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第二章
(22)世界の狭間【アリサ】
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「ねぇ、本当にバーベキュー行かないの?」
「言ったでしょう。弟の塾の送り迎えにお弁当作り。夏は忙しいんだよ」
「……実はさぁ。先輩から頼まれてんの、亜梨沙連れてきてって。ずっと気になってるみたいだよ。亜梨沙のこと……」
「ええ!?」
「じゃ、行くの決定ね。一日くらいいいでしょう。じゃあねーー!!」
「ちょ…ちょっと!! まっ……」
走り去っていく友人を見ながら、手を上げたままの格好で固まってしまった。
まさかそんな風に意識したことなんてなくて、冗談とか揶揄われているだとしか思えなかった。
でも、もし本当だったら……
恋が始まるのかもしれない……
「恋かぁ…。きっとその人の姿を見たら胸がドキドキして……」
アリサ…、そう呼んでもらえたら、それだけで……。
突然蝉の声が響き渡り、まるで私を呼ぶ声のように聞こえてきた。
気がつくと熱いものが頬を濡らしていた。
「あれ……、何で……私、泣いて………」
ぐらぐらと体が揺れて、空に吸い込まれていくような感覚がした。
「アリサ様」
ぱっと開いた視界に飛び込んできた光景に目が慣れるまで時間がかかった。
髪の毛を高い位置で結んだお団子ヘアーの可愛らしい女の子が私のことを心配そうに覗き込んでいる。
「すみません、いつもよりご起床にお時間がかかっていたので、見にきちゃいました。大丈夫ですか? すごくうなされてましたけど……」
「ミ……ル……?」
「はい」
名前を呼ばれて不思議そうに目を瞬かせた少女を見て、ここがどこなのかやっと思い出した。
信じられない……。急にすっぽりと記憶が抜けてしまうみたいになるなんて……。
一瞬、みんなのこと何も思い出せなかった。
まるで……本当に元の世界に戻ったみたいに……。
恐ろしくなって両腕を抱えていると、お熱ですかと言いながら、ミルがおでこに手を当ててきた。
「大丈夫ですね、むしろ…すごく冷たいです」
「うん大丈夫…、ありがとう」
怖かった。
あれがきっと忘れる、という感覚なのだろう。
ヨハネスがくれた切符は手元にあった。
クルミのような大きな種。
枕元に置いたまま、眺めながら悩んでいたけれど、そのうち寝てしまったようだ。
これはもしかしたら、イシスが見せてくれたその後の世界かもしれない。
異世界から元の世界に戻ったら、私にはきっとあんな日常が待っているのかもしれない。
夏休みにバーベキュー、友人との語らいに、淡い恋の予感。
そして、家に帰れば温かく迎えてくれる家族。
今すぐそこに戻れるというのに、私は心を決めかねていた。
「そういえば、セイラ様がついに抑制具を作ることに成功したみたいですよ。まだ簡単なものらしいですけど、帝国は大騒ぎで……」
あれからセイラは努力して修行に励み、聖女としての力を着実に伸ばしているようだ。これで自分がこの世界にいる意味がなくなってしまった。自分から頑張れと応援したくせに、足元が揺れているなんておかしなことだと思った。
私はどうしたいのか、意思を尊重するとヨハネスは言っていたけれど、考えれば考えるほどヨハネスの事を考えてしまう。
なぜだかすごく拒絶されている気がするのだ。
嫌われているなら仕方がないと思えるのに、今まであんなに優しくしてくれたという記憶が胸を突いてくる。
それにランスロットや、エドワード、一緒に死ぬとまで言ってくれたベルトラン。
彼らとの日々と、思う気持ちをなかったものにするのはとてもできなかった。
私は彼らのことが好きだ。
ちゃんと気持ちを言ってくれたのは、ランスロットだけだが、エドワードもベルトランも大切に思ってくれているのは痛いほど分かる。
彼らのことを忘れて生きていくなんて、私にはできない。
きっと記憶をなくしても、いつもどこかで思い出して、さっきの夢のように涙することになるだろう。
気持ちは固まっていた。
どうすればいいかも答えが見えていた。
けれど、ここに残るというのなら、ヨハネスとの関係がこのままでいいとは思えなかった。
私は色々と考えた末、ヨハネスに会いに行くために神殿に向かった。
いつも神殿に来ると作業用の部屋に一直線でそこから出ることはあまりないが、今日はヨハネスに話がしたいと言うと、直接私室の方へ通された。
相変わらずベッドと机しかないシンプルな部屋で、ここへ来ると初めて吸血された時を思い出してしまう。
あの時は、わけも分からず翻弄されるように、ただヨハネスに任せて熱に溺れていた。
屋敷に移ってからは、顔を合わせる機会も減ったし、向こうから私に会いにきてくれるなんてこともなかった。
忙しい人だからと思っていたが、今思えば少しずつ距離を置かれていた気がする。
まるで自分の世界に私がこれ以上入らないように線を引かれたような、そんな気がしていた。
「お待たせしました。アリサの方から会いに来てくれるとは思っていませんでした」
いつもの柔らかな雰囲気を保ちながらも、少し戸惑うような顔をしてヨハネスが部屋に入ってきた。
「気持ちは固まった、という事でいいですか?」
「ええ、どうしたいのかじっくり考えました」
聖衣を脱いで、薄着になったヨハネスが話を聞くためか私の隣に座った。
思えばこんなに近い距離で話すのも久しぶりかもしれない。
「私の気持ちを話す前に、ヨハネス様の気持ちを教えてくれますか?」
「……と、言いますと?」
「ヨハネス様が私の幸せを考えて、元の世界に帰るのを勧めてくれるのは分かります。けれど、どうしてもヨハネス様は私を……どこか遠くへ行かせないと気が済まないような態度にも思えるのです。まるで私を……嫌うような、憎んでいるようにも思えるのです」
まさかそこを指摘されるとは思わなかったのだろうか、ヨハネスの顔は一気に強張った。
どうするべきか考えようとしているのか、ヨハネスは眉を寄せて目を閉じてしまった。
次に目を開けた時、色違いの双眼には暗い色が宿っていた。
「嫌う……憎む……。アリサの言っている言葉はある意味正しいです。でも、私の感情はそんな単純な言葉で言い表せるものではないのです」
心臓がドキリと強い音を立てた。
そうではないかと予想はしていたが、実際目の前で本人の口から言われると胸が痛んだ。
「昔話をしましょうか。ある哀れな男の話です」
ヨハネスはクスリと自嘲気味に笑った後、ある悲運の男の話をしてくれた。
男には三人の兄がいた。自分だけ生まれつき体が弱く、小さかった。
魔力だけは一番あったが、魔力よりも剣の腕、研究よりも戦う強さを求められる環境であったため、ほとんど関心を持たれる事なく育った。
歳をとっても相変わらず背は低く、力もつかない。兄達と比べられるのが嫌でいつも隠れるようにして身を潜めていた。
そんな時、一人の少女が現れる。
頭が良くうんとものを知っていて、珍しいと言われる容姿で一目見たら目が離せないくらい美しい少女だった。
とにかく人の心を掴むのが上手くて、あっという間に彼女の存在は誰もが知るところとなる。
そして、男もまた彼女に惹かれていく。
なぜなら、彼女だけが自分の孤独を理解して手を差し伸べてくれたから。
年月が経とうともその気持ちは変わらなかった。それは、兄達も同じで、全員が彼女を好きになったまま、大人になった。
「誰が一番好きなのか?」
兄達の一人がそう問いかけた。
彼女は困った顔をしたが、全員好きだと言った。
全員のグラスに同じだけの愛を注げるように、寸分違わず同じだけ平等に愛していると……。
一度はそれで収まった。
全員、自分のことを愛してくれているのだと分かったから……。
しかし愛とはそんな測ったように平等なものなど存在しなかった。
誰かがいった。
アイツには笑顔で話しかけていたのに、俺の前ではなぜ、笑顔が少ないのだ。
誰かが言った。
なぜ俺が渡したものは使わないのに、アイツから貰ったものは使うのか。
誰が言った。
どうして、どうして、どうして
どうして俺には………
平等だって言ったのに。
全員の嫉妬が渦巻いて、彼女を襲った。
彼女も、男達も、みんな少しずつ壊れていった。
そして、男達が殺し合うという悲劇が幕を開ける。
そこまで聞いて、私はこれが何の話なのか確信してしまった。
「もしかして、それは……、ミルドレッド女王の話ですか? その男達は四人の王子ということですか?」
ヨハネスはどこか遠い目をしながら、ゆっくり頷いた。
「そう……、そしてアリサ、貴方がその女王ミルドレッドの生まれ変わりなのです」
まるで心臓を撃ち抜かれたような強い衝撃に体が痺れて力が入らなくなり、私は後ろに倒れた。
閉じていく視界に、驚いた顔をしたヨハネスが小さく消えていった。
ずっと悩まされてきた悪夢。
起きれば全て忘れるのに、眠るとまたあの世界に引き摺り込まれる。
ヨハネスの言葉に今まで全て消えていた夢達が、私の頭めがけて降り注ぐように流れ込んできた。
□□□
「言ったでしょう。弟の塾の送り迎えにお弁当作り。夏は忙しいんだよ」
「……実はさぁ。先輩から頼まれてんの、亜梨沙連れてきてって。ずっと気になってるみたいだよ。亜梨沙のこと……」
「ええ!?」
「じゃ、行くの決定ね。一日くらいいいでしょう。じゃあねーー!!」
「ちょ…ちょっと!! まっ……」
走り去っていく友人を見ながら、手を上げたままの格好で固まってしまった。
まさかそんな風に意識したことなんてなくて、冗談とか揶揄われているだとしか思えなかった。
でも、もし本当だったら……
恋が始まるのかもしれない……
「恋かぁ…。きっとその人の姿を見たら胸がドキドキして……」
アリサ…、そう呼んでもらえたら、それだけで……。
突然蝉の声が響き渡り、まるで私を呼ぶ声のように聞こえてきた。
気がつくと熱いものが頬を濡らしていた。
「あれ……、何で……私、泣いて………」
ぐらぐらと体が揺れて、空に吸い込まれていくような感覚がした。
「アリサ様」
ぱっと開いた視界に飛び込んできた光景に目が慣れるまで時間がかかった。
髪の毛を高い位置で結んだお団子ヘアーの可愛らしい女の子が私のことを心配そうに覗き込んでいる。
「すみません、いつもよりご起床にお時間がかかっていたので、見にきちゃいました。大丈夫ですか? すごくうなされてましたけど……」
「ミ……ル……?」
「はい」
名前を呼ばれて不思議そうに目を瞬かせた少女を見て、ここがどこなのかやっと思い出した。
信じられない……。急にすっぽりと記憶が抜けてしまうみたいになるなんて……。
一瞬、みんなのこと何も思い出せなかった。
まるで……本当に元の世界に戻ったみたいに……。
恐ろしくなって両腕を抱えていると、お熱ですかと言いながら、ミルがおでこに手を当ててきた。
「大丈夫ですね、むしろ…すごく冷たいです」
「うん大丈夫…、ありがとう」
怖かった。
あれがきっと忘れる、という感覚なのだろう。
ヨハネスがくれた切符は手元にあった。
クルミのような大きな種。
枕元に置いたまま、眺めながら悩んでいたけれど、そのうち寝てしまったようだ。
これはもしかしたら、イシスが見せてくれたその後の世界かもしれない。
異世界から元の世界に戻ったら、私にはきっとあんな日常が待っているのかもしれない。
夏休みにバーベキュー、友人との語らいに、淡い恋の予感。
そして、家に帰れば温かく迎えてくれる家族。
今すぐそこに戻れるというのに、私は心を決めかねていた。
「そういえば、セイラ様がついに抑制具を作ることに成功したみたいですよ。まだ簡単なものらしいですけど、帝国は大騒ぎで……」
あれからセイラは努力して修行に励み、聖女としての力を着実に伸ばしているようだ。これで自分がこの世界にいる意味がなくなってしまった。自分から頑張れと応援したくせに、足元が揺れているなんておかしなことだと思った。
私はどうしたいのか、意思を尊重するとヨハネスは言っていたけれど、考えれば考えるほどヨハネスの事を考えてしまう。
なぜだかすごく拒絶されている気がするのだ。
嫌われているなら仕方がないと思えるのに、今まであんなに優しくしてくれたという記憶が胸を突いてくる。
それにランスロットや、エドワード、一緒に死ぬとまで言ってくれたベルトラン。
彼らとの日々と、思う気持ちをなかったものにするのはとてもできなかった。
私は彼らのことが好きだ。
ちゃんと気持ちを言ってくれたのは、ランスロットだけだが、エドワードもベルトランも大切に思ってくれているのは痛いほど分かる。
彼らのことを忘れて生きていくなんて、私にはできない。
きっと記憶をなくしても、いつもどこかで思い出して、さっきの夢のように涙することになるだろう。
気持ちは固まっていた。
どうすればいいかも答えが見えていた。
けれど、ここに残るというのなら、ヨハネスとの関係がこのままでいいとは思えなかった。
私は色々と考えた末、ヨハネスに会いに行くために神殿に向かった。
いつも神殿に来ると作業用の部屋に一直線でそこから出ることはあまりないが、今日はヨハネスに話がしたいと言うと、直接私室の方へ通された。
相変わらずベッドと机しかないシンプルな部屋で、ここへ来ると初めて吸血された時を思い出してしまう。
あの時は、わけも分からず翻弄されるように、ただヨハネスに任せて熱に溺れていた。
屋敷に移ってからは、顔を合わせる機会も減ったし、向こうから私に会いにきてくれるなんてこともなかった。
忙しい人だからと思っていたが、今思えば少しずつ距離を置かれていた気がする。
まるで自分の世界に私がこれ以上入らないように線を引かれたような、そんな気がしていた。
「お待たせしました。アリサの方から会いに来てくれるとは思っていませんでした」
いつもの柔らかな雰囲気を保ちながらも、少し戸惑うような顔をしてヨハネスが部屋に入ってきた。
「気持ちは固まった、という事でいいですか?」
「ええ、どうしたいのかじっくり考えました」
聖衣を脱いで、薄着になったヨハネスが話を聞くためか私の隣に座った。
思えばこんなに近い距離で話すのも久しぶりかもしれない。
「私の気持ちを話す前に、ヨハネス様の気持ちを教えてくれますか?」
「……と、言いますと?」
「ヨハネス様が私の幸せを考えて、元の世界に帰るのを勧めてくれるのは分かります。けれど、どうしてもヨハネス様は私を……どこか遠くへ行かせないと気が済まないような態度にも思えるのです。まるで私を……嫌うような、憎んでいるようにも思えるのです」
まさかそこを指摘されるとは思わなかったのだろうか、ヨハネスの顔は一気に強張った。
どうするべきか考えようとしているのか、ヨハネスは眉を寄せて目を閉じてしまった。
次に目を開けた時、色違いの双眼には暗い色が宿っていた。
「嫌う……憎む……。アリサの言っている言葉はある意味正しいです。でも、私の感情はそんな単純な言葉で言い表せるものではないのです」
心臓がドキリと強い音を立てた。
そうではないかと予想はしていたが、実際目の前で本人の口から言われると胸が痛んだ。
「昔話をしましょうか。ある哀れな男の話です」
ヨハネスはクスリと自嘲気味に笑った後、ある悲運の男の話をしてくれた。
男には三人の兄がいた。自分だけ生まれつき体が弱く、小さかった。
魔力だけは一番あったが、魔力よりも剣の腕、研究よりも戦う強さを求められる環境であったため、ほとんど関心を持たれる事なく育った。
歳をとっても相変わらず背は低く、力もつかない。兄達と比べられるのが嫌でいつも隠れるようにして身を潜めていた。
そんな時、一人の少女が現れる。
頭が良くうんとものを知っていて、珍しいと言われる容姿で一目見たら目が離せないくらい美しい少女だった。
とにかく人の心を掴むのが上手くて、あっという間に彼女の存在は誰もが知るところとなる。
そして、男もまた彼女に惹かれていく。
なぜなら、彼女だけが自分の孤独を理解して手を差し伸べてくれたから。
年月が経とうともその気持ちは変わらなかった。それは、兄達も同じで、全員が彼女を好きになったまま、大人になった。
「誰が一番好きなのか?」
兄達の一人がそう問いかけた。
彼女は困った顔をしたが、全員好きだと言った。
全員のグラスに同じだけの愛を注げるように、寸分違わず同じだけ平等に愛していると……。
一度はそれで収まった。
全員、自分のことを愛してくれているのだと分かったから……。
しかし愛とはそんな測ったように平等なものなど存在しなかった。
誰かがいった。
アイツには笑顔で話しかけていたのに、俺の前ではなぜ、笑顔が少ないのだ。
誰かが言った。
なぜ俺が渡したものは使わないのに、アイツから貰ったものは使うのか。
誰が言った。
どうして、どうして、どうして
どうして俺には………
平等だって言ったのに。
全員の嫉妬が渦巻いて、彼女を襲った。
彼女も、男達も、みんな少しずつ壊れていった。
そして、男達が殺し合うという悲劇が幕を開ける。
そこまで聞いて、私はこれが何の話なのか確信してしまった。
「もしかして、それは……、ミルドレッド女王の話ですか? その男達は四人の王子ということですか?」
ヨハネスはどこか遠い目をしながら、ゆっくり頷いた。
「そう……、そしてアリサ、貴方がその女王ミルドレッドの生まれ変わりなのです」
まるで心臓を撃ち抜かれたような強い衝撃に体が痺れて力が入らなくなり、私は後ろに倒れた。
閉じていく視界に、驚いた顔をしたヨハネスが小さく消えていった。
ずっと悩まされてきた悪夢。
起きれば全て忘れるのに、眠るとまたあの世界に引き摺り込まれる。
ヨハネスの言葉に今まで全て消えていた夢達が、私の頭めがけて降り注ぐように流れ込んできた。
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