3 / 57
第一章
(3)白と黒の騎士
しおりを挟む
皇宮の外へ出た私は、自分の目に飛び込んできた光景が信じられなくて思わず、すごっ! っと叫びそうになった。
学校の校庭が何個分だろう、ナントカドームが十個くらい入りそうなだだっ広い白い砂が敷き詰められた場所に、右と左に分かれてそれぞれ白と黒の騎士服に身を包んだ帝国の騎士達がズラッと並んでいる。数え切れないくらいの人数だ。
そして皇宮側の敷地には豪華な飾りが付けられた馬車が何台も止まっていた。一番先頭は金ピカの光を放っている四頭立ての四輪大型馬車で、屋根部分は紋章なのか金のレリーフが施されている。車輪に至るまで金で作られているようだ。とにかく目立っていて、もしやあれに乗せられるのか恐ろしくなった。
「うううっ…嘘でしょう! いくら大げさだって言ってもレベルが桁違いだって! ……こっ…これで神殿まで行くの?」
「アリサ様、落ち着いてください。これは聖女様の移動用の準備です。これから、聖女誕生記念のパレードがあるんですよ」
「はっ…へっ……そ…そうなの……あはは……そうだよね」
とてつもない勘違いに恥ずかしくなったが、それより驚き過ぎて腰が抜けてしまい私はその場にへたり込んだ。
横からリルが支えてくれて、地面に這いつくばる事は避けれた。
「どうやらアリサ様の馬車はこちらのようです」
リルが指さした方向を見ると、あの豪華絢爛なパレード隊とは逆方向、草木が生い茂る一角に今にも壊れそうなボロボロの馬車があった。屋根はなく上はガラ空で、所々木材が飛び出している。こんな悲しいオープンカーを見たことがない。痩せた馬が黙々と草を食べていた。
「えっ……嘘……あれ? あれに乗るの!?」
お姫様扱いされるのを望んでいたわけではないが、もうちょっと違う世界から連れてこられた苦労とかを、汲んでくれてもいいのにと叫びたくなった。
聖女でなくても転移者は丁重に扱うと聞いていたが、あれは空耳だったのだろうか。
それとも自分の足で歩かないだけマシだと思えということか……。
「こちらを被ってください。神殿に着くまでは決して脱がないようにお願いします」
リルが薄手のフード付きのコートを手渡してきた。検査で使ったものと似ていて、そこまで熱くはなさそうだが、こんなものを外で被ったら視界が悪くて転びそうだ。
私が嫌そうな顔をしたら、リルはゴボンと歳に似合わないオジサンみたいな咳払いをした。
「聖女様は皇室の方以外にお姿を見せることはありません。普段の外出時はコートを付けることになっております。聖女でなくとも同じ転移者として注目を浴びることを、セイラ様が危惧しておりまして、アリサ様にも外出時は外套を使うように指示が出ています」
「なんじゃそりゃ、みすぼらしい姿を見せるなってことかしら」
変なところだけ同じにしようとするが、それなら待遇をせめて屋根付きにしてくれと頼みたかった。
頭から外套を被せられて、やはり長いフードで視界が悪くなった。もうすぐにでも脱ぎたくなったが、まだここではダメだと大人しくしておこうと力を抜いた。
「運転してくれる人は? も…もしかして、私ひとり?」
「いえ、護衛も兼ねて騎士が二人付くと聞いておりますが……」
リルが首を動かしながら辺りを見渡していると、皇宮の外回廊の方から声が聞こえてきた。
「お前がこの任務にあたるなんて、聞いていたら絶対断ったのに! なんでお前なんだよ!」
「それはこっちの台詞だ。仕方がないだろう。団長直々に声がかかったし、向こうに人手を取られて、単独で護衛で動けるような者は俺しかいなかったんだ。お前こそ向こうに行けばよかっただろう」
「こっちだってそうだよ! 行け、断ることは許されないとかあの石頭に怒鳴られたんだ。つーか、俺一人で十分だろう。さっさと終わらせたいんだ」
何やら物騒というか、怒鳴り合うような声が聞こえてきて、私はリルと顔を見合わせた。
声はどんどんこちらに近づいてくるが、変わらず仲が悪そうに怒鳴り合っていた。
もしかしてあれはちょっと嫌だなとビクビクしてきた。
「引き受けたからには変更できないのは分かっているだろう。嫌でもお前と行くしかない」
「だーーーー! ったくツイてねーなぁ!それで? 偽の聖女さんはどこだよ。選ばれなくてメソメソ泣いてんじゃねーのか」
嫌な予感は的中したようだ。偽の聖女という認識も、これからの時間が憂鬱になりそうな気分にさせてくれる。
どうやら柱の陰になっているからか、お互い姿が見えないようだ。
出て行くべきか迷っていると、リルにポンと肩を叩かれた。
「どうやら、すごいお二人が一緒に行ってくれるみたいですよ。良かったですね」
「へ?」
「おい! 誰だ!?」
リルは小声で話していたが、気配を察知したらしく、急に張り詰めたような空気になった。私はビクッとして腕を抱えたが、リルは平然と歩き出して陰から出て行ってしまった。
「皇宮女官のリルです。アリサ様をお連れしました。アリサ様、どうぞこちらへ」
あぁ丁寧に呼ばれてしまったと、どうやらここでも歓迎されない空気の中、出て行くしかなかった。
すごすごと物陰から出て行くと、それぞれ白と黒の騎士服に身を包んだ男が立っていた。護衛で付いてきてくれる二人だろう。そして先ほどまで言い合っていた仲の悪そうな人達だ。
「転移者様、この度は神殿まで無事にお連れすることを任命されました。黒の騎士団、エドワード・クラブストックと申します」
「同じく、任を受けました。白の騎士団、ランスロッド・ジャックスです」
後に平民になる予定の私の位置が彼らの上なのか下なのか不明だが、今回の道中は一応お客様的扱いをしてくれるらしい。
二人の騎士は膝をついて挨拶をしてくれた。
こんなに丁寧にされてどう答えればいいのか分からず、とりあえず失礼だからフードを取ろうと手をかけたら、リルに止められた。
「アリサ様、先ほど申した通り、これは付けたままでお願いします。他人の前では決してお取りにならないように。お二人についてはエドワード卿とランスロット卿とお呼びください。お二人とも両騎士団で次期団長と呼び声が高い有名な騎士の方です。何事もなく神殿まで向かえると思いますのでご心配なく」
「は…はい。あの、アリサです。どうぞよろしくお願いします」
世話になることは変わりないので、こちらも深々と頭を下げて礼をすると、プっと噴き出すような声がした。
その後に小さくランスロットと咎めるような声が聞こえた。どうやら、何かおかしくて笑われたらしい。
「アリサ様、対外的には転移者様は今のところ、聖女様と同等の扱いとされていますので、そのように頭を下げてはいけません」
「……同等」
フードを被らされたり、お辞儀するなど言われたり色々と制約が多い身である。早く平民になりたいと思っていたら、パーパーっとラッパのような楽器の音が響き渡って、皇宮の別の出口から拍手の音が聞こえていた。
「おっ、どうやらホンモンの聖女さんのお出ましだぞ」
「ランスロット! お前いい加減にしろ!」
偽物と本物とか言われるのはもうどうでもいいのだが、ずいぶんと軽口が多い男である。
フードに隠れていてよく見えなかったが、騎士の二人が立ち上がって、聖女が見える位置まで移動すると二人の姿がよく見えた。
黒の騎士服の男、割と礼儀正しい方のエドワードは、暗い服とは違い、色白で日に透けるような金髪で翠の瞳が美しい男だった。目鼻立ちは整っていて、一般的な女性よりも綺麗だと言えるかもしれない。わずかに垂れた目が色気を醸し出している。誰が見てもモテそうな美丈夫だった。
もう一人の調子の良さそうな白の騎士団の男、ランスロットは、浅黒く日に焼けた肌にグレーがかった黒い髪が印象的だ。エドワードと同じく整っているが、濃い眉と強い瞳は男性的で、青い瞳からは好奇心旺盛な幼さが感じられた。
二人とも背が高く、並んでいると双璧のように心強く感じた。剣と剣の戦いなど想像もできないが、ど素人の私でも漂うオーラから明らかに強者の雰囲気を感じた。
歓声と拍手と共に、皇宮の正面出口から出てきたのはセイラだった。
セイラは宝石が散りばめられた白いドレスを着て、堂々と満面の笑みで手を振りながら出てきた。
あれのどこが姿を晒さないのかと、リルに抗議の目線を送ったが、咳払いをして返されてしまった。どうやら、言い伝えられてきた聖女とセイラは少し違うのかもしれない。リルも苦笑いで困ったような顔をしていた。
「おっ! 目が合った。聖女さんこっちに来るぞ」
ランスロットが楽しそうに声を弾ませたので、まさかと拍手に囲まれているはずのセイラを見ると、輪の中を飛び出してズンズンとこちらに向かって来るところが見えた。
別れの挨拶でもしに来てくれるのかと思ったが、鬼のような形相で明らかに怒っているように見える。
もう、これは嫌な予感しかなくて、私はさっきの柱の陰に隠れようと後退りしたが、一足遅くばっちり目が合ってしまい逃げることができなかった。
□□□
学校の校庭が何個分だろう、ナントカドームが十個くらい入りそうなだだっ広い白い砂が敷き詰められた場所に、右と左に分かれてそれぞれ白と黒の騎士服に身を包んだ帝国の騎士達がズラッと並んでいる。数え切れないくらいの人数だ。
そして皇宮側の敷地には豪華な飾りが付けられた馬車が何台も止まっていた。一番先頭は金ピカの光を放っている四頭立ての四輪大型馬車で、屋根部分は紋章なのか金のレリーフが施されている。車輪に至るまで金で作られているようだ。とにかく目立っていて、もしやあれに乗せられるのか恐ろしくなった。
「うううっ…嘘でしょう! いくら大げさだって言ってもレベルが桁違いだって! ……こっ…これで神殿まで行くの?」
「アリサ様、落ち着いてください。これは聖女様の移動用の準備です。これから、聖女誕生記念のパレードがあるんですよ」
「はっ…へっ……そ…そうなの……あはは……そうだよね」
とてつもない勘違いに恥ずかしくなったが、それより驚き過ぎて腰が抜けてしまい私はその場にへたり込んだ。
横からリルが支えてくれて、地面に這いつくばる事は避けれた。
「どうやらアリサ様の馬車はこちらのようです」
リルが指さした方向を見ると、あの豪華絢爛なパレード隊とは逆方向、草木が生い茂る一角に今にも壊れそうなボロボロの馬車があった。屋根はなく上はガラ空で、所々木材が飛び出している。こんな悲しいオープンカーを見たことがない。痩せた馬が黙々と草を食べていた。
「えっ……嘘……あれ? あれに乗るの!?」
お姫様扱いされるのを望んでいたわけではないが、もうちょっと違う世界から連れてこられた苦労とかを、汲んでくれてもいいのにと叫びたくなった。
聖女でなくても転移者は丁重に扱うと聞いていたが、あれは空耳だったのだろうか。
それとも自分の足で歩かないだけマシだと思えということか……。
「こちらを被ってください。神殿に着くまでは決して脱がないようにお願いします」
リルが薄手のフード付きのコートを手渡してきた。検査で使ったものと似ていて、そこまで熱くはなさそうだが、こんなものを外で被ったら視界が悪くて転びそうだ。
私が嫌そうな顔をしたら、リルはゴボンと歳に似合わないオジサンみたいな咳払いをした。
「聖女様は皇室の方以外にお姿を見せることはありません。普段の外出時はコートを付けることになっております。聖女でなくとも同じ転移者として注目を浴びることを、セイラ様が危惧しておりまして、アリサ様にも外出時は外套を使うように指示が出ています」
「なんじゃそりゃ、みすぼらしい姿を見せるなってことかしら」
変なところだけ同じにしようとするが、それなら待遇をせめて屋根付きにしてくれと頼みたかった。
頭から外套を被せられて、やはり長いフードで視界が悪くなった。もうすぐにでも脱ぎたくなったが、まだここではダメだと大人しくしておこうと力を抜いた。
「運転してくれる人は? も…もしかして、私ひとり?」
「いえ、護衛も兼ねて騎士が二人付くと聞いておりますが……」
リルが首を動かしながら辺りを見渡していると、皇宮の外回廊の方から声が聞こえてきた。
「お前がこの任務にあたるなんて、聞いていたら絶対断ったのに! なんでお前なんだよ!」
「それはこっちの台詞だ。仕方がないだろう。団長直々に声がかかったし、向こうに人手を取られて、単独で護衛で動けるような者は俺しかいなかったんだ。お前こそ向こうに行けばよかっただろう」
「こっちだってそうだよ! 行け、断ることは許されないとかあの石頭に怒鳴られたんだ。つーか、俺一人で十分だろう。さっさと終わらせたいんだ」
何やら物騒というか、怒鳴り合うような声が聞こえてきて、私はリルと顔を見合わせた。
声はどんどんこちらに近づいてくるが、変わらず仲が悪そうに怒鳴り合っていた。
もしかしてあれはちょっと嫌だなとビクビクしてきた。
「引き受けたからには変更できないのは分かっているだろう。嫌でもお前と行くしかない」
「だーーーー! ったくツイてねーなぁ!それで? 偽の聖女さんはどこだよ。選ばれなくてメソメソ泣いてんじゃねーのか」
嫌な予感は的中したようだ。偽の聖女という認識も、これからの時間が憂鬱になりそうな気分にさせてくれる。
どうやら柱の陰になっているからか、お互い姿が見えないようだ。
出て行くべきか迷っていると、リルにポンと肩を叩かれた。
「どうやら、すごいお二人が一緒に行ってくれるみたいですよ。良かったですね」
「へ?」
「おい! 誰だ!?」
リルは小声で話していたが、気配を察知したらしく、急に張り詰めたような空気になった。私はビクッとして腕を抱えたが、リルは平然と歩き出して陰から出て行ってしまった。
「皇宮女官のリルです。アリサ様をお連れしました。アリサ様、どうぞこちらへ」
あぁ丁寧に呼ばれてしまったと、どうやらここでも歓迎されない空気の中、出て行くしかなかった。
すごすごと物陰から出て行くと、それぞれ白と黒の騎士服に身を包んだ男が立っていた。護衛で付いてきてくれる二人だろう。そして先ほどまで言い合っていた仲の悪そうな人達だ。
「転移者様、この度は神殿まで無事にお連れすることを任命されました。黒の騎士団、エドワード・クラブストックと申します」
「同じく、任を受けました。白の騎士団、ランスロッド・ジャックスです」
後に平民になる予定の私の位置が彼らの上なのか下なのか不明だが、今回の道中は一応お客様的扱いをしてくれるらしい。
二人の騎士は膝をついて挨拶をしてくれた。
こんなに丁寧にされてどう答えればいいのか分からず、とりあえず失礼だからフードを取ろうと手をかけたら、リルに止められた。
「アリサ様、先ほど申した通り、これは付けたままでお願いします。他人の前では決してお取りにならないように。お二人についてはエドワード卿とランスロット卿とお呼びください。お二人とも両騎士団で次期団長と呼び声が高い有名な騎士の方です。何事もなく神殿まで向かえると思いますのでご心配なく」
「は…はい。あの、アリサです。どうぞよろしくお願いします」
世話になることは変わりないので、こちらも深々と頭を下げて礼をすると、プっと噴き出すような声がした。
その後に小さくランスロットと咎めるような声が聞こえた。どうやら、何かおかしくて笑われたらしい。
「アリサ様、対外的には転移者様は今のところ、聖女様と同等の扱いとされていますので、そのように頭を下げてはいけません」
「……同等」
フードを被らされたり、お辞儀するなど言われたり色々と制約が多い身である。早く平民になりたいと思っていたら、パーパーっとラッパのような楽器の音が響き渡って、皇宮の別の出口から拍手の音が聞こえていた。
「おっ、どうやらホンモンの聖女さんのお出ましだぞ」
「ランスロット! お前いい加減にしろ!」
偽物と本物とか言われるのはもうどうでもいいのだが、ずいぶんと軽口が多い男である。
フードに隠れていてよく見えなかったが、騎士の二人が立ち上がって、聖女が見える位置まで移動すると二人の姿がよく見えた。
黒の騎士服の男、割と礼儀正しい方のエドワードは、暗い服とは違い、色白で日に透けるような金髪で翠の瞳が美しい男だった。目鼻立ちは整っていて、一般的な女性よりも綺麗だと言えるかもしれない。わずかに垂れた目が色気を醸し出している。誰が見てもモテそうな美丈夫だった。
もう一人の調子の良さそうな白の騎士団の男、ランスロットは、浅黒く日に焼けた肌にグレーがかった黒い髪が印象的だ。エドワードと同じく整っているが、濃い眉と強い瞳は男性的で、青い瞳からは好奇心旺盛な幼さが感じられた。
二人とも背が高く、並んでいると双璧のように心強く感じた。剣と剣の戦いなど想像もできないが、ど素人の私でも漂うオーラから明らかに強者の雰囲気を感じた。
歓声と拍手と共に、皇宮の正面出口から出てきたのはセイラだった。
セイラは宝石が散りばめられた白いドレスを着て、堂々と満面の笑みで手を振りながら出てきた。
あれのどこが姿を晒さないのかと、リルに抗議の目線を送ったが、咳払いをして返されてしまった。どうやら、言い伝えられてきた聖女とセイラは少し違うのかもしれない。リルも苦笑いで困ったような顔をしていた。
「おっ! 目が合った。聖女さんこっちに来るぞ」
ランスロットが楽しそうに声を弾ませたので、まさかと拍手に囲まれているはずのセイラを見ると、輪の中を飛び出してズンズンとこちらに向かって来るところが見えた。
別れの挨拶でもしに来てくれるのかと思ったが、鬼のような形相で明らかに怒っているように見える。
もう、これは嫌な予感しかなくて、私はさっきの柱の陰に隠れようと後退りしたが、一足遅くばっちり目が合ってしまい逃げることができなかった。
□□□
2
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる