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第5話 束の間の安らぎ
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学校から帰ると、ママが鼻歌まじりに夕飯の支度をしていた。
「篤志?」
「お帰りー」
アイツはまだ勤め先の病院から帰って来ていないみたいだった。
ママと同じ病院に勤めてるんだけど、アイツは薬剤師だから日勤だけで夜勤はない。
兄ちゃんもまだ帰ってきていなかったけど、僕はアイツが帰ってくる前に昨日の夜のことをママに言ってやろうと勇気を振り絞った。
「ママ、あのね‥‥」
「なーに?」
「今日の夕飯が知りたいんでしょう」
「そうじゃなくて‥‥」
「分かってるわよ、言わなくても」
「今日はお父さんが大好きな煮込みハンバーグにしたからね」
「あんた達も好きでしょ、ハンバーグ」
お父さんが大好きな、か。
ママがあまりに嬉しそうに言うもんだから、僕はアイツが僕たちにした事を言いそびれてしまった。
そうしているうちに、お兄ちゃんも帰ってきた。
「翔真、お帰りー」
「あら、もうこんな時間なのね」
「あんた達、お風呂湧いてるから一緒に入っちゃいなさい」
「分かった」
僕はランドセルを部屋に置きながら、ママに大きな声で返事した。
兄ちゃんも部屋に入ってきた。
「体、痛くない?」
「うん、大丈夫」
「よかった」
「兄ちゃん、一緒に風呂入ろう、アイツが帰って来る前に」
「でないと、ママが出かけた後じゃ、またお風呂でアイツにやられる」
「うん、そうだな」
「早く入っちゃお」
脱衣場で兄ちゃんの裸を見た。
おチンチンにちょっとだけ毛が生えてきているけど、やっぱりまだ大人の体つきじゃない。
アイツはそんな兄ちゃんに、一体何をしたんだ?
昨日の夜、兄ちゃんはまるでボロ雑巾のように、ぐったりと寝ていた。
まるで乱暴に遊ばれて壊れてしまったオモチャにように、裸のまま放り出されていた。
なのにアイツは、気持ちよさそうにイビキまでかいて寝ていた。
周りには丸めたティッシュがたくさん転がっていて、変な臭いもしてた。
兄ちゃんは体をお湯で流し、ちゃぽっと湯船に入った。
僕も後に続いた。
アイツがいない2人だけのお風呂は、僕と兄ちゃんにとって穏やかな気持ちでいられる、ほんの束の間の安らぎのときだった。
「兄ちゃん‥‥」
「?」
「兄ちゃんさ、昨日、アイツに何されたの?」
「ちょっとな‥‥」
「ちょっとって、何?」
すると兄ちゃんは、湯船から立ち上がっておチンチンを見せた。
もともと生えてきたばかりで量が少なかった兄ちゃんのチン毛が、更に少なくなっていた。
「昨日の夜、無理矢理抜かれた」
「つるつるの方が可愛いんだぞって言いながら、毛抜きで1本1本‥‥」
「うわっ、痛そー‥‥」
「まあな」
「スキンシップ? もされたの?」
「それって、なに?」
「篤志にも教えておかないとな、アイツのスキンシップのこと」
兄ちゃんはそう言って、また湯船に浸かった。
「オレも篤志も男だからさ、チンコ付いてんだろ」
「女はさ、チンコのところに穴が空いてんだよ」
兄ちゃんは親指と人差し指で輪っかを作った。
「それって、うんこの出るとこ?」
「それとは別の穴」
「オシッコとも違う?」
「うん、違う」
「それでさ、男はさ、チンコが硬く大っきくなるだろ」
「うん、なる」
そして翔真は人差し指をピンと勃てた。
「で、この女の穴に男の硬くなったチンコを、こう‥‥」
兄ちゃんは指で作った輪っかに人差し指をズブリと差し込んだ。
「入れるの」
「そうすると、男はもっと気持ちよくなって硬く大きくなるし、女も穴の中が濡れてくるんだ」
「でな、穴の中にチンコを出したり入れたりすると、男も女もスッゴク気持ちよくなる」
兄ちゃんは、指で作った輪っかに人差し指を出したり入れたりして見せた。
「そのことを性行為っていうんだ」
硬く大きくなったおチンチンを穴に入れて、出したり入れたりする?
性行為‥‥?
正直、想像できなくてあまりよくわかんなかった。
「それで、男は気持ちよさが最高潮になると、射精するんだ」
「射精して、精子が出る」
「オレが昨日、篤志の口の中に出したやつだよ」
「女の穴の中で精子が出ると、卵子とくっついて妊娠する」
「しゃせー? せーし? にんしん?」
「それって赤ちゃんがお腹の中にできるってこと?」
「うん、そう」
「でな、そういうことを学校のいのちの授業でやるんだよ」
「でもさ、オレ、アイツに言われたんだよ」
「俺がお前に家でいのちの授業してやるって」
「学校でやるのは単なる授業だけど、俺の授業はもっと実践的だからなって」
「じっせん、てき?」
「うん、そう」
「それ、どういう意味?」
「要するにさ、男と女がやる性行為を男同士でやるってことだったんだよ」
「え?」
「だって兄ちゃん、その性行為?って男の人の硬くなったおチンチンを女の人の穴に入れてやるんでしょ?」
「兄ちゃん男だから、穴、ないでしょ?」
「女の人と同じ穴はないけど、別の穴に入れるんだよ」
「別の穴?」
「それって‥‥」
「うん、そう」
「お尻の穴に入れるんだ、アイツの硬くなったチンコを」
「アイツはそれをスキンシップって呼んでる」
「スキンシップ‥‥」
「いっつも、されてるの?」
「うん、いっつも」
「じゃあ、昨日も?」
「うん、昨日もチンコ、入れられた」
「うげぇっ、お尻の穴におチンチン入れるなんて、なんかうんこ出ちゃいそうだね‥‥」
「僕もさ、いつかはアイツにスキンシップされちゃうのかな?」
「いや、大丈夫」
「オレが絶対、篤志には手、出させないようにするから」
「オレがお前、守るから」
「うん、兄ちゃん、ありがと」
「僕、兄ちゃんの弟でよかった」
「僕ね、ホントは兄ちゃんにおチンチン舐めてもらってるとき、とっても気持ちよかったんだ」
「あとね、僕、兄ちゃんのおチンチン、大好きなんだ」
「だってさ、毛が生えてきててカッコいいし、それにあと僕と兄ちゃんのキズナも出るし」
「そんなの篤志だって、すぐなるよ」
兄ちゃんはそう言って、僕のおでこを人差し指で軽く押した。
「ねぇ、兄ちゃん‥‥」
「?」
「兄ちゃんのおチンチン、触ってもいい?」
「いいよ」
僕はお湯の中で兄ちゃんの股間に手を伸ばし、おチンチンを触った。
お兄ちゃん、毛、無理矢理抜かれちゃったんだね。
すっごく痛かったよね、きっと。
でも兄ちゃんは、じっと我慢したんだね。
僕は兄ちゃんのおチンチンの付け根をさすった。
それからウインナーみたいにぷりぷりしたおチンチンや、僕のに比べてずっしりと重いきんたまも触らせてもらった。
「オレも、篤志の触っていいか?」
「うん、全然いいよ」
「触って触って、僕のおチンチン」
僕は兄ちゃんが触りやすいように大きく股を広げた。
兄ちゃんの手がスッと伸びてきて、僕のおチンチンを揉んでくれた。
「オレも、篤志が弟でよかった」
「ずっと仲良しでいような」
「うん、ずっとだよ!」
すると‥‥
「あっ!」
「兄ちゃんのおチンチン、硬くなってきた!」
「ふん、篤志のだって」
「お前、生意気だぞ」
僕たちは一緒に笑った。
