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ステージ2〜それぞれの運命と出会い

★9R》ドルマニールとミスティ

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 ここはシェルズ城のクレイの部屋。

 クレイはソファに座り、ニックが配下の者を連れて戻ってくるのを待っていた。

(それにしても。この部屋めっちゃ広うて、俺1人じゃ勿体ない気ぃする)

 そう言いながらクレイは、あまりにも暇だった為、ソファに座ったまま部屋の隅々までみていた。

 そうこうしている間にも時間は刻々とすぎていき、いつまで待っても、ニックが戻ってくる気配はなかった。

(ふわぁ~!流石にねむなってきた。……)

 そしてクレイは、ゴロンとソファに横になり、いつの間にかねむってしまった。



 数分後。クレイはニックにおこされ目がさめた。

 ん~と背伸びをしながら起きると、クレイは立ちあがり座りなおした。

「ふぁ~。おっ!やっときたな」

 クレイにそう言われ、ニックは頷いた。

 そしてニックは、連れてきた男女2人をクレイの目のまえに座らせた。

「クレイ。お待たせてしまい申しわけない。他の者たちは城にいませんでしたので、この2人を連れてまいりました」

 ニックがそう言うと、紫色の髪を後ろで軽く結んでいる、狐の獣人ハーフの男はクレイに会釈をした。

「異世界の勇者さま。お初にお目にかかります。ドルマニール・ベルズと申します。ですが、わけあって城の外では、ベルモットとお呼びください」

 そしてその後から、銀色のながい髪をうえの方に束ねている、スタイルのいい綺麗な犬の獣人ハーフの女が会釈をした。

「……私の名は、ミスティと申します。異世界の勇者さま。以後お見しりおきを」

「俺はクレイ・マルス。よろしゅうな。ああ、そうそう。呼ぶときはクレイでかまわへん」

 そう言うとクレイは、ドルマニールとミスティをみた。

 そしてその後クレイ達4人は、今後のことについて話し合った。
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