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阿蘇ダンジョン攻略編
炎獣と金棒
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「キュルルルルルルルルルルゥゥゥゥ!」
アルマジロの声が響く。
同時に火の弾丸と球が混ざって降り注いだ。
それを僕は避け、打ち払い、受け流す。
ただ数が多い。
そして、地面に穴が開くため移動が難しくなる。
火の弾丸が止んだ。
すぐに移動する。
アルマジロの皮骨が赤く光った。
僕が横に跳ぶ。
熱線が空気を焼いて地面に赤い川を作り出した。
大鎚を構える。
アルマジロが球状になって回転を始めた。
あれが来る!
「くそ!」
あれは意外とタメからの発動が短く、僕が距離を詰める余裕がないため、後の手を考えないと攻略できない!
向かってくるアルマジロ。
僕はそのラインから飛び退いて大鎚を振り回す。
「このクソ!」
ゴガァン! と音が響いて大鎚とアルマジロが衝突する。
力が拮抗したのは一瞬。
1秒後には大鎚は弾かれ、僕の身体も大きくのけ反った。
だが、アルマジロもそこから追撃することなくスキルの範囲から出て身体を元に戻して忌々しげに僕を睨んだ。
「はぁ、はぁ・・・。クソッタレ!」
口から出る悪態が止まらない。
正直言って突破口がなさすぎて悪態でもつかないとやってられない気持ちになるのだ。
攻撃力は圧倒的に向こうが上だ。
こっちは小回りと技術でなんとか凌いでいる状態。
ただ、アルマジロとしてもその小回りと技術のせいで決定打が見出せない状況なのだろう。
だからと言って不用意にスキルの範囲内にあいつを入れることはできない。
突然の回転スキルと火の弾丸に対応できるか不安だからだ。
スキルの範囲外だが、アルマジロのスキルに対応できる距離・・・。
それが今の僕の立ち位置だ。
「何やってんだ! 京平!」
外野が叫び出した。
「マゴマゴしてんな!」
「うるさい! こっちは生命力奪っても元気なやつを相手にしているんだ! いちいち叫ぶな!」
「お前の要領が悪いからだろうが! そんなやつ、向かってきたら打ち返せよ!」
「・・・」
打ち返す?
高速で回転するあれを?
さながらプロ野球選手やメジャーリーガーのように?
「出来るか! あれを野球のボールみたいに言うな! 僕が踏ん張れないほどの威力があるんだぞ!」
「キュルルルルルルルルルルゥゥゥゥ!」
アルマジロが叫んで火の弾丸が降り注いだ。
僕は大鎚で防いで駆け出す。
アルマジロは僕のスキル範囲に入ると同時に身体を丸めて回転を始めた。
ダメだ!
さっきと一緒だ!
僕は止まって大鎚を構える。
向かってきたら、すぐに横に跳んで大鎚を振る。
あの巨大な球体を打ち返すイメージを脳裏に描く。
「こい!」
ゴガァァァァン!
大鎚をバットのように振り抜く! 振り抜く! 振り・・・抜けない!
さっきの同じように大鎚は弾かれて僕の身体はのけ反り、アルマジロはスキル範囲外まで転がっていく。
今回は範囲から出てすぐに元に戻らずに、壁際まで転がって僕と距離を開け、ゆっくりと元に戻った。
多少なりともダメージを与えれたと思いたい。
「バカやろう! 全然違うだろうが!」
ヤジが飛んできた。
「うるさい! こっちは野球なんて真剣にやったことないんだよ!」
「だからって、ハンマーをバットがわりする奴はいねー!」
「これしか武器がないんだ!」
「俺の付与で作ったんなら他のも出来るだろうが!」
「そんな機能は知らない!」
さっき出来たのにすぐに応用しろとか、無茶振りすぎるだろ!
ひとまずバットをイメージだ!
・・・手に棒が握られていた。
「ちげー!!」
「うっさ! うぉ! ちょっと待て!」
「キュルルルルルルルルルル!」
アルマジロから火の球が飛んできて、僕は棒で打ち返す。
なるほどこんな感じか?
流石に弾丸は小さすぎて無理だが、球ぐらいの大きさであればこの棒でも打ち返せる!
なら、あの図体なら4分の1ぐらいの大きさのバットがあれば打ち返せるか?
いや、それ以外にも踏ん張りという問題が残っている。
アルマジロの全体重を掛けた攻撃に、僕の体重は軽すぎる。
「あと、加重を使え! 押されてるぞ!」
木下が横からアドバイスを出す。
なるほど加重か。
・・・一歩間違えれば大ダメージは免れないが、8階9階はそういう場所だ。
僕は加重を使い、手に持った棒をバットらしき物に変えて巨大化させる。
・・・なんか違う・・・。
攻撃力が足りてないのか?
僕はさらにそこから、棘が出てるバットをイメージしてみた。
参考にするのは釘バット・・・いや、鬼の金棒だ。
あれなら棘が折れることはない。
アルマジロの皮骨を破壊することも出来るはずだ!
イメージしたバット・・・いや、鬼の金棒を僕は構えた。
「こい!」
打ち返すつもりで構えるが、アルマジロは僕の考えを無視して皮骨を真っ赤に染めた。
また熱線か・・・。
そう思ったら、アルマジロはそこから更に身体を丸めて回転を始めた。
地面はアルマジロの熱で溶けて、溶岩が飛び散る。
・・・まさか、あれでくるのか!?
あれを打ち返すとなると、今の装備では熱がまずい!
近寄るだけでもアイスアーマーは蒸発してしまう!
一旦避けるか。
僕が金棒を下ろそうとすると、アイスアーマーが何かに応えるかのようにビキビキと音を立てて分厚い物へと変わっていく。
如月さんを見ると、真剣な表情で僕を見ていた。
・・・やるしかなさそうだ。
炎の金棒を中断に構える。
「俺の言ったこと無視かよ!」
黙れ!
お前の言う通りにしてやるんだ! 集中させろ!
アルマジロに意識を集中させる。
強化されているとはいえ、意識を逸らすことはできない。
握りに力を入れて右手だけ緩める。
アルマジロが跳ねて来た!
速い!
だが、向きが違う。
このままだと僕に当たらない?
いや、回転が違う!
焦って金棒を構える。
足の向きも重要だ。
重心を右足に置く。
アルマジロが曲がって僕に向かって来た!
カーブ? スライダー?
分からない! どうでもいい!
後ろに飛んでアルマジロがいい位置に来るようにし、一気に金棒を巨大化させて振った!
べギャ!
何かが潰れた。
それを確認する余裕も時間も僕にはない。
押される力に対抗する。
ジュゥゥゥとアイスアーマーが蒸発していく。
僕は一刻も早く打ち返そうと足を踏ん張る、腰を捻る、両手に力を込める。
「このぉぉぉぉぉぉおおおおお!」
アルマジロの回転が止まらない!
酷い音を立てながら金棒の棘を削る勢いで回転を続ける!
またしても僕の足が地面を掴み続けることができずにズルズルと後退を始めた。
・・・ここまでか。
木下と如月さんが参戦すれば、確実に仕留めることができる。
僕だけでは不可能だけど、2人が加われば・・・
「出来るかぁ!」
認めてたまるか!
何か奇跡を!
この状況を打破する何かを!
右足がガクッと何かにハマった。
後ろに押される力にハマった場所が壁となって勢いを止める。
いまだ!
どうする!
何すればいい!
「かち上げろ!」
木下が叫んだ。
「正面に打ち返すな! 上だ! 上にあげてぶちかませ!」
正面にかけていた力を斜め上へ、そして更に上へと向きを変える。
「おおおおおおおおおおお!」
アルマジロ回転はそのままに上へと押し上げる。
そうすると、地面から得られる力をアルマジロは得ることができずに、押す力があっさりと消え去った。
「ぶっ飛べ!」
上空に打ち上げる。
力を失って回転しかできないアルマジロに、僕は金棒を大鎚に変えて振りかぶった。
ブンブンと振り回して、遠心力をつけて落ちてくるアルマジロに大鎚を叩きつけた。
壁に叩きつけられるアルマジロ。
回転するスキルも終わったのか、壁にめり込んだ状態で元の姿に戻っていた。
チャンスだ!
「潰れろ!」
正面から、上から、横から大鎚を振り回して叩きつける。
何十発と叩きつけると、ようやく頭の皮骨がベキッと割れた。
「ふん!」
割れた場所をさらに叩く。
そうしてようやくアルマジロが光に変わり出した。
・・・やっとだ。
全身から力が抜けてその場に座った。
「京平!」
木下と如月さんが駆け寄ってきた。
・・・単独突破を狙っていたけど、結局こいつからアドバイスを貰いまくってしまった。
・・・情けない。
「これで満足かよ」
木下が不機嫌そうに手を出した。
僕はその手につかまり、ゆっくりと立ち上がったが、流石に疲れた。
体がフラつく。
「帰りはモンスターハウス以外は頼む」
「ああ、そんぐらいはするさ。くそ・・・俺の役立たず・・・」
ぼそりと言った言葉が聞こえてしまった。
こいつは何を言っているんだ・・・?
僕の方こそ決め手に欠けていた状況で木下のアドバイスがなかったら、アルマジロの下敷きになっていた可能性が高いのに。
そのことを言ってやろうと思ったが、面倒くさくなってやめた。
「それじゃ、帰ろう」
出口に向かって、僕たちは歩き出した。
「俺とは遊んでくれないのか?」
アルマジロの声が響く。
同時に火の弾丸と球が混ざって降り注いだ。
それを僕は避け、打ち払い、受け流す。
ただ数が多い。
そして、地面に穴が開くため移動が難しくなる。
火の弾丸が止んだ。
すぐに移動する。
アルマジロの皮骨が赤く光った。
僕が横に跳ぶ。
熱線が空気を焼いて地面に赤い川を作り出した。
大鎚を構える。
アルマジロが球状になって回転を始めた。
あれが来る!
「くそ!」
あれは意外とタメからの発動が短く、僕が距離を詰める余裕がないため、後の手を考えないと攻略できない!
向かってくるアルマジロ。
僕はそのラインから飛び退いて大鎚を振り回す。
「このクソ!」
ゴガァン! と音が響いて大鎚とアルマジロが衝突する。
力が拮抗したのは一瞬。
1秒後には大鎚は弾かれ、僕の身体も大きくのけ反った。
だが、アルマジロもそこから追撃することなくスキルの範囲から出て身体を元に戻して忌々しげに僕を睨んだ。
「はぁ、はぁ・・・。クソッタレ!」
口から出る悪態が止まらない。
正直言って突破口がなさすぎて悪態でもつかないとやってられない気持ちになるのだ。
攻撃力は圧倒的に向こうが上だ。
こっちは小回りと技術でなんとか凌いでいる状態。
ただ、アルマジロとしてもその小回りと技術のせいで決定打が見出せない状況なのだろう。
だからと言って不用意にスキルの範囲内にあいつを入れることはできない。
突然の回転スキルと火の弾丸に対応できるか不安だからだ。
スキルの範囲外だが、アルマジロのスキルに対応できる距離・・・。
それが今の僕の立ち位置だ。
「何やってんだ! 京平!」
外野が叫び出した。
「マゴマゴしてんな!」
「うるさい! こっちは生命力奪っても元気なやつを相手にしているんだ! いちいち叫ぶな!」
「お前の要領が悪いからだろうが! そんなやつ、向かってきたら打ち返せよ!」
「・・・」
打ち返す?
高速で回転するあれを?
さながらプロ野球選手やメジャーリーガーのように?
「出来るか! あれを野球のボールみたいに言うな! 僕が踏ん張れないほどの威力があるんだぞ!」
「キュルルルルルルルルルルゥゥゥゥ!」
アルマジロが叫んで火の弾丸が降り注いだ。
僕は大鎚で防いで駆け出す。
アルマジロは僕のスキル範囲に入ると同時に身体を丸めて回転を始めた。
ダメだ!
さっきと一緒だ!
僕は止まって大鎚を構える。
向かってきたら、すぐに横に跳んで大鎚を振る。
あの巨大な球体を打ち返すイメージを脳裏に描く。
「こい!」
ゴガァァァァン!
大鎚をバットのように振り抜く! 振り抜く! 振り・・・抜けない!
さっきの同じように大鎚は弾かれて僕の身体はのけ反り、アルマジロはスキル範囲外まで転がっていく。
今回は範囲から出てすぐに元に戻らずに、壁際まで転がって僕と距離を開け、ゆっくりと元に戻った。
多少なりともダメージを与えれたと思いたい。
「バカやろう! 全然違うだろうが!」
ヤジが飛んできた。
「うるさい! こっちは野球なんて真剣にやったことないんだよ!」
「だからって、ハンマーをバットがわりする奴はいねー!」
「これしか武器がないんだ!」
「俺の付与で作ったんなら他のも出来るだろうが!」
「そんな機能は知らない!」
さっき出来たのにすぐに応用しろとか、無茶振りすぎるだろ!
ひとまずバットをイメージだ!
・・・手に棒が握られていた。
「ちげー!!」
「うっさ! うぉ! ちょっと待て!」
「キュルルルルルルルルルル!」
アルマジロから火の球が飛んできて、僕は棒で打ち返す。
なるほどこんな感じか?
流石に弾丸は小さすぎて無理だが、球ぐらいの大きさであればこの棒でも打ち返せる!
なら、あの図体なら4分の1ぐらいの大きさのバットがあれば打ち返せるか?
いや、それ以外にも踏ん張りという問題が残っている。
アルマジロの全体重を掛けた攻撃に、僕の体重は軽すぎる。
「あと、加重を使え! 押されてるぞ!」
木下が横からアドバイスを出す。
なるほど加重か。
・・・一歩間違えれば大ダメージは免れないが、8階9階はそういう場所だ。
僕は加重を使い、手に持った棒をバットらしき物に変えて巨大化させる。
・・・なんか違う・・・。
攻撃力が足りてないのか?
僕はさらにそこから、棘が出てるバットをイメージしてみた。
参考にするのは釘バット・・・いや、鬼の金棒だ。
あれなら棘が折れることはない。
アルマジロの皮骨を破壊することも出来るはずだ!
イメージしたバット・・・いや、鬼の金棒を僕は構えた。
「こい!」
打ち返すつもりで構えるが、アルマジロは僕の考えを無視して皮骨を真っ赤に染めた。
また熱線か・・・。
そう思ったら、アルマジロはそこから更に身体を丸めて回転を始めた。
地面はアルマジロの熱で溶けて、溶岩が飛び散る。
・・・まさか、あれでくるのか!?
あれを打ち返すとなると、今の装備では熱がまずい!
近寄るだけでもアイスアーマーは蒸発してしまう!
一旦避けるか。
僕が金棒を下ろそうとすると、アイスアーマーが何かに応えるかのようにビキビキと音を立てて分厚い物へと変わっていく。
如月さんを見ると、真剣な表情で僕を見ていた。
・・・やるしかなさそうだ。
炎の金棒を中断に構える。
「俺の言ったこと無視かよ!」
黙れ!
お前の言う通りにしてやるんだ! 集中させろ!
アルマジロに意識を集中させる。
強化されているとはいえ、意識を逸らすことはできない。
握りに力を入れて右手だけ緩める。
アルマジロが跳ねて来た!
速い!
だが、向きが違う。
このままだと僕に当たらない?
いや、回転が違う!
焦って金棒を構える。
足の向きも重要だ。
重心を右足に置く。
アルマジロが曲がって僕に向かって来た!
カーブ? スライダー?
分からない! どうでもいい!
後ろに飛んでアルマジロがいい位置に来るようにし、一気に金棒を巨大化させて振った!
べギャ!
何かが潰れた。
それを確認する余裕も時間も僕にはない。
押される力に対抗する。
ジュゥゥゥとアイスアーマーが蒸発していく。
僕は一刻も早く打ち返そうと足を踏ん張る、腰を捻る、両手に力を込める。
「このぉぉぉぉぉぉおおおおお!」
アルマジロの回転が止まらない!
酷い音を立てながら金棒の棘を削る勢いで回転を続ける!
またしても僕の足が地面を掴み続けることができずにズルズルと後退を始めた。
・・・ここまでか。
木下と如月さんが参戦すれば、確実に仕留めることができる。
僕だけでは不可能だけど、2人が加われば・・・
「出来るかぁ!」
認めてたまるか!
何か奇跡を!
この状況を打破する何かを!
右足がガクッと何かにハマった。
後ろに押される力にハマった場所が壁となって勢いを止める。
いまだ!
どうする!
何すればいい!
「かち上げろ!」
木下が叫んだ。
「正面に打ち返すな! 上だ! 上にあげてぶちかませ!」
正面にかけていた力を斜め上へ、そして更に上へと向きを変える。
「おおおおおおおおおおお!」
アルマジロ回転はそのままに上へと押し上げる。
そうすると、地面から得られる力をアルマジロは得ることができずに、押す力があっさりと消え去った。
「ぶっ飛べ!」
上空に打ち上げる。
力を失って回転しかできないアルマジロに、僕は金棒を大鎚に変えて振りかぶった。
ブンブンと振り回して、遠心力をつけて落ちてくるアルマジロに大鎚を叩きつけた。
壁に叩きつけられるアルマジロ。
回転するスキルも終わったのか、壁にめり込んだ状態で元の姿に戻っていた。
チャンスだ!
「潰れろ!」
正面から、上から、横から大鎚を振り回して叩きつける。
何十発と叩きつけると、ようやく頭の皮骨がベキッと割れた。
「ふん!」
割れた場所をさらに叩く。
そうしてようやくアルマジロが光に変わり出した。
・・・やっとだ。
全身から力が抜けてその場に座った。
「京平!」
木下と如月さんが駆け寄ってきた。
・・・単独突破を狙っていたけど、結局こいつからアドバイスを貰いまくってしまった。
・・・情けない。
「これで満足かよ」
木下が不機嫌そうに手を出した。
僕はその手につかまり、ゆっくりと立ち上がったが、流石に疲れた。
体がフラつく。
「帰りはモンスターハウス以外は頼む」
「ああ、そんぐらいはするさ。くそ・・・俺の役立たず・・・」
ぼそりと言った言葉が聞こえてしまった。
こいつは何を言っているんだ・・・?
僕の方こそ決め手に欠けていた状況で木下のアドバイスがなかったら、アルマジロの下敷きになっていた可能性が高いのに。
そのことを言ってやろうと思ったが、面倒くさくなってやめた。
「それじゃ、帰ろう」
出口に向かって、僕たちは歩き出した。
「俺とは遊んでくれないのか?」
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