そのとき突然、浴室の扉が開き、アイツが中を覗き込んだ。
扉が開くと同時に、冷たい空気に混ざって嫌な気配も流れ込んできた。
一緒に入るとでも言うのかな‥‥
イヤだ‥‥
やめて‥‥
「何だ、2人一緒に風呂入っちゃったのか」
「楽しそうだな」
僕も兄ちゃんもお互いのおチンチンを触っていた手を瞬時に引っ込めた。
「ふーん、まぁ、いっか」
「ママがご飯だから、早く風呂出ろって」
そう言って、パタリと扉を閉めた。
「大丈夫だから、心配すんな」
「篤志はオレが守ってやる」
兄ちゃんはもう一度そう言ってくれた。
「ホントは今日ね、ママに言いつけてやろうと思ったんだよ、昨日の事」
「だけど、ママがすごく嬉しそうにアイツの話するから、言い出しにくくなっちゃって‥‥」
「オレもそうだった」
「ママの嬉しそうな顔見てたら、オレが我慢してアイツに好きなようにさせてれば、それでいいんだと思った」
「でも、兄ちゃんばっかいじめられるのは、そんなのダメだよ」
「だから今日は僕が代わりになる」
「篤志、それはダメだ」
「アイツのスキンシップはオレだけで十分だ」
兄ちゃんは僕の頭の上に手を置いた。
「あのな、篤志‥‥」
「ん?」
「さっき篤志、オレにおチンチン舐めてもらって気持ちよかったって言ってくれたけど、実はオレも気持ちよかったんだ」
「篤志にチンコ、舐めてもらったとき」
「だからあの時、いっぱい射精しちゃったんだよ」
僕は兄ちゃんにそう言われて嬉しくなった。
「さて、そろそろ上がるぞ」
「うん!」
僕と兄ちゃんは、じゃばーっと大きな水音を立てて浴槽から勢いよく立ち上がった。
そのときなんとなく、扉の向こうに人影が見えたような気がした。
「篤志?」
「お帰りー」
アイツはまだ勤め先の病院から帰って来ていないみたいだった。
ママと同じ病院に勤めてるんだけど、アイツは薬剤師だから日勤だけで夜勤はない。
兄ちゃんもまだ帰ってきていなかったけど、僕はアイツが帰ってくる前に昨日の夜のことをママに言ってやろうと勇気を振り絞った。
「ママ、あのね‥‥」
「なーに?」
「今日の夕飯が知りたいんでしょう」
「そうじゃなくて‥‥」
「分かってるわよ、言わなくても」
「今日はお父さんが大好きな煮込みハンバーグにしたからね」
「あんた達も好きでしょ、ハンバーグ」
お父さんが大好きな、か。
ママがあまりに嬉しそうに言うもんだから、僕はアイツが僕たちにした事を言いそびれてしまった。
そうしているうちに、お兄ちゃんも帰ってきた。
「翔真、お帰りー」
「あら、もうこんな時間なのね」
「あんた達、お風呂湧いてるから一緒に入っちゃいなさい」
「分かった」
僕はランドセルを部屋に置きながら、ママに大きな声で返事した。
兄ちゃんも部屋に入ってきた。
「体、痛くない?」
「うん、大丈夫」
「よかった」
「兄ちゃん、一緒に風呂入ろう、アイツが帰って来る前に」
「でないと、ママが出かけた後じゃ、またお風呂でアイツにやられる」
「うん、そうだな」
「早く入っちゃお」
脱衣場で兄ちゃんの裸を見た。
おチンチンにちょっとだけ毛が生えてきているけど、やっぱりまだ大人の体つきじゃない。
アイツはそんな兄ちゃんに、一体何をしたんだ?
昨日の夜、兄ちゃんはまるでボロ雑巾のように、ぐったりと寝ていた。
まるで乱暴に遊ばれて壊れてしまったオモチャにように、裸のまま放り出されていた。
なのにアイツは、気持ちよさそうにイビキまでかいて寝ていた。
周りには丸めたティッシュがたくさん転がっていて、変な臭いもしてた。
兄ちゃんは体をお湯で流し、ちゃぽっと湯船に入った。
僕も後に続いた。
アイツがいない2人だけのお風呂は、僕と兄ちゃんにとって穏やかな気持ちでいられる、ほんの束の間の安らぎのときだった。
「兄ちゃん‥‥」
「?」
「兄ちゃんさ、昨日、アイツに何されたの?」
「ちょっとな‥‥」
「ちょっとって、何?」
すると兄ちゃんは、湯船から立ち上がっておチンチンを見せた。
もともと生えてきたばかりで量が少なかった兄ちゃんのチン毛が、更に少なくなっていた。
「昨日の夜、無理矢理抜かれた」
「つるつるの方が可愛いんだぞって言いながら、毛抜きで1本1本‥‥」
「うわっ、痛そー‥‥」
「まあな」
「スキンシップ? もされたの?」
「それって、なに?」
「篤志にも教えておかないとな、アイツのスキンシップのこと」
兄ちゃんはそう言って、また湯船に浸かった。
「オレも篤志も男だからさ、チンコ付いてんだろ」
「女はさ、チンコのところに穴が空いてんだよ」
兄ちゃんは親指と人差し指で輪っかを作った。
「それって、うんこの出るとこ?」
「それとは別の穴」
「オシッコとも違う?」
「うん、違う」
「それでさ、男はさ、チンコが硬く大っきくなるだろ」
「うん、なる」
そして翔真は人差し指をピンと勃てた。
「で、この女の穴に男の硬くなったチンコを、こう‥‥」
兄ちゃんは指で作った輪っかに人差し指をズブリと差し込んだ。
「入れるの」
「そうすると、男はもっと気持ちよくなって硬く大きくなるし、女も穴の中が濡れてくるんだ」
「でな、穴の中にチンコを出したり入れたりすると、男も女もスッゴク気持ちよくなる」
兄ちゃんは、指で作った輪っかに人差し指を出したり入れたりして見せた。
「そのことを性行為っていうんだ」
硬く大きくなったおチンチンを穴に入れて、出したり入れたりする?
性行為‥‥?
正直、想像できなくてあまりよくわかんなかった。
「それで、男は気持ちよさが最高潮になると、射精するんだ」
「射精して、精子が出る」
「オレが昨日、篤志の口の中に出したやつだよ」
「女の穴の中で精子が出ると、卵子とくっついて妊娠する」
「しゃせー? せーし? にんしん?」
「それって赤ちゃんがお腹の中にできるってこと?」
「うん、そう」
「でな、そういうことを学校のいのちの授業でやるんだよ」
「でもさ、オレ、アイツに言われたんだよ」
「俺がお前に家でいのちの授業してやるって」
「学校でやるのは単なる授業だけど、俺の授業はもっと実践的だからなって」
「じっせん、てき?」
「うん、そう」
「それ、どういう意味?」
「要するにさ、男と女がやる性行為を男同士でやるってことだったんだよ」
「え?」
「だって兄ちゃん、その性行為?って男の人の硬くなったおチンチンを女の人の穴に入れてやるんでしょ?」
「兄ちゃん男だから、穴、ないでしょ?」
「女の人と同じ穴はないけど、別の穴に入れるんだよ」
「別の穴?」
「それって‥‥」
「うん、そう」
「お尻の穴に入れるんだ、アイツの硬くなったチンコを」
「アイツはそれをスキンシップって呼んでる」
「スキンシップ‥‥」
「いっつも、されてるの?」
「うん、いっつも」
「じゃあ、昨日も?」
「うん、昨日もチンコ、入れられた」
「うげぇっ、お尻の穴におチンチン入れるなんて、なんかうんこ出ちゃいそうだね‥‥」
「僕もさ、いつかはアイツにスキンシップされちゃうのかな?」
「いや、大丈夫」
「オレが絶対、篤志には手、出させないようにするから」
「オレがお前、守るから」
「うん、兄ちゃん、ありがと」
「僕、兄ちゃんの弟でよかった」
「僕ね、ホントは兄ちゃんにおチンチン舐めてもらってるとき、とっても気持ちよかったんだ」
「あとね、僕、兄ちゃんのおチンチン、大好きなんだ」
「だってさ、毛が生えてきててカッコいいし、それにあと僕と兄ちゃんのキズナも出るし」
「そんなの篤志だって、すぐなるよ」
兄ちゃんはそう言って、僕のおでこを人差し指で軽く押した。
「ねぇ、兄ちゃん‥‥」
「?」
「兄ちゃんのおチンチン、触ってもいい?」
「いいよ」
僕はお湯の中で兄ちゃんの股間に手を伸ばし、おチンチンを触った。
お兄ちゃん、毛、無理矢理抜かれちゃったんだね。
すっごく痛かったよね、きっと。
でも兄ちゃんは、じっと我慢したんだね。
僕は兄ちゃんのおチンチンの付け根をさすった。
それからウインナーみたいにぷりぷりしたおチンチンや、僕のに比べてずっしりと重いきんたまも触らせてもらった。
「オレも、篤志の触っていいか?」
「うん、全然いいよ」
「触って触って、僕のおチンチン」
僕は兄ちゃんが触りやすいように大きく股を広げた。
兄ちゃんの手がスッと伸びてきて、僕のおチンチンを揉んでくれた。
「オレも、篤志が弟でよかった」
「ずっと仲良しでいような」
「うん、ずっとだよ!」
すると‥‥
「あっ!」
「兄ちゃんのおチンチン、硬くなってきた!」
「ふん、篤志のだって」
「お前、生意気だぞ」
僕たちは一緒に笑った。
そのとき突然、浴室の扉が開き、アイツが中を覗き込んだ。
扉が開くと同時に、冷たい空気に混ざって嫌な気配も流れ込んできた。
一緒に入るとでも言うのかな‥‥
イヤだ‥‥
やめて‥‥
「何だ、2人一緒に風呂入っちゃったのか」
「楽しそうだな」
僕も兄ちゃんもお互いのおチンチンを触っていた手を瞬時に引っ込めた。
「ふーん、まぁ、いっか」
「ママがご飯だから、早く風呂出ろって」
そう言って、パタリと扉を閉めた。
「大丈夫だから、心配すんな」
「篤志はオレが守ってやる」
兄ちゃんはもう一度そう言ってくれた。
「ホントは今日ね、ママに言いつけてやろうと思ったんだよ、昨日の事」
「だけど、ママがすごく嬉しそうにアイツの話するから、言い出しにくくなっちゃって‥‥」
「オレもそうだった」
「ママの嬉しそうな顔見てたら、オレが我慢してアイツに好きなようにさせてれば、それでいいんだと思った」
「でも、兄ちゃんばっかいじめられるのは、そんなのダメだよ」
「だから今日は僕が代わりになる」
「篤志、それはダメだ」
「アイツのスキンシップはオレだけで十分だ」
兄ちゃんは僕の頭の上に手を置いた。
「あのな、篤志‥‥」
「ん?」
「さっき篤志、オレにおチンチン舐めてもらって気持ちよかったって言ってくれたけど、実はオレも気持ちよかったんだ」
「篤志にチンコ、舐めてもらったとき」
「だからあの時、いっぱい射精しちゃったんだよ」
僕は兄ちゃんにそう言われて嬉しくなった。
「さて、そろそろ上がるぞ」
「うん!」
僕と兄ちゃんは、じゃばーっと大きな水音を立てて浴槽から勢いよく立ち上がった。
そのときなんとなく、扉の向こうに人影が見えたような気がした。
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