猫の家計簿

キャットタワー

　愛猫家の憧れといえば、断然、天井まで届く豪華なキャットタワー✨
　私も欲しいです。置きたいです。

　が。

　人の夢と書いて儚いと読む…！(ノД`)・゜・。
　まず、キャットタワーを置きたいのは人であって猫ではない（ぁ）
　キャットタワーは『猫にとって』とりわけ必需品ではありません。
　猫のＱＯＬを上げるかどうか甚だ疑問。
　アスレチックですから、あれば遊ぶけど、なくても（猫が勝手に）家具で代用します。

　そして、大切なのは置き場所です。
　広い家のどこかに置き場所があっても、『飼い主が常駐している部屋』に置くことができなければ意味がない、どころか、猫も人も寂しい！(；ﾟДﾟ) ｶﾞｰﾝ
　ハイシニアなんて、寒いの苦手なのに、私が台所にいると真冬でも探しに来て、私が居間に戻るまで背後に待機して動きませんからね…。
　ところが、飼い主が常駐する部屋には、常駐するために置くべきものがキャットタワーの他にも山ほどあります。ベッド、こたつ、ケージ、収納棚、ＣＤコンポ、パソコン、プリンタ　etc　…

　要するに、キャットタワーには置いた後で『ここじゃなかった』になりやすい罠があるのです。
　とりわけ、女性の単身者ともなれば、中型～大型のキャットタワーは『組立・設置・移動』の難度が高く、買ったはいいものの組み立てないまま１年２年、３年目の断捨離みたいなことになりかねません。
　小型のキャットタワーでさえ、『組立簡単だった』と感じる女性は過半数に満たないのではないでしょうか。
　私はＤＩＹ慣れしている方ですが（古民家をＤＩＹでフルリフォームしたくらい）、小型のキャットタワーを組み立てた日に、絶対に中型や大型は買うまいと心に決めましたとも。
　組み立てるの大変だったし、あっちじゃない、こっちじゃないと、置き場所を何度、変更したかわかりません。
　バリバリにされた爪とぎポールのリペアも、小型だからこそ比較的カンタンでしたが、中型や大型だったらと想像すると、目が遠くなります。

　というわけで、男手を期待できるなら好きなものを選べばいいのですが、女手ひとつで組立、設置、移動をこなす予定の方には、ダンゼン、最初は小型のキャットタワーがお勧めです。
　小型を導入してみて、中型や大型でもいけそうだと思った方は、２～３年で爪とぎポールがボロボロになるので、リペアのタイミングで買い替えれば、その頃には設置場所の選び方も上手になっていることでしょう、一石二鳥です。

　ただし、小型のキャットタワーにはひとつ、重大なデメリットがあります。
　軽量で高さのある安物は、猫が飛び乗ったり飛び降りたりしたはずみに転倒しやすいということ。
　あらかじめ、転倒しにくいタワーを選んだり、転倒しにくい角部屋の隅に設置したり、工夫はした方がよいです。

　――さて！

　前置きが長くなりましたが、レノちゃんの里親様が持っていた宇宙船つきのキャットタワーがうらやましくて、つい先日、新しいキャットタワーを購入しました✨

　送料込で6,300円と、小型で軽量なタワーの中では少しお高めですが、宇宙船と子猫のおうちがついた優れものだもんね！
　丁寧で、とても子猫に優しいつくりです。
　巧いと思ったのが子猫のおうちが設置された上段が、正方形ではなく、中段から登ったり、中段に降りたりできるよう、正方形から切り取った形であること。
　これ、上段が下段と同じサイズの正方形だったら、ちょっと育ってくると床から飛び乗るようになります。
　降りる時も、最上段から床に飛び降りるようになります。
　すると、軽量なタワーは転倒しかねません。
　すなわち、転倒しないように下段を重くしたり、広くしたりするのではなく、猫の運動方向を誘導することで、軽さと省スペースと安定感のすべてを実現した賢者タワーなのです。超スバラ。

　子猫のおうちを踏みつぶせるつくりなのも、衝撃を吸収して転倒を防止する工夫の一環なのでしょう。

　子猫のおうち、パパも入ってみた。

　子猫のおうち、ママと一緒に入ってみた。（奥に子猫もいるよ！）

　ヘソ天の裏側。

　小窓から身を乗り出して、猫じゃらしで遊ぶのが大好き。

　宇宙船も子猫のおうちも、設置した翌日には子猫に気に入ってもらえました。
　成猫になると高さなど物足りなくなると思われますが、猫仙郷の居間には、成猫向けにはこちらが用意されてございます。

　キャットケージ、ドレッサー、学習デスクを並べたキャットウォーク。

　キャットタワーには宇宙船と子猫のおうちがついていれば、ハンモックと高さが必要になったら、キャットケージの出番です♪
　とぅーびーこんてぃにゅーど✨

　でも、キャットタワーとキャットケージはなくてもいいと思うの。
　欲しがるのは猫ではなく飼い主さ！（＝∀＝）エヘ


☆ お約束 ☆

　初日のにゃこは、タワーよりもタワーが入っていたダンボールが気になって仕方ない。