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第一章《証明と始まり》
ep.8 美鈴、何やら企んでるみたいだよ
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ここは船内の部屋ではあるが、エリュード達の居る所と違う船室である。
あれからヴァウロイはここにくるなり、急ぎヴァンディロードとの通信を繋いだ。
「遅くなり、申し訳ありません」
「ヴァウロイ、何かあったのか?」
「いえ、何もありませんが……ただエリュード達と一緒でしたので他の部屋に移動していました」
そう言いヴァウロイは、軽く頭を下げる。
「そうか……まあいい。それはそうと、ドラバルト様の行方が分かった」
「それは本当なのですか?」
「ああ、使い魔のキャルネにマグドラスの所まで行かせた」
それを聞きヴァウロイは小首を傾げた。
「マグドラスと、どういう関係があるのですか?」
「ヴァウロイ、ドラバルト様の居た洞窟をみた際に……何者かと戦った形跡があったと言ったな?」
「はい、洞窟内がかなり崩れていましたので」
そう言うもヴァウロイは、ヴァンディロードの言いたいことが理解できず困惑している。
「だから、もしかしたらマグドラスが知っているのではと思ったのだ」
「あーなるほど……そういう事なのですね。それでドラバルト様は、どこに居られるのですか?」
「マグドラスの話では、竜人の里ドドリギアにミスズと向かったらしい」
それを聞きヴァウロイは、ホッとした。
「じゃあ、ドドリギアに向かえばいいのですね」
「ああ、そうなるな。だが、気になることをマグドラスが言っていたらしい」
「それは……いったい?」
そう聞かれヴァンディロードは、そのことについて話し始める。
「……そうなるとドラバルト様は、ミスズのおかげでドラギドラスから元の姿に戻った。だけどその影響で、ミスズのしもべになっている」
「そういう事だ。それともう一つ……ミスズを助けた者がいる」
「それは、いったい誰なのですか?」
そう言いヴァウロイは首を傾げる。
「ファルスとか云うヒュウーマンらしい。だが、マグドラスの話では神の臭いがしたと」
「どういう事でしょうか? その者がもし女神スイクラムと関わりのある者であれば」
「ああ、なぜミスズを助けたのか気になる。それとミスズに守護精霊がついた」
それを聞きヴァウロイは驚いた。
「それは本当ですか?」
「うむ、偶々レベルが上がり守護精霊が出現したようだ。まぁそのおかげで、ドラバルト様は元の姿に戻られたのだがな」
「そうですか。じゃあ現在、ミスズのそばにはドラバルト様以外……そのファルスと守護精霊が居る訳ですね」
そう言いヴァウロイは真剣な表情になる。
「そうなるな……それでだ。そのファルスが何者かを探れ。コッチでも調べはするが、何か引っかかる。それに最近、スイクラムにみられていないような変な感じがするのでな」
「そういえば……確かに、異常じゃないかと思うほどに暑い。ネツオン大陸から出てきたはずなのに……それに、水も減っているような気がします」
「なるほど……それはおかしい、この世界は水が豊富なはずだ」
そう言いヴァンディロードは考えた。
「そうだな……そのことについても調べた方がいいか」
「はい、承知いたしました」
それを聞きヴァンディロードは、更にヴァウロイに他の指示もだす。
そしてその後ヴァウロイは、ヴァンディロードとの通信を切りエリュード達の所に戻っていった。
あれからヴァウロイはここにくるなり、急ぎヴァンディロードとの通信を繋いだ。
「遅くなり、申し訳ありません」
「ヴァウロイ、何かあったのか?」
「いえ、何もありませんが……ただエリュード達と一緒でしたので他の部屋に移動していました」
そう言いヴァウロイは、軽く頭を下げる。
「そうか……まあいい。それはそうと、ドラバルト様の行方が分かった」
「それは本当なのですか?」
「ああ、使い魔のキャルネにマグドラスの所まで行かせた」
それを聞きヴァウロイは小首を傾げた。
「マグドラスと、どういう関係があるのですか?」
「ヴァウロイ、ドラバルト様の居た洞窟をみた際に……何者かと戦った形跡があったと言ったな?」
「はい、洞窟内がかなり崩れていましたので」
そう言うもヴァウロイは、ヴァンディロードの言いたいことが理解できず困惑している。
「だから、もしかしたらマグドラスが知っているのではと思ったのだ」
「あーなるほど……そういう事なのですね。それでドラバルト様は、どこに居られるのですか?」
「マグドラスの話では、竜人の里ドドリギアにミスズと向かったらしい」
それを聞きヴァウロイは、ホッとした。
「じゃあ、ドドリギアに向かえばいいのですね」
「ああ、そうなるな。だが、気になることをマグドラスが言っていたらしい」
「それは……いったい?」
そう聞かれヴァンディロードは、そのことについて話し始める。
「……そうなるとドラバルト様は、ミスズのおかげでドラギドラスから元の姿に戻った。だけどその影響で、ミスズのしもべになっている」
「そういう事だ。それともう一つ……ミスズを助けた者がいる」
「それは、いったい誰なのですか?」
そう言いヴァウロイは首を傾げる。
「ファルスとか云うヒュウーマンらしい。だが、マグドラスの話では神の臭いがしたと」
「どういう事でしょうか? その者がもし女神スイクラムと関わりのある者であれば」
「ああ、なぜミスズを助けたのか気になる。それとミスズに守護精霊がついた」
それを聞きヴァウロイは驚いた。
「それは本当ですか?」
「うむ、偶々レベルが上がり守護精霊が出現したようだ。まぁそのおかげで、ドラバルト様は元の姿に戻られたのだがな」
「そうですか。じゃあ現在、ミスズのそばにはドラバルト様以外……そのファルスと守護精霊が居る訳ですね」
そう言いヴァウロイは真剣な表情になる。
「そうなるな……それでだ。そのファルスが何者かを探れ。コッチでも調べはするが、何か引っかかる。それに最近、スイクラムにみられていないような変な感じがするのでな」
「そういえば……確かに、異常じゃないかと思うほどに暑い。ネツオン大陸から出てきたはずなのに……それに、水も減っているような気がします」
「なるほど……それはおかしい、この世界は水が豊富なはずだ」
そう言いヴァンディロードは考えた。
「そうだな……そのことについても調べた方がいいか」
「はい、承知いたしました」
それを聞きヴァンディロードは、更にヴァウロイに他の指示もだす。
そしてその後ヴァウロイは、ヴァンディロードとの通信を切りエリュード達の所に戻っていった。
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