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妹に彼氏ができたので盛ることにしました。

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「なんだ怪我してんの?」

 俺の言葉に丸刈りの頭がわずかに揺れたが、下を向いていたので表情はわからなかった。

「ちょっと見せて。……うん、これで大丈夫」

 いつも妹しか見ていなかった俺らしくない行動。しかしなぜか気になって見過ごすことが出来なかった。

「大丈夫。この怪我が自然と治るように、いつかその気持ちも報われる時が来る。今は頑張ったなって自分を褒めてあげなよ」

 今思えば安っぽい慰めの言葉しかかけてあげられなかったが、あの時彼はなんと返してくれたのだろう。

 何年も前の夏の終わりの記憶。
 なぜそれが浮かんできたのか分からないが、窓から高い空を眺めていたら、ふと思い出してしまった。





「砂糖とミルクは入れる?」

「あ…す…すみません。お気遣いいただきありがとうございます」

 コーヒーカップを二つ手に持って、小日向が部屋に戻ってきた。
 世界経済研究室と書かれたこの部屋は、普段は専任の教授の部屋らしいが、今は海外出張中で不在。ゼミの学生で、小日向は鍵の管理を任されているらしく、教授が不在の時は自由に使えるように許可が出ているらしい。

「集中したい時、騒がしいのは苦手だからよくここを借りるんだ。昼食もここで取ることが多いし、俺の第二の部屋みたいになってるかも」

「へぇ…優秀なんですね。優遇してもらえるなんて」

「俺が図書館なんかに行くと騒がしくなるから気を使ってもらったんだよ」

 それはそうだろう。あれだけ人が多い中でも、際立って目立っていた。単純な見た目もそうだが、柔和な外見にたまに見せる鋭い目つきがやけに光っていて、アンバランスで魅力がある。一度視界に捕らえたら目が離せなくなるくらい印象的だ。
 この瞳に見られたいと思う女子が集まってきてもおかしくはない。

 それをなぜか今、俺が俺が独占しているのだが……。

「こ…小日向さんは、その…すごくモテそうですね」

 研究室に備え付けられた来客用のソファーに向かい合ってコーヒーを飲みながら、俺は小日向調査の深掘りを始めた。

 藍に相応しい男なのか。
 同じ男として見極めてやると腹に力を入れた。

「……否定はしないよ。よく告白されるし、誘いも多いからね」

 なんという事だ。
 最近の女子は彼女持ちの男にも構わず普通に告白するのだろうか。しかも堂々と誘うなんて、藍はあまく見られているんじゃないか、もしくはコイツが優柔不断なのか、胃がキリキリと痛み出した。

「もちろん! すっ…全て断るんですよね」

「告白は断るけど……誘いは行かないとうるさいから適当に参加はしているよ」

 頭上に雷が落ちて来たのではないかと思うくらいの衝撃だ。藍という彼女がいるくせに、他の女とデートもするということか。
 それは断りきれないとかそういう話ではないと思う。
 やはりこの男……根っからの遊び人に違いない。

「それより山田くんは彼女とかいないの?」

「お…俺は、いいんです! そういうのは避けてますから」

「なぜ?」

「なぜって……」

 彼女なんかに心が取られていたら、藍を守ることができなくなってしまう。いつ何時、藍にお兄ちゃん助けてと呼ばれるかもしれない。俺の優先順位はいつも藍だけなのだ。

「い……妹が……大事だから」

「ふっ…変わらないですね」

「え? 何ですか??」

 小声で何か呟いた小日向だったが、聞き返しても何でもないと言って微笑んで教えてくれなかった。


 俺は迷っていた。
 手が震えるほど迷っていた。

 どうやらコイツは遊び人らしいが、コレを使ってもいいのだろうかと、手の中に隠していた小瓶を指の腹で撫でていた。

「あっ…少し待っていて、電話は出ないといけないんだ」

 研究室内の電話が鳴ったので、小日向は立ち上がって教授のデスクへ向かい、すぐに電話を取って俺に背を向けて話し始めた。

 俺は頭の中に藍の顔を思い浮かべた。できるなら、こんなスペックのモテ男で苦労するのではなく、真面目を絵に描いたような品行方正のかたまりみたいなヤツにした方が、絶対藍は幸せになれる。
 しかしだからといって、謎の薬で俺が人様に迷惑をかけていいのかと良心が痛みだした。
 いざ目の前にしたら何が正解かわからなくなってきたのだ。

 俺は迷いながら小瓶の蓋を開けて、コーヒーが入ったカップの上にまで持ってきた。
 傾ければすぐに中身が出そうな位置で、腕をぷるぷると震わせながら、あと一押しで動けずにいた。

「はい、分かりました。伝えておきます」

 突然小日向の声が大きく聞こえてきて、俺は驚いてビクッと体を揺らして、慌てて小瓶を机の下に戻して蓋を閉めた。

 いや、どうだろう。
 もしかしたら今揺れた時に一滴入ってしまったかもしれない。
 青い顔になってあわあわとしながら、どうするべきか動けなくなっていたら、戻ってきた小日向がカップを自然に取って、中身をごくりと飲み込んでしまった。

「あっ……」

「え? どうしたの?」

「いや…あの……トイレ! トイレ行ってくる!!」

 外出て右だよという言葉を背中で聞きながら、俺は走って研究室を出た。
 ごめんなさいごめんなさいと思いながらトイレにこもって十分。そろそろ何か起きているのではと思いながら、恐る恐る先程の部屋に戻った。
 もしかしたらもう体がおかしくなって部屋から飛び出しているかもしれない。
 そう思ってドアを開けたが、小日向はのんきな顔でおかえりと声をかけてきた。
 全く様子が変わったところがない。

「あ…あの、大丈夫ですか?」

「え?何が?」

「いえ…! なんでもないです!」

 近づいて見てみたが、やはり汗ひとつかいていなくてなんの変化もない。
 これはもしかしたら、薬はこぼれたように思えたが、実際はどこかに落ちて入らなかったのかもしれない。
 ホッとしたら喉が渇いたので、自分のカップを手に取って持ち上げた。

「あれ、冷めちゃったんじゃない?新しいの入れる?」

「いっ…いえ! お構いなく!」

 何度も入れ直してもらうのは悪いので、俺はすでにぬるくなったコーヒーをごくごくと腹に流し込んだ。
 この程度の熱さなら喉が渇いていたのでちょうどいい。

 最後の一滴まで飲み干してカップを皿に戻したところで、何か違和感を感じて俺は胸に手を当てた。

「あ……れ………」

 喉がつかえたような感じと、何か胃の中から湧き上がってくる熱さを感じた。
 まるで強い酒を飲んでしまった時みたいに、心臓がバクバクと揺れだして、体が異物に対して全力で抵抗を始めたような感覚に包まれた。

「大丈夫?体調悪そうだけど……」

「いっ……いえ、だ……らいじょ……うぶで…」

 呂律が回らなくなって俺は口に手を当てた。これでは本当に酔っ払いみたいだ。
 急にどうしてしまったのか、混乱で頭が爆発しそうになっていると、対面で座っていたのにいつの間にかすぐ目の前に小日向が立っていた。

「本当に平気?気持ち悪いの?背中をさすってあげるよ」

 イケメンとは善行を積む生き物なのか、それとも苦しそうな人間を放っておけないのか。
 おれの前にかがんだ小日向は背中に手を回してきて、ゆっくりと背中を撫でた。

「ひゃぁ、あああっっ……!!」

 小日向に背中を撫でられただけで、とんでもない変な声を上げてしまった。
 まるでスカートを捲られた女の子みたいな声だ。

「あっふっ…ああ……あ…いっ…だぁんんっ」

 小日向が触れたところが熱が溢れ出すように熱くなって声が止められない。背中を上下に撫でられる度に、ゾクゾクと背中から全身に伝わるのは、信じられないことに快感だった。

「だ…らめぇ…さ…わっ……らだ…めな……」

「あれ?気持ち悪いのかと思ったけど、気持ち良さそうな声だしているね。それに…ここ、どうしたの?」

 小日向が俺の下半身を指差したので、その方向を見ると、明らかに変化した場所が目に飛び込んできて、俺は信じられない思いで叫びそうになった。

「う…うそ…なん…で……あっあっ…あ…おれ……」

「すごい窮屈そうになってるけど、いきなり他人の前で勃てるなんて…山田くん…君……」

「ちがっ…違うんだ……! こっ…これには…じじょうがあ……って」

 ここまできたら、俺だって何が起きているのか分かってきた。何もなしに突然こんなに体がおかしくなんてなるはずない。
 慌てて小瓶を机の下に隠そうとした時、飛んだ水滴が俺のカップの中に入ったのだ。

 こともあろうに、俺はその媚薬入りコーヒーを全部飲み干してしまった。
 残された理性で俺は必死に考えた。
 体調が最悪なのだという理由で小日向を丸め込んで、タクシーに乗って家に帰る。
 大丈夫だ。小日向は設定上、年上の大学生で彼女もいてモテる男だ。
 男の俺が変態状態になっていたら、気持ち悪いから早く帰そうとするだろう。
 それしかないと、俺はそこに賭けることにした。

 しかし、俺はまだ分かっていなかった。
 このどんな美女もコロコロリの威力を……。
 完全に甘く見ていた。






「あああ……またぁ……またイっちゃ……あっあっうああんんんっっ!!」

 また何度目か分からない絶頂は、その度に感度を増して俺を狂わせる。
 手淫で俺をイかせてくれた男に向かって、もっと触って欲しくて顔を擦り付けた。
 涎をぼたぼたと垂らして、まるで腹を空かせた犬みたいに四つん這いになって鳴いていた。

「そんなに良かった?」

「んんっ…すき……好きなのぉ……もっとぉ…して、擦って小日向くん」

「困ったなぁ…、辛いから助けてくれって言われても、俺もここまですると思わなかったし……」

「ああ……そんなこと……言わないで。ごめんなさい…、また…お口でするからぁ……俺のちんこ…擦って……」

 フェロモンの効果なのか、素っ気ない態度のくせに、小日向のちんこはずっとビンビンだ。すでに俺の口の中で一度達していて、俺はなんと喜んで精液をごっくんしてしまった。絶対不味いはずなのに、体は美味しいと歓喜の声をあげて、もっと飲みたいと欲望が背中を押し続けてくる。
 わずかに残された理性の俺は唖然としながらこの光景を頭の中から眺めていた。

 まるで違う誰かに支配されたみたいに、スイッチが入った俺は、あれからすぐ小日向を押し倒して俺から唇を奪ったのだ。
 初めは戸惑っていた小日向も、俺が助けてくれと懇願すると仕方なく協力してくれると言ってくれた。
 そもそも相手は藍の彼氏なのだ。
 だが、そんな倫理観は秒で吹き飛んでしまった。

「口もいいんだけど……せっかくならもっと気持ち良くして欲しいな」

「あっ……! じゃ…じゃあ、俺の後ろを使って、ここに好きなだけ入れていいよ」

 ペンの貸し借りでもするように、気軽にどうぞと言ってしまう自分が信じられない。押しやられた理性が悲鳴を上げるが、淫乱状態の俺が黙ってろと蹴り倒してくる。

「ん? 入れて欲しいのは山田くんの方だよね。ここが疼いてるんでしょう。さっきからずっともぞもぞ動かしていたのを知っているよ」

 わざわざそんな事を言うなんて羞恥心で息が止まりそうになるが、表の俺は欲しい欲しいと連呼してまたソファーに小日向を押し倒して馬乗りになった。
 淫魔特製催淫剤効果か、俺の後ろは初めてのくせに即効でヌルヌルのトロトロになっていて、そこにデカくて硬いものが欲しくて気が狂いそうだった。

「お願い……、後ろの孔に小日向のブチ込んで……ぐちゃぐちゃにかき混ぜてよぉ。それで……熱いのナカにたくさんかけて……」

 俺は今まで生きてきて発したことがない言葉を、今日は数え切れないくらい使っている。自分の口から出ているが完全に意味不明である。
 小日向も呆れるかと思っていたら、俺の下でやけに赤い顔になって荒い息になり、喉が上下に動いていた。今まで余裕ぶった態度だったのに、俺に組み敷かれたからか、ちょっと可愛いところもあるじゃないかと思ってしまった。

「入れて……いい?」

 小日向のデカいのを掴んだ俺は、それを自分の後ろに当てがった状態で甘えるような声を出して許可を求めた。

 何かがブチリと切れたような音がした。
 それが俺に残されていた残りわずがな理性か、小日向が保っていたものか分からなかった。

 ギラりと目を光らせた小日向が、貪るようなキスを仕掛けてきて、俺は喜んでそれを受け入れたのだった。








「あー、もう消えたい。人を呪ったりするんじゃなかった……」

 自分の部屋で頭を抱えながら俺は悶々としながら机に突っ伏した。

 妹の彼氏とセックスしてしまった。
 女の子ともセックスしたことがないのに、つまり童貞だが、そんな俺が……男を襲ってしまった。

 あれから俺達はヤリまくった。まさに性欲に支配された獣みたいにヤり続けた。
 体位を変え場所を変え、初心者とは思えないアグレッシブな交わりを日が暮れるまで続けた。

 気がついたら俺も小日向も裸で寝込んでいた。
 俺の体は何となく拭かれていて、小日向の上着が丁寧にかかっていたことがまた悲しくなった。

 音を立てないように気をつけながら、荷物を取りまとめて、気だるい雄のにおいが漂う部屋から逃げ出した。
 家に帰り、部屋に閉じこもってそのまま泥のように眠り続けた。
 こんな事になるなんて考えていなかった。

 手痛い失敗だったが、小日向は初対面の男の俺のこともすんなり抱けるくらいだから、やはりソッチ方面にも精通した本物の遊び人なのかもしれない。
 いくらお願いされたからとはいえ、ボランティア精神の限度を超えている。
 そのことが分かっただけでも、収穫だと思うようにしようと頭の中で繰り返していた。

「お兄ちゃん! 聞いているの!?」

 机に伏せていたが、突然藍の声が聞こえてきて驚いて椅子から落ちそうになった。
 どうやらいつの間にか部屋に入ってきていて、ずっと呼びかけていたようだ。

「ご…ごめ、ちょっとボケっとしていて……」

「明日、朝九時に出るから。父さんは学会で母さんも叔母ちゃん家に行くっていうから、週末はお兄ちゃん一人だって。食事適当に食べろってさ。机にお金置いてあるからね! もう、しっかりしてよ」

「えっ…九時ってなんのこと?」

「……旅行よ。話してあったでしょう。もうキャンセルとか出来ないし、絶対付いて来ないでね」

 藍の言葉に体に電流が駆け巡り、白目をむいて泡を吹きそうになった。
 信じられない、あんな事があったのに、平然と藍と旅行に行くなんて……。
 そりゃ向こうは俺がただの高校生だと思っているから、犬に嚙まれたくらいの感覚なのかもしれない。

 旅行旅行と楽しそうに歌いながら部屋を出ていく藍を見ながら、俺は強く拳を握り締めた。
 たとえ恨まれることになっても、藍に現実を知らせなくてはいけない。
 藍を本当に大切にしてくれる男でなければ、藍の騎士として生きていた俺は剣を置くことができない。
 …多少大げさに言ったが、とにかく明日、俺は二人の待ち合わせ場所に向かうことにした。









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