僕と兄ちゃんのキズナ

てつじん

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第12話 ベッドの上で

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僕がアイツに車の中でセックスされてしまったあと家に戻ると、兄ちゃんはも帰宅していた。
4人で夕飯を食べてるとき、ママとアイツばっかしゃべっていていたけど僕と兄ちゃんは無言だった。

「なーにぃ、2人ともさっきからずっと黙っちゃって、喧嘩でもしたの?」
「ご飯食べたら、2人で一緒にお風呂でも入って仲直りして、早く寝なさい」

違うよママ、僕と兄ちゃんは喧嘩なんかしてないよ‥‥
僕たちはお互いを心配しあっているだけなんだ‥‥

それから僕と兄ちゃんは、ママに言われた通り一緒にお風呂に入った。
向かい合ってお湯に浸かっているとき、兄ちゃんが言った。

「ドライブ、行ってたんだって?」
「アイツと2人きりで」

「うん、行った」

「何で行ったんだよ?」

「僕、兄ちゃんを助けてあげようと思って、アイツにお願いするために‥‥」
「もう、兄ちゃんとスキンシップはしないでって」

「そしたら?」

「アイツ、わかった、って」
「悪いようにはしない、って」

「そうか‥‥」
「ありがとな、篤志」
「でも、お前、されたんだろ? スキンシップ‥‥」

「え?」

「オレには分かるんだよ」
「篤志のことなら、なんでも」

「う、うん‥‥」

「馬鹿だなぁ、お前は」

「でも、兄ちゃん、僕、大丈夫だよ」
「今日、車の中でされちゃったけど、もう2回目だし、慣れたから平気」
「これで、いつでも兄ちゃんの代わりできるから」

「ほんと馬鹿だよ、お前は‥‥」
「あんなの1回や2回やられたくらいで慣れるわけねーし、平気なわけねーだろ」
「そんなのオレが一番よく知ってる」
「オレが何回、アイツにスキンシップされてると思ってんだよ‥‥」

「うん‥‥」

「でもな、篤志‥‥」

「うん?」

「ありがとうな」

「うん!」

僕は兄ちゃんがやっぱ大好きだって、改めて思った。

「そうだ、兄ちゃん!」
「僕、背中、洗ってあげるよ」

「よし、頼む」

僕と兄ちゃんはお湯から出た。

「ねぇ、兄ちゃん、おチンチンの毛、見せてよ」
「僕がアイツと約束したから、もう剃らなくってもよくなったんだし」

「ざんねーん、アイツのスキンシップの相手いつでもできつようにと思って、昨日、剃っちゃったばっか」
「ほーら」

僕の目の前で、兄ちゃんはおチンチンをプルプル揺らして見せた。
手を伸ばして触ろうとしたら、ヒュッ、て腰を引っ込められてしまった。

「大っきくなっちゃうから、触らせなーい」

「いーじゃん、そんなの」
「今さら大っきくなっても恥ずかしくもないでしょ」
「それよりさ、兄ちゃん、僕、オナラ出そう」

「篤志ィ、密室で毒ガスはやめろー」

「もう遅い!」

ブリ、ブリブリッ‥‥

「出たー」
「あれ?」

「どうした?」

「兄ちゃん、なんか変‥‥」
「お尻から、何か出てきた‥‥」

兄ちゃんは僕を後ろ向きにしてお尻の割れ目を手で開き、穴を見てくれた。
そして、そこから流れ出たものを指で拭い取って確かめた。

「篤志、精液だ」
「アイツの精液がまだお前のお尻の中に残ってる」
「相当、中で出したんだな」

親指と人差し指で、ヌルヌルさせて見せてくれた。

「篤志、指、入れるぞ」

「えっ?」
「何すんの?」

「お前のお尻の穴の中に残ったアイツの精液、指で出してやるよ」

兄ちゃんはそう言って、僕のお尻の穴に指を入れて内側を丁寧に拭ってくれた。

「あっ‥‥」
「に、兄ちゃん‥‥」
「お尻の穴に指入れるなんて汚いよ、汚いってば‥‥」

「ばーか、オレと篤志は深いキズナで結ばれてんだよ」
「全然、汚くなんかないんだからな」
「舐めてやった事だって、あんだろ」

兄ちゃんの指が僕のお尻の穴の中でこちょこちょ動いた。

あ、ああん‥‥
兄ちゃんが僕のお尻の穴にやさしく指を入れてくれる‥‥
それはアイツのスキンシップとは違ってとても気持ちいい‥‥
に、兄ちゃん、ダメだよ、そんな風に指動かしたら‥‥

「おい、篤志、お尻の穴の力を抜いて、もっとリラックスしろよ」

「だ、だって、兄ちゃん、そんなこと言ったって‥‥」
「あ‥‥、ああっ‥‥」
「に、兄ちゃん、僕、なんか変だよ‥‥」
「だって見て、僕のおチンチン、大っきくなってきちゃったよ‥‥」

「篤志、お前、なに勃起させてんだよ」
「オレはお前のお尻の中をキレイにしてやってるだけだぞ」

「に、兄ちゃん、も、もういいよ‥‥」
「もう、やめて‥‥」

「だから、気にすんなって」

「ち、違うよ、兄ちゃん」
「うんこ‥‥
「うんこ、出そう‥‥」

「バカッ、それ、早く言えッ」

その後、お風呂から上がってトイレに行ったけど、実際、うんこは出なかった。
兄ちゃんの指の動きがめっちゃ気持ちよくって、きっと僕の体が勘違いしたんだと思う。
それから僕たちは2段ベッドの上に僕、下に兄ちゃんと、いつもの場所で寝た。
でも、なかなか寝付けなかった。

「兄ちゃん、まだ、起きてる?」

「どうした?」
「眠れないのか?」

「うん‥‥」

「お尻、痛いのか?」

「大丈夫、お尻は痛くない」

「じゃあ、どうした?」

「兄ちゃんもさ、カーセックスってされた事あるの?」

「ああ、あるよ」
「誰も人が来ないような木に囲まれた駐車場だった」

「兄ちゃん、それ、僕がされたのとたぶん同じ場所」
「あと、変な道具もお尻に入れられたよ」

「篤志、それって大人のチンコみたいな形してて、先っちょがぐいんぐいん動くやつか?」

「そう、それ」
「あと、ヒモで繋がったスーパーボールみたいなやつとかも、お尻の穴に挿れられた」
「兄ちゃんもある? そういうの」

「うん、ある」
「オレ、そのとき怖くてスゴく暴れたんだ」
「そしたら、両方の手と足、縛られて無理やり尻の穴に突っ込まれた」
「篤志、もうあんまり無茶すんなよ」

「うん、わかった」
「でも、よかったよ」
「アイツに話したら、ちゃんと分かってくれたよ」

僕と兄ちゃんがそんな会話をしてたそのとき、アイツがいきなり部屋に入って来た。

「翔真、まだ、起きてるか?」
「ちょっと、話があってな」

いきなり電気を点けられたから、僕は眩しくて目を細めた。

「翔馬、これは男同士の話だし、ママには聞かれたくないだろうと思って」
「ちょうど今、ママ、お風呂入ったとこだからここに来た」
「長いんだよなぁ、ママのお風呂は」

そんなどうでもいいような話しをしに来たんじゃないでしょ、って僕は思った。

「で、何?」
「話って」

兄ちゃんが聞いた。

「今日、篤志とドライブ行ってきたよ」

「知ってる」
「篤志から聞いた」

「篤志、お前の事、心配してたぞ」

僕は身を乗り出してベッドの下の段を覗き込んだ。
兄ちゃんの枕元にしゃがみ込みながら、僕の方を見上げていていたアイツと目が合った。
よく見るとアイツの腕が兄ちゃんの布団の中に潜り込んでいた。

「翔馬、お前、チンポの毛、剃ってんだって?」

布団の中でアイツの手がもぞもぞと動いているのが分かった。

「あー、本当だ、ツルツルじゃねえか」
「お父さん、お前のチンポの毛、お風呂でむしったり剃っちゃったりしたもんな」

おチンチンを触ってるんだ‥‥
兄ちゃん、我慢してるのかな?
じっとしたまま大人しくアイツにおチンチンを触らせてる‥‥

「翔馬、お前、お父さんとスキンシップしたくて、我慢できなくなって、それで自分で剃っちゃったんだな」
「お父さんがお前のチンポに生えた毛、嫌がったからだよな、ごめんな、翔真」
「篤志はお父さんを独り占めしたいみたいでさ、翔真とはもうスキンシップしないでくれって、頼んできたんだよ」

え?
なんか話しが違う‥‥

アイツは兄ちゃんの布団から腕を引き抜くと、今度はそれを全部剥ぎ取った。
兄ちゃんはそれでも黙ったままでいる。

「なぁ翔真、どう思う?」
「篤志のやつ、お前からお父さんを取り上げようとしてるんだぞ」

兄ちゃんが静かにしてるのをいいことに、今度はパジャマの上着のボタンを上からひとつずつ外し始めた。

「それで、なんて言ったと思う?」
「翔真の代わりに、もっとたくさん自分とスキンシップしてくれてって、そう言ったんだよ」

上着のボタンが全部外され、両肩が出るくらいに大きく広げられた。
兄ちゃんが呼吸をするたびに、お腹が膨らんでは萎んだ。

「なぁ、翔真‥‥」
「お前の弟、自分勝手だと思わないか?」

アイツは胸に咳止めの塗り薬を塗る時みたいに、ベタベタと兄ちゃんの体を撫で回した。

「それに引き換え、翔真は何て健気けなげなんだ」
「だってお父さんにスキンシップして欲しくてして欲しくてたまらないから、お父さんに喜んでもらうために自分でチンポの毛、剃ったんだもんな」

アイツの手が再び兄ちゃんのパンツの中へ潜っていき、おチンチンのところでもこもこ動いた。

「翔真のチンポは、やわらかいなぁ」
「肌もスベスベしてて、何度触ってもいい手触りだ」
「チンポの周りの毛も上手に剃れてて、つるつるだ」
「お父さんがあのとき剃ってやったのを真似したんだな」

アイツの手がまるで地表近くを這い回るモグラのようにパンツの中で動き回っている。
兄ちゃんは身動きひとつせず、じっとそれに耐えてる。
アイツの頭が兄ちゃんの顔の上で重なった。
片手でおチンチンを揉みながら、上半身を裸にした兄ちゃんとキスしていた。

「うんそうだ、触ってるだけじゃあ、可哀想だよな」
「お父さんにちゃんと見せてくれないか、翔真のつるチン」

アイツはパジャマのズボンとパンツを、両方まとめて引きずり下ろした。
兄ちゃん、ベッドの上に仰向けに横たわりながら、着ていたものを全部脱がされてしまった。

「翔真は、もっともっとお父さんとスキンシップしたくて毛を剃った」
「篤志はお父さんを自分独り占めにしたくて、あんな事を言った」
「なぁ、翔真、お前なら分かるよな」
「篤志はお父さんに甘えたいだけなんだよ」
「だから許してやろうな、篤志の事」
「お前たちの気持ちを気づいてやれなかったお父さんが悪かったんだ」
「だからこれは、お父さんからのお詫びと、それと毛を剃ってくれたことへのお礼だ」

アイツは兄ちゃんのおチンチンの皮を指で剥いて口に入れた。
兄ちゃんはまるで服を脱がされたマネキン人形のように、無表情で上を向いたままアイツにおチンチンをしゃぶられている。

「将来、お前たちのような可愛い男の子に育ついい精子たねが出るように、ここもよく揉んでやろう」

アイツは兄ちゃんのきんたまを揉んだ。
そのときふと、兄ちゃんと目が合った。
その目はちょっと微笑んでいて、それから僕に大丈夫だよって言うように小さく頷いた。

「翔真、もう毛は剃らなくていいからな」
「お前のいまはまだ生えたばかりのやわらかい毛がちゃんと立派に生え揃うまで、お父さん、お前もしっかり愛してやるからな」

アイツはちゅぱちゅぱと唾液を啜る音をさせながら、兄ちゃんのおチンチンを美味しそうに吸っていた。
兄ちゃんのおチンチンが無理やり勃起させられていくのを、僕は2段ベッドの上からじっと見ていた。
やがて兄ちゃんはアイツにおチンチンをしゃぶられたまま足の爪先をピーンと伸ばし、ゆっくりと目を閉じた。

兄ちゃん、射精したんだ‥‥
アイツの口の中で‥‥

僕はすぐにそう思った。

「翔真は立派なお兄ちゃんだ」
「毛が生えてきただけのことはある」
「精子もだいぶ濃くて、いいのが出るようになったな」
「篤志も早くこういうのが出せるようにならないとな」
「お前はまだ出ないし、出ても水っぽいから」

アイツが僕を見上げて言った。

「お前たち2人に寂しい思いをさせてしまって、ごめんな」
「でもこれからは、お父さん、もっとたくさん、お前たちとスキンシップしてやるかな」
「2人とも、ちゃんと平等にだ」

そしてアイツは立ち上がった。

「さて、そろそろママがお風呂から出る頃かな」
「男同士の相談事はこれで全部解決」
「2人とも、ちゃんと仲直りするんだぞ」
「それから篤志、今日の外でのスキンシップ、お前、とても上手にできてたぞ」
「お前たち2人は、とても可愛い俺の息子たちだ」
「じゃあ、お休み」

アイツはそう言い残すとさっさと部屋を出て行ってしまった。

「兄ちゃん、ごめん」
「説得、失敗だったみたいだ」

「そうみたいだな、完全に」
「篤志、いいよ、気にすんな」
「これからは2人で頑張っていこう」

兄ちゃんはパジャマを着直しながら、そう言ってくれた。
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