19 / 32
本編
じゅうきゅう ほろ苦い熱
しおりを挟む
「先生、好きです……」
若葉のような色の澄んだ瞳は潤んでいて、キラキラと光っていた。
まるで青春の一ページ。
そこだけ切り取って見せられているようで、ビリジアンはキュンと切ない気持ちになった。
「気持ちは嬉しいけど、ダメ。私は既婚者だからね」
キッパリと断ると、男子生徒は下を向いて、分かりましたと言ってトボトボと歩いて行った。
「さすが、慣れていらっしゃいますね」
廊下の角で行われていた告白に、通りかかったビリジアンは、出るタイミングを失って足を止めていた。
男子生徒が告白していたのは、キャメルだった。
キャメルはいつもの微笑みを浮かべたまま、動じることなく断っていた。
あまりに自然な様子だったので、つい気になって声をかけてしまった。
「……よく、あるんですか?」
「そうですねぇ、私は恋愛学の授業で実演もするし、意識されちゃうのかもしれませんね」
性欲の溢れる十代男子からしたら、こんなお色気たっぷりな先生を毎日見せられたら、好きになってしまうのも分からないでもない。
「生徒は大人の女性に憧れる年頃ですし、キャメル先生のような綺麗な先生に、惹かれてしまったのでしょうね」
「憧れられるのは嬉しいですけどね、あくまで生徒と教師だし、私には愛しのダーリンがいますから。それより、コンドルト先生、サインありがとうございますー! 家の家宝にして玄関に飾りましたのよ」
「あー、いや、喜んでいただけてよかったです」
職員会議まで少し時間があるので、ビリジアンとキャメルはのんびり廊下を並んで歩いた。
先日会った舞台俳優のミモザのサインを渡したら、キャメルは飛び上がって喜んでいた。
そんなに俳優に熱を上げて大丈夫かと思ったが、夫婦揃ってファンらしいので、仲が良くていいなと思うことになった。
「それで、向こうは急がないみたいですけど、返事は送ったのですか?」
「まだです。色々と忙しくて……」
「詳しい話を聞いたわけじゃないですけど、あのミモザと近づけるなんて、王国の女性達の夢ですのよ。ぜひ、仲良くなってほしいわ」
さりげなく背中を押してくるキャメルに、ビリジアンは笑って誤魔化した。
ミモザの稽古場に行ってから一週間ほど経つが、ビリジアンはとくに変わりなく日常を送っている。
返事を保留にしたまま、答えを出せずにいた。
「キャメル先生、さっきの話ですが……」
「え? 何でしたか?」
職員室が近くなったところで、ビリジアンは足を止めた。胸に残るものがあって、それを誰かに聞いてみたかったのかもしれない。
「生徒から先生に憧れるのは分かりましたが、逆はどうでしょうか?」
「逆と言いますと、教師が生徒に、ですか?」
「はい……」
「うーん、就業規則に禁止はないですし、好きになってしまうこともあるかもしれませんけど、あまりオススメはできないですね」
「なぜですか?」
「それは……彼らはまだ若く、未来があります。広い世界に出れば、数限りない出会いが待っています。教師と生徒の関係から、対等な恋人になった時、見える景色が変わります。つまり、若い恋人は巣立ってしまうかもしれない。それに、耐えることができるでしょうか」
ズキンと胸が痛んだ。
淡くて甘い気持ちが体の周りを包んでいたが、頭の上から冷たい水をかけられたような気分だった。
「もちろん、二人の繋がりが深くて、揺るがないのでしたら話は別ですけど……」
「ありがとうございます。参考になりました」
ビリジアンが明るい笑顔を作って返すと、首を傾げたキャメルだったが、いえいえと言って先に職員室の中に入って行った。
「……俺は、なんて言って欲しかったんだ」
一人呟いたビリジアンは、苦笑しながら息を吐いて、自分も職員室に入って行った。
「この子が、ジローで、この子がシロウだ」
ゲージの中から取り出した魔法生物を抱っこして見せると、マゼンダは興味津々で顔を近づけてきた。
「噛まれる、なんてことはありませんよね?」
「大丈夫だ。ほとんど動かないし、手を口に当てても平気だ。赤石の練り餌か、小虫、もしくは葉物の野菜くらいしか食べられない。おまけに食事は三日に一度くらいで十分、ほら、家で飼ってみたくなっただろう?」
それは遠慮しておきますと言いながら、渡されたシロウを抱っこしたマゼンダは嬉しそうに笑った。
シロウは全体は黒だが、横にピンク色の縞々が入っている。マゼンダの髪の色と少し似ていて、そこがまた可愛かった。
「柔らかそうだと思いましたけど、意外と硬いのですね」
「そうだろう。実際触ってみないと分からないから、連れてきたんだ」
