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本編
16、両思い(終)
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「邪魔はしたくないんですけどね。そろそろいいですかね?お二人とも……」
キースとルーファスが夢中で口づけを交わして抱き合っていると、路地裏の入り口から申し訳なさそうにランスが顔を出した。
「……無粋なやつだ。適当に処理してローズを送っていけばいいだろう」
ランスと話ながらもルーファスは止まらない。キースの首筋に吸い付いて、体を密着させて胸の突起に手を這わせる。
「…んっ…、ちょっと!だっめ……」
必死に声を抑えて小声でルーファスに抗議するも、ルーファスは悪戯っぽく笑って、キースの小さな蕾をぎゅっと摘まんだ。
「んんーーー!!」
体を突き抜ける甘い痛みを、キースは口を手で覆って耐えている。
そんなキースを見て、よけいに興奮したらしく、ルーファスはキースを壁に強く打ち付けて、両手を頭の上で捕らえてしまった。
「……ルーファス、本当に…もうだめ……」
「いい加減にして、お兄様。妹と部下を待たせて路地裏でイチャつかないで!」
まさかの路地裏で陥落しそうになったとき、怒れる女神の声に、さすがのルーファスも動きが止まった。
キースは恥ずかしくて急いでルーファスの手から逃れて、服を整えた。
両思いになった途端のルーファスの暴走に驚きつつも、自分も求めていたことは隠しきれない。
ようやくまた四人で歩きだしても、キースとルーファスの手は繋がれたまま離れることはなかった。
□□
「ええと、それじゃ、お店巡りが終わった後、道に迷って歓楽街へ入ってしまい、男達に絡まれたと…ここまでは大丈夫ですか?」
騎士団達の町の詰所の中で、ルーファス、キース、ローズの順に横並びで座って、ランスから話を聞かれていた。
ランスは町の治安警備を担当していて、去年王立学校を卒業してすぐに騎士団に入団したそうだ。
まだまだ下っ端で見習いなんですよと明るく話してくれたが、腕なんてキースの倍はある太さで、熊でも素手で楽に倒せそうだ。
逆に言うと騎士団に入るには、あれくらい鍛えなければいけないというのを見せつけられたようで、キースはすっかり萎縮していた。
「そこで、キース様が助けてくれたのです。とってもカッコ良かったですわ」
「えっ!」
ローズ王女はすっかり夢みるお姫様の顔で、うっとりとキースを見つめた。
確かに助けたうちには入ると思うのだが、どう考えてもカッコ良いものではなく、ローズの中で美化されているようで、キースは気まずい気持ちになった。
「……ええと、そこでキース君は舶来屋の売り物であるアブサンの袋を盗んだわけだね」
「えっ、ええ。はい、そうです」
「なによランス!私を助けるためよ!良いじゃない!それくらい!」
事務的に進めるランスとは対称的に、ローズは感情的になっている。
「ローズ様、すみません。これも仕事なので、記録に残しておかないといけないもんで。もちろん、緊急的なものなので、罪には問われませんから……」
「その、記録っていうのが気に入らないわ!ちゃんと、王女を助けるためにって書いてくれるのかしら?そこ大事なのよ!」
「えぇとですねー……」
ローズに詰め寄られて、困っているランスを見ながら、ルーファスはやけに静かに大人しく座っている。
どうしたのかとキースが視線を向ければ、目が合ったルーファスは耳元に口を寄せてきた。
「早くここから出たい」
小声だったが、そんなことを二人に聞かれたらまた何を言われるかと、キースが慌てると、それを見たルーファスは腰を引き寄せて、もっと体を密着させてきた。
「キースの中に入りたい」
再びルーファスが耳元で囁いてきた言葉に、キースは真っ赤になってゲホゲホとむせた。
こんなところで思わず下半身が熱くなりそうになって、そんなことになったら生きていけないとキースは顔を覆った。冷水をかぶりたい気分だった。
「そこ!セクハラしないでくれない?お兄様、らしくないわよ!いつも感情に乏しくて、顔色ひとつ変えないくせに!嬉しそうな顔しちゃって!」
「お子様のローズには分からないよ。特別な相手に出会えば、人は変わるものだ」
お子様と呼ばれたローズは、地団駄を踏んで悔しがった。
「キース様って、女性にモテるでしょう!」
なにか仕返しでも思いついたように、ローズはキースに向かって身を乗り出してきた。
「え!?えぇと、その、男兄弟だったし…、周りに女性がいなかったので、よくわからないというか……」
「パって見たときに、この私がドキッとしたのですわ。私を助けてくれたとき、まわりの女性たちから黄色い歓声が上がったのご存じでした?」
「ええっ!?うっ嘘、そんな…」
どこをどう捉えても、あの時は辺りは静まり返っていたので、ローズが大げさに言っているとしか思えない。
「位が高いだけで冷血漢のつまらない男より、キース様ならどんな美女でも選り取り見取りですわ!私が最高の美女を紹介します!」
「必要ないな」
ローズの提案は、ルーファスに即答でバッサリと拒否された。
なんでお兄様が答えるのよと、ローズは兄を睨み付けた。
「キースはもう、俺という極上の味を知ってしまった。どんな美女を揃えても、満足できないよ」
ルーファスはそう言って、キースの口許を指でなぞった。
キースは真っ赤になりながら、胸を押さえて、ルーファスを見つめ返して、そこだけ完全に二人の空間が出来上がってしまった。
「はぁー、バカらしい!帰るわよもう!ランス送ってちょうだい!」
「あー…全く残業までさせられて、勘弁してくださいよ。ローズ様、美女はぜひ俺に紹介してください」
ランスが聴取を切り上げて、一行は帰宅することになった。
ローズはそのまま、ランスが王宮まで送り、キースは馬車でルーファスが往復して送ってくれることになった。
□□
「あの、話が途中になっちゃったんですけど、イザベラ先生と保健室に入ったのは、すごく気になるんですけど……」
キースはずっと気になっていたことを、二人きりになってやっと切り出した。
「ああ、キースのことだ」
「え!?俺ですか?」
「顔色が悪かったこともあるし、なにかあったら優先的にベッドを確保してもらうように話をつけてきた」
確かにルーファスが話を通そうかと提案していたのを思い出して、キースは力が抜けてしまった。
「……まぁ、確かに、つもる話もあるから、お茶を飲んでいけと言われて部屋に押し入れられた後、胸を押し付けられたから、誘われたのは確かだな」
「ええーー!やっ…やっぱり」
やはり、あの一瞬イザベラと目が合ったのは、牽制の意味が込められていたんだと、キースは腹立たしくなった。
「俺もガキなら喜んだかもしれないが、もうあの手の誘惑は全く魅力を感じないから、悪いがすぐ断って出ていったよ」
もしかしたら、ルーファスは嘘をついているかもしれないと疑う心も少しはあったが、それなら正直に言う人だろうなと、キースもだんだん分かってきていた。
「そう言えば、キースの友人の、エヴァンとキーランだったかな。君を少しからかい過ぎたと反省していたぞ。いったい何の話なんだ?」
「あぁ、それは、俺が巨根が好きっていう話で、二人がそれをからかってきたんですよ」
キースは友人の名前が出たので、いつもの調子でよく考えずにそのままポロっと答えてしまった。
口に出してから、あれなんかまずいぞという認識が出てきて、チラッとルーファスの方を見ると、ルーファスの目元は漆黒の闇みたいなもので覆われていて、目だけキラーンと光っている。
「ほぉー……、それは、愉快な話だ」
「いや、あっあの、だから、話ってだけで、本当のことでは……」
「キースは友人といつもそんな、あけすけな話をしているんだな。そういえば前にも授業の前に性欲の話をしていたな」
「あっあれも誤解です!たまたまそういう流れに…」
体面に座っていたルーファスは、闇を全身に纏いながらキースの隣に来てしまった。
「本当はとろけるくらい甘やかそうと思っていたけど、キースは外では随分と奔放な思想を持っているみたいだからね。俺にもじっくり教えてもらおうかな」
「いやー…、誤解ですって。教えられるものなんてなにも…」
「さて、俺ので満足してくれるか。試してみようかお姫様」
ルーファスはどこかの誰かと同じようなことを言って、キースに覆いかぶさってきた。
「だって、もうすぐに着きますよ。こんな豪華な馬車が付いたら絶対レナールが様子を見に出てくると思うし……」
「キース、夜は長いんだ。町をもう一周、いや二、三周くらいしたってバチは当たらない」
「ちょっ…待って…ルーファス!!」
結局キースの話は誰も聞いてくれなかったが、戸惑いの声は、すぐに塞がれてやがて甘い声へと変わる。
すでにゲームの流れからは離れて、新しい道をキースはルーファスとともに歩み始めた。
それは、決められたエンディングなどない、未知の旅となるだろう。
この先に待ち受ける未来を想像して、キースは甘い痺れに目を閉じた。
やはり愛とか恋とかのゲームはよく分からない。だけど、ルーファスとなら、正しい道を進んでいけるような気がする。
そしてやっと想いを確認した二人の夜は、まだ始まったばかり。
長い夜はまだまだ続くのであった。
□□end□
キースとルーファスが夢中で口づけを交わして抱き合っていると、路地裏の入り口から申し訳なさそうにランスが顔を出した。
「……無粋なやつだ。適当に処理してローズを送っていけばいいだろう」
ランスと話ながらもルーファスは止まらない。キースの首筋に吸い付いて、体を密着させて胸の突起に手を這わせる。
「…んっ…、ちょっと!だっめ……」
必死に声を抑えて小声でルーファスに抗議するも、ルーファスは悪戯っぽく笑って、キースの小さな蕾をぎゅっと摘まんだ。
「んんーーー!!」
体を突き抜ける甘い痛みを、キースは口を手で覆って耐えている。
そんなキースを見て、よけいに興奮したらしく、ルーファスはキースを壁に強く打ち付けて、両手を頭の上で捕らえてしまった。
「……ルーファス、本当に…もうだめ……」
「いい加減にして、お兄様。妹と部下を待たせて路地裏でイチャつかないで!」
まさかの路地裏で陥落しそうになったとき、怒れる女神の声に、さすがのルーファスも動きが止まった。
キースは恥ずかしくて急いでルーファスの手から逃れて、服を整えた。
両思いになった途端のルーファスの暴走に驚きつつも、自分も求めていたことは隠しきれない。
ようやくまた四人で歩きだしても、キースとルーファスの手は繋がれたまま離れることはなかった。
□□
「ええと、それじゃ、お店巡りが終わった後、道に迷って歓楽街へ入ってしまい、男達に絡まれたと…ここまでは大丈夫ですか?」
騎士団達の町の詰所の中で、ルーファス、キース、ローズの順に横並びで座って、ランスから話を聞かれていた。
ランスは町の治安警備を担当していて、去年王立学校を卒業してすぐに騎士団に入団したそうだ。
まだまだ下っ端で見習いなんですよと明るく話してくれたが、腕なんてキースの倍はある太さで、熊でも素手で楽に倒せそうだ。
逆に言うと騎士団に入るには、あれくらい鍛えなければいけないというのを見せつけられたようで、キースはすっかり萎縮していた。
「そこで、キース様が助けてくれたのです。とってもカッコ良かったですわ」
「えっ!」
ローズ王女はすっかり夢みるお姫様の顔で、うっとりとキースを見つめた。
確かに助けたうちには入ると思うのだが、どう考えてもカッコ良いものではなく、ローズの中で美化されているようで、キースは気まずい気持ちになった。
「……ええと、そこでキース君は舶来屋の売り物であるアブサンの袋を盗んだわけだね」
「えっ、ええ。はい、そうです」
「なによランス!私を助けるためよ!良いじゃない!それくらい!」
事務的に進めるランスとは対称的に、ローズは感情的になっている。
「ローズ様、すみません。これも仕事なので、記録に残しておかないといけないもんで。もちろん、緊急的なものなので、罪には問われませんから……」
「その、記録っていうのが気に入らないわ!ちゃんと、王女を助けるためにって書いてくれるのかしら?そこ大事なのよ!」
「えぇとですねー……」
ローズに詰め寄られて、困っているランスを見ながら、ルーファスはやけに静かに大人しく座っている。
どうしたのかとキースが視線を向ければ、目が合ったルーファスは耳元に口を寄せてきた。
「早くここから出たい」
小声だったが、そんなことを二人に聞かれたらまた何を言われるかと、キースが慌てると、それを見たルーファスは腰を引き寄せて、もっと体を密着させてきた。
「キースの中に入りたい」
再びルーファスが耳元で囁いてきた言葉に、キースは真っ赤になってゲホゲホとむせた。
こんなところで思わず下半身が熱くなりそうになって、そんなことになったら生きていけないとキースは顔を覆った。冷水をかぶりたい気分だった。
「そこ!セクハラしないでくれない?お兄様、らしくないわよ!いつも感情に乏しくて、顔色ひとつ変えないくせに!嬉しそうな顔しちゃって!」
「お子様のローズには分からないよ。特別な相手に出会えば、人は変わるものだ」
お子様と呼ばれたローズは、地団駄を踏んで悔しがった。
「キース様って、女性にモテるでしょう!」
なにか仕返しでも思いついたように、ローズはキースに向かって身を乗り出してきた。
「え!?えぇと、その、男兄弟だったし…、周りに女性がいなかったので、よくわからないというか……」
「パって見たときに、この私がドキッとしたのですわ。私を助けてくれたとき、まわりの女性たちから黄色い歓声が上がったのご存じでした?」
「ええっ!?うっ嘘、そんな…」
どこをどう捉えても、あの時は辺りは静まり返っていたので、ローズが大げさに言っているとしか思えない。
「位が高いだけで冷血漢のつまらない男より、キース様ならどんな美女でも選り取り見取りですわ!私が最高の美女を紹介します!」
「必要ないな」
ローズの提案は、ルーファスに即答でバッサリと拒否された。
なんでお兄様が答えるのよと、ローズは兄を睨み付けた。
「キースはもう、俺という極上の味を知ってしまった。どんな美女を揃えても、満足できないよ」
ルーファスはそう言って、キースの口許を指でなぞった。
キースは真っ赤になりながら、胸を押さえて、ルーファスを見つめ返して、そこだけ完全に二人の空間が出来上がってしまった。
「はぁー、バカらしい!帰るわよもう!ランス送ってちょうだい!」
「あー…全く残業までさせられて、勘弁してくださいよ。ローズ様、美女はぜひ俺に紹介してください」
ランスが聴取を切り上げて、一行は帰宅することになった。
ローズはそのまま、ランスが王宮まで送り、キースは馬車でルーファスが往復して送ってくれることになった。
□□
「あの、話が途中になっちゃったんですけど、イザベラ先生と保健室に入ったのは、すごく気になるんですけど……」
キースはずっと気になっていたことを、二人きりになってやっと切り出した。
「ああ、キースのことだ」
「え!?俺ですか?」
「顔色が悪かったこともあるし、なにかあったら優先的にベッドを確保してもらうように話をつけてきた」
確かにルーファスが話を通そうかと提案していたのを思い出して、キースは力が抜けてしまった。
「……まぁ、確かに、つもる話もあるから、お茶を飲んでいけと言われて部屋に押し入れられた後、胸を押し付けられたから、誘われたのは確かだな」
「ええーー!やっ…やっぱり」
やはり、あの一瞬イザベラと目が合ったのは、牽制の意味が込められていたんだと、キースは腹立たしくなった。
「俺もガキなら喜んだかもしれないが、もうあの手の誘惑は全く魅力を感じないから、悪いがすぐ断って出ていったよ」
もしかしたら、ルーファスは嘘をついているかもしれないと疑う心も少しはあったが、それなら正直に言う人だろうなと、キースもだんだん分かってきていた。
「そう言えば、キースの友人の、エヴァンとキーランだったかな。君を少しからかい過ぎたと反省していたぞ。いったい何の話なんだ?」
「あぁ、それは、俺が巨根が好きっていう話で、二人がそれをからかってきたんですよ」
キースは友人の名前が出たので、いつもの調子でよく考えずにそのままポロっと答えてしまった。
口に出してから、あれなんかまずいぞという認識が出てきて、チラッとルーファスの方を見ると、ルーファスの目元は漆黒の闇みたいなもので覆われていて、目だけキラーンと光っている。
「ほぉー……、それは、愉快な話だ」
「いや、あっあの、だから、話ってだけで、本当のことでは……」
「キースは友人といつもそんな、あけすけな話をしているんだな。そういえば前にも授業の前に性欲の話をしていたな」
「あっあれも誤解です!たまたまそういう流れに…」
体面に座っていたルーファスは、闇を全身に纏いながらキースの隣に来てしまった。
「本当はとろけるくらい甘やかそうと思っていたけど、キースは外では随分と奔放な思想を持っているみたいだからね。俺にもじっくり教えてもらおうかな」
「いやー…、誤解ですって。教えられるものなんてなにも…」
「さて、俺ので満足してくれるか。試してみようかお姫様」
ルーファスはどこかの誰かと同じようなことを言って、キースに覆いかぶさってきた。
「だって、もうすぐに着きますよ。こんな豪華な馬車が付いたら絶対レナールが様子を見に出てくると思うし……」
「キース、夜は長いんだ。町をもう一周、いや二、三周くらいしたってバチは当たらない」
「ちょっ…待って…ルーファス!!」
結局キースの話は誰も聞いてくれなかったが、戸惑いの声は、すぐに塞がれてやがて甘い声へと変わる。
すでにゲームの流れからは離れて、新しい道をキースはルーファスとともに歩み始めた。
それは、決められたエンディングなどない、未知の旅となるだろう。
この先に待ち受ける未来を想像して、キースは甘い痺れに目を閉じた。
やはり愛とか恋とかのゲームはよく分からない。だけど、ルーファスとなら、正しい道を進んでいけるような気がする。
そしてやっと想いを確認した二人の夜は、まだ始まったばかり。
長い夜はまだまだ続くのであった。
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