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ステージ1~召喚されし2人の者
☆4R》ヒスイ村
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ここは辺境の地にあるヒスイ村。現在、ここには誰も住んでいない。
そのためか村は荒れ果て、家々はボロボロになり、草花や木々が至る所に生えている。
タツキとグロウディスは、村の中を歩きながら話をしていた。
「まさか、ここまで村が荒れ果てているとはな」
タツキは立ち止まり辺りを見渡した。
「村やこの地域一帯が昔、どうだったのかは知らない。だがこの周辺は危険地帯とされ、各国の領域から除外されている」
タツキはそれを聞き疑問に思った。
「グロウディス。それって、おかしくないか。普通、この辺境の地が危険地帯なら、国がなんとかするんじゃ」
「確かに、そうかもしれない。いや、本当ならそうすべきなのだろう」
「じゃなんで、どこの国もこの地域を管理しようとしない!」
そう言われグロウディスは、下を向き考えたあとタツキをみる。
「これは本来なら、外にもらしてはいけない事なんだが。今その事について、国同士で議論している」
グロウディスはそう言いタツキに視線を向けた。
「この大陸の南側と北側の辺境の地を、どこの国の所有地にするのか。それとも、このままにするかをな」
「なるほどな。……ん? ちょっと待て! 北側にも、辺境の地があるのか?」
「ああ、ある。だが、それがどうした?」
グロウディスがそう問うとタツキは、北の方角に視線を向ける。
「まさか、そこって。オパール城がある辺りじゃないのか?」
「ああ、確かにある。だがその周辺一帯は封鎖され。今は誰も入れない。魔導兵士が数百体。各場所に配置され、厳重に警備されていてな」
「なんでそこまでする?」
「さあな。そこまでは、俺でも分からん。だが、前々から気になっている。あそこには、何かあるんじゃないかとな」
それを聞きタツキは思考を巡らせていた。そう、かつてそこで何があったのかと。
そして二百年前に、オパールのある場所に置いてきた物の事を心配していた。
(オパールは今、どうなってるんだ? それに、あそこに置いてきた物。まさか、誰にも見つかってねぇよな?)
そのためか村は荒れ果て、家々はボロボロになり、草花や木々が至る所に生えている。
タツキとグロウディスは、村の中を歩きながら話をしていた。
「まさか、ここまで村が荒れ果てているとはな」
タツキは立ち止まり辺りを見渡した。
「村やこの地域一帯が昔、どうだったのかは知らない。だがこの周辺は危険地帯とされ、各国の領域から除外されている」
タツキはそれを聞き疑問に思った。
「グロウディス。それって、おかしくないか。普通、この辺境の地が危険地帯なら、国がなんとかするんじゃ」
「確かに、そうかもしれない。いや、本当ならそうすべきなのだろう」
「じゃなんで、どこの国もこの地域を管理しようとしない!」
そう言われグロウディスは、下を向き考えたあとタツキをみる。
「これは本来なら、外にもらしてはいけない事なんだが。今その事について、国同士で議論している」
グロウディスはそう言いタツキに視線を向けた。
「この大陸の南側と北側の辺境の地を、どこの国の所有地にするのか。それとも、このままにするかをな」
「なるほどな。……ん? ちょっと待て! 北側にも、辺境の地があるのか?」
「ああ、ある。だが、それがどうした?」
グロウディスがそう問うとタツキは、北の方角に視線を向ける。
「まさか、そこって。オパール城がある辺りじゃないのか?」
「ああ、確かにある。だがその周辺一帯は封鎖され。今は誰も入れない。魔導兵士が数百体。各場所に配置され、厳重に警備されていてな」
「なんでそこまでする?」
「さあな。そこまでは、俺でも分からん。だが、前々から気になっている。あそこには、何かあるんじゃないかとな」
それを聞きタツキは思考を巡らせていた。そう、かつてそこで何があったのかと。
そして二百年前に、オパールのある場所に置いてきた物の事を心配していた。
(オパールは今、どうなってるんだ? それに、あそこに置いてきた物。まさか、誰にも見つかってねぇよな?)
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