ビリジアンは授業で実際の魔法生物を触ってもらうために、ジローとシロウを学園に連れてきていた。
朝からせっせと準備していたが、いつものように準備室に顔を出したマゼンダは、入ってきてすぐに声を出して驚いていた。
「生き物に興味がないなんて言っていたが、その顔を見て少し安心したよ」
「……そう、ですね。先生のおかげで、興味が出ました。何も知らずに嫌うのはよくないですね」
教師としては、冥利に尽きるところだ。
生徒が興味を持ってくれて、授業に出てくれるようになった。
それだけでもありがたいと思っていた。
午後の授業までは時間があるので、持参した野菜を切って魔法生物達のおやつタイムにすることにした。
別の場所に来てお腹が空いたのか、ジローもシロウもお皿に乗せた野菜をもぐもぐとよく食べていた。
「例のミモザとの話ですが、まだ返事を送っていらっしゃらないのですか? 早く断ってじまえばいいのに」
「うーん、条件としては仕事も続けられるし、希望は叶っているんだよ」
そう言いながら、ジローの口に野菜を運んでいるビリジアンの姿をマゼンダはじっと見てきた。
「愛のない結婚どころじゃない。好き放題やるなんて、先生のことをバカにしています。先生は、もっと別のちゃんと愛情を持った人がいいです。その方が合っていると思います」
いつもの冷めた意見かと思ったのに、マゼンダは熱っぽく、手を握って真剣な顔で語った。
何か思うところがあるのかと、ビリジアンは言葉の続きを待った。
「……ミモザとは、似ている気がするんです。私も彼も、愛を信じていないし、むしろ嫌悪している部類だと思うのです。彼は自分のことは愛しているように見えますが、それだって本当か分からない。とにかく、こういう人間には関わらない方がいい」
「………」
どう答えていいのか分からなかった。
お前とは全然違うと言いたかったが、顔を下に向けて、切なそうに目を細めているマゼンダの横顔を見たら、簡単に否定はできなかった。
「うちは父が再婚しています。産んでくれた母は亡くなり、新しい母が来て弟や妹も生まれました。厳しくされたことはありません。私の交遊関係に口を出されたこともない。好きなように生きていいんだと言ってくれて、父も継母も優しい人です。でも……」
顔を上げたマゼンダは、泣きそうな顔をしていたが、涙は出ていなかった。
胸に手を当てて心臓の辺りを押さえて、辛そうな顔をしていた。
「マゼンダ?」
「すみません、少し感情的に……何でもないです。気にしないでください」
何を言いかけたのか、それを聞いてもいいのだろうかとビリジアンは迷ったが、顔を上げた時、もう泣きそうな顔をしていたマゼンダはいなかった。
いつものように涼しい顔をして、誰にも心を開かない、人形のような顔の男がいた。
それ以上何も聞かないでくれという空気が、濃厚に漂っていた。
「そうだ、敵情視察といきませんか?」
「え?」
「決めかねているのでしょう? それなら、彼の仕事の様子を見たら参考になるかと。今やっている劇場公演のチケットを手に入れました」
シャツのポケットに手を入れたマゼンタは、指で挟んでひらひらさせながら、二枚のチケットを取り出して見せてきた。
「おまっ……それ、手に入らないものじゃ……」
「劇場関係の仕事をしている女性にツテがありまして、特別に譲ってもらったのです」
そう言ってマゼンダは妖しく微笑んだが、ビリジアンの心臓はチクリと痛んだ。
高位の貴族が大金を出しても手に入れられないものだ。
安くはなかったはずだし、相手が女性だというのなら、それなりの何かがあったはずだと思ったら、もっと苦い気持ちになった。
「二人で行きましょう」
マゼンダはビリジアンの小指に、自分の指を絡めてきた。
どうやって手に入れたのか、それを自分に聞く資格があるのかビリジアンは言葉に詰まってしまった。
「約束ですよ」
そう言ってマゼンダがキスをしてきたが、ビリジアンは何も言えなかった。
ただ唇に受ける熱が、これ以上ないほど胸を焦がして、身体中溶けていく。
否定することも、肯定することも、慰めることも、与えることも……
何一つできない自分が悔しかった。
⬜︎⬜︎⬜︎
若葉のような色の澄んだ瞳は潤んでいて、キラキラと光っていた。
まるで青春の一ページ。
そこだけ切り取って見せられているようで、ビリジアンはキュンと切ない気持ちになった。
「気持ちは嬉しいけど、ダメ。私は既婚者だからね」
キッパリと断ると、男子生徒は下を向いて、分かりましたと言ってトボトボと歩いて行った。
「さすが、慣れていらっしゃいますね」
廊下の角で行われていた告白に、通りかかったビリジアンは、出るタイミングを失って足を止めていた。
男子生徒が告白していたのは、キャメルだった。
キャメルはいつもの微笑みを浮かべたまま、動じることなく断っていた。
あまりに自然な様子だったので、つい気になって声をかけてしまった。
「……よく、あるんですか?」
「そうですねぇ、私は恋愛学の授業で実演もするし、意識されちゃうのかもしれませんね」
性欲の溢れる十代男子からしたら、こんなお色気たっぷりな先生を毎日見せられたら、好きになってしまうのも分からないでもない。
「生徒は大人の女性に憧れる年頃ですし、キャメル先生のような綺麗な先生に、惹かれてしまったのでしょうね」
「憧れられるのは嬉しいですけどね、あくまで生徒と教師だし、私には愛しのダーリンがいますから。それより、コンドルト先生、サインありがとうございますー! 家の家宝にして玄関に飾りましたのよ」
「あー、いや、喜んでいただけてよかったです」
職員会議まで少し時間があるので、ビリジアンとキャメルはのんびり廊下を並んで歩いた。
先日会った舞台俳優のミモザのサインを渡したら、キャメルは飛び上がって喜んでいた。
そんなに俳優に熱を上げて大丈夫かと思ったが、夫婦揃ってファンらしいので、仲が良くていいなと思うことになった。
「それで、向こうは急がないみたいですけど、返事は送ったのですか?」
「まだです。色々と忙しくて……」
「詳しい話を聞いたわけじゃないですけど、あのミモザと近づけるなんて、王国の女性達の夢ですのよ。ぜひ、仲良くなってほしいわ」
さりげなく背中を押してくるキャメルに、ビリジアンは笑って誤魔化した。
ミモザの稽古場に行ってから一週間ほど経つが、ビリジアンはとくに変わりなく日常を送っている。
返事を保留にしたまま、答えを出せずにいた。
「キャメル先生、さっきの話ですが……」
「え? 何でしたか?」
職員室が近くなったところで、ビリジアンは足を止めた。胸に残るものがあって、それを誰かに聞いてみたかったのかもしれない。
「生徒から先生に憧れるのは分かりましたが、逆はどうでしょうか?」
「逆と言いますと、教師が生徒に、ですか?」
「はい……」
「うーん、就業規則に禁止はないですし、好きになってしまうこともあるかもしれませんけど、あまりオススメはできないですね」
「なぜですか?」
「それは……彼らはまだ若く、未来があります。広い世界に出れば、数限りない出会いが待っています。教師と生徒の関係から、対等な恋人になった時、見える景色が変わります。つまり、若い恋人は巣立ってしまうかもしれない。それに、耐えることができるでしょうか」
ズキンと胸が痛んだ。
淡くて甘い気持ちが体の周りを包んでいたが、頭の上から冷たい水をかけられたような気分だった。
「もちろん、二人の繋がりが深くて、揺るがないのでしたら話は別ですけど……」
「ありがとうございます。参考になりました」
ビリジアンが明るい笑顔を作って返すと、首を傾げたキャメルだったが、いえいえと言って先に職員室の中に入って行った。
「……俺は、なんて言って欲しかったんだ」
一人呟いたビリジアンは、苦笑しながら息を吐いて、自分も職員室に入って行った。
「この子が、ジローで、この子がシロウだ」
ゲージの中から取り出した魔法生物を抱っこして見せると、マゼンダは興味津々で顔を近づけてきた。
「噛まれる、なんてことはありませんよね?」
「大丈夫だ。ほとんど動かないし、手を口に当てても平気だ。赤石の練り餌か、小虫、もしくは葉物の野菜くらいしか食べられない。おまけに食事は三日に一度くらいで十分、ほら、家で飼ってみたくなっただろう?」
それは遠慮しておきますと言いながら、渡されたシロウを抱っこしたマゼンダは嬉しそうに笑った。
シロウは全体は黒だが、横にピンク色の縞々が入っている。マゼンダの髪の色と少し似ていて、そこがまた可愛かった。
「柔らかそうだと思いましたけど、意外と硬いのですね」
「そうだろう。実際触ってみないと分からないから、連れてきたんだ」
ビリジアンは授業で実際の魔法生物を触ってもらうために、ジローとシロウを学園に連れてきていた。
朝からせっせと準備していたが、いつものように準備室に顔を出したマゼンダは、入ってきてすぐに声を出して驚いていた。
「生き物に興味がないなんて言っていたが、その顔を見て少し安心したよ」
「……そう、ですね。先生のおかげで、興味が出ました。何も知らずに嫌うのはよくないですね」
教師としては、冥利に尽きるところだ。
生徒が興味を持ってくれて、授業に出てくれるようになった。
それだけでもありがたいと思っていた。
午後の授業までは時間があるので、持参した野菜を切って魔法生物達のおやつタイムにすることにした。
別の場所に来てお腹が空いたのか、ジローもシロウもお皿に乗せた野菜をもぐもぐとよく食べていた。
「例のミモザとの話ですが、まだ返事を送っていらっしゃらないのですか? 早く断ってじまえばいいのに」
「うーん、条件としては仕事も続けられるし、希望は叶っているんだよ」
そう言いながら、ジローの口に野菜を運んでいるビリジアンの姿をマゼンダはじっと見てきた。
「愛のない結婚どころじゃない。好き放題やるなんて、先生のことをバカにしています。先生は、もっと別のちゃんと愛情を持った人がいいです。その方が合っていると思います」
いつもの冷めた意見かと思ったのに、マゼンダは熱っぽく、手を握って真剣な顔で語った。
何か思うところがあるのかと、ビリジアンは言葉の続きを待った。
「……ミモザとは、似ている気がするんです。私も彼も、愛を信じていないし、むしろ嫌悪している部類だと思うのです。彼は自分のことは愛しているように見えますが、それだって本当か分からない。とにかく、こういう人間には関わらない方がいい」
「………」
どう答えていいのか分からなかった。
お前とは全然違うと言いたかったが、顔を下に向けて、切なそうに目を細めているマゼンダの横顔を見たら、簡単に否定はできなかった。
「うちは父が再婚しています。産んでくれた母は亡くなり、新しい母が来て弟や妹も生まれました。厳しくされたことはありません。私の交遊関係に口を出されたこともない。好きなように生きていいんだと言ってくれて、父も継母も優しい人です。でも……」
顔を上げたマゼンダは、泣きそうな顔をしていたが、涙は出ていなかった。
胸に手を当てて心臓の辺りを押さえて、辛そうな顔をしていた。
「マゼンダ?」
「すみません、少し感情的に……何でもないです。気にしないでください」
何を言いかけたのか、それを聞いてもいいのだろうかとビリジアンは迷ったが、顔を上げた時、もう泣きそうな顔をしていたマゼンダはいなかった。
いつものように涼しい顔をして、誰にも心を開かない、人形のような顔の男がいた。
それ以上何も聞かないでくれという空気が、濃厚に漂っていた。
「そうだ、敵情視察といきませんか?」
「え?」
「決めかねているのでしょう? それなら、彼の仕事の様子を見たら参考になるかと。今やっている劇場公演のチケットを手に入れました」
シャツのポケットに手を入れたマゼンタは、指で挟んでひらひらさせながら、二枚のチケットを取り出して見せてきた。
「おまっ……それ、手に入らないものじゃ……」
「劇場関係の仕事をしている女性にツテがありまして、特別に譲ってもらったのです」
そう言ってマゼンダは妖しく微笑んだが、ビリジアンの心臓はチクリと痛んだ。
高位の貴族が大金を出しても手に入れられないものだ。
安くはなかったはずだし、相手が女性だというのなら、それなりの何かがあったはずだと思ったら、もっと苦い気持ちになった。
「二人で行きましょう」
マゼンダはビリジアンの小指に、自分の指を絡めてきた。
どうやって手に入れたのか、それを自分に聞く資格があるのかビリジアンは言葉に詰まってしまった。
「約束ですよ」
そう言ってマゼンダがキスをしてきたが、ビリジアンは何も言えなかった。
ただ唇に受ける熱が、これ以上ないほど胸を焦がして、身体中溶けていく。
否定することも、肯定することも、慰めることも、与えることも……
何一つできない自分が悔しかった。
⬜︎⬜︎⬜︎
23
お気に入りに追加
659
あなたにおすすめの小説
ようこそ異世界縁結び結婚相談所~神様が導く運命の出会い~
てんつぶ
BL
「異世界……縁結び結婚相談所?」
仕事帰りに力なく見上げたそこには、そんなおかしな看板が出ていた。
フラフラと中に入ると、そこにいた自称「神様」が俺を運命の相手がいるという異世界へと飛ばしたのだ。
銀髪のテイルと赤毛のシヴァン。
愛を司るという神様は、世界を超えた先にある運命の相手と出会わせる。
それにより神の力が高まるのだという。そして彼らの目的の先にあるものは――。
オムニバス形式で進む物語。六組のカップルと神様たちのお話です。
イラスト:imooo様
【二日に一回0時更新】
手元のデータは完結済みです。
・・・・・・・・・・・・・・
※以下、各CPのネタバレあらすじです
①竜人✕社畜
異世界へと飛ばされた先では奴隷商人に捕まって――?
