103 / 151
黄泉比良坂編
島根県警察研究所の過去と今
しおりを挟む
所長の言葉に、僕は黙ったまま思考を巡らせる。
黄泉比良坂の有事。
恐らくダンジョンブレイクのことを言っているのだろう。
進入すら許されないダンジョンなら、今日まで一度も誰も入れていないことになる。
「ダンジョンブレイクの兆しはないんですか?」
「幸運なことに、今までそういった兆しはないですよ。入り口の散らばった屑魔石を拾うことでダンジョンブレイクを抑えているのかもしれないというのが、私たちの推測ですが、全く油断はできません」
いつ何時ブレイクするか分からないダンジョンと毎日睨めっこしているのか。
「いっそのこと、現状では封印という事は出来ないのでしょうか?」
僕の質問に、所長は首を横に振った。
「黄泉比良坂の入り口で屑魔石を集めている探索者たち・・・。現時点で100人を超していますが、その人数は年々増え続けています。あのダンジョンは、あの人たちの生命線なんです。その生命線を断つことは・・・私にはできません」
黄泉比良坂を封印すれば、そのエリアから魔石が取れなくなってしまう。
今いる探索者たちにとって、ここ以外の場所での生活はもう不可能に近いのだろう。
・・・ダメだな。
僕程度が出せる浅知恵では何の解決にもならない。
コンコンっと扉がノックされて、下にいた受付の人が中に入ってきた。
「所長さん、お茶を持って来ましたよ」
「ありがとうございます、瑞護さん。あの人は・・・ああ、いましたか」
入って来たのは瑞護さんだけではなかった。
「初めまして、阿蘇の英雄さん。私は陸上自衛隊中部方面隊の隊長をしてます、野中茉莉です。よろしくね」
その姿を見て、所長が立ち上がり、僕らもつられて立ち上がった。
年齢は60に近いのだろうか?
でも、背筋はしっかり伸びていて髪も染めているためもっと若い可能性もある。
僕は差し出された手を握って彼女の目を見た。
「初めまして。瀬尾京平です。英雄と呼ばれていますが、まだまだ半人前ですので、色々ご教授頂ければありがたいです」
「あらあら、貴方を半人前と呼んでしまったら、うちの隊員のほとんどが半人前になってしまうわね」
コロコロと上品に笑って僕の手を離す。
それからミラクルミスティーの3人を見て同じように挨拶をして、野中さんは所長の横に座った。
お茶もペットボトルで全員の前に置かれたので蓋を開けて一口飲んだ。
「さてさて、どこまでお話は進んだのかしら?」
「今は黄泉比良坂ダンジョンの現状と、有事の際の私たちの行動について伝えました」
「行方不明になった研究員がいた研究所については、まだ何も説明していないのね?」
「はい。それについては、県警か市警に行って説明を受けた方がいいと思いましたので私からは言わないつもりでした」
「そうなのね。でも、基本的な知識なら伝えていた方がいいでしょう」
「野中さんがそう判断されるのであれば、それはお任せします」
野中さんは所長の言葉に頷いて、僕とミラクルミスティーの人たちを真剣な目で見た。
「黄泉比良坂ダンジョンの周辺はちょっとした森になっていて、腐臭はそこから広がることはないのだけれど、何かあった時のために周辺に住んでいた人たちにはダンジョン発生当時、別の場所に転居をしてもらっていて、警察関係の研究者がそこに住んでいたの」
自分の携帯を取り出してマップを呼び出し、天国へのポストと記載された場所を中心にして僕らに見せる。
「ここが黄泉比良坂。その北・南・西は揖屋地区といって、南側の住宅街に問題の研究員たちは住んでいたらしいわ。研究所はマップの揖屋小学校って記載された場所よ。腐臭の範囲は黄泉比良坂から半径200メートルといったとこかしら?」
「そうですね。国道9号がギリギリのラインだったはずです」
「・・・研究所がこの位置はおかしくないか?」
「そうね。有事とやらがが起きた時、貴重な研究資料が消失する可能性があるわね。いくら何でもダンジョンに近すぎる」
金田さんと真山さんがマップを覗き込みながら指摘すると、野中さんの表情が少し曇ってゆっくりと口を開いた。
「当時の・・・所長の判断で黄泉比良坂ダンジョンに近い土地が選ばれたわ。当時の研究のテーマと黄泉比良坂の相性が良かったという理由だったはずよ」
「組合にも記録が残ってます。何かあった場合、研究施設での探索に関する活動を許可する旨の覚書も資料室にありますね」
「すみません。一つ質問ですが、当時は何の研究をしていたんですか?」
野中さんの目が質問した朱野さんを見る。
「荒唐無稽な研究よ。今では研究テーマは変わっているし、聞いても意味のないことだけど、それでも聞きたい?」
「えっと、まあ、多少興味はありますので、言えない内容でなければ・・・」
「特に情報封鎖はされてなかったわね。だからといって開示もされていないのだけど。・・・蘇生や不死の類の研究よ」
僕を含めて皆んな難しい顔をした。
昔からある眉唾な研究なのだが、魔力が与えられてすぐの頃は、各国がこぞってこのての研究施設を立ち上げた。
結果、10年ほどで夢物語と理解すると研究施設はなくなったり方向転換をしたりするのだが、日本もその例にもれなかったらしい。
「特に、黄泉比良坂は神様を黄泉がえりさせようとした逸話がありますからね。凄く期待されたようですよ」
「今はどんな研究をしているかご存知ですか?」
「モンスターの研究でしたね。受肉したモンスターを解体して、どこどこにこんな臓器があるとか、どこを攻撃したら1番効果的とか、そういうのを纏めて報告書をあげてるようですよ。その情報が組合や自衛隊に回って効率のいいダンジョンアタックに繋がるという流れらしいわ」
どこを流れているかは知らないけど、と野中さんが小さくいったのを僕は聞き逃さなかった。
僕が阿蘇にいる初期まで、三つの組織は歪み合っていたはずだ。
その頃から情報が回っていたとしたら、上の方は繋がっていたということだろうか?
それにしても・・・、
「凄く重要な施設じゃないですか」
僕自身は加重のおかげでその情報の世話になったことはないが、一般の探索者からしたら、モンスターの弱点を教えてくれる情報だ。
お金を出してでも知りたい内容だろう。
「だからこそ慎重になるのよ。基地があるとしたら・・・そこしかないから」
情報を発信する重要施設が反神教団の基地だった。
沈黙が会議室を支配する。
そのタイミングでコンコンと扉がノックされた。
「どうぞ」
「すまない、ここにいると聞いて来たんだが・・・ああ、良かった。一条さん、岸田さん、来てください」
日野さんが所長の声の後に扉を開けて入って来て、さらにその後ろから2人の男性が入って来た。
共に顔に傷が入っていて、体格からしても現場上がりだということがすぐに分かる。
2人の目が全員を見回して、最後に僕で止まった。
黄泉比良坂の有事。
恐らくダンジョンブレイクのことを言っているのだろう。
進入すら許されないダンジョンなら、今日まで一度も誰も入れていないことになる。
「ダンジョンブレイクの兆しはないんですか?」
「幸運なことに、今までそういった兆しはないですよ。入り口の散らばった屑魔石を拾うことでダンジョンブレイクを抑えているのかもしれないというのが、私たちの推測ですが、全く油断はできません」
いつ何時ブレイクするか分からないダンジョンと毎日睨めっこしているのか。
「いっそのこと、現状では封印という事は出来ないのでしょうか?」
僕の質問に、所長は首を横に振った。
「黄泉比良坂の入り口で屑魔石を集めている探索者たち・・・。現時点で100人を超していますが、その人数は年々増え続けています。あのダンジョンは、あの人たちの生命線なんです。その生命線を断つことは・・・私にはできません」
黄泉比良坂を封印すれば、そのエリアから魔石が取れなくなってしまう。
今いる探索者たちにとって、ここ以外の場所での生活はもう不可能に近いのだろう。
・・・ダメだな。
僕程度が出せる浅知恵では何の解決にもならない。
コンコンっと扉がノックされて、下にいた受付の人が中に入ってきた。
「所長さん、お茶を持って来ましたよ」
「ありがとうございます、瑞護さん。あの人は・・・ああ、いましたか」
入って来たのは瑞護さんだけではなかった。
「初めまして、阿蘇の英雄さん。私は陸上自衛隊中部方面隊の隊長をしてます、野中茉莉です。よろしくね」
その姿を見て、所長が立ち上がり、僕らもつられて立ち上がった。
年齢は60に近いのだろうか?
