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阿蘇ダンジョン攻略編
モンスターハウスを進め
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この地下6階は確実に探索者を殺すために作られてるな、と火鼠を踏み潰しながら思った。
なんせ、数が多すぎる。
こんな物量、相手の動きを封じるスキルでもない限り対処のしようがない。
もしくは・・・隠密系だと行けるのだろうか?
木下をおんぶし直して次の部屋に移動する。
途中何度もアップダウンがあったため、マップも3D状態になっている。
僕はフェイスガードに映るマップを指で操作しながら今のいる位置を確認した。
「まだ・・・先があるのか」
『深すぎないか? ここ』
深すぎる。
1階ずつ下りるたびに思うのだが、難易度が跳ね上がっている。
8階や9階はどんな状況なのか・・・もし如月さんがそこにいるとしたら・・・。
不吉な予感に身が震えた。
「進むしかない」
『だな・・・』
一部屋一部屋、丁寧に入って木下に確認してもらい次に移る。
罠は木下に教えてもらうまでもなく、何故かネズミが掛かっていて、僕はそれを避けるだけで済んだ。
時々軽トラ並みの大きなネズミが通路を塞いでいたが、ドラゴンバスターを使用して突破した。
一番悩んだのは、スケルトンになった火鼠だ。
おそらくカバぐらいの強さはあってもおかしくない。
しかも、生命力吸収は効かないので加重かドラゴンバスターで倒すしかないのだ。
B級魔石もこのフロアーでは拾えてないため、どうするか攻略を真剣に考えて突撃した。
まず、木下をスケルトン火鼠に向けて投げた。
思わぬ餌に、スケルトン火鼠は大きく口を開けて木下が落ちてくるのを待つ。
身がないのに、どうやって食べるのか気になったが、いっときを争う戦法だったためダッシュで走ってジャンプし、口に入ろうとした木下を掴んで、スケルトン火鼠の目と目の間に降りた。
右足の加重が効果を発揮し、火鼠の頭蓋骨が首からガコンっと外れて地面に落ちて一部が砕けた。
消える気配がないので急いで頭蓋骨から出て、目の前に足があったのでそれを踏み抜いて足首から砕く。
スケルトン火鼠の身体から炎の鞭がいくつも生えてそこら中を攻撃始めた。
「まずい!」
『京平! お前!』
避けきれなさそうな攻撃が来たので、無理せず木下で防いで、ジャンプして背骨に乗った。
ボキン!
背骨が折れた。
これで頭、胸、腹の三分割されたのだが、それでもまだ消えない。
「核はどこだ!?」
とりあえず、またくっつかないように背骨から踏み潰し、次に確率の高い頭を全て潰した。
その間も炎の鞭の攻撃が襲って来たが、木下で防げるので、僕にくる攻撃だけ避けて他は全部防いでもらった。
結局、核は骨盤にあった。
出て来た魔石は普通のA級。
ドラゴンバスターを使っていれば、もっと早く倒せる相手だったから妥当なランクだ。
『京平・・・後で覚悟しとけよ!』
最低でもこの階はスキルを切らずに進もう。
時間は14時を過ぎた。
フェイスガードに映るマップは、逆円錐になっていて、次のポータルか階段があるのは確実に一番下だろう。
如月さんが6階にいる可能性もあるため、全室確認をしているが、ここまで広いとかなりきつい。
スケルトン火鼠もあれから更に3体倒した。
その度に木下から恨みの炎のメッセージが来たが、全部無視している。
「おっと!」
左足で踏んだ先に火鼠が隠れていた。
ただ倒れていただけなのだが、他のネズミの影になっていて気づかなかった。
モンスターハウス・・・。
頭に引っかかっていた言葉をようやく思い出した。
ただし、資料にあった記述は一つの広間にモンスターがひしめき合っている状況だったはず。
その規模が1フロアーというか1エリア全部まで広がったということか・・・。
死ぬな。
普通の探索者どころか、上級者も死ねる。
もし完全攻略をしようとするなら、僕と木下は必須として僕のスキルが効かない人が欲しい。
あと、フィールドを変化させるスキルなんかあるといいかもしれない。
水の武者なんか、水のフィールドを変更させるだけでかなり攻略難易度が変わってくる。
4階と5階は木下がいれば問題ない。
6階は僕と後1人が荷物とメンバーを連れて行ければ問題ないはずだ。
「1級の渡辺さんは死んだんだよな・・・」
他に僕のスキルの影響を受けないスキル保持者はいないかな?
国とか組合の調査にかけるしかないか。
一番下の特別な扉の前に立った。
ここに来るまでに、更に2回スケルトン火鼠と戦った。
木下は諦めたのか、もう何も言わなくなった。
時間は15時ちょっと前。
朝7時には探索を開始したのにこの時間まで掛かってしまった。
その上でボスの部屋という事は・・・武者クラスがこの奥にいる。
頭を抱えてしまった。
生物なら行ける。
スケルトンだとマズイ。
慎重に扉を開けて中を覗くが、真っ暗で何も見えない。
ああ、完全に中に入らないと姿が見えないパターンだ。
僕は気を引き締めて、木下と鞄を持ち直し、扉の中に入った。
扉が閉まるのと同時に赤く光る床と壁。
それに照らされる巨大な白い火鼠。
僕は木下を放り投げて一直線に駆け出した。
生物である以上、僕のスキルが必ず効く。
「ギャァァァァァァアアアアアア!!」
鋭い叫び声をあげて僕を敵と判断して火鼠が威嚇して来た。
だけど僕は足を止めない。
最初がチャンス。
そしてあっさりと火鼠は範囲に入って、グラリと身体を傾かせた。
後は踏むだけ。
僕がそう思った瞬間、空中に跳ね飛ばされた。
何が起きたか分からず、宙で一回転して地面を見ると炎の壁が目に映った。
あれに跳ね飛ばされたのか?
着地して足を確認してみると、縄文杉の材料を使用していた箇所が焦げていた。
その火力に、僕は冷や汗をかいたが、炎の壁がドームになろうとしているのを見て、再度走った。
「少しでも知能のある奴は、動けなくなったら引き篭もるマニュアルでもあるのかな!」
装備が多少焦げるのを覚悟で突撃しようとすると、壁から火の玉が僕に向かって飛んできた。
「うぉ!」
思わず声を出して横に跳んだ。
壁はそれからも火の玉を打ち出し続け、僕はそれを避け続ける。
ギリギリ鼠を範囲内には入れているが、攻めることができない。
「京平ぇ!!」
木下が怒りの叫びと共に立ち上がった。
僕のスキルの範囲外になったみたいだ。
「もっと離れろ! 俺が攻撃できないだろうが!」
そうか、こいつなら炎のドームなんて平気な顔で突破できる。
だが、相手は火鼠のボスだ。
炎の攻撃は効果が薄い。
それなら・・・。
「木下! 炎のドームを吸い取れ! 僕が突撃する!」
「はぁ!? 巫山戯んな! 俺が突撃するんだよ!」
「バカ言うな! お前の攻撃が効くわけないだろ! 相手も火属性だぞ!」
「だからと言って! これまでずっと動けなかった俺のストレスを、このままに出来るか!」
「お前の精神的な問題かよ!」
こっちは必死に火の玉を避けているのに!
「じゃあ、1発だけだ!」
「1発だけ!?」
「ああそうだ! それで倒せなかったら僕の加重で倒す!」
「ァァァァァァアアアアアア! いいぜ! いいぜ! やってやんよ! 京平! 吠え面かきやがれ!」
炎のドームが木下に吸収されて行く。
僕は安全になったエリアを通って鼠を挟んで木下の反対側に立った。
「死にやがれ! クソ鼠がぁぁぁぁ!!」
地面から炎の拳が生えて鼠を叩き飛ばした。
あの巨体をまず殴り飛ばした事に驚いた。
そのまま今度は天井から複数の炎の拳が生み出されて鼠の胴体を殴って地面に叩き落とした。
・・・1発じゃないじゃん。
「一発じゃないだろそれ!」
頭で考えて突っ込んだ。
数秒無駄にしてしまった。
あんの卑怯者が!
「止めろ! 木下! 止めろや! 卑怯だろうが!」
「ふー、ふー、ふー。チッ! もうちょっとだったのによ!」
炎の拳が消えて、薄汚れた白い鼠がぐったりとして舌を出している。
「さっさと終わらせよう」
横倒しになっている鼠の胸に飛び乗ると、ボキバキ! と肋骨が折れる音がして、心臓ごと踏み潰す。
ゲハッ! と鼠が血を吐いた。
肺も踏み潰したようだ。
そして鼠は光に変わって消え出した。
落ちた魔石はメロンタイプ。
・・・置いて行く事になった。
15時を過ぎてしまった。
出来たら20時までには7階を攻略したいのだが・・・思った以上に時間がかかった。
1人で反省していると、木下が後ろから突然肩を組んできた。
びっくりして顔を見ると、すっごく怒っている。
「京平ぇ~」
「・・・なに」
「次は俺がメインでやらせろ」
「・・・分かった。僕はサポートにまわるよ」
「ようやくストレス発散出来るぜ・・・」
・・・まあ、難しかったらスキル使って突破すればいいか。
なんせ、数が多すぎる。
こんな物量、相手の動きを封じるスキルでもない限り対処のしようがない。
もしくは・・・隠密系だと行けるのだろうか?
