サッカー少年の性教育

てつじん

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おじさん、お父さん

第8話 性感帯

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守は自分の口の中に博の精液が残っていると気にしていたが、博は自分の精液など舐めたことがなくどんな味なのか知らず、守とのキスは特に違和感を感じるものでもなかった。
強いて言うなら、ちょっと口の中がねばねばしているような気がしたが、それが自分の精液のせいなのかどうかは分からなかった。

「守くん、本当にありがとう」
「お陰でスッキリしたよ」

小6男子に口淫フェラチオしてもらい口の中で射精までして、その感想がスッキリしたという表現はいかにも外道な感じがして、博はあまりにも無神経な自分が嫌になってしまったが、守自身が気にする様子もなかったのでちょっと救われた気がした。

「さぁ、もう部屋に戻って寝なさい」

「おじさん、俺‥‥」

「どうした?」
「まだ眠れそうにないか?」

「うん‥‥」

「じゃあ、もう少しここにいるか?」

博は守に部屋に戻って寝なさいと言ったものの、言ったあとになって内心、もう用が済んだから早く寝ろとでも言ってるような気がして、ますます自分が嫌になっていたのだった。

「いいの?」

「もちろん、いいよ」

「だったらさ、おじさん‥‥」

「なんだね?」

「俺も今日一晩、ここでおじさんと一緒に寝てもいい?」

「ここで?」

「あ、い、いや‥‥」
「ダメならいいんだ」

「そんなことはないさ」
「全然構わないよ」
「ほら、おいで」

博はそう言って自分の横にスペースを作り、布団をぽんぽんと叩いて見せた。
守は博の横に潜り込んだ。

「俺さ、お父さんいないじゃん」

「うん、そうだったね」

「思い出とか、そういうのも全然ないんだよね」
「顔も覚えてないし、抱っこされた記憶とかもない」
「だから俺、今日、嬉しかったんだよ」
「おじさんと一緒にお風呂に入って、バックハグとかしてもらって」

博はそんなこと考えたこともなかった。
守と同じように息子の蹴翔を抱きしめてやっても、それは当たり前のこととして特に意識したこともないし、それはきっと蹴翔も同じであるに違いないと思うのだけれど、しかし守にとってはそれは特別なことで嬉しいことのようだった。

「お父さんがいるって言うことがどんな感じなか俺よく分かんなかったけど、今日、何となく分かった気がする」

博は守に腕枕をしながら、もう片方の手で身体を抱き寄せてやった。
少年のしなやかな肉体が博の身体に密着した。

「俺さ小1の時くらいまで、お母さんのおっぱい触りながら寝てたんだよ」
「あ、これ、蹴翔にも言ってないから内緒ね」

「大丈夫、あいつも似たようなもんだから」

実を言うと、蹴翔の乳離はもっと遅かったのだが、それは本人の名誉のために伏せておくことにした。

「でさ、夜寝てると急に寂しくなって、触っていたくなっちゃうんだ」
「別にそれはおっぱいじゃなくってもよかったんだけどね」
「でね、小学校上がってすぐくらいにお母さんに言われたんだ」
「もうそういうのは止めなさって」
「ちょうどその頃なんだよ、新見コーチと裸でエッチなするようになったのは」

守が博を見上げた。

「本当いうと、今でもたまにある」

「お母さんのおっぱいを触りたいとか?」

「ちげーよ、急に寂しくなることがだよ」

むきになって否定するところが可愛らしかった。

「ごめんごめん、冗談だよ」
「それで、また寂しくなっちゃっておじさんの部屋に来たってことか」

「寂しくなったていうか、おじさんの側にいたくなったっていうか‥‥」
「もちろん、おじさんを気持ちよくさせてあげたかったっていうのもあったけど‥‥」
「もう一度、ハグとか、その‥‥、いろいろとね、して欲しくなって‥‥」

「いろいろ?」

「うん、キスとか‥‥」
「他にもいろいろ‥‥」

守はなんだか照れくさそうにしていた。

「だって、さっきのおじさんのキス、新見コーチより上手だったから」

博はいままでキスを褒められたことなどなかった。
それが例え男の子からであっても嬉しかった。

「そんなに?」
「そんなこと、今まで誰からも言われたことないんだけどなぁ」

「うん、まじ上手」

「どんなとこが?」

「おじさんさ、キスしながら俺のベロ吸ってくれたじゃん」

「ベロ?」
「うん、確かに吸った」

博は唇を重ね合わせながら、守の口の中でよく動く舌を捕らえて吸引してやったのだった。

「もうバレバレかもしんないけど、俺ってさ、キスしてもらうとちんこがっちゃうんだよね」
「新見コーチも同じ」
「キスしながらめっちゃ俺のベロ舐めてくれて、俺、それだけでってきちゃう」

「守くんはキスしてると気持ちよくなってくるっていう、そういう体質なんだね」

「体質?」
「んー、わかんね」
「でも、俺のベロとちんこって連動してるかも」

確かに先ほどずっと、腰のあたりに守の硬くなったもの当たっているのに博は気づいていた。

舌を吸ってやると勃起する‥‥
そうか、この子は舌が性感帯なのか‥‥
だから舌を吸ってやると、まるで性器おちんちんをしゃぶられているのと同じように肉体カラダが反応してしまうんだ‥‥

「おちんちん、まだ硬いね」

「おじさんがキスしてくれてるときからずっとだよ‥‥」
「俺、またフル勃起しちゃってる‥‥」
「おじさん、触りたかったら触ってもいいよ‥‥」

触りたかったら触ってもいいよ‥‥

守は触って欲しいとストレートには懇願はせず、許可を出すような言い回しをした。
新見によって肉体カラダもてあそばれ続けた守の、遠回しであまりにも素直な表現が痛々しくも可愛らしかった。

「守くん、おちんちん、触って欲しい?」

博もまたちょっと意地悪して、わざわざ念押しした。
そして同時に守のパジャマのズボンの中へ手を忍び込ませた。

「おや?」
「守くん、パンツ穿いてないの?」

「うん、穿いてない」

「お風呂場から上がったとき、パンツ穿かなかった?」

「穿いたよ」
「でもここに来る前に脱いじゃった」
「俺、寝るときはいっつもパンツ穿かないから」

守の下腹部をじわりじわりと這うような手つきで下降する博の指先が、硬直した性器おちんちんに触れた。
握ってやると守の陰茎ペニスの第二次成長が感じられるようだった。

もうこんなに硬くして‥‥
さっき風呂の中であんなにも激しく射精したのに、全く元気な男の子おちんちんだ‥‥

博はごく自然な流れで守のあごを上げ、唇と唇を重ねた。
そして暗黙の了解のうちに舌を吸った。
吸えば吸うほど守の陰茎ペニスは熱を帯び、ぴくんぴくんと脈動がわかるくらいに興奮しているのが分かった。

すると守は博のパジャマのボタンに手を掛け、ひとつひとつ外し始めた。
博は守が何をするのかそのままにしてみた。
ボタンが全部外され胸がはだけると、守は博の乳首を指で撫で、舌で舐め始めたのだった。

もう触らせてもらえなくなったお母さんのおっぱいの代わりなのか?

博にはその感触がくすぐったいのか気持ちいいのか、何と表現していいのか分からなかったが、いずれにしてもこのまま守の好きにさせてやろううと思った。
しかし守の乳首をちろちろと舐めている微妙な舌使いが、博に未だかつて体験したことのない身体の震えを誘うのだった。

この子は私に何を求めている?
単に肌と肌で触れ合いたいだけなのか、それともさらに奥にある肉体的な快楽を求めているのか‥‥

博は守の母親の代わりに乳首で遊ばせてやっているつもりだったが、想像だけがどんどん先に進んでしまうのだった。

果たして方向はこれで合っているのだろうか?
このまま想像している方向へ進んでしまってもいいのだろうか?

博はその先にうっすらと見えている答えが、肌と肌の触れ合いだけでは済まされないことを無意識のうちに願っていた。

守もそれを望んでいるのだろうか?

そう思いながら、思春期の男の子の陰茎ペニスを握り、壊さないようにゆっくり、そしてそっと扱いてやった。

「おじさんのも触っていい?」

守の言葉が心なしか生暖かく湿っているような気がした。

「おじさんのもか?」

「いいでしょ」

守はそう言うと、博のパンツの中へスルリと手を入れた。

「お、おい、守くん‥‥」

「おじさんと触りっこ」

「ったくもう、仕方ないな」

博は笑ってみせた。

「だって、おじさんのもこんなに硬くなってるからさ」
「俺の身体にこのカチカチのやつ当たるから、すぐ分かった」

実は博も自分が勃起していることに気づいていた。
しかしそれ以上に驚いていた。

さっき守に口で抜いてもらったばかりなのに、身体ペニスがもうこんなにも回復ぼっきしている‥‥
しかもかなりの興奮で、随分と漲り膨らみ硬くなっている‥‥
守に乳首を吸われ舐められているうちに、こんな短時間で精力を取り戻していまったのか‥‥

そしてさらに気づいた。

そうか‥‥
この子の性感帯が舌なら、私の性感帯は乳首なのか‥‥

博はようやく決意した。

守くん、君も気持ちよくなりたかったんだね‥‥
今度はおじさんが、君のことを気持ちよくしてあげる番だ‥‥

博は陰茎ペニスを握り乳首を舐め続ける守のパジャマのボタンを、ひとつずつ外し始めた。
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