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(10)似て非なる孤独【カインside】
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「さすがに重いな……」
カインは多少鍛えてはいるが、大人の男一人を店から馬車まで運ぶのはさすがに腕が痺れた。
当の本人はどれくらい飲まされたのか知らないが、すっかり上機嫌で楽しそうにケラケラと笑っている。
「悪い子だねノエル。こんな店にまで来て……。まぁ、あのレイチェルの入れ知恵だと思うけど、ここに送り込むのは想定外だったな」
ノエルと出会った夜会も、本来ならばノエルの家には招待状は届いていないはずなので、連れてきたのはシーラン公爵家の令嬢レイチェルだと思われる。
彼女は女性と関係が築けないということで悩んでいるノエルのために、相手を見つけようとしているらしい。
それとなく動きを探っていた。パーティーに誘う程度だと思っていたが、危ない店だと言われているブルームーンを選ぶとは考えていなかった。
何か事情があって急いで相手を探しているようにしか思えない選択だ。
ノエルの柔らかい金髪は濃くて落ち着いた色だ。子供の頃飼っていた犬と同じ毛色をしていて、撫でているとつい懐かしい気持ちになる。
ノエルは気持ち良さそうに微笑んで、頬をすり寄せてきた。
その可愛さに思わずノエルを引き寄せて抱きしめ、頭の上にキスを落とした。
カインがノエルに初めて会ったのは、あの夜会のパーティーではない。
以前から彼を見かけることがあって、その度に目で追っていた。
王立学園には、広い敷地の中で各学年がそれぞれ勉学に集中出来るように校舎が離れて建てられている。
王である父から学園の経営について、後学のために学ぶように言われていて、其々の環境を調べるために各校舎をたまにまわっていた。
初めて彼を見かけたときは、たくさんの女生徒に囲まれていた。
腕を掴まれたり、髪を触られたりとずいぶんとモテる男だなと思って何気なく馬車の中から見ていた。
優しい笑顔で女生徒に接しているように見えたが、ふと寂しげな表情になって、あんなに人に囲まれているのに、一人ぼっちというような顔をしていたのが、やけに印象的だった。
次に見た時も、その次も、彼は女生徒に囲まれて歩いていた。そして、いつもどこか寂しげな表情はやはり目についた。
カインは国の第一王子として生まれ、幼い頃から次代を担う存在になるように教育を受けてきた。
わりと自由に好きなことをやって生きている弟のエドワードとは違い、全てのことは予め決められていて、その通りにやって生きてきた。
それは自分の責任を考えれば仕方のないことであったし、与えられた環境の中で上手く動けるように出来るのが自分の使命であると思っていた。
恋愛についてもそうだ。相手はいつも決められていて、期待に応えなければいけないという意識で付き合ってきた。
様々な経験を持たせるために、女も男も関係なく与えられたが、そんなものかというくらいで、たいした喜びもなかった。
そのうち自分の好みも出てきたので、多少自由にはさせてもらったが、やはり肉体的な満足感が得られればそれ以上の気持ちを求めるようなことはなかった。
ある時、珍しく一人で歩く彼を見つけた。というか、その頃には用もないのに、なぜか気になって校舎の見回りと言って見に来てしまっていたのだ。
馬車を下りて後をつけてみると、彼は校舎とは別の道を上っていった。そこは小高い丘になっていて、校舎が見渡せる場所だった。
そこに座ってぼんやりとしていた彼はしばらくすると寝転んでしまった。
どうやら、ここは彼の休憩場所らしい。
風が吹いてきて、草が揺れる音がする。静かな時間だった。
彼の名前も分からず、二人にはなんの繋がりもない。けれど、同じ空間にいて同じ空を眺めている。それは誰かに与えられたものではない。初めて自分で手にした静寂に思えた。
この距離をどうやったら埋めることができるのか、なんでも手にしてきた自分なのに、カインはどうすればいいのか、答えがでなかった。
隣国の学園に留学していたエドワードが久しぶりに戻ってきた。
相変わらず、掴みどころがなく飄々とした男で、今度はしばらくこっちにいるからよろしくなんて、軽く言ってきた。
貴族社会である手前、ちゃんと挨拶しておけとパーティーを主催させることになった。
面倒だとかさんざん嫌がっていたが、始まれば素直に表の顔になるので、いつもよくできた男だと思う。
一応兄として顔は出して挨拶をして回ったのだが、主役はエドワードなので輪を離れて一息つくことにした。
するとそこに思いがけない人の姿を見つけた。
なぜだか気になって、よく見に行っていた二年生の彼だった。
学園で見かける彼とは違い、体に沿って作られたタキシードを美しく着こなして、いつもふわふわとしていた髪は、切り揃えられて後ろに流していて、おでこが露になっていた。
あまりに色気に溢れた姿に、そこにいる誰もが釘付けになっているが、当の本人は、嬉しそうに軽食をパクパクと口に運び、葡萄酒を水のようにゴクゴクと飲んでいた。
パーティーでの、がっついた姿に唖然としたが、だんだんおかしくなって笑いがこみ上げてきてしまった。
つい笑ってしまうと、彼がこちらを驚いたように見て、そこで初めて目が合った。
素直にお腹が空いているのかと聞くと、そこまでてはないけど、つい嬉しくてと答えた。
そして、青いポケットチーフを見せてきたのだ。カインはそれに強く驚いた。まさか、いつも女性に囲まれている彼が、男性を求めていたとは、驚きとともに体に奥から何かよく分からないものが染み出てきた。
最初は見せかけなのかと思ったら、酔いがまわってきた彼は、女性とは関係ができなくて、悩んで男にいこうとしていると、打ち明けてきた。
そして今日、友人が連れてくる男に食べられるのだと言って、恐いと怯えていた。
彼の中でも葛藤があるのだろう。でも、それを堪えて別の方法を試してみようとしているらしかった。
そんなことはさせたくない、腹の奥からキリキリと怒りがこみ上げてくるのが分かった。
酔った彼を椅子に座らせた。ふにゃふにゃとした顔で可愛らしくお礼を言ってきた彼にカインは言った。
¨そんなにその相手が嫌なら、俺が君を食べてあげるよ¨
そう言うと彼は嬉しそうに顔を赤くして微笑んだ。
その時になって、ようやく自分は彼を手にいれたいのだと気がついた。
だが、水を取りに行った一瞬で彼は消えてしまった。
だいたいの予想はついたのだが、休憩用に用意された部屋は多くあり、それらを片っ端から開けて確認していくのは、向こうもこちらも遠慮したい光景を見ることになるので、なかなか大変だった。
ようやく彼を見つけたときは、心から安堵した。多少乱れてはいたが、まだ始まる前のようだった。
目尻に涙をためて、青い顔をしていた彼、ノエルは、カインの顔を見て安心したような表情を見せた。
酔いが覚めきれず、潤んだ瞳で自分を見つめるノエルにカインの心は揺れた。自分の心に気づいてしまったのだ。
¨壊してしまおうか¨
たくさんの人に囲まれながら、いつも寂しそうにしていたノエル。
カインがノエルを気になっていたのは、容姿が好みであったからでもあるが、あの姿が自分と重なったのだ。
だからノエルを見ると、自分の中の衝動が動き出す。
優しく包み込むように可愛がりたいのと同時に、めちゃくちゃに壊してしまいたい。
王宮の中にいると、時々自分が何者だか分からなくなる。そういう時、何もかも壊してしまいたくなる。それとよく似ている。ノエルに抱いた衝動はそちらの方が大きかった。
だから、なんでもないフリをして、食事に誘った。
でないと、何をしてしまうか分からなかった。
あの時の衝動を思い出して、カインは自分の手が震えるのが分かった。
「カイン様?」
手の震えが伝わったのか、腕の中にいたノエルがもぞもぞと動き出して、カインの顔を覗きこんできた。
「……なんだか、とっても痛そうなお顔」
カインの顔を両手で挟んで、無邪気な子供のように喋っている。
「大丈夫。どこも体に怪我なんてしていないよ」
子供に言い聞かせるように微笑むと、ノエルはムッとした顔になった。
「体じゃないよ。きっとこころが痛いんだよ!」
「こころ?」
「心の痛みはね、知らないうちにいっぱい広がるから、気づくととっても痛いんだって。だから俺が治してあげる」
そう言ってノエルはカインの頭を優しく撫で始めた。
「カインの痛いの痛いの飛んでけ。ノエルのところに飛んでけ」
酔っぱらいのやることだが、急に何を言い出したのか、カインには理解できなかった。
「……それじゃあ、ノエルが痛くなってしまうよ」
「だいじょうぶ……、おれ、バカだから痛いのとかよくわかんないし……、ほかの人にはとばせないでしょ……」
喋りながら限界が来たのか、ぐらぐらと揺れてカインの胸に倒れこんできたノエルは、そのまま眠ってしまった。
これはなんだろうと、カインは不思議でいっぱいになった。
胸の中で眠る、不思議なことを言う生き物と、自分の中に芽生えた不思議な気持ち。
それはありきたりな破壊衝動でも、気まぐれな庇護欲でもない。
初めて生まれたまだ名もないナニカだった。
理解不能な思いをもて余したまま、ノエルの髪に触れながら、カインは馬車の窓から空を見つめた。
今夜の月は心なしか青く見えて、カインは疲れを感じて目を閉じたのだった。
□□□
カインは多少鍛えてはいるが、大人の男一人を店から馬車まで運ぶのはさすがに腕が痺れた。
当の本人はどれくらい飲まされたのか知らないが、すっかり上機嫌で楽しそうにケラケラと笑っている。
「悪い子だねノエル。こんな店にまで来て……。まぁ、あのレイチェルの入れ知恵だと思うけど、ここに送り込むのは想定外だったな」
ノエルと出会った夜会も、本来ならばノエルの家には招待状は届いていないはずなので、連れてきたのはシーラン公爵家の令嬢レイチェルだと思われる。
彼女は女性と関係が築けないということで悩んでいるノエルのために、相手を見つけようとしているらしい。
それとなく動きを探っていた。パーティーに誘う程度だと思っていたが、危ない店だと言われているブルームーンを選ぶとは考えていなかった。
何か事情があって急いで相手を探しているようにしか思えない選択だ。
ノエルの柔らかい金髪は濃くて落ち着いた色だ。子供の頃飼っていた犬と同じ毛色をしていて、撫でているとつい懐かしい気持ちになる。
ノエルは気持ち良さそうに微笑んで、頬をすり寄せてきた。
その可愛さに思わずノエルを引き寄せて抱きしめ、頭の上にキスを落とした。
カインがノエルに初めて会ったのは、あの夜会のパーティーではない。
以前から彼を見かけることがあって、その度に目で追っていた。
王立学園には、広い敷地の中で各学年がそれぞれ勉学に集中出来るように校舎が離れて建てられている。
王である父から学園の経営について、後学のために学ぶように言われていて、其々の環境を調べるために各校舎をたまにまわっていた。
初めて彼を見かけたときは、たくさんの女生徒に囲まれていた。
腕を掴まれたり、髪を触られたりとずいぶんとモテる男だなと思って何気なく馬車の中から見ていた。
優しい笑顔で女生徒に接しているように見えたが、ふと寂しげな表情になって、あんなに人に囲まれているのに、一人ぼっちというような顔をしていたのが、やけに印象的だった。
次に見た時も、その次も、彼は女生徒に囲まれて歩いていた。そして、いつもどこか寂しげな表情はやはり目についた。
カインは国の第一王子として生まれ、幼い頃から次代を担う存在になるように教育を受けてきた。
わりと自由に好きなことをやって生きている弟のエドワードとは違い、全てのことは予め決められていて、その通りにやって生きてきた。
それは自分の責任を考えれば仕方のないことであったし、与えられた環境の中で上手く動けるように出来るのが自分の使命であると思っていた。
恋愛についてもそうだ。相手はいつも決められていて、期待に応えなければいけないという意識で付き合ってきた。
様々な経験を持たせるために、女も男も関係なく与えられたが、そんなものかというくらいで、たいした喜びもなかった。
そのうち自分の好みも出てきたので、多少自由にはさせてもらったが、やはり肉体的な満足感が得られればそれ以上の気持ちを求めるようなことはなかった。
ある時、珍しく一人で歩く彼を見つけた。というか、その頃には用もないのに、なぜか気になって校舎の見回りと言って見に来てしまっていたのだ。
馬車を下りて後をつけてみると、彼は校舎とは別の道を上っていった。そこは小高い丘になっていて、校舎が見渡せる場所だった。
そこに座ってぼんやりとしていた彼はしばらくすると寝転んでしまった。
どうやら、ここは彼の休憩場所らしい。
風が吹いてきて、草が揺れる音がする。静かな時間だった。
彼の名前も分からず、二人にはなんの繋がりもない。けれど、同じ空間にいて同じ空を眺めている。それは誰かに与えられたものではない。初めて自分で手にした静寂に思えた。
この距離をどうやったら埋めることができるのか、なんでも手にしてきた自分なのに、カインはどうすればいいのか、答えがでなかった。
隣国の学園に留学していたエドワードが久しぶりに戻ってきた。
相変わらず、掴みどころがなく飄々とした男で、今度はしばらくこっちにいるからよろしくなんて、軽く言ってきた。
貴族社会である手前、ちゃんと挨拶しておけとパーティーを主催させることになった。
面倒だとかさんざん嫌がっていたが、始まれば素直に表の顔になるので、いつもよくできた男だと思う。
一応兄として顔は出して挨拶をして回ったのだが、主役はエドワードなので輪を離れて一息つくことにした。
するとそこに思いがけない人の姿を見つけた。
なぜだか気になって、よく見に行っていた二年生の彼だった。
学園で見かける彼とは違い、体に沿って作られたタキシードを美しく着こなして、いつもふわふわとしていた髪は、切り揃えられて後ろに流していて、おでこが露になっていた。
あまりに色気に溢れた姿に、そこにいる誰もが釘付けになっているが、当の本人は、嬉しそうに軽食をパクパクと口に運び、葡萄酒を水のようにゴクゴクと飲んでいた。
パーティーでの、がっついた姿に唖然としたが、だんだんおかしくなって笑いがこみ上げてきてしまった。
つい笑ってしまうと、彼がこちらを驚いたように見て、そこで初めて目が合った。
素直にお腹が空いているのかと聞くと、そこまでてはないけど、つい嬉しくてと答えた。
そして、青いポケットチーフを見せてきたのだ。カインはそれに強く驚いた。まさか、いつも女性に囲まれている彼が、男性を求めていたとは、驚きとともに体に奥から何かよく分からないものが染み出てきた。
最初は見せかけなのかと思ったら、酔いがまわってきた彼は、女性とは関係ができなくて、悩んで男にいこうとしていると、打ち明けてきた。
そして今日、友人が連れてくる男に食べられるのだと言って、恐いと怯えていた。
彼の中でも葛藤があるのだろう。でも、それを堪えて別の方法を試してみようとしているらしかった。
そんなことはさせたくない、腹の奥からキリキリと怒りがこみ上げてくるのが分かった。
酔った彼を椅子に座らせた。ふにゃふにゃとした顔で可愛らしくお礼を言ってきた彼にカインは言った。
¨そんなにその相手が嫌なら、俺が君を食べてあげるよ¨
そう言うと彼は嬉しそうに顔を赤くして微笑んだ。
その時になって、ようやく自分は彼を手にいれたいのだと気がついた。
だが、水を取りに行った一瞬で彼は消えてしまった。
だいたいの予想はついたのだが、休憩用に用意された部屋は多くあり、それらを片っ端から開けて確認していくのは、向こうもこちらも遠慮したい光景を見ることになるので、なかなか大変だった。
ようやく彼を見つけたときは、心から安堵した。多少乱れてはいたが、まだ始まる前のようだった。
目尻に涙をためて、青い顔をしていた彼、ノエルは、カインの顔を見て安心したような表情を見せた。
酔いが覚めきれず、潤んだ瞳で自分を見つめるノエルにカインの心は揺れた。自分の心に気づいてしまったのだ。
¨壊してしまおうか¨
たくさんの人に囲まれながら、いつも寂しそうにしていたノエル。
カインがノエルを気になっていたのは、容姿が好みであったからでもあるが、あの姿が自分と重なったのだ。
だからノエルを見ると、自分の中の衝動が動き出す。
優しく包み込むように可愛がりたいのと同時に、めちゃくちゃに壊してしまいたい。
王宮の中にいると、時々自分が何者だか分からなくなる。そういう時、何もかも壊してしまいたくなる。それとよく似ている。ノエルに抱いた衝動はそちらの方が大きかった。
だから、なんでもないフリをして、食事に誘った。
でないと、何をしてしまうか分からなかった。
あの時の衝動を思い出して、カインは自分の手が震えるのが分かった。
「カイン様?」
手の震えが伝わったのか、腕の中にいたノエルがもぞもぞと動き出して、カインの顔を覗きこんできた。
「……なんだか、とっても痛そうなお顔」
カインの顔を両手で挟んで、無邪気な子供のように喋っている。
「大丈夫。どこも体に怪我なんてしていないよ」
子供に言い聞かせるように微笑むと、ノエルはムッとした顔になった。
「体じゃないよ。きっとこころが痛いんだよ!」
「こころ?」
「心の痛みはね、知らないうちにいっぱい広がるから、気づくととっても痛いんだって。だから俺が治してあげる」
そう言ってノエルはカインの頭を優しく撫で始めた。
「カインの痛いの痛いの飛んでけ。ノエルのところに飛んでけ」
酔っぱらいのやることだが、急に何を言い出したのか、カインには理解できなかった。
「……それじゃあ、ノエルが痛くなってしまうよ」
「だいじょうぶ……、おれ、バカだから痛いのとかよくわかんないし……、ほかの人にはとばせないでしょ……」
喋りながら限界が来たのか、ぐらぐらと揺れてカインの胸に倒れこんできたノエルは、そのまま眠ってしまった。
これはなんだろうと、カインは不思議でいっぱいになった。
胸の中で眠る、不思議なことを言う生き物と、自分の中に芽生えた不思議な気持ち。
それはありきたりな破壊衝動でも、気まぐれな庇護欲でもない。
初めて生まれたまだ名もないナニカだった。
理解不能な思いをもて余したまま、ノエルの髪に触れながら、カインは馬車の窓から空を見つめた。
今夜の月は心なしか青く見えて、カインは疲れを感じて目を閉じたのだった。
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