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(9)エディの正体
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男に絡まれていたことろを、エディという軽そうな男に助けられて、友達も一緒においでと言われてミルトンと付いて行くことになった。
エディ連れてこられたのは、ミルトンと最初に向かっていた今日は貸切になっているはずのトークルームだった。
中に入ってすぐノエルは思わぬ人と再会することになった。
「え!?ヴァイス!あっ…さん、様」
「なんだノエルじゃねーか!おい、さんも様もいらねーよ。ヴァイスでいい!」
そこには、先週のガーデンパーティーで出会ったヴァイスが、机いっぱいに酒を並べてグビグビと飲んでいた。
「……ヴァイス、どう見ても女好きに見えたのに…、こっちにも興味が…」
「バカ、俺は両刀できるほど器用じゃねーよ。そこの野郎に騙されて連れてこられたんだよ!若者に人気の夜の店とかって言われてよー。来てみたら、男しかいねーし!フザケンナってキレて、酒を飲んで気分を良くしようとしてたんだ」
「騙されたってひどいよねー。何でもいいから若い人がいる店がいいってうるさいから連れてきてあげたのにねー」
とにかく来いと言われて、ミルトンと並んで座らされた。
ヴァイスはエディにこの間のパーティーで、ノエルと顔見知りになったことを話した。
ポカンとした顔のミルトンに、彼が誰であるかを話したら、叫びこそしなかったが青くなって玉のような汗を出し始めた。
どうやらミルトンは、ちゃんと授業を受けていたらしい。
「そういえば、お前、こんな店に来ていいのか?」
ヴァイスから酒を注がれてしまい、ノエルもミルトンも仕方なくちびちびと飲み始めた。
ヴァイスが何を言っているのか分からなくて、首をかしげたら、あいつが怒るんじゃないのないのかと言われた。
「カインだよ。お前アイツのペットだろ?」
「ペッ………、なっ……なななんですか!?それは!」
友人知人と言われることも恐れ多いが、まさかの人間ではないという、ひどい扱いにノエルはショックを受けた。
「アイツのお気に入りってことだよ」
「なになに?なんの話?」
ここでエディがぐいぐい話に入ってきた。というかミルトンをどかせて隣の席に座ってきてしまった。
「おっ…、俺はペットではないです!カイン殿下とは…、友人でも知人でも…ないというか……」
じゃあ何かと聞かれたら、どの答えが正解なのか分からなかった。もやもやとした気持ちを散らすように、ノエルはグラスを傾けた。
「確かにノエルは兄の好きそうなタイプだよね。でも珍しいな、アイツがすぐ手を出さないなんて……」
エディの言葉が聞き流せなくて、ノエルは目を見開いた。
「え?あっ…兄?エディの兄って…!?」
「そうそう、話に出てるカインだよ。んで、俺は弟のエドワード」
まさかこんなところで、第二王子のエドワードに出会うとは思いもしなかったノエルは、驚きでグラスを落としそうになった。
エドワード王子は夜会の時に、遠目から姿を拝見しただけだったが、今の軽い印象とは全然違った。ぴっちりと髪を後ろに流して、キリッとしていた印象しかない。
言われてみれば、金髪と紫の瞳という点ではまさにそのままではある。
「あの…、先日の夜会の時に…」
「ああ、ノエルもあれに来ていたの?あれは公式の姿だから、よく驚かれるんだよね。今はプライベートだし、こんな感じ。俺は兄と違って普段はあっちこっちの国へ留学してるから、顔を知らない人も多いんだよね」
だからこういうお店も好きに出入りできるしと、エドワードは椅子にのけ反って楽しそうに笑った。
「ふふふっ、面白いことを思い付いたよ。兄がノエルのことをどう思っているか試してみようか」
「え……、なにを……?」
そう言って、エドワードは葡萄酒の入ったビンを持ってニヤリと笑った。
背筋に冷たい汗が流れていく感触がして、何が起こるのか嫌な予感しかなかった。
□□
「せっくすなんてものは、入れて出して終わりですよ!そうは思いませんかね?」
「あー…まー…そうだな、お前の言う通りだよ」
貸切の部屋には、飲み干された酒ビンがいくつも転がっていて、すでに酔い潰れてしまったミルトンがイビキをかいて長椅子に転がって寝ていた。
そして潰れはしないのだが、完全に絡み酒になってしまったノエルが酒ビン片手に、二人掛けのソファーの隣に座っているヴァイスに絡んでいた。
「どうせ俺のこの体は童貞ですよ!でも心は違うんですよ!百人切りはしてますからね!」
「そうかそうか、分かった。そりゃすごいな」
俺をバカにするなーと叫んで、机に突っ伏してメソメソ鳴き始めたノエルを見て、ヴァイスは何度目かのため息をついた。
「おい、こいつどうするんだよ。俺は知らねーぞ」
「なかなか良い酔い方だよね。これは楽しいなぁ」
一人掛けのソファーに座って優雅にグラスを傾けているエドワードは、ヴァイスの困った顔を見てクスクスと笑った。
「まぁ、来るとしたらそろそろかな。来なかったときは……」
エドワードが意味ありげなことを口走ったとき、ノエルがぱっと顔を上げてぼそりと呟いた。
「……だって勃たないんだもん」
メソメソ泣いていたノエルが今度は甘えモードになって、とんでもないことを言ったので驚いた二人の視線が集まった。
「だからできないんだもん。どうしたらいいの?」
「どうしたら良いったって……」
ヴァイスは突然変な色気を醸し出してきたノエルに、これはやばいと後ろに引いたのだが、お構いなしに目を潤ませながらノエルは顔を近づけてきた。
危機を感じたらしいヴァイスは、そのまま後ろに下がってソファーから落ちた。したたかに尻を床に打ったらしく、苦悶の声を上げた。
入れ替わりにノエルの隣に座ってきたエドワードが、ノエルの髪を撫でて優しく問いかけた。
「じゃあ、ノエルは一人でするときも勃たないの?」
「それはだいじょーぶ。俺だってたまるものはたまるの!」
エドワードの手に甘えるように頬を寄せたノエルに、エドワードはごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ、いつもどうやってするの?ちゃんと勃つのか、ここで見せてよ」
「いいよぉ、でもすぐイっちゃうよ。エディ…笑わないでね」
「え……可愛い。これは俺やばいかも」
エドワードが興奮の色を強くしてしまい、ヴァイスはまずい止めろと騒ぎ出したとき、トークルームのドアが弾けるような音をたてて開いた。
「……ずいぶんと飲んで騒いでいるね。外まで聞こえていたよ」
「やっぱり来た!なんだぁ、これはかなりお気に入りなんだね」
つかつかと部屋に入ってきた男、カインは転がっている酒ビンを眺めてため息をついた。
「いつの間にカインを呼んだんだよ」
尻を押さえながら、ヴァイスは体を起こした。
「ひとこと手紙を書いて使いを出したんだよ。ノエルって子が童貞捨てたいって思い詰めた顔してブルームーンにいるよって」
「エド、お前がここで遊ぶのは勝手だけど、その子を巻き込まないでくれよ」
「えー、だってブルームーンにノエルがいたんだよ。俺が呼んだわけじゃないしー。野放しにしてるから、子羊はこんなところに迷い込んじゃうんだよ。欲しいと思うならちゃんと囲っておかないと」
「お前には関係ないだろ」
睨み合うカインとエドワードの兄弟の間に張りつめたような空気が流れた。
しかし、そのピリついた空気を壊すように、ノエルがもそもそと動き出した。
皆が話している間にいつの間にかシャツのボタンを外していたらしいノエルは、胸元を露にして、今度はズボンの前をくつろげ始めた。
「おい!ノエルなにやってんだ!?バカ!なに脱いでるんだよ!」
いち早く気がついたヴァイスが声を上げると、ノエルは幼子のような顔でふんわりと微笑んだ。
「だって、エディもヴァイスも俺がするところ見たいって言ったでしょう?」
「いやいやいや!言ってない!少なくとも俺は言ってねーよ!」
青くなって慌てるヴァイスを押し退けて、カインはノエルの側まで歩いてきた。
「……ノエル、こんなところで脱いじゃだめだよ。ほら、そんなもの取り出さないで、しまっておきなさい」
「あっ!カイン様だ!」
子供のように目を輝かせて喜ぶノエルを座らせて、カインは手際よくシャツを合わせてボタンを留めた。
「ふふふっ、カイン様は俺を食べてくれるんでしょ。あの時そう言ってくれたもんね」
「……なんだ。やっぱり覚えていてくれたの?それとも、酔っているから思い出したのかな」
カインがそう言うと、甘えモードのノエルは、カインの首筋に手をまわして抱きついた。
「また、おめめにチューして……、カイン様に触ってもらうと気持ちいいから幸せになっちゃう」
「…………」
暫し何か考えるように目をつぶったカインだが、目を開けてからそのままノエルを抱き上げた。
「俺がこの酔っぱらいを連れて帰るから、あとは好きにしてくれ」
ニヤニヤとするエドワードと、ポカンとするヴァイスを残して二人は部屋を出ていったのだった。
□□□
エディ連れてこられたのは、ミルトンと最初に向かっていた今日は貸切になっているはずのトークルームだった。
中に入ってすぐノエルは思わぬ人と再会することになった。
「え!?ヴァイス!あっ…さん、様」
「なんだノエルじゃねーか!おい、さんも様もいらねