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黄泉比良坂編
特殊清掃工場防衛③
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暗器使いの2体が両手に剣を持って、僕を中心に円を描くように動く。
剣は幅が広い片刃で、確か青龍偃月刀とかいう名前だったはずだ。
1体が剣を振りかぶって攻撃してくる。
僕は大鎚で受け止める。
キョンシーが魔力吸収の範囲内に入って力を失う。
視線をもう1体に向ける。
もう1体は投げナイフを構えていた。
僕は曲がった盾を向けて、投擲されたナイフを受け止める。
続いて突進してきたキョンシーを避け、大鎚を構えると2体目のキョンシーが1体目の足を掴んで僕の魔力吸収範囲外まで引っ張った。
倒せるチャンスだと考え、僕は大鎚を振りかぶって距離を詰める。
だが、1体目がうつ伏せの状態から直立に起き上がって剣を2本とも投げてきた。
予想外の攻撃に、僕は振りかぶった大鎚を下ろして剣を受け止める。
さらに分銅鎖まで飛んできて、僕は足を止めるしかなかった。
2体目も剣は不利だと判断したのか、剣を納めて再度分銅鎖を取り出す。
カンフーのやつといいこいつらといい、死体なら複雑な攻撃なんかせずに、もっと単調な攻撃をしろよ!
「俺様の吸収の範囲も知られてるっぽいですぜ」
生命力吸収は半径10メールほどでそれなりに範囲はあるのだが、魔力吸収は僕が武器を持った程度の範囲しか効果はない。
スキル吸収と環境吸収はそれよりも範囲は広いが、生命力吸収ほどではない。
ブォン! と音を立てて分銅鎖が恐ろしい勢いで振り回される。
身体強化で動体視力も強化されているため、一定の速度まではついていける。
問題は2体目だ。
分銅鎖の連撃の隙間にナイフみたいな物が飛んでくる可能性がある。
カンフー使いのように空気を指弾で飛ばすことはできないだろうが、細い串などが何本も飛んできたら見逃す可能性がある。
僕は大鎚を棒に変える。
分銅が左から襲ってきた。
まずは顔を後ろへ下げる。
目の前を分銅が横切って空気を震わせる。
キョンシーが体を回転させて二撃目を放つ。
だが、これはフェイントだ。
キョンシーの肩が入っていない。
おそらく僕の前を通り過ぎる・・・と思ったら肩と腕を伸ばした!
慌てて膝と腰を曲げて上体を沈める。
僕の上を分銅が通り過ぎた。
そのまま後ろに倒れてバク転をして体勢を整えようとすると、そうはさせないとキョンシーの猛攻が始まった。
上下短長使い分けて分銅が僕に襲いかかる。
棒で絡め取ろうとするも、鎖が急に短くなって躱されてしまう。
さらに後ろのキョンシーからナイフが飛んできだした。
毒が塗ってあるかもしれないので、下手に擦り傷を負うことも許されない。
盾でそれらを防ぎながら隙を見つけようと耐え続ける。
突然、上空で吹き荒れる風が僕らの身体を揺らした。
重心を低くしてなるべく影響を受けないように心がけて攻撃を避ける。
さらに問題が発生した。
日野さんの攻撃がドラゴンの身体を構成している符を切り裂いたのか、風と共に紙切れが僕の視界を覆いだした。
一瞬でも相手から視線を外すと暗器が飛んでくる戦いの最中にこれはまずい!
「エイジ!」
「ダメだ主人! これはスキルでも環境でもないぜ! 単なる物質だぜ!」
目の前を紙が舞い飛ぶ。
分銅が見えた!
すぐに安全な位置まで離れる。
その方向に鉄串が何本か飛んできた。
強めに風が吹いているのに的確に僕の頭に飛んでくる。
盾で防げる威力だ。
ガンガン! と音を立てて鉄串を盾で弾いた。
ドォォォォン!
隣に大きな音を立てて符のアイスドラゴンが落ちてきた。
風が吹き荒れる。
僕は加重がかかっている棒を地面に突き立てて耐えるが、キョンシー2体は風をもろに受けてバランスを崩す。
ドラゴンが僕を見た。
口を開けた。
黒い光が集まる。
チャンス!
急いで僕とドラゴンの間にキョンシーを挟む。
そして、黒い光が放たれた。
キョンシーの1体はバランスを崩しながらも光から逃れるが、分銅で攻撃していたキョンシーは光をまともに受けて消し飛んだ。
黒い光はそのままエイジの口に吸い込まれて消えていく。
最後のキョンシーが僕を見る。
体勢を整えたりさせない。
一気に距離を詰めて魔力を吸い取り、棒を大鎚に変えて叩き潰した。
「無事か!?」
「大丈夫です! キョンシーは全て倒しました!」
日野さんが地面に落ちたドラゴンを風の力で押し潰しながら僕を見た。
彼の顔の横に羽が生えた小人が見える・・・。
「すまないが、こいつも頼む! 俺じゃ動けなくさせるだけで精一杯だ!」
「分かりました!」
僕が向かおうとすると、ドラゴンが口を大きく開けて先ほどの黒い光よりも細い光を何本も放ってきた。
僕を近づけさせてはいけないのだと分かっているのだろう。
だが、それらの攻撃は全てエイジに吸収されて意味をなさない。
「2回も僕に潰されるのは屈辱だろうけど、こっちも必死なんだ。もう戻ってくるなよ!」
大鎚を数回振り回して、手加減なしで頭部に叩きつける。
ゴキゴキ! と音を立てて頭蓋骨が砕けた音がした。
さらに数回大鎚を叩きつけて、首から上の骨を粉々にした。
そうすると、姿を構成していた符が剥がれ落ちて元の骨だけのドラゴンに戻った。
・・・頭蓋骨を徹底して砕いたため、元に戻すにはかなりの時間が必要になるかもしれない。
「日野さん、工場の中に行きましょう。金田さんたちが待機しているはずです」
「ああ・・・どうやら向こうでも戦闘があったみたいだが、無事無力化しているみたいだ」
小さな妖精? みたいな存在に何か耳打ちされて僕に教えてくれた。
「日野さん、その子は?」
「俺のスキルで風の精霊だ。シルフィードって呼んでいる」
日野さんの紹介に、シルフィードが嬉しそうに日野さんの頬に抱きつく。
「召喚タイプですか?」
「そうだ。召喚せずに魔法みたいに使うこともできるが、全力は召喚しないと出せない」
工場の中に入って僕らの装備が消臭されている場所に着くと、そこに3人が立って何かを話していた。
「金田さん!」
「瀬尾くん! こっちに来てくれ! 困ったことになった!」
まさか装備に何か問題が起きたのだろうか?
日野さんと目を合わせて急いで走ると、金田さんの足元に青白い顔をした人が2人、手と足を縛られて転がっていた。
何処かで見た顔だな? と思っていると、僕を押し除けて日野さんが怖い顔で彼らを睨んだ。
「お前らは!」
「ストップです」
転がっている人をつかみ上げようと手をのばしたところで、真山さんがその手を止めた。
その制止に、日野さんが真山さんを睨みつける。
結構迫力のある睨みだが、真山さんはそれを受け止めて首を横に振った。
「彼らはもう既に死んでいます」
「・・・くそっ!」
そこでようやく僕も彼らのことを思い出した。
モンスター研究所にいた職員だ。
「研究所が!」
「急いで行くぞ」
「俺たちはこっちの対処をする! 旅館か組合で合流しよう! 戻る時に朱野に電話してくれ!」
「分かりました!」
僕と日野さんは急いで建物から出て、風の精霊の力で空を飛んで研究所まで一直線に飛んだ。
「これは・・・」
「めちゃくちゃしやがって!」
当初、僕は体育館だけが破壊されたと思っていた。
僕たちの装備が目的なら、研究所を壊す意味がないからだ。
でも、目の前に広がる光景は・・・全壊。
本館、別館、体育館。
余す所なく全てが崩れ落ちていた。
「誰か! 状況説明出来るのはいるか!?」
地面に降りて日野さんが手帳を取り出して周囲にいる警察官に尋ねた。
誰かが通報したのだろう。
周囲にはパトカー以外にも消防車と救急車が何台も来ていたが、火は出ていない。
ただ、ガスが漏れている可能性もあったため消防士たちがいつでも消火できる体勢で待機していた。
その中で1人の警官が僕らの側に来た。
「0時13分、骨のドラゴンが体育館を破壊。周囲の住民がその音を確認しております。それから5分ほど破壊音が続いて110番したそうです。自分たちが到着した時には既にこの状態でした」
「ありがとう。研究職員たちは?」
「現在瓦礫を撤去中ですが・・・」
警官が沈黙した・・・。
恐らく、生存者0だったのだろう。
日野さんの表情が抜けていく。
まだまだ夜は長く、終わる気配を見せなかった。
剣は幅が広い片刃で、確か青龍偃月刀とかいう名前だったはずだ。
1体が剣を振りかぶって攻撃してくる。
僕は大鎚で受け止める。
キョンシーが魔力吸収の範囲内に入って力を失う。
視線をもう1体に向ける。
もう1体は投げナイフを構えていた。
僕は曲がった盾を向けて、投擲されたナイフを受け止める。
続いて突進してきたキョンシーを避け、大鎚を構えると2体目のキョンシーが1体目の足を掴んで僕の魔力吸収範囲外まで引っ張った。
倒せるチャンスだと考え、僕は大鎚を振りかぶって距離を詰める。
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さらに分銅鎖まで飛んできて、僕は足を止めるしかなかった。
2体目も剣は不利だと判断したのか、剣を納めて再度分銅鎖を取り出す。
カンフーのやつといいこいつらといい、死体なら複雑な攻撃なんかせずに、もっと単調な攻撃をしろよ!
「俺様の吸収の範囲も知られてるっぽいですぜ」
生命力吸収は半径10メールほどでそれなりに範囲はあるのだが、魔力吸収は僕が武器を持った程度の範囲しか効果はない。
スキル吸収と環境吸収はそれよりも範囲は広いが、生命力吸収ほどではない。
ブォン! と音を立てて分銅鎖が恐ろしい勢いで振り回される。
身体強化で動体視力も強化されているため、一定の速度まではついていける。
問題は2体目だ。
分銅鎖の連撃の隙間にナイフみたいな物が飛んでくる可能性がある。
カンフー使いのように空気を指弾で飛ばすことはできないだろうが、細い串などが何本も飛んできたら見逃す可能性がある。
僕は大鎚を棒に変える。
分銅が左から襲ってきた。
まずは顔を後ろへ下げる。
目の前を分銅が横切って空気を震わせる。
キョンシーが体を回転させて二撃目を放つ。
だが、これはフェイントだ。
キョンシーの肩が入っていない。
おそらく僕の前を通り過ぎる・・・と思ったら肩と腕を伸ばした!
慌てて膝と腰を曲げて上体を沈める。
僕の上を分銅が通り過ぎた。
そのまま後ろに倒れてバク転をして体勢を整えようとすると、そうはさせないとキョンシーの猛攻が始まった。
上下短長使い分けて分銅が僕に襲いかかる。
棒で絡め取ろうとするも、鎖が急に短くなって躱されてしまう。
さらに後ろのキョンシーからナイフが飛んできだした。
毒が塗ってあるかもしれないので、下手に擦り傷を負うことも許されない。
盾でそれらを防ぎながら隙を見つけようと耐え続ける。
突然、上空で吹き荒れる風が僕らの身体を揺らした。
重心を低くしてなるべく影響を受けないように心がけて攻撃を避ける。
さらに問題が発生した。
日野さんの攻撃がドラゴンの身体を構成している符を切り裂いたのか、風と共に紙切れが僕の視界を覆いだした。
一瞬でも相手から視線を外すと暗器が飛んでくる戦いの最中にこれはまずい!
「エイジ!」
「ダメだ主人! これはスキルでも環境でもないぜ! 単なる物質だぜ!」
目の前を紙が舞い飛ぶ。
分銅が見えた!
すぐに安全な位置まで離れる。
その方向に鉄串が何本か飛んできた。
強めに風が吹いているのに的確に僕の頭に飛んでくる。
盾で防げる威力だ。
ガンガン! と音を立てて鉄串を盾で弾いた。
ドォォォォン!
隣に大きな音を立てて符のアイスドラゴンが落ちてきた。
風が吹き荒れる。
僕は加重がかかっている棒を地面に突き立てて耐えるが、キョンシー2体は風をもろに受けてバランスを崩す。
ドラゴンが僕を見た。
口を開けた。
黒い光が集まる。
チャンス!
急いで僕とドラゴンの間にキョンシーを挟む。
そして、黒い光が放たれた。
キョンシーの1体はバランスを崩しながらも光から逃れるが、分銅で攻撃していたキョンシーは光をまともに受けて消し飛んだ。
黒い光はそのままエイジの口に吸い込まれて消えていく。
最後のキョンシーが僕を見る。
体勢を整えたりさせない。
一気に距離を詰めて魔力を吸い取り、棒を大鎚に変えて叩き潰した。
「無事か!?」
「大丈夫です! キョンシーは全て倒しました!」
日野さんが地面に落ちたドラゴンを風の力で押し潰しながら僕を見た。
彼の顔の横に羽が生えた小人が見える・・・。
「すまないが、こいつも頼む! 俺じゃ動けなくさせるだけで精一杯だ!」
「分かりました!」
僕が向かおうとすると、ドラゴンが口を大きく開けて先ほどの黒い光よりも細い光を何本も放ってきた。
僕を近づけさせてはいけないのだと分かっているのだろう。
だが、それらの攻撃は全てエイジに吸収されて意味をなさない。
「2回も僕に潰されるのは屈辱だろうけど、こっちも必死なんだ。もう戻ってくるなよ!」
大鎚を数回振り回して、手加減なしで頭部に叩きつける。
ゴキゴキ! と音を立てて頭蓋骨が砕けた音がした。
さらに数回大鎚を叩きつけて、首から上の骨を粉々にした。
そうすると、姿を構成していた符が剥がれ落ちて元の骨だけのドラゴンに戻った。
・・・頭蓋骨を徹底して砕いたため、元に戻すにはかなりの時間が必要になるかもしれない。
「日野さん、工場の中に行きましょう。金田さんたちが待機しているはずです」
「ああ・・・どうやら向こうでも戦闘があったみたいだが、無事無力化しているみたいだ」
小さな妖精? みたいな存在に何か耳打ちされて僕に教えてくれた。
「日野さん、その子は?」
「俺のスキルで風の精霊だ。シルフィードって呼んでいる」
日野さんの紹介に、シルフィードが嬉しそうに日野さんの頬に抱きつく。
「召喚タイプですか?」
「そうだ。召喚せずに魔法みたいに使うこともできるが、全力は召喚しないと出せない」
工場の中に入って僕らの装備が消臭されている場所に着くと、そこに3人が立って何かを話していた。
「金田さん!」
「瀬尾くん! こっちに来てくれ! 困ったことになった!」
まさか装備に何か問題が起きたのだろうか?
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何処かで見た顔だな? と思っていると、僕を押し除けて日野さんが怖い顔で彼らを睨んだ。
「お前らは!」
「ストップです」
転がっている人をつかみ上げようと手をのばしたところで、真山さんがその手を止めた。
その制止に、日野さんが真山さんを睨みつける。
結構迫力のある睨みだが、真山さんはそれを受け止めて首を横に振った。
「彼らはもう既に死んでいます」
「・・・くそっ!」
そこでようやく僕も彼らのことを思い出した。
モンスター研究所にいた職員だ。
「研究所が!」
「急いで行くぞ」
「俺たちはこっちの対処をする! 旅館か組合で合流しよう! 戻る時に朱野に電話してくれ!」
「分かりました!」
僕と日野さんは急いで建物から出て、風の精霊の力で空を飛んで研究所まで一直線に飛んだ。
「これは・・・」
「めちゃくちゃしやがって!」
当初、僕は体育館だけが破壊されたと思っていた。
僕たちの装備が目的なら、研究所を壊す意味がないからだ。
でも、目の前に広がる光景は・・・全壊。
本館、別館、体育館。
余す所なく全てが崩れ落ちていた。
「誰か! 状況説明出来るのはいるか!?」
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誰かが通報したのだろう。
周囲にはパトカー以外にも消防車と救急車が何台も来ていたが、火は出ていない。
ただ、ガスが漏れている可能性もあったため消防士たちがいつでも消火できる体勢で待機していた。
その中で1人の警官が僕らの側に来た。
「0時13分、骨のドラゴンが体育館を破壊。周囲の住民がその音を確認しております。それから5分ほど破壊音が続いて110番したそうです。自分たちが到着した時には既にこの状態でした」
「ありがとう。研究職員たちは?」
「現在瓦礫を撤去中ですが・・・」
警官が沈黙した・・・。
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