猫の家計簿

目次 ～健康で文化的な最低限度の飼育費用～

　猫の家計簿とは、『いくらかかるか』を調べるものではなく、『いくらかけるか』を決めるもの。
　なぜなら、健康で文化的な最低限度の飼育費用は、体重3.5キロの猫１頭につき月千円程度だからです。(2024年10月物価）

　実際に、私がかけている飼育費用は医療費を別にすれば月３千円程度。
　実家の両親がかけていた飼育費用も月３千円程度。

　なお、両親がかけていた月３千円はすべてフード代で、雑貨は何にも買っていませんでした。猫トイレさえも。
　一方、私は同じ月３千円で、猫の飼育に必要と考えられる標準的な雑貨すべて、そろえています。
※ 私も両親も月２千円分、最低限度より豊かな暮らしを猫に提供しているというわけです。

　いずれにしても、プロが解説する『最低限』を大きく割り込む飼育費用しかかけていないにも関わらず、飼育環境が必要十分であることは、私から子猫をもらった里親様ならご承知の通り。
　十分な愛情を受けて育っているから人懐こいし、適切なフードを与えられて育っているから毛並もいい。
　両親が１７歳まで飼育し、そこから私が引き継いだ雑種のユキが現在２０歳でお達者だということも、両親の飼育環境が必要十分であったこと、私の飼育環境も必要十分であることの見事な証左でしょう。

　最初に戻って、本書は『猫の飼育にいくらかかるか調べるため』ではなく、『猫の飼育にいくらかけるか決めるため』の参考文献を目指した実用書です。

※ フリースペースからリンクの『にゃこがやってきた』サイト、『お勧め猫グッズ』のページに、著者が実際に持っている猫グッズ、購入を検討している猫グッズを具体的に紹介してもあります。


★ 目次 ★

◇ キャットフード ～肥満対策～
※ エッセイ『にゃこがやってきた』に掲載の「恐怖の水道水」、まだの方にはご一読をお勧めします。
◇ 猫アレルギー対策 ～空気清浄機～
◇ システムトイレと多様な猫砂
◇ キャットタワー
◇ 爪とぎ
◇ キャットケージ
◇ トリミングサロン
◇ キャリー
◇ 暖房いろいろ ～猫にぬくもりを～
◇ お散歩グッズ
◇ 脱走対策 ～GPSトラッカー～
◇ 捕獲大作戦 ～またたびスプレー～
◇ 猫ドア
◇ まさかの脚立
◇ 激戦の防水カバー
◇ 医薬品と医療関連雑貨
・歯周病ケア
・結膜炎ケア
・創傷ケア
・エリザベスカラー
・ノミダニ対策
・まさかの顕微鏡とリトマス試験紙
・ワクチン

【写真】激戦の防水カバー予告