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15 小さな望み
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慣れない手付きでルキオラがお茶を用意すると、赤髪の男はペコリと頭を下げた。
遠慮なくいただきますと言って、一飲みでごくごくと音を鳴らしてカップのお茶を飲み干してしまった。
「凄い飲みっぷり……おかわりは?」
「立ちっぱなしだと喉が渇くんですよねぇ。ありがとうございます。じゃあもう一杯」
そんなに喜んでくれるならよかったと、ルキオラはまたポットに茶葉を入れてお茶を作り、カップに丁寧に注いだ。
お茶の用意はいつも従者がやってくれるので、自分でお客を呼んでもてなすことに憧れていた。
願いが叶ったと嬉しく思っていたら、ノックの音が聞こえて、失礼しますと言ってウルガが部屋に入ってきた。
「午前中お休みいただきありがとうございます。おかげで体調も回復して……って、あああっ!!」
ウルガは部屋に入ってきてソファーに座る男を発見して驚きの声を上げた。
「よかった。朝から青い顔しているから心配だったんだよ。腹痛は治ったんだね」
「え、ええ……もうすっかり……って、なっ、なぜ、この男がこの部屋に!?」
体調は回復したと言いつつ、また青い顔になりそうなくらい驚いているウルガを見て、ルキオラは首を傾げた。
「彼は、見習い騎士のゴングルだよ。さっき廊下で会ってちょうど休憩だって聞いたからお茶に誘ったんだけど……」
ウルガは手を震わせながらゴングルの方を指差していて、ゴングルはニヤニヤした顔でお茶を啜っていた。
今まで誰とも関わらなかったのに、突然人を部屋に呼ぶなんてことをして驚かれたのかと思ったが、二人の空気からどうも違うような気がした。
「……もしかして、二人は知り合いだった?」
「はいー、同郷なんですよ」
「ええっ、そうだったの!」
ゴングルが呑気な顔で答えたが、ウルガは近くの壁に片手をついて倒れそうになっていた。
「ゴングルは私が相手でも気さくに話してくれて、陽気で明るくてとってもいい人なんだ」
「いやぁー、ルキオラ様にそう言われると照れますね」
ゴンと音がしてウルガが壁に頭を打ちつけたのが分かった。
どうやら混乱している様子なので、ウルガにもお茶を飲んでもらいゆっくり説明することにした。
「なるほど、それで植え込みに間抜けに頭を突っ込んでいるゴングルを見つけて、ルキオラ様が助けたと……」
ゴングルとの変わった出会いを説明している間も、ウルガは頭に手を当てて渋い顔をしていた。
二人はあまり仲が良くないのかもしれないと思ったが、ゴングルはニコニコしていたので、二人の関係がよく分からなかった。
「そう、それから見かけたらよく話すようになって。ゴングルは話が面白くて、とても楽しい人だがら。つい、仕事の邪魔をしてしまって」
「邪魔だなんて。全然いいですよ。もっと話しかけてください」
ヘラヘラと笑うゴングルにウルガが何か目で訴えかけた。同郷の二人にしか分からない合図みたいなものかもしれないが、ゴングルは不満そうに口を尖らせた。
「そうだ、二人は、どこの出身なの?」
話はたくさんしていたが、国を聞いていなかったので、思い出したルキオラは明るく問いかけた。
「俺達はリッ……」
「だぁぁあああっ!!」
「え?」
割と冷静なウルガが突然大きな声を出したので、ルキオラはびっくりしてしまった。
目を丸くしていると、ウルガは焦った様子ですみませんと謝ってきた。
「私達はモウル国の出身です。この男とは、隣村だったので多少顔を覚えている程度ですが、同郷ということもあって、こちらに来て話す機会が増えたと言いますか……」
モウル国という名前に気がついたルキオラは、あっと声を上げた。
偶然かもしれないが、頭に黒髪の騎士が思い浮かんだ。
「オルキヌス卿もモウル国の人だよ。すごい偶然だ。エルミネア公爵家の三男だと聞いたけど……」
そう言うとウルガとゴングルは、あっと小さく声を上げて固まってしまった。
変なことを言ったかなと思ったら、今度はゴングルが頭をかきながらまたヘラヘラと笑った。
「皇宮騎士のオルキヌス卿ですよね。俺も噂で聞いて知ったくらいです。彼は貴族ですから、田舎の村にいた俺達とは全然接点がないんですよ」
「そうか……、エルミネア家はモウル国でもかなり権力を持つ家みたいだね。私はもともと平民の家の子だから、彼のような立派な貴族の騎士に会うと今でも緊張してしまう」
「そんな必要ないで……ゔぐっっ」
また冗談でも言おうとしたのか、ゴングルが喋り出したが、突然痛そうにして足を押さえていた。
大丈夫かと聞こうとしたら、ウルガがゴホンと咳払いをした。
「確か、先日図書館に行かれた時、付き添い人がオルキヌス卿でしたね。何か、無礼なことをされたり、言われたりしませんでしたか?」
図書館の話をされて、ルキオラの胸はトクンと揺れた。
ファルコンの側に行くことが幸せなのかとオルキヌスに聞かれて、ルキオラは、はいと言って頷いた。
ルキオラだって、辛い道になることは分かっている。
たった一人、孤独に生きていくよりも、少しでもいいから、ファルコンの側にいられる方が幸せだと思っていた。
けれどオルキヌスに問われた時、はいと言いながら心は揺れていた。
もしかしたら、他にも生きる道はあるのではないかと。
相手が自分だけを見てくれて、愛し愛されて、幸せだと思える道が……
それを望んでもいいのだろうかと、胸が揺れてしまった。
ウルガの問いにルキオラは首を振って小さく笑った。
「あの方は、本当に優しい人だよ。あの方の側にいられる人は、きっと幸せなんだろうな」
ルキオラが寂しそうに呟く姿を、ウルガとゴングルは目を大きく開けて眺めていた。
胸に付けたブローチをそっと触ったルキオラは、その温かさに指先から体まで温められていくのを感じた。
「そうだ、ルキオラ様にお聞きしたかったんです。この国の歴史に詳しい人を知りませんか? 皇宮騎士を目指しているので、学問試験に必要で……、できれば凄い昔の話とか資料とか持っていたら嬉しいなぁとか……エヘヘ」
話を変えようとしたのか、ゴングルがやけに明るい口調で話しかけてきた。
隣でなぜかウルガが頭を抱えていたが、ゴングルは勉強熱心なんだと思ったルキオラは、どうにか力になりたいと思った。
「それなら、アーバン伯爵だよ。以前、私の歴史学の教師をしていた人だ。アーバン家は建国から続く由緒正しい名門の家で、代々皇族の葬儀を執り行う重要な役目があるんだ」
「え!?」
「ええっ!?」
ゴングルは分かるが、関係のないウルガまで声を上げて驚いたので、ルキオラはびっくりして後ろに引いてしまった。
「ええと……伯爵は足を悪くして、教師は辞められたけど、今でもたまに連絡を取っているんだ。よかったら紹介しようか?」
「ぜひっ!! お願いします!」
まるで尻尾を振るようにキラキラした目で、ゴングルはルキオラの手を掴んできた。
ものすごい熱量を感じる瞳に、ルキオラの沈んできた気持ちも一緒に燃やされて、熱くなってしまった。
「お忙しい方だから、授業は無理だと思うけど、会える時間は作ってもらえるかもしれない。少し厳しいけど良い方だから、きっと試験に必要な知識を教えてくれるはずだ」
「助かります。よろしくお願いします」
ゴングルは嬉しそうに笑ってお礼を言ってから、休憩時間を過ぎていたのか、時間だと言って慌てて部屋から出て行った。
バタバタと元気な足音が消えて、ルキオラの部屋はいつもの静かで落ち着いた空間に戻った。
誰かを部屋に呼ぶなんてことが初めてで、ルキオラはまだ少しだけ興奮していた。
まるで友人ができたみたいだと、嬉しくなってつい笑みがこぼれてしまった。
ウルガはそんなルキオラの様子を見て、なぜか苦い顔で申し訳なさそうにしていた。
ウルガは故郷のことをあまり話さなかったので、触れてしまったのが嫌だったのかもしれないとルキオラは心配になった。
「ルキオラ様、申し訳ございません……」
「え、どうしてウルガが謝るの?」
「あの……それは……」
両親が他界したというウルガは、きっと複雑な事情でここまでたどり着いたはずだ。
言いたいことが言えない、深く聞かれたら傷ついてしまう、ルキオラに事情は分からなかったが、ウルガの気持ちは伝わってきた。
「謝る必要はないよ。私には時間もあるし、ちょうど伯爵にも会いたかったところだ。伯爵のご先祖は代々皇室の書記官をしていて、ご自宅にもかなりの書物をお持ちだと聞いていた。こんな機会でもなければ、会いにいくこともなかったかもしれない。外へ出ていくのが怖かったけど、二人のおかげで勇気をもらえた。私はお礼を言いたいくらいなんだ」
そう言うとウルガはますます悲しい顔になって、申し訳ございませんと謝ってきた。
いつか英雄様の印が消えてただの人に戻って、それでも二人が変わらず話しかけてきてくれたなら、やっと友人と呼べるのだろうかとルキオラは考えていた。
ルキオラは安心させるように笑ったけれど、ウルガはやっぱり悲しそうな顔をしていて、何度も謝ってきた。
もし、ウルガが出世のために自分を利用したとしても、ルキオラは少しも嫌ではなかった。
どんどん利用してくれて構わないとルキオラは言おうとしたが、悲しげに目を伏せているウルガを見たら、そこまでは言い出せなかった。
⬜︎⬜︎⬜︎
遠慮なくいただきますと言って、一飲みでごくごくと音を鳴らしてカップのお茶を飲み干してしまった。
「凄い飲みっぷり……おかわりは?」
「立ちっぱなしだと喉が渇くんですよねぇ。ありがとうございます。じゃあもう一杯」
そんなに喜んでくれるならよかったと、ルキオラはまたポットに茶葉を入れてお茶を作り、カップに丁寧に注いだ。
お茶の用意はいつも従者がやってくれるので、自分でお客を呼んでもてなすことに憧れていた。
願いが叶ったと嬉しく思っていたら、ノックの音が聞こえて、失礼しますと言ってウルガが部屋に入ってきた。
「午前中お休みいただきありがとうございます。おかげで体調も回復して……って、あああっ!!」
ウルガは部屋に入ってきてソファーに座る男を発見して驚きの声を上げた。
「よかった。朝から青い顔しているから心配だったんだよ。腹痛は治ったんだね」
「え、ええ……もうすっかり……って、なっ、なぜ、この男がこの部屋に!?」
体調は回復したと言いつつ、また青い顔になりそうなくらい驚いているウルガを見て、ルキオラは首を傾げた。
「彼は、見習い騎士のゴングルだよ。さっき廊下で会ってちょうど休憩だって聞いたからお茶に誘ったんだけど……」
ウルガは手を震わせながらゴングルの方を指差していて、ゴングルはニヤニヤした顔でお茶を啜っていた。
今まで誰とも関わらなかったのに、突然人を部屋に呼ぶなんてことをして驚かれたのかと思ったが、二人の空気からどうも違うような気がした。
「……もしかして、二人は知り合いだった?」
「はいー、同郷なんですよ」
「ええっ、そうだったの!」
ゴングルが呑気な顔で答えたが、ウルガは近くの壁に片手をついて倒れそうになっていた。
「ゴングルは私が相手でも気さくに話してくれて、陽気で明るくてとってもいい人なんだ」
「いやぁー、ルキオラ様にそう言われると照れますね」
ゴンと音がしてウルガが壁に頭を打ちつけたのが分かった。
どうやら混乱している様子なので、ウルガにもお茶を飲んでもらいゆっくり説明することにした。
「なるほど、それで植え込みに間抜けに頭を突っ込んでいるゴングルを見つけて、ルキオラ様が助けたと……」
ゴングルとの変わった出会いを説明している間も、ウルガは頭に手を当てて渋い顔をしていた。
二人はあまり仲が良くないのかもしれないと思ったが、ゴングルはニコニコしていたので、二人の関係がよく分からなかった。
「そう、それから見かけたらよく話すようになって。ゴングルは話が面白くて、とても楽しい人だがら。つい、仕事の邪魔をしてしまって」
「邪魔だなんて。全然いいですよ。もっと話しかけてください」
ヘラヘラと笑うゴングルにウルガが何か目で訴えかけた。同郷の二人にしか分からない合図みたいなものかもしれないが、ゴングルは不満そうに口を尖らせた。
「そうだ、二人は、どこの出身なの?」
話はたくさんしていたが、国を聞いていなかったので、思い出したルキオラは明るく問いかけた。
「俺達はリッ……」
「だぁぁあああっ!!」
「え?」
割と冷静なウルガが突然大きな声を出したので、ルキオラはびっくりしてしまった。
目を丸くしていると、ウルガは焦った様子ですみませんと謝ってきた。
「私達はモウル国の出身です。この男とは、隣村だったので多少顔を覚えている程度ですが、同郷ということもあって、こちらに来て話す機会が増えたと言いますか……」
モウル国という名前に気がついたルキオラは、あっと声を上げた。
偶然かもしれないが、頭に黒髪の騎士が思い浮かんだ。
「オルキヌス卿もモウル国の人だよ。すごい偶然だ。エルミネア公爵家の三男だと聞いたけど……」
そう言うとウルガとゴングルは、あっと小さく声を上げて固まってしまった。
変なことを言ったかなと思ったら、今度はゴングルが頭をかきながらまたヘラヘラと笑った。
「皇宮騎士のオルキヌス卿ですよね。俺も噂で聞いて知ったくらいです。彼は貴族ですから、田舎の村にいた俺達とは全然接点がないんですよ」
「そうか……、エルミネア家はモウル国でもかなり権力を持つ家みたいだね。私はもともと平民の家の子だから、彼のような立派な貴族の騎士に会うと今でも緊張してしまう」
「そんな必要ないで……ゔぐっっ」
また冗談でも言おうとしたのか、ゴングルが喋り出したが、突然痛そうにして足を押さえていた。
大丈夫かと聞こうとしたら、ウルガがゴホンと咳払いをした。
「確か、先日図書館に行かれた時、付き添い人がオルキヌス卿でしたね。何か、無礼なことをされたり、言われたりしませんでしたか?」
図書館の話をされて、ルキオラの胸はトクンと揺れた。
ファルコンの側に行くことが幸せなのかとオルキヌスに聞かれて、ルキオラは、はいと言って頷いた。
ルキオラだって、辛い道になることは分かっている。
たった一人、孤独に生きていくよりも、少しでもいいから、ファルコンの側にいられる方が幸せだと思っていた。
けれどオルキヌスに問われた時、はいと言いながら心は揺れていた。
もしかしたら、他にも生きる道はあるのではないかと。
相手が自分だけを見てくれて、愛し愛されて、幸せだと思える道が……
それを望んでもいいのだろうかと、胸が揺れてしまった。
ウルガの問いにルキオラは首を振って小さく笑った。
「あの方は、本当に優しい人だよ。あの方の側にいられる人は、きっと幸せなんだろうな」
ルキオラが寂しそうに呟く姿を、ウルガとゴングルは目を大きく開けて眺めていた。
胸に付けたブローチをそっと触ったルキオラは、その温かさに指先から体まで温められていくのを感じた。
「そうだ、ルキオラ様にお聞きしたかったんです。この国の歴史に詳しい人を知りませんか? 皇宮騎士を目指しているので、学問試験に必要で……、できれば凄い昔の話とか資料とか持っていたら嬉しいなぁとか……エヘヘ」
話を変えようとしたのか、ゴングルがやけに明るい口調で話しかけてきた。
隣でなぜかウルガが頭を抱えていたが、ゴングルは勉強熱心なんだと思ったルキオラは、どうにか力になりたいと思った。
「それなら、アーバン伯爵だよ。以前、私の歴史学の教師をしていた人だ。アーバン家は建国から続く由緒正しい名門の家で、代々皇族の葬儀を執り行う重要な役目があるんだ」
「え!?」
「ええっ!?」
ゴングルは分かるが、関係のないウルガまで声を上げて驚いたので、ルキオラはびっくりして後ろに引いてしまった。
「ええと……伯爵は足を悪くして、教師は辞められたけど、今でもたまに連絡を取っているんだ。よかったら紹介しようか?」
「ぜひっ!! お願いします!」
まるで尻尾を振るようにキラキラした目で、ゴングルはルキオラの手を掴んできた。
ものすごい熱量を感じる瞳に、ルキオラの沈んできた気持ちも一緒に燃やされて、熱くなってしまった。
「お忙しい方だから、授業は無理だと思うけど、会える時間は作ってもらえるかもしれない。少し厳しいけど良い方だから、きっと試験に必要な知識を教えてくれるはずだ」
「助かります。よろしくお願いします」
ゴングルは嬉しそうに笑ってお礼を言ってから、休憩時間を過ぎていたのか、時間だと言って慌てて部屋から出て行った。
バタバタと元気な足音が消えて、ルキオラの部屋はいつもの静かで落ち着いた空間に戻った。
誰かを部屋に呼ぶなんてことが初めてで、ルキオラはまだ少しだけ興奮していた。
まるで友人ができたみたいだと、嬉しくなってつい笑みがこぼれてしまった。
ウルガはそんなルキオラの様子を見て、なぜか苦い顔で申し訳なさそうにしていた。
ウルガは故郷のことをあまり話さなかったので、触れてしまったのが嫌だったのかもしれないとルキオラは心配になった。
「ルキオラ様、申し訳ございません……」
「え、どうしてウルガが謝るの?」
「あの……それは……」
両親が他界したというウルガは、きっと複雑な事情でここまでたどり着いたはずだ。
言いたいことが言えない、深く聞かれたら傷ついてしまう、ルキオラに事情は分からなかったが、ウルガの気持ちは伝わってきた。
「謝る必要はないよ。私には時間もあるし、ちょうど伯爵にも会いたかったところだ。伯爵のご先祖は代々皇室の書記官をしていて、ご自宅にもかなりの書物をお持ちだと聞いていた。こんな機会でもなければ、会いにいくこともなかったかもしれない。外へ出ていくのが怖かったけど、二人のおかげで勇気をもらえた。私はお礼を言いたいくらいなんだ」
そう言うとウルガはますます悲しい顔になって、申し訳ございませんと謝ってきた。
いつか英雄様の印が消えてただの人に戻って、それでも二人が変わらず話しかけてきてくれたなら、やっと友人と呼べるのだろうかとルキオラは考えていた。
ルキオラは安心させるように笑ったけれど、ウルガはやっぱり悲しそうな顔をしていて、何度も謝ってきた。
もし、ウルガが出世のために自分を利用したとしても、ルキオラは少しも嫌ではなかった。
どんどん利用してくれて構わないとルキオラは言おうとしたが、悲しげに目を伏せているウルガを見たら、そこまでは言い出せなかった。
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