお前に聞こうと思って事があるんだが。何で俺やリュウキの真似をしたがる?いや、まだそれだけならいい。リアでもそうだが。何故か必ずお前は俺より上に行くよな?ギルドを立ち上げたのも俺が最初だった。だが、何故かお前のギルドには引き寄せられるように人が集まり、辞めて行く奴もほとんどいない。そして、いつの間にか、お前のギルドの方が強くなり、同じSSランクギルドでも上位にいる!」
「俺は別に、引き抜きたくてそうしてる訳じゃない。それに、シュウやリュウキさんの真似をするのも憧れてるからで……。」
「ユウ。あのな……お前!どの口が言っているか分からんが。その言葉をリアでも言えるのか?絶対に言えないよな。」
「うっ、そ、それは……。」
「はぁ。お前はな、兄弟だっていうのに、何も喋ろうとしないから、何を考えてるか全然分からん!まぁいい。ユウ。観て行くんだろ?」
「ああ、当然。リュウキさんとシュウの試合観ないわけにはいかないし。それに、少しコウキとも話がしたい。」
「ユウ、言っておくが、絶対に引き抜くなよ。後でまた俺がリュウキに何を言われるか分からない。」
「シュウ。さっきも言ったけど、俺は誰一人として自分から誘った事はないし、ましてや引き抜こうと思った事もない!」
「まあいい。そろそろ、リュウキとの試合が始まる。あっ、そうそう。コウキ、こいつはな。リアでは、口数少ないくせに、ゲーム内だと口が上手いから気をつけろよ。」
「はあ、そうなんですね。」
シュウは右手を軽く振り、リュウキが待つ試合会場に向かった。
そして、コウキとユウはそれを確認すると、試合が始まるまで色々な話をした。
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