猫の家計簿

システムトイレと多様な猫砂

　皆さんは、猫の飼育における三種の神器、何だと思いますか？
　私が考える三種の神器はフード、空清、トイレです。
　プロの方々は空清ではなくケージを推してくると思いますが、少なくとも、うちの猫はケージ（に閉じ込められるの）が大嫌い。
　嫌がって鳴き喚き、お水やフードのお皿をひっくり返して大暴れ。
　私にはとても、そんな猫を閉じ込めておくことができないので、ケージなんてあっても宝の持ち腐れ。猫に小判です。

　というわけで、ケージの話は後回しにして、今回は、相談を受けることも多い猫のトイレについて。

★☆ 本体 ☆★

◇ システムトイレ
【メリット】猫が快適に使える。
【デメリット】お高いしかさばるのに、本体ラインナップが豊富で、どの形がベストなのか迷い続ける。
【猫仙郷】安価なシンプルタイプを採用。

◇ 100均の洗面器やプラケース
【メリット】安い。
【デメリット】成猫には狭い。
【猫仙郷】子猫用トイレに採用。

◇ 洗面所
【メリット】砂もシートも不要でコスパ最高。
【デメリット】しつけの難度が高い。におう。毎朝、顔を洗う前に猫の排泄物の片づけから１日が始まる。
【猫仙郷】実家で飼った最初の猫が洗面所でトイレしていたので、猫のためにトイレを買うという発想が、自分で飼うまでありませんでした。まさかの実話。

★☆ 消耗品 ☆★

◇ システムトイレ専用サンド
【メリット】猫が快適に、清潔に使える。
【デメリット】仕様通りに使うとコスパが悪い。
【猫仙郷】月に１度、洗浄して再利用を試す予定。システムトイレを導入してまだ３週間なので、仕様通り、月１で交換する必要があるかどうか検証中。

◇ システムトイレ専用シート
【メリット】猫が快適に、清潔に使える。
【デメリット】仕様通りに使うとコスパが悪い。
【猫仙郷】洗う手間をかけられるなら、使わなくてよさげ。猫仙郷ではハイシニアの粗相で中途半端に汚れた薄型ペットシート（１枚７円）を再利用。

◇ おから砂
【メリット】コスパが良い。環境に良い。
【デメリット】粉が舞って汚れる。虫がわくことがある。食べてしまう猫がいる。
【猫仙郷】愛用の砂。

◆ 紙砂
【メリット】ゴミに出しやすい。
【デメリット】猫が使ってくれないリスクが高い。いまいち固まらず、使用済みの砂だけを捨てるのが難しい。
【猫仙郷】ペットショップで紙砂をしつけられた子猫のために導入するも、先住猫はもちろん子猫までおから砂を好んで愛用、そして、誰も使わなくなった。

◆ 鉱物砂
【メリット】猫が好む。
【デメリット】自治体によってはゴミに出せない。砂が舞って汚れる。消費量が多く、コスパが悪い。


★☆ 解説 ☆★

◇ 快適さ重視の場合
　お勧めはシステムトイレ。
　初期費用の高さとコスパの悪さがネックですが、猫仙郷のように「砂を洗って使ってみよう」とか「シートいらない気がする」とか言い出したら、飼い主の労力と引き換えに、コスパの方は劇的に改善できます。

◇ コスパ重視の場合
　お勧めはおから砂ですが、しつけられるなら洗面所。
　おから砂と洗面所にはデメリットも多いですが、猫にとってのデメリットではありませんし、エコですし、悪くない選択肢だと思います。
　初期費用が安く済むので、トライアルや子猫に向いています。

◇ 健康管理重視の場合
　にゃんとも清潔トイレ（システムトイレ）の専用チップは通過しても尿の成分に影響しないため、多くの動物病院で活用されているんだとか。
　というわけで、健康管理を重視するなら、圧倒的にシステムトイレです。
　残念ながら、固まる猫砂全般、排泄物の状態のチェックには向きませんし、健康状態が悪くなって尿の量が増えると、それだけ猫砂の消費量が増えてコスパが悪くなりもします。


★☆ 猫仙郷の猫トイレ代 ☆★

◇ おから砂メインで１日１頭7.5円。
※ 75円ではなく、7.5円です。