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プロローグ
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「ほら、体洗ってやるからお湯から出なさい」
今年6年生になった蹴翔(しゅうと)は、浴槽の縁に半分日焼けした腕を立てて、湯船から立ち上がった。
そしてそのまま、子犬が電柱にオシッコでもするかのように片足を上げて洗い場へ下りた。
その瞬間、両足の付け根にちょこんと付いた男の子の証が、まるでシリコーンでできた玩具のような弾力でプルンと揺れるのを、父親の博は見ていた。
当の蹴翔はと言えば、浴室のイスに座った博の目の前に、恥ずかしがることもなく可愛らしい下半身を、さぁ洗ってとばかりに突き出したまま、視線を湯気で湿った浴室の天井へ向けている。
博は何の躊躇いもなく目の前に性器を晒す息子の肌に触れながら、まだまだ幼いな、と思いつつ全身を隈なく洗ってやった。
「お前、ひとりで風呂入るとき、ちゃんと体洗えてんのか?」
「頭とか背中とか」
「洗えてるよ」
「おちんちんの皮剥いて、中もきれいに洗ってるか?」
「おちんちん?」
「そうだ、おちんちんの皮、剥くんだ」
「大事なとこなんだから、清潔にしとかないとだめだぞ」
博はそう言って、ホワイトアスパラガスのような性器の先端のやや膨らんだ部分を指で摘まみ、真っ白な包皮を根元に向かってずり上げた。
「どうだ、痛くないか?」
「うん、平気」
皮は意外と容易に剥けて、中からさくらんぼのような形をした小さな球体が、つるんと現れた。
博がボディソープのヘッドをワンプッシュすると、ノズルから白濁の液体がドピュと勢いよく出た。
射精みたいだな‥‥
手のひらに放出されたときの飛び散り具合やそのとろみ加減が、妙に艶めかしかった。
博はその途端変な感覚に捕らわれ、ソープなのに泡立てるのも忘れて、蹴翔の性器にそのまま塗り付けた。
白濁の液が纏わりついた幼い性器は、博の大きな手の中でヌルヌルになりながら、いいように弄ばれていた。
精通ってこんな感じだったか?
博は思春期間近の片鱗を漂わせ始めている蹴翔の突起に塗ったボディーソープの感触を確かめながら、もう三十年近くも前の自身の精通の瞬間を思い出そうとしていた。
あぁ、そう言えばこんな感じだったかも‥‥
そんな記憶が徐々に甦ってきたと思ったらそれもそのはずで、蹴翔の性器もまた、いつのまにか元気よく屹立していたのだった。
博は自分でも気づかぬうちに、いつの間にか息子の息子に快楽の行為を施していた。
おっと、まずい。
手の動きがエッチな動きになってしまっていた。
「お父さん‥‥」
「え?」
「あ、ああ、何だ?」
「おちんちん、おっきくなっちゃった‥‥」
「あ、ああ、そうだな」
「お父さんが念入りに洗うからだよ」
「お、おう、そうだな」
「ごめんごめん」
慌てて洗っている素振りを装ったが、果たして蹴翔は気づいてしまっただろうか?
しかしながら当の本人は全く恥ずかしがることもなく、直立したまま勃起姿を晒している。
「なぁ蹴翔‥‥お前‥‥」
「ん?」
「お前‥‥その‥‥」
「なーに?」
「お前、自分でだな‥‥」
「‥‥?」
ん、んんー
緊張を誤魔化すために、博はわざと咳払いした。
「自分でこういう事、まだやったことないのか?」
「こういう事って、なに?」
「あ、いや、いいんだ」
「そのうちに父さんが教えてやるから‥‥」
思春期の息子にオナニーを教える。
いや、思春期の息子だからこそ、オナニーを教えてやらなくてはならないと思った。
普通だったら、クラスにませた子が必ずひとりやふたりはいて、そういう子達から何となく情報を仕入れて、自然と自分からオナニーを覚えるものだが、博は何故か、これは親として性教育の一環で教えてやらねばならない義務のように思えた。
今年6年生になった蹴翔(しゅうと)は、浴槽の縁に半分日焼けした腕を立てて、湯船から立ち上がった。
そしてそのまま、子犬が電柱にオシッコでもするかのように片足を上げて洗い場へ下りた。
その瞬間、両足の付け根にちょこんと付いた男の子の証が、まるでシリコーンでできた玩具のような弾力でプルンと揺れるのを、父親の博は見ていた。
当の蹴翔はと言えば、浴室のイスに座った博の目の前に、恥ずかしがることもなく可愛らしい下半身を、さぁ洗ってとばかりに突き出したまま、視線を湯気で湿った浴室の天井へ向けている。
博は何の躊躇いもなく目の前に性器を晒す息子の肌に触れながら、まだまだ幼いな、と思いつつ全身を隈なく洗ってやった。
「お前、ひとりで風呂入るとき、ちゃんと体洗えてんのか?」
「頭とか背中とか」
「洗えてるよ」
「おちんちんの皮剥いて、中もきれいに洗ってるか?」
「おちんちん?」
「そうだ、おちんちんの皮、剥くんだ」
「大事なとこなんだから、清潔にしとかないとだめだぞ」
博はそう言って、ホワイトアスパラガスのような性器の先端のやや膨らんだ部分を指で摘まみ、真っ白な包皮を根元に向かってずり上げた。
「どうだ、痛くないか?」
「うん、平気」
皮は意外と容易に剥けて、中からさくらんぼのような形をした小さな球体が、つるんと現れた。
博がボディソープのヘッドをワンプッシュすると、ノズルから白濁の液体がドピュと勢いよく出た。
射精みたいだな‥‥
手のひらに放出されたときの飛び散り具合やそのとろみ加減が、妙に艶めかしかった。
博はその途端変な感覚に捕らわれ、ソープなのに泡立てるのも忘れて、蹴翔の性器にそのまま塗り付けた。
白濁の液が纏わりついた幼い性器は、博の大きな手の中でヌルヌルになりながら、いいように弄ばれていた。
精通ってこんな感じだったか?
博は思春期間近の片鱗を漂わせ始めている蹴翔の突起に塗ったボディーソープの感触を確かめながら、もう三十年近くも前の自身の精通の瞬間を思い出そうとしていた。
あぁ、そう言えばこんな感じだったかも‥‥
そんな記憶が徐々に甦ってきたと思ったらそれもそのはずで、蹴翔の性器もまた、いつのまにか元気よく屹立していたのだった。
博は自分でも気づかぬうちに、いつの間にか息子の息子に快楽の行為を施していた。
おっと、まずい。
手の動きがエッチな動きになってしまっていた。
「お父さん‥‥」
「え?」
「あ、ああ、何だ?」
「おちんちん、おっきくなっちゃった‥‥」
「あ、ああ、そうだな」
「お父さんが念入りに洗うからだよ」
「お、おう、そうだな」
「ごめんごめん」
慌てて洗っている素振りを装ったが、果たして蹴翔は気づいてしまっただろうか?
しかしながら当の本人は全く恥ずかしがることもなく、直立したまま勃起姿を晒している。
「なぁ蹴翔‥‥お前‥‥」
「ん?」
「お前‥‥その‥‥」
「なーに?」
「お前、自分でだな‥‥」
「‥‥?」
ん、んんー
緊張を誤魔化すために、博はわざと咳払いした。
「自分でこういう事、まだやったことないのか?」
「こういう事って、なに?」
「あ、いや、いいんだ」
「そのうちに父さんが教えてやるから‥‥」
思春期の息子にオナニーを教える。
いや、思春期の息子だからこそ、オナニーを教えてやらなくてはならないと思った。
普通だったら、クラスにませた子が必ずひとりやふたりはいて、そういう子達から何となく情報を仕入れて、自然と自分からオナニーを覚えるものだが、博は何故か、これは親として性教育の一環で教えてやらねばならない義務のように思えた。
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