木下をおんぶし直して次の部屋に移動する。
途中何度もアップダウンがあったため、マップも3D状態になっている。
僕はフェイスガードに映るマップを指で操作しながら今のいる位置を確認した。
「まだ・・・先があるのか」
『深すぎないか? ここ』
深すぎる。
1階ずつ下りるたびに思うのだが、難易度が跳ね上がっている。
8階や9階はどんな状況なのか・・・もし如月さんがそこにいるとしたら・・・。
不吉な予感に身が震えた。
「進むしかない」
『だな・・・』
一部屋一部屋、丁寧に入って木下に確認してもらい次に移る。
罠は木下に教えてもらうまでもなく、何故かネズミが掛かっていて、僕はそれを避けるだけで済んだ。
時々軽トラ並みの大きなネズミが通路を塞いでいたが、ドラゴンバスターを使用して突破した。
一番悩んだのは、スケルトンになった火鼠だ。
おそらくカバぐらいの強さはあってもおかしくない。
しかも、生命力吸収は効かないので加重かドラゴンバスターで倒すしかないのだ。
B級魔石もこのフロアーでは拾えてないため、どうするか攻略を真剣に考えて突撃した。
まず、木下をスケルトン火鼠に向けて投げた。
思わぬ餌に、スケルトン火鼠は大きく口を開けて木下が落ちてくるのを待つ。
身がないのに、どうやって食べるのか気になったが、いっときを争う戦法だったためダッシュで走ってジャンプし、口に入ろうとした木下を掴んで、スケルトン火鼠の目と目の間に降りた。
右足の加重が効果を発揮し、火鼠の頭蓋骨が首からガコンっと外れて地面に落ちて一部が砕けた。
消える気配がないので急いで頭蓋骨から出て、目の前に足があったのでそれを踏み抜いて足首から砕く。
スケルトン火鼠の身体から炎の鞭がいくつも生えてそこら中を攻撃始めた。
「まずい!」
『京平! お前!』
避けきれなさそうな攻撃が来たので、無理せず木下で防いで、ジャンプして背骨に乗った。
ボキン!
背骨が折れた。
これで頭、胸、腹の三分割されたのだが、それでもまだ消えない。
「核はどこだ!?」
とりあえず、またくっつかないように背骨から踏み潰し、次に確率の高い頭を全て潰した。
その間も炎の鞭の攻撃が襲って来たが、木下で防げるので、僕にくる攻撃だけ避けて他は全部防いでもらった。
結局、核は骨盤にあった。
出て来た魔石は普通のA級。
ドラゴンバスターを使っていれば、もっと早く倒せる相手だったから妥当なランクだ。
『京平・・・後で覚悟しとけよ!』
最低でもこの階はスキルを切らずに進もう。
時間は14時を過ぎた。
フェイスガードに映るマップは、逆円錐になっていて、次のポータルか階段があるのは確実に一番下だろう。
如月さんが6階にいる可能性もあるため、全室確認をしているが、ここまで広いとかなりきつい。
スケルトン火鼠もあれから更に3体倒した。
その度に木下から恨みの炎のメッセージが来たが、全部無視している。
「おっと!」
左足で踏んだ先に火鼠が隠れていた。
ただ倒れていただけなのだが、他のネズミの影になっていて気づかなかった。
モンスターハウス・・・。
頭に引っかかっていた言葉をようやく思い出した。
ただし、資料にあった記述は一つの広間にモンスターがひしめき合っている状況だったはず。
その規模が1フロアーというか1エリア全部まで広がったということか・・・。
死ぬな。
普通の探索者どころか、上級者も死ねる。
もし完全攻略をしようとするなら、僕と木下は必須として僕のスキルが効かない人が欲しい。
あと、フィールドを変化させるスキルなんかあるといいかもしれない。
水の武者なんか、水のフィールドを変更させるだけでかなり攻略難易度が変わってくる。
4階と5階は木下がいれば問題ない。
6階は僕と後1人が荷物とメンバーを連れて行ければ問題ないはずだ。
「1級の渡辺さんは死んだんだよな・・・」
他に僕のスキルの影響を受けないスキル保持者はいないかな?
国とか組合の調査にかけるしかないか。
一番下の特別な扉の前に立った。
ここに来るまでに、更に2回スケルトン火鼠と戦った。
木下は諦めたのか、もう何も言わなくなった。
時間は15時ちょっと前。
朝7時には探索を開始したのにこの時間まで掛かってしまった。
その上でボスの部屋という事は・・・武者クラスがこの奥にいる。
頭を抱えてしまった。
生物なら行ける。
スケルトンだとマズイ。
慎重に扉を開けて中を覗くが、真っ暗で何も見えない。
ああ、完全に中に入らないと姿が見えないパターンだ。
僕は気を引き締めて、木下と鞄を持ち直し、扉の中に入った。
扉が閉まるのと同時に赤く光る床と壁。
それに照らされる巨大な白い火鼠。
僕は木下を放り投げて一直線に駆け出した。
生物である以上、僕のスキルが必ず効く。
「ギャァァァァァァアアアアアア!!」
鋭い叫び声をあげて僕を敵と判断して火鼠が威嚇して来た。
だけど僕は足を止めない。
最初がチャンス。
そしてあっさりと火鼠は範囲に入って、グラリと身体を傾かせた。
後は踏むだけ。
僕がそう思った瞬間、空中に跳ね飛ばされた。
何が起きたか分からず、宙で一回転して地面を見ると炎の壁が目に映った。
あれに跳ね飛ばされたのか?
着地して足を確認してみると、縄文杉の材料を使用していた箇所が焦げていた。
その火力に、僕は冷や汗をかいたが、炎の壁がドームになろうとしているのを見て、再度走った。
「少しでも知能のある奴は、動けなくなったら引き篭もるマニュアルでもあるのかな!」
装備が多少焦げるのを覚悟で突撃しようとすると、壁から火の玉が僕に向かって飛んできた。
「うぉ!」
思わず声を出して横に跳んだ。
壁はそれからも火の玉を打ち出し続け、僕はそれを避け続ける。
ギリギリ鼠を範囲内には入れているが、攻めることができない。
「京平ぇ!!」
木下が怒りの叫びと共に立ち上がった。
僕のスキルの範囲外になったみたいだ。
「もっと離れろ! 俺が攻撃できないだろうが!」
そうか、こいつなら炎のドームなんて平気な顔で突破できる。
だが、相手は火鼠のボスだ。
炎の攻撃は効果が薄い。
それなら・・・。
「木下! 炎のドームを吸い取れ! 僕が突撃する!」
「はぁ!? 巫山戯んな! 俺が突撃するんだよ!」
「バカ言うな! お前の攻撃が効くわけないだろ! 相手も火属性だぞ!」
「だからと言って! これまでずっと動けなかった俺のストレスを、このままに出来るか!」
「お前の精神的な問題かよ!」
こっちは必死に火の玉を避けているのに!
「じゃあ、1発だけだ!」
「1発だけ!?」
「ああそうだ! それで倒せなかったら僕の加重で倒す!」
「ァァァァァァアアアアアア! いいぜ! いいぜ! やってやんよ! 京平! 吠え面かきやがれ!」
炎のドームが木下に吸収されて行く。
僕は安全になったエリアを通って鼠を挟んで木下の反対側に立った。
「死にやがれ! クソ鼠がぁぁぁぁ!!」
地面から炎の拳が生えて鼠を叩き飛ばした。
あの巨体をまず殴り飛ばした事に驚いた。
そのまま今度は天井から複数の炎の拳が生み出されて鼠の胴体を殴って地面に叩き落とした。
・・・1発じゃないじゃん。
「一発じゃないだろそれ!」
頭で考えて突っ込んだ。
数秒無駄にしてしまった。
あんの卑怯者が!
「止めろ! 木下! 止めろや! 卑怯だろうが!」
「ふー、ふー、ふー。チッ! もうちょっとだったのによ!」
炎の拳が消えて、薄汚れた白い鼠がぐったりとして舌を出している。
「さっさと終わらせよう」
横倒しになっている鼠の胸に飛び乗ると、ボキバキ! と肋骨が折れる音がして、心臓ごと踏み潰す。
ゲハッ! と鼠が血を吐いた。
肺も踏み潰したようだ。
そして鼠は光に変わって消え出した。
落ちた魔石はメロンタイプ。
・・・置いて行く事になった。
15時を過ぎてしまった。
出来たら20時までには7階を攻略したいのだが・・・思った以上に時間がかかった。
1人で反省していると、木下が後ろから突然肩を組んできた。
びっくりして顔を見ると、すっごく怒っている。
「京平ぇ~」
「・・・なに」
「次は俺がメインでやらせろ」
「・・・分かった。僕はサポートにまわるよ」
「ようやくストレス発散出来るぜ・・・」
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