でも、背筋はしっかり伸びていて髪も染めているためもっと若い可能性もある。
僕は差し出された手を握って彼女の目を見た。
「初めまして。瀬尾京平です。英雄と呼ばれていますが、まだまだ半人前ですので、色々ご教授頂ければありがたいです」
「あらあら、貴方を半人前と呼んでしまったら、うちの隊員のほとんどが半人前になってしまうわね」
コロコロと上品に笑って僕の手を離す。
それからミラクルミスティーの3人を見て同じように挨拶をして、野中さんは所長の横に座った。
お茶もペットボトルで全員の前に置かれたので蓋を開けて一口飲んだ。
「さてさて、どこまでお話は進んだのかしら?」
「今は黄泉比良坂ダンジョンの現状と、有事の際の私たちの行動について伝えました」
「行方不明になった研究員がいた研究所については、まだ何も説明していないのね?」
「はい。それについては、県警か市警に行って説明を受けた方がいいと思いましたので私からは言わないつもりでした」
「そうなのね。でも、基本的な知識なら伝えていた方がいいでしょう」
「野中さんがそう判断されるのであれば、それはお任せします」
野中さんは所長の言葉に頷いて、僕とミラクルミスティーの人たちを真剣な目で見た。
「黄泉比良坂ダンジョンの周辺はちょっとした森になっていて、腐臭はそこから広がることはないのだけれど、何かあった時のために周辺に住んでいた人たちにはダンジョン発生当時、別の場所に転居をしてもらっていて、警察関係の研究者がそこに住んでいたの」
自分の携帯を取り出してマップを呼び出し、天国へのポストと記載された場所を中心にして僕らに見せる。
「ここが黄泉比良坂。その北・南・西は揖屋地区といって、南側の住宅街に問題の研究員たちは住んでいたらしいわ。研究所はマップの揖屋小学校って記載された場所よ。腐臭の範囲は黄泉比良坂から半径200メートルといったとこかしら?」
「そうですね。国道9号がギリギリのラインだったはずです」
「・・・研究所がこの位置はおかしくないか?」
「そうね。有事とやらがが起きた時、貴重な研究資料が消失する可能性があるわね。いくら何でもダンジョンに近すぎる」
金田さんと真山さんがマップを覗き込みながら指摘すると、野中さんの表情が少し曇ってゆっくりと口を開いた。
「当時の・・・所長の判断で黄泉比良坂ダンジョンに近い土地が選ばれたわ。当時の研究のテーマと黄泉比良坂の相性が良かったという理由だったはずよ」
「組合にも記録が残ってます。何かあった場合、研究施設での探索に関する活動を許可する旨の覚書も資料室にありますね」
「すみません。一つ質問ですが、当時は何の研究をしていたんですか?」
野中さんの目が質問した朱野さんを見る。
「荒唐無稽な研究よ。今では研究テーマは変わっているし、聞いても意味のないことだけど、それでも聞きたい?」
「えっと、まあ、多少興味はありますので、言えない内容でなければ・・・」
「特に情報封鎖はされてなかったわね。だからといって開示もされていないのだけど。・・・蘇生や不死の類の研究よ」
僕を含めて皆んな難しい顔をした。
昔からある眉唾な研究なのだが、魔力が与えられてすぐの頃は、各国がこぞってこのての研究施設を立ち上げた。
結果、10年ほどで夢物語と理解すると研究施設はなくなったり方向転換をしたりするのだが、日本もその例にもれなかったらしい。
「特に、黄泉比良坂は神様を黄泉がえりさせようとした逸話がありますからね。凄く期待されたようですよ」
「今はどんな研究をしているかご存知ですか?」
「モンスターの研究でしたね。受肉したモンスターを解体して、どこどこにこんな臓器があるとか、どこを攻撃したら1番効果的とか、そういうのを纏めて報告書をあげてるようですよ。その情報が組合や自衛隊に回って効率のいいダンジョンアタックに繋がるという流れらしいわ」
どこを流れているかは知らないけど、と野中さんが小さくいったのを僕は聞き逃さなかった。
僕が阿蘇にいる初期まで、三つの組織は歪み合っていたはずだ。
その頃から情報が回っていたとしたら、上の方は繋がっていたということだろうか?
それにしても・・・、
「凄く重要な施設じゃないですか」
僕自身は加重のおかげでその情報の世話になったことはないが、一般の探索者からしたら、モンスターの弱点を教えてくれる情報だ。
お金を出してでも知りたい内容だろう。
「だからこそ慎重になるのよ。基地があるとしたら・・・そこしかないから」
情報を発信する重要施設が反神教団の基地だった。
沈黙が会議室を支配する。
そのタイミングでコンコンと扉がノックされた。
「どうぞ」
「すまない、ここにいると聞いて来たんだが・・・ああ、良かった。一条さん、岸田さん、来てください」
日野さんが所長の声の後に扉を開けて入って来て、さらにその後ろから2人の男性が入って来た。
共に顔に傷が入っていて、体格からしても現場上がりだということがすぐに分かる。
2人の目が全員を見回して、最後に僕で止まった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
『自重』を忘れた者は色々な異世界で無双するそうです。
もみクロ
ファンタジー
主人公はチートです!イケメンです!
そんなイケメンの主人公が竜神王になって7帝竜と呼ばれる竜達や、
精霊に妖精と楽しくしたり、テンプレ入れたりと色々です!
更新は不定期(笑)です!戦闘シーンは苦手ですが頑張ります!
主人公の種族が変わったもしります。
他の方の作品をパクったり真似したり等はしていないので
そういう事に関する批判は感想に書かないで下さい。
面白さや文章の良さに等について気になる方は
第3幕『世界軍事教育高等学校』から読んでください。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる