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番外編■エヴァン編&キーラン編
エヴァン×キース④(終)
しおりを挟む「まっ…待って……」
「どうして?もう待てない。あんな可愛い告白をされて、勃たない男がいる?」
「たっ……たっ…つって…うわっ!!」
賞品で用意されたホテルの部屋に入ると、それまで指一本触れてこなかったのに、ドアが閉まるなりエヴァンはキースを抱きしめた後持ち上げてベッドまで連れてきてしまった。
ベッドに投げられて唇を奪われた。くちゅくちゅと音を立てながら、口の中に舌を入れられて口の中を全部食べられているみたいで、キースは息をするだけで精一杯だった。
そんな慣れていない様子のキースを満足気に眺めながらエヴァンはキースの服をあっという間に脱がしてしまった。
「わっ…だっだめだよ!見ないで…ここは……だ…めぇ…」
エヴァンは寝そべった状態で、キースは上に乗せられた。その状態だと丸見えなので、最後は消え入りそうな声になって、キースは股間を両手で隠した。
好きな人に触れられて二人きりでベッドの上、意識すれば意識するほど脱がされてる時からもう、キースのそこは反応してしまった。
「どうして?可愛いのに…。見せてよキース、君の全てが見たい」
「くっ…うう…」
そんな甘い言葉を言われて子犬のような目で見られたら隠していることが悪いことのように思えてしまった。
見たいなら強引にベッドに縫い付けてしまえばいいのにエヴァンはそんな事はしない。あくまで優しく、キースが自分からするように誘導してくる。
とってもいじわるだと思ったが、そんなエヴァンにキースはくらくらと心を揺さぶられてしまう。
「ほら、手を離して。……んっそうそう、へぇ…キースの可愛いモノが見れた。嬉しいな。もう…、大きくなってるね」
エヴァンの言葉にカッと顔が熱くなった。今度は顔を隠したい思いだったが、エヴァンに見られていると思うと、興奮がどんどん高まっていく。立ち上がっているソコは、少し顔を出した先がぷっくりと赤くなっていて、触れてもいないのにトロリと蜜が溢れてしまった。
「あっ……」
「ふふっ美味しそうだね。キース…どうして欲しい?俺は君を喜ばせたいから、ちゃんと言って欲しいんだ」
「ううっ……」
自分から強請るなんて、初めてのキースには高度すぎるプレイだったが、またまたあの目で見られたら、キースはだんだん胸が苦しくなってきて、仕方なく触ってと口にした。
「どう…触るの?優しく…?強く?」
「あ……もっと…強く…つかんで…こすって…ん…いい、気持ちい……」
キースのモノを擦りながら、エヴァンが下からじっと眺めてくるので、もどかしい熱を感じながらキースは腰を揺らしながら喘いでいた。
一度口にしてしまえば快感が体から恥ずかしさを吹き飛ばしてしまった。
頭の中がもっともっと快感が欲しいという熱でいっぱいになってくる。
エヴァンが上下に擦るたびに、くちゅくちゅと水音が響いてどろどろと蜜が溢れていく。ぼたぼたと垂れて下になっているエヴァンの制服を濡らしていくが、エヴァンは全く気にしないようで、どんどんキースを追い詰める手を休めない。
「エヴァン…、あっ…だめ…そろそろ…でちゃ……」
キースがイキそうだと訴えたら、エヴァンはにこっと微笑んでペニスの先端をぎゅっと強く掴んできた。
「んっ…あああ…」
上り詰める寸前で出口を塞がれてしまった。キースの口から切ない声が漏れた。
「ふふっ…そんな顔しないでキース。一緒に気持ちよくなろう」
そう言われたら確かにキースは自分だけ素っ裸で、エヴァンはシャツのボタン一つすら開けていないことに気がついた。
自分だけ浅ましく乱れていたようで恥ずかしくなりながら、慌ててエヴァンのシャツに手をかけると、エヴァンはベットサイドに置かれた小瓶を取って中身を手に溢していた。
「なにそれ?」
「ん?準備だよ。キースを傷つけないように、気持ち良くなってもらうためのものだよ。俺に任せてね」
「わ…分かった」
よく分からないが、エヴァンに任せておけばいいかと思っていた軽く考えていたキースは、考えが甘かったと思い知ることになるのだった。
「ん…ぁ……も…も…もだめ……エヴァン…エヴァン…」
熱が体の中を這い回って暴れているのに、一向に解放されることはなく、長い指が出し入れする度に、爆発しそうなっては止められてという繰り返しで、キースは息も絶え絶え、意識も朦朧としてきた。
「んー…もう少し、かな。柔らかくはなったけど、中をもっと触っていたくて…」
オイルらしきものを指に塗ったエヴァンは、キースの後ろの孔にそれを塗り込めるように入れてきた。
入り口をぐいぐいと広げられ、深く入れた指がある一点を押した時、あまりの強い快感に意識を飛ばしてしまった。
気がつくとどれくらい時間が経っていたのか分からないが、エヴァンはまだ後ろを弄っていて、再び快楽の沼に落とされてキースは溺れることになった。
男同士がセックスをする時、後ろを使う事の知識だけはあった。
しかし体を繋げる前からこんな快感を感じてしまうなんて、自分はどうなってしまうのかそれが恐ろしかった。
だったら早く挿れてくれればいいのに、エヴァンはずっと指で広げていて、キースが達しそうになると、ぐっと鈴口を握ってくるので解放されることのない快感に頭がおかしくなりそうだった。
「エヴァン…い…挿れないの?」
キースは快感で手が震えて、結局エヴァンのシャツのボタンを二つしか開けることができなかった。
いまだ着衣のままのエヴァンは、キースの出した先走りだかよく分からないモノで、どろどろに汚れているのに、構う事なく後ろを夢中で弄っているように見えた。
しかし、ズボンの上からでもエヴァンの欲望はハッキリと分かるくらいに、布を押し上げて苦しそうにしていた。
「キースは…俺に挿れて欲しい…?」
今更なにを言うのかとキースはエヴァンを見つめた。
きっとまた子犬のような目で微笑でも浮かべているのかと思いきや、エヴァンの空色の瞳は真っ赤な情欲の色に染まり、今にも全てを喰らい付きしそうな獰猛な獣のような顔をしていた。
もしかしたらあれはいつも明るくて温厚なエヴァンの中に潜んでるもので、それに今やっと触れることができるのかもしれない。
キースはゾクゾクと背中を這い上がってくるものを感じた。
それは興奮と恐怖が入り混じった、得体の知れない快感だった。
「欲しい…エヴァンが欲しい……エヴァンしか……いらない」
エヴァンが笑った。
晴れた空みたいに笑う男が初めて見せた危険な微笑みだった。
「うっうううう!ぐっっ……あああああああっ…!!んんんっ……はぁはぁ…っっ」
四つん這いの姿勢で尻だけ高く持ち上げられた。後ろに硬いものが当たる感触がしたと思ったらすぐに自身をあてがったエヴァンは容赦なく挿入してきた。すでに十分に解されたそこは、初めてであったが痛みをほとんど感じる事なく、すんなりとエヴァンの欲望を飲み込んだ。
「んっ……あっ……あつ……熱い…」
「キース…、はぁ…ナカすごいよ。うねっていて、全部食い尽くされていくみたい…」
ここから長い時間をかけて、エヴァンはゆっくりと挿入を深めていった。
豪華なスウィートルーム、部屋の中には二人の吐く荒い息だけがこだましていた。
好きな人と繋がることができて嬉しいのだけれど、だんだん慣れていくとずっとこの状態というのがもどかしく思えてきた。
もっと、全てを奪うみたいに求めて欲しい。激しく動いて欲しいと思うと、キースの後ろはきゅうきゅうと中のエヴァンを締め付けた。
「んっ…キース…。こら、いたずらして…」
「だ…エヴァン…全然動いてくれな…」
「余裕ないんだよ。だってずっとキースとこうしたかったのに…すぐ終わりたくない…」
ずっと自分ばかり振り回させていると思っていたが、振り返って見たエヴァンの切なそうな顔を見て、喜びと不安、お互い同じ気持ちなのだとキースはやっと気がついた。
「バカだな…エヴァン…。これで終わりなわけないだろう。これから…ずっと一緒なんだから…」
「キース……」
「……そうだね。キースはもう俺だけのキースだ。何度だって君を求めていいんだ」
求めたいけど嫌われたくない、恋とは不安で臆病になるもの。
でもこうやって結ばれたなら、もっと素直になってもいいのだ。
「エヴァン…、いいんだよ。俺を…エヴァンの好きにして」
キースの言葉に煽られたのか、貫いているエヴァンがぶるりと震えて、抜き差しを始めた。
「あ…あっ…んっ………は……んんっ」
動き出したエヴァンは容赦なくキースを責めてきた。後背位で激しく打ちつけた後、片足を持ち上げて深く突き入れたと思ったらぐるりと体を回転させて正常位へ、そのまま腰まで持ち上げて、どんどん奥まで深く挿れてきた。
「あ……うそ……奥…なっ……なんか奥まで……」
「キース、愛してる…」
「ううううっああああああっ!!」
好きにしていいと言ったものの、とんでもなく奥まで深く挿れられてしまった。内臓まで犯されているのではないかと思うほどの質量を内部から感じた。
今までで一番強烈な快感で、キースは触れることなく達してしまい、自分の出したものがぼたぼたと飛び散って、自分の顔にまでかかってしまった。
「はぁ…は…キース…全部入ったよ…。イっちゃったの?可愛いなぁ…」
「ん…ぁぁ…エヴァン…もっと…もっと…いっぱいにして…」
頭から爪先まで熱に溶かされて脳みそまでトロけてしまったみたいだった。キースが茹で上がった顔でエヴァンを求めると、唸るようなを出したエヴァンは、荒い息を吐きながら律動を始めた。
パンパンと肉がぶつかるくらいの激しい音が鳴り響き、エヴァンの汗がぼたぼたと垂れてきた。
キースもまた、何度も達してしまい白濁を撒き散らしていたが、自分が汚れていく様までもが快感に感じて喘ぎ続けた。
「キース…キース…イクよ…」
「エヴァン…きて……ああっ……」
息もつかせぬ激しい律動はぐっと奥まで突き入れられてからピタリと止まり、キースの中でエヴァンが爆ぜたことが分かった。ドクドクと熱いものが注ぎ込まれて、キースは体が熱で満たされていくのを感じていた。
気持ちよくて最高に幸せな熱さだった。
「キース…好きだよ…」
「ん……俺も…」
告白からの怒涛の一日だったが、好きな人と結ばれることができて、キースは幸せな思いで満たされていた。
そういえば、何か大事なことを忘れている気がしたけれど、またゆっくり考えればいいかと、エヴァンのふわふわで柔らかい髪にキスをしたのだった。
□□
「あーあー、ついにヤっちゃったのね」
新歓イベントの翌日、学校で顔を合わせるなりレナールに手を引っ張られて、人気の無い廊下まで連れて行かれた。
「ヤッ……っ!そ…その…それは…」
「いいわよ。ラブラブゲームなんてふたりでやるって聞いた時から、こうやるんだって分かってたわよ。どうせ、アイツもそこまで計算してただろうし」
「な…なんだよ、それ。どういう意味?」
べつにーと言いながら、ニヤニヤと歯を見せながらレナールは笑っていた。ゲームの内容を知らないから、なにかと物知り顔のレナールにちょっとイラついてしまう。
「それにしても、アイツの面倒くささ思い知ったでしょう」
「だからなんだよ。面倒くさいって…」
「わぁお……。お似合いだったのね」
またまた訳の分からないレナールにイラっとしていたら、それにしても本当によかったの?と聞かれた。
「結婚するんでしょ、アンタ達。いきなりプロポーズするからビックリよ」
「あっ!!そっ…そっ…そうだ…」
キースは大事なプロポーズまでされたことをエヴァンもあの後言わなかったし、怒涛の展開ですっかり頭から抜けていた。
「ゲームのエヴァンはそういう展開で終わるとかなの?」
「告白してすぐに結婚するわけないでしょう。そんな攻略なしのゲームないわ!付き合ってハッピーエンドよ。よほどキースを離したくないみたいじゃない。見るだけで胃もたれする二人だわ」
やだやだと言いながらレナールはキースを置いてさっさと教室に戻っていってしまった。
もしかして勢いで言っちゃったのかな、なんてキースはまだ信じられない気持ちだったが、エヴァンは淡々と段取りを決め始めた。
両家の挨拶とか色々と説明を聞きながらまだポカンとしているキースを見て、エヴァンはムッとした顔をした。
「もしかしてキース……、俺のプロポーズ、まだ信じてないでしょう」
「えっ!!ええっ…と。いきなりだったから…その、嬉しいけど…まだ心の準備が…」
「ひどいな…キース…。俺の一世一代の勇気を振り絞ったプロポーズを…」
顔を暗くして下を向いてしまったエヴァンを見て、まずかったとキースは焦って、慌ててごめんと言ってエヴァンの手を握った。
「違うんだ!ほら、色んなことが重なりすぎて実感が湧かなかっただけで…、エヴァンの事は好きだし、結婚できるなんて凄く嬉しくて幸せだよ」
「……本当に?俺のこと、どのくらい好き?」
「えっ…ええと…。一番…誰よりも…好きだよ」
「もっと…もっと言って、キース」
「うっ…その…愛して……」
ドンッ!と机を盛大に叩く音が響いて、キースは驚いて言葉を詰まらせて、その先が出てこなかった。
「おーまーえーら、いい加減にしろー!ここを何処だと思っているんだ!神聖な学舎のクソ狭い教室の中で、愛を語り合うのはやめてくれ!やるなら外へ出ろ!」
いつも冷静なキーランが真っ赤な顔をして怒っていて、よく見たら周りの生徒達も赤い顔をして下を向いていた。
今更教室でなんて話をしていたのかとキースは気がついて真っ青になった。
「ああ、ごめんね。日常会話だと思ってよ」
「思えるかーーー!!!」
キーランが冷静キャラをぶち壊して髪を振り乱してキレキレになっているところに、クラス当番の生徒が次の時間自習だってよと言いながらのんきに入ってきた。
「よし!ほらキース行くよ。うるさいやつがいるからさ」
「え…?どこへ…?」
「二人きりで自習しようね」
そう言われて慌ててペンとノートを持とうとしたキースの手はエヴァンに取られてしまい、何も持たずにそのまま連れ出されてしまった。
熱いねーと揶揄われながら教室を出ていくのはかなり恥ずかしかったのだが、エヴァンはどこ吹く風でキースのことばかり見てきた。
ゲームの世界に転生して、いつの間にか死亡エンドを回避して、次々と色々なことがあって何とか生きてきた。
友人はおろか、人を好きになるなんて自分にはできないかもしれないと思っていたのに、エヴァンとは友人なり、恋をして恋人に、そして結婚まですることになった。
目まぐるしく変化する展開にまだ慣れなくて付いていくのがやっとではあるが、隣にエヴァンがいてくれるから楽しくて幸せだとキースは思えた。
「ねぇ、エヴァン」
「ん?」
「本当に何も持たなくていいの?」
ニコっと人懐っこい笑顔になったエヴァンは犬みたいに可愛いけど、なぜか背中がゾクっとしてしまう。
「キースがいればいいんだ」
嬉しくて困ってしまう言葉にキースが頬を染めると、愛おしそうに目を細めたエヴァンはキースの色付いた頬にキスをした。
授業開始のベルが、まるで二人の行く道を祝福するように鳴り響いた。
何処へ行くかは知らないが、エヴァンの手の温もりを感じて、幸せな気持ちになったキースは微笑みながらエヴァンの肩に頭を預けた。
□エヴァンend□
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