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夢の庭つき一戸建て
【参考】格安の土地にお金をかけて家を建てるのは
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憧れの田舎暮らし。
田舎の格安の土地を買って、
土地が安い分、上物にお金をかけましょう――
なんて、不動産屋のセールストークに乗せられて、
人生を台なしにしてしまう若い人についての報道をよく目にするようになりました。
現在、快適な田舎暮らしをしている私が言うのもなんですが、
上記の流れ、極めてリスクが高いです。
田舎は人間関係が密で面倒くさいとか、プライバシーがないとか、よく聞きますよね。
田舎はあたりはずれが大きく、
市場における田舎の魅力は安さだけと言っても過言ではありません。
少子高齢化が進むほど、車がないと暮らしにくい田舎で暮らしたい人は減ってゆきます。
免許返納後に困るからです。
つまり、上物がどんなに素敵で新しくても、安くないと売れないのです。
安い土地には理由があります。
安い土地に高い家を建てるのは、泥船に財宝を積み込んで新天地を目指すようなもの。
何事にも例外はありますが、
特別な事情のない限り、田舎暮らしにはお金をかけないのが賢明です。
私が最終的に購入した家は、築45年の庭つき一戸建て、4DKで320万円。(ケタ間違ってません)
このお値段なら何か問題があって売却することになっても、損失はタカが知れています。
固定資産税も安いので、住むのに向かなければ、物置や別荘にしてもいい。
転居して二ヶ月。
今のところ、住環境は想像もしなかった素晴らしさです。
不便さと道の悪さは否めませんが、それは購入前からわかっていたこと。
それよりも、猫の放し飼いが当たり前に行われている素敵。
外に出たがる猫を家の中に閉じ込めて飼うなんてしたくなかったので、これが何より、ありがたく。
田舎の人は他人の悪口ばかり言っているなんて話もよく聞きますが、
私が外に出る時はほぼ猫が一緒だからか、にゃんこ話に花が咲きます。
他人の悪口ばかり言うような人の心当たりは、今のところ、一人もありません。
向かって左隣は空き地(角地)で、その先は山裾の田んぼまで森と獣道。
ここに咲く桜や藤が美しく、ウグイスなど鳥の声も耳に心地好く、田んぼには美しい白鷺の姿を間近に見ることができます。
右隣は空き家で、そのさらに隣は猫を2匹飼っているお家。
裏は一段低くなっているため、家の1Fが裏の2Fの高さときていて景観がよく、とても爽やかで清閑です。
(ただし、鳥や虫や蛙の声が気になる人には賑やかすぎな環境と思われますので、イメージだけで田舎暮らしに憧れるのは危険かも?)
この内容で格安とか素敵すぎですが、
両隣が空いているのも、近所に廃屋がいくらでもあるのも、大多数には不便でしかない田舎の証。
駅はそこそこ近いのですが、電車は1時間に1本。
そして、遠くないのはいいけど、道がすこぶる悪く、交通量の多い狭い道路に歩道がなくて、車でも自転車でも徒歩でも危険なのが最大のネック。
あまつさえ山の上なので、買い物などで町に出る度に、急な上り坂を延々と登らなければ帰宅できません。
今の季節はまだいいけど、猛暑にこの急こう配を毎日のように登るのは地獄なのでは…?
※ 買い物帰りに撮った写真。おうちはまだまだ遠いなぁ。
という、子供と高齢者にまったく優しくない団地なので、住みたがる人が少ないのですね。
それが、安さの秘密(?)でしょう。
現役世代にとっても、職場まで何時間かかるのかという僻地ですし。
誰が買うんだ、私が買った。笑。
猫仙人向け住宅、ナイス。
猫たちは仙界(←)がとても気に入って、朝も早くからお外に出たいと大騒ぎ。
にゃおーん、にゃおーん。
人工では億の金をかけても手に入らない美しい自然に価値を見出すなら、
最高のお家です。
もうひとつ、ひとくくりに田舎といっても、
古くから人が住み続けている土地と、戦後に乱開発された『よそ者』だらけの分譲地では、当然、文化が違います。
移住するなら後者でしょう。
後者には前者ほど密な人間関係も、太古の因習も滅多にありません。
ただし、タワマンにだってある『隣人がハズレのリスク』は田舎にも、もちろんあるので、逃げ道は確保しておきたいですね。
逃げ道はシンプルで、『高値で買わない』ということ。
売れる値段での購入なら、いつでも売却して逃げられます。
だけど、お金をかけて新築してしまったら、売却損は軽々と1千万オーバーではないでしょうか。
この額になると、住み続けるには相当の忍耐と我慢が必要な環境でも、なかなか損切りできず、田舎の因習は男尊女卑なものが多いので、お嫁さんがお子さんを連れて逃げてしまいそう。
しかも、男尊女卑な因習が根強く残る田舎になんて、誰も嫁ぎたくありませんよね。
その家に住み続ける限り、新しいお嫁さんも手に入れられないという、人生が台なしになる罠がありそうな。
というわけで、田舎暮らしするなら、土地神話の時代に乱開発された大規模な分譲地、格安物件が狙い目ではないかと思われます。
いざという時の逃げ道は大事。
田舎の格安の土地を買って、
土地が安い分、上物にお金をかけましょう――
なんて、不動産屋のセールストークに乗せられて、
人生を台なしにしてしまう若い人についての報道をよく目にするようになりました。
現在、快適な田舎暮らしをしている私が言うのもなんですが、
上記の流れ、極めてリスクが高いです。
田舎は人間関係が密で面倒くさいとか、プライバシーがないとか、よく聞きますよね。
田舎はあたりはずれが大きく、
市場における田舎の魅力は安さだけと言っても過言ではありません。
少子高齢化が進むほど、車がないと暮らしにくい田舎で暮らしたい人は減ってゆきます。
免許返納後に困るからです。
つまり、上物がどんなに素敵で新しくても、安くないと売れないのです。
安い土地には理由があります。
安い土地に高い家を建てるのは、泥船に財宝を積み込んで新天地を目指すようなもの。
何事にも例外はありますが、
特別な事情のない限り、田舎暮らしにはお金をかけないのが賢明です。
私が最終的に購入した家は、築45年の庭つき一戸建て、4DKで320万円。(ケタ間違ってません)
このお値段なら何か問題があって売却することになっても、損失はタカが知れています。
固定資産税も安いので、住むのに向かなければ、物置や別荘にしてもいい。
転居して二ヶ月。
今のところ、住環境は想像もしなかった素晴らしさです。
不便さと道の悪さは否めませんが、それは購入前からわかっていたこと。
それよりも、猫の放し飼いが当たり前に行われている素敵。
外に出たがる猫を家の中に閉じ込めて飼うなんてしたくなかったので、これが何より、ありがたく。
田舎の人は他人の悪口ばかり言っているなんて話もよく聞きますが、
私が外に出る時はほぼ猫が一緒だからか、にゃんこ話に花が咲きます。
他人の悪口ばかり言うような人の心当たりは、今のところ、一人もありません。
向かって左隣は空き地(角地)で、その先は山裾の田んぼまで森と獣道。
ここに咲く桜や藤が美しく、ウグイスなど鳥の声も耳に心地好く、田んぼには美しい白鷺の姿を間近に見ることができます。
右隣は空き家で、そのさらに隣は猫を2匹飼っているお家。
裏は一段低くなっているため、家の1Fが裏の2Fの高さときていて景観がよく、とても爽やかで清閑です。
(ただし、鳥や虫や蛙の声が気になる人には賑やかすぎな環境と思われますので、イメージだけで田舎暮らしに憧れるのは危険かも?)
この内容で格安とか素敵すぎですが、
両隣が空いているのも、近所に廃屋がいくらでもあるのも、大多数には不便でしかない田舎の証。
駅はそこそこ近いのですが、電車は1時間に1本。
そして、遠くないのはいいけど、道がすこぶる悪く、交通量の多い狭い道路に歩道がなくて、車でも自転車でも徒歩でも危険なのが最大のネック。
あまつさえ山の上なので、買い物などで町に出る度に、急な上り坂を延々と登らなければ帰宅できません。
今の季節はまだいいけど、猛暑にこの急こう配を毎日のように登るのは地獄なのでは…?
※ 買い物帰りに撮った写真。おうちはまだまだ遠いなぁ。
という、子供と高齢者にまったく優しくない団地なので、住みたがる人が少ないのですね。
それが、安さの秘密(?)でしょう。
現役世代にとっても、職場まで何時間かかるのかという僻地ですし。
誰が買うんだ、私が買った。笑。
猫仙人向け住宅、ナイス。
猫たちは仙界(←)がとても気に入って、朝も早くからお外に出たいと大騒ぎ。
にゃおーん、にゃおーん。
人工では億の金をかけても手に入らない美しい自然に価値を見出すなら、
最高のお家です。
もうひとつ、ひとくくりに田舎といっても、
古くから人が住み続けている土地と、戦後に乱開発された『よそ者』だらけの分譲地では、当然、文化が違います。
移住するなら後者でしょう。
後者には前者ほど密な人間関係も、太古の因習も滅多にありません。
ただし、タワマンにだってある『隣人がハズレのリスク』は田舎にも、もちろんあるので、逃げ道は確保しておきたいですね。
逃げ道はシンプルで、『高値で買わない』ということ。
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だけど、お金をかけて新築してしまったら、売却損は軽々と1千万オーバーではないでしょうか。
この額になると、住み続けるには相当の忍耐と我慢が必要な環境でも、なかなか損切りできず、田舎の因習は男尊女卑なものが多いので、お嫁さんがお子さんを連れて逃げてしまいそう。
しかも、男尊女卑な因習が根強く残る田舎になんて、誰も嫁ぎたくありませんよね。
その家に住み続ける限り、新しいお嫁さんも手に入れられないという、人生が台なしになる罠がありそうな。
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