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最終章 儚き薔薇は……
3、君との約束
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孤児院にいた頃のことをアスランはあまり語らなかった。
見た目が周りとあまりにも違ったので、ひどく気味悪がられるか、気持ち悪いくらいに近寄って来られるかのどちらかだったらしい。
その前のことを覚えているかと聞いたことがある。
アスランは首を振っていた。
まだ赤ん坊の頃に上等な布に包まれて、孤児院の前に捨てられていたと。
自分は愛されることなく生まれてきたのだと言うアスランは、涙こそ流していなかったが、悲しそうな顔をしていた。
その時俺はなんと言ったのだろうか……。
ただ何も言わず、アスランを抱きしめた気がする。
その温もりがまだ肌に残っていた。
「アスランが、まさか、シュネイルの王子だったなんて……。という事は、今までずっと監視を?」
「ああ、アスランが引き取られてどう育つのかは調べていた。貴族の連中は聖力を神のように見るから、ひどい扱いを受けることはないだろうと見ていた。その通り、ブラッドフォード伯爵はしっかり金をかけて育てたし、家族関係も良好だと確認していた。王族であるから聖力が開花するのは間違いないし、遅ければ強制的に開花させる方法もあったが、とにかく機会を待っていたんだ」
「……それがなぜ、連れてきたのが俺だったんですか?」
ここがゲームのシナリオと違う点だ。
あまりに少なすぎる情報に、一から教えてもらおうと意気込んだが、返ってきたのはセインスが眉間に皺を寄せた難しい顔だった。
「……シュネイル国建国の父と呼ばれる、かつての英雄が使っていたとされる聖剣がある。その聖剣を手にすることができたら、その者が王になると言われていて、かなりの聖力が必要になるため長い歴史の中で未だ手にした者はいない。この混迷した王位争いを終わらせるために、王兄弟の一人が儀式を行うと表明した。他に王位を望む者は参加しなくてはいけない……。エルシオン様はお前を命運者に選んだ、なぜかは俺にも分からない」
「わ……分からないんですか? 重要なものなんですよね?」
「儀式が行われるなら、同じくらい多くの聖力を持つであろうオースティン様を命運者にするつもりだった。儀式はかなりの危険を伴うものだからだ。参加すればおそらくどちらか、もしくは二人とも死ぬ可能性がある」
「えっ、死ぬ!?……えええ!?」
そんな危険なものだなんて聞いていなかった。
というか、抗争の真っ只中に突入するわけだから、危険なのはそれはそうなのだが、それにしたって聖力のない俺がどう協力できるのかさっぱりわからない。
「ここっ困りますよ! 参加するだけって言うからまだいいかと思っていたのに! 危険ってどういうことですか!?」
「すまないっ、今の俺に分かることはそのくらいで……、あとは港に着いたら情報を集めて……」
すぐにでも帰りたい気持ちなのに、まさか死の危険があるなんて話にならない。
やっぱり次の港で逃げようかと頭によぎった時、船内に甲高いラッパの音が鳴り響いた。
「くそっ……やはりきたか!」
「ええっ、なっ何が……」
「ラッパの音は海賊もしくは、怪しい船が近づいてきた時の合図だ。エルシオン様を狙う者達が動いている。囮も含めて複数で移動したが、どうやらこの船が目をつけられたらしい……」
「そんなっっ、どうすれば……」
「付いて来い! シリウス、ロティーナと一緒に隠れるんだ!」
今まで静かすぎるほど平穏な船旅が続いていたので、急に悪くなった雲行きに手足が震えてしまった。
とにかくセインスに誘導されるまま、部屋を飛び出した。
ギシギシと波に揺られて船底が軋む音が絶えず響いている。
先ほどまで、叫び声やものが落ちる音、金属がぶつかり合う音などが響いていたが、静かになった。
身動きが取れなくて、音に敏感になっていたが静かになるとそれはそれで恐ろしい。
ビクビクしながら、息を呑んだところで、隣で一緒に身を潜めているロティーナが俺の腕を掴んできた。
ロティーナも同じ不安を抱えているのだろう。
目が合うとロティーナは泣きそうな顔になっていた。
俺達が乗っていた商船は何者かの侵入を許して船内は混乱に陥っていた。
俺とロティーナは倉庫室の床下、船底に用意された空間に隠れて事態が収まるのを待っていた。
セインスは俺とロティーナを隠した後、一人剣を抜いて行ってしまった。
倉庫室は何度か人の出入りがあって、ガタガタと荷が開けられる音がしたが、今は静かになって人の気配はしない。
「……もう、行ったかしら……。セインス、大丈夫かな」
「セインスならきっと大丈夫だよ。長年上手いこと潜入を続けてきた男だし、何より腕は立ちそうだ。賊から自分の身を守るくらいなら造作もないだろう」
「付いてきたのは後悔していないけど、こんな風に足手まといになるのは申し訳ないわ……、せめて私も剣を習っておけばよかった」
「ロティ、君と意見が合うなんて。俺も真面目に授業を受けておけばよかったよ」
「本当、身近にとっても強い師匠がいるのに、何をやってるのかしらね」
ロティーナが師匠と言った人物はアスランだろう。
思えば俺はいつだって、ピンチの時はアスランが来てくれると思っていた。
剣をちゃんと学んでこなかったのも、アスランの側にいれば必要ないと思ってきたからだ。
まさか、アスランから離れて海の上に来てしまうなんて思ってもなかった。
「……やだ、ごめんなさい。思い出させちゃったわね」
ロティーナが申し訳なさそうな顔で慌てているので、何だろうと思ったら、自分の頬が濡れているのを感じた。
アスランのことを思ったら、涙がこぼれてしまったらしい。
生温かい涙が手の上に落ちてきた。
「ねえ、アスランは聖力使いなんでしょう? しかもとびきり強い力を持ってるって……」
「そうだけど……」
「聖騎士は契約の力があって、特別大きな力を一つだけ決めることができるって聞いたことがあるわ。アスランから何か聞いていない? 私が聞いたのは王に何かあった時に駆けつけるとかそんなのだったと思うけど、聖騎士というより、アスランならきっと、シリウスに誓いを立てたような気がするのよ」
泣いている俺を慰めるにしては、ロティーナはずいぶんと曖昧なことを言ってきた。
何の話が始まったのかと思ったが、降りてきたように頭の中にアスランと話した時のシーンが思い浮かんできた。
「や……やくそく」
「え?」
「ロティーナ、約束したんだ……俺……」
次の言葉を口に出そうとした瞬間、倉庫が開け放たれる音がして、ドカドカとたくさんの足音が聞こえてきた。
慌てて口を押さえた俺とロティーナは小さくなって息を呑んだ。
「おい、ここだな」
「はい、さっき捕らえた船員がここから話し声が聞こえたと吐きました」
「木箱を全部開けろ! 壁や床も調べるんだ!」
何度か人の出入りがあったが、ついに本格的な捜索が始まってしまった。
ドンドンと壁や床が叩かれて、このままだと見つかるのも時間の問題になってしまった。
セインスはどこへ行ったのか。
もしかして捕まったか負傷したか、こっちに戻れない事情があるのだろう。
ということは、自分達でここを何とか切り抜けないといけない。
俺を掴むロティーナの手が震えていたので、安心させるように上から手を重ねた。
着ていた上着を脱いでロティーナの体を隠すようにかけた後、俺は意を決して船底の空間から這い出すことにした。
「シリウスっ」
ロティーナが囁く声で俺を呼んだが、振り返らず大丈夫だからと手を上げた。
大丈夫、アスランがいつも隣にいてくれる。
信じるんだ。
ぐっと唾を飲み込んでから、隠し扉を開いて外に飛び出した。
□□□
見た目が周りとあまりにも違ったので、ひどく気味悪がられるか、気持ち悪いくらいに近寄って来られるかのどちらかだったらしい。
その前のことを覚えているかと聞いたことがある。
アスランは首を振っていた。
まだ赤ん坊の頃に上等な布に包まれて、孤児院の前に捨てられていたと。
自分は愛されることなく生まれてきたのだと言うアスランは、涙こそ流していなかったが、悲しそうな顔をしていた。
その時俺はなんと言ったのだろうか……。
ただ何も言わず、アスランを抱きしめた気がする。
その温もりがまだ肌に残っていた。
「アスランが、まさか、シュネイルの王子だったなんて……。という事は、今までずっと監視を?」
「ああ、アスランが引き取られてどう育つのかは調べていた。貴族の連中は聖力を神のように見るから、ひどい扱いを受けることはないだろうと見ていた。その通り、ブラッドフォード伯爵はしっかり金をかけて育てたし、家族関係も良好だと確認していた。王族であるから聖力が開花するのは間違いないし、遅ければ強制的に開花させる方法もあったが、とにかく機会を待っていたんだ」
「……それがなぜ、連れてきたのが俺だったんですか?」
ここがゲームのシナリオと違う点だ。
あまりに少なすぎる情報に、一から教えてもらおうと意気込んだが、返ってきたのはセインスが眉間に皺を寄せた難しい顔だった。
「……シュネイル国建国の父と呼ばれる、かつての英雄が使っていたとされる聖剣がある。その聖剣を手にすることができたら、その者が王になると言われていて、かなりの聖力が必要になるため長い歴史の中で未だ手にした者はいない。この混迷した王位争いを終わらせるために、王兄弟の一人が儀式を行うと表明した。他に王位を望む者は参加しなくてはいけない……。エルシオン様はお前を命運者に選んだ、なぜかは俺にも分からない」
「わ……分からないんですか? 重要なものなんですよね?」
「儀式が行われるなら、同じくらい多くの聖力を持つであろうオースティン様を命運者にするつもりだった。儀式はかなりの危険を伴うものだからだ。参加すればおそらくどちらか、もしくは二人とも死ぬ可能性がある」
「えっ、死ぬ!?……えええ!?」
そんな危険なものだなんて聞いていなかった。
というか、抗争の真っ只中に突入するわけだから、危険なのはそれはそうなのだが、それにしたって聖力のない俺がどう協力できるのかさっぱりわからない。
「ここっ困りますよ! 参加するだけって言うからまだいいかと思っていたのに! 危険ってどういうことですか!?」
「すまないっ、今の俺に分かることはそのくらいで……、あとは港に着いたら情報を集めて……」
すぐにでも帰りたい気持ちなのに、まさか死の危険があるなんて話にならない。
やっぱり次の港で逃げようかと頭によぎった時、船内に甲高いラッパの音が鳴り響いた。
「くそっ……やはりきたか!」
「ええっ、なっ何が……」
「ラッパの音は海賊もしくは、怪しい船が近づいてきた時の合図だ。エルシオン様を狙う者達が動いている。囮も含めて複数で移動したが、どうやらこの船が目をつけられたらしい……」
「そんなっっ、どうすれば……」
「付いて来い! シリウス、ロティーナと一緒に隠れるんだ!」
今まで静かすぎるほど平穏な船旅が続いていたので、急に悪くなった雲行きに手足が震えてしまった。
とにかくセインスに誘導されるまま、部屋を飛び出した。
ギシギシと波に揺られて船底が軋む音が絶えず響いている。
先ほどまで、叫び声やものが落ちる音、金属がぶつかり合う音などが響いていたが、静かになった。
身動きが取れなくて、音に敏感になっていたが静かになるとそれはそれで恐ろしい。
ビクビクしながら、息を呑んだところで、隣で一緒に身を潜めているロティーナが俺の腕を掴んできた。
ロティーナも同じ不安を抱えているのだろう。
目が合うとロティーナは泣きそうな顔になっていた。
俺達が乗っていた商船は何者かの侵入を許して船内は混乱に陥っていた。
俺とロティーナは倉庫室の床下、船底に用意された空間に隠れて事態が収まるのを待っていた。
セインスは俺とロティーナを隠した後、一人剣を抜いて行ってしまった。
倉庫室は何度か人の出入りがあって、ガタガタと荷が開けられる音がしたが、今は静かになって人の気配はしない。
「……もう、行ったかしら……。セインス、大丈夫かな」
「セインスならきっと大丈夫だよ。長年上手いこと潜入を続けてきた男だし、何より腕は立ちそうだ。賊から自分の身を守るくらいなら造作もないだろう」
「付いてきたのは後悔していないけど、こんな風に足手まといになるのは申し訳ないわ……、せめて私も剣を習っておけばよかった」
「ロティ、君と意見が合うなんて。俺も真面目に授業を受けておけばよかったよ」
「本当、身近にとっても強い師匠がいるのに、何をやってるのかしらね」
ロティーナが師匠と言った人物はアスランだろう。
思えば俺はいつだって、ピンチの時はアスランが来てくれると思っていた。
剣をちゃんと学んでこなかったのも、アスランの側にいれば必要ないと思ってきたからだ。
まさか、アスランから離れて海の上に来てしまうなんて思ってもなかった。
「……やだ、ごめんなさい。思い出させちゃったわね」
ロティーナが申し訳なさそうな顔で慌てているので、何だろうと思ったら、自分の頬が濡れているのを感じた。
アスランのことを思ったら、涙がこぼれてしまったらしい。
生温かい涙が手の上に落ちてきた。
「ねえ、アスランは聖力使いなんでしょう? しかもとびきり強い力を持ってるって……」
「そうだけど……」
「聖騎士は契約の力があって、特別大きな力を一つだけ決めることができるって聞いたことがあるわ。アスランから何か聞いていない? 私が聞いたのは王に何かあった時に駆けつけるとかそんなのだったと思うけど、聖騎士というより、アスランならきっと、シリウスに誓いを立てたような気がするのよ」
泣いている俺を慰めるにしては、ロティーナはずいぶんと曖昧なことを言ってきた。
何の話が始まったのかと思ったが、降りてきたように頭の中にアスランと話した時のシーンが思い浮かんできた。
「や……やくそく」
「え?」
「ロティーナ、約束したんだ……俺……」
次の言葉を口に出そうとした瞬間、倉庫が開け放たれる音がして、ドカドカとたくさんの足音が聞こえてきた。
慌てて口を押さえた俺とロティーナは小さくなって息を呑んだ。
「おい、ここだな」
「はい、さっき捕らえた船員がここから話し声が聞こえたと吐きました」
「木箱を全部開けろ! 壁や床も調べるんだ!」
何度か人の出入りがあったが、ついに本格的な捜索が始まってしまった。
ドンドンと壁や床が叩かれて、このままだと見つかるのも時間の問題になってしまった。
セインスはどこへ行ったのか。
もしかして捕まったか負傷したか、こっちに戻れない事情があるのだろう。
ということは、自分達でここを何とか切り抜けないといけない。
俺を掴むロティーナの手が震えていたので、安心させるように上から手を重ねた。
着ていた上着を脱いでロティーナの体を隠すようにかけた後、俺は意を決して船底の空間から這い出すことにした。
「シリウスっ」
ロティーナが囁く声で俺を呼んだが、振り返らず大丈夫だからと手を上げた。
大丈夫、アスランがいつも隣にいてくれる。
信じるんだ。
ぐっと唾を飲み込んでから、隠し扉を開いて外に飛び出した。
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