②魔人✕学生
日本のようで日本と違う、魔物と魔人が現われるようになった世界で、平凡な「僕」がアイドルにならないと死ぬ!?
③王子・魔王✕平凡学生
召喚された先では王子サマに愛される。魔王を倒すべく王子と旅をするけれど、愛されている喜びと一緒にどこか心に穴が開いているのは何故――? 総愛されの3P。
④獣人✕社会人 案内された世界にいたのは、ぐうたら亭主の見本のようなライオン獣人のレイ。顔が獣だけど身体は人間と同じ。気の良い町の人たちと、和風ファンタジーな世界を謳歌していると――?
⑤神様✕○○ テイルとシヴァン。この話のナビゲーターであり中心人物。
婚約破棄された悪役令息は従者に溺愛される
田中
BL
BLゲームの悪役令息であるリアン・ヒスコックに転生してしまった俺は、婚約者である第二王子から断罪されるのを待っていた!
なぜなら断罪が領地で療養という軽い処置だから。
婚約破棄をされたリアンは従者のテオと共に領地の屋敷で暮らすことになるが何気ないリアンの一言で、テオがリアンにぐいぐい迫ってきてーー?!
従者×悪役令息
猫が崇拝される人間の世界で猫獣人の俺って…
えの
BL
森の中に住む猫獣人ミルル。朝起きると知らない森の中に変わっていた。はて?でも気にしない!!のほほんと過ごしていると1人の少年に出会い…。中途半端かもしれませんが一応完結です。妊娠という言葉が出てきますが、妊娠はしません。
召喚先は腕の中〜異世界の花嫁〜【完結】
クリム
BL
僕は毒を飲まされ死の淵にいた。思い出すのは優雅なのに野性味のある獣人の血を引くジーンとの出会い。
「私は君を召喚したことを後悔していない。君はどうだい、アキラ?」
実年齢二十歳、製薬会社勤務している僕は、特殊な体質を持つが故発育不全で、十歳程度の姿形のままだ。
ある日僕は、製薬会社に侵入した男ジーンに異世界へ連れて行かれてしまう。僕はジーンに魅了され、ジーンの為にそばにいることに決めた。
天然主人公視点一人称と、それ以外の神視点三人称が、部分的にあります。スパダリ要素です。全体に甘々ですが、主人公への気の毒な程の残酷シーンあります。
このお話は、拙著
『巨人族の花嫁』
『婚約破棄王子は魔獣の子を孕む』
の続作になります。
主人公の一人ジーンは『巨人族の花嫁』主人公タークの高齢出産の果ての子供になります。
重要な世界観として男女共に平等に子を成すため、宿り木に赤ん坊の実がなります。しかし、一部の王国のみ腹実として、男女平等に出産することも可能です。そんなこんなをご理解いただいた上、お楽しみください。
★なろう完結後、指摘を受けた部分を変更しました。変更に伴い、若干の内容変化が伴います。こちらではpc作品を削除し、新たにこちらで再構成したものをアップしていきます。
Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜
天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。
彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。
幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。
運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
敵国軍人に惚れられたんだけど、女装がばれたらやばい。
水瀬かずか
BL
ルカは、革命軍を支援していた父親が軍に捕まったせいで、軍から逃亡・潜伏中だった。
どうやって潜伏するかって? 女装である。
そしたら女装が美人過ぎて、イケオジの大佐にめちゃくちゃ口説かれるはめになった。
これってさぁ……、女装がバレたら、ヤバくない……?
ムーンライトノベルズさまにて公開中の物の加筆修正版(ただし性行為抜き)です。
表紙にR18表記がされていますが、作品はR15です。
illustration 吉杜玖美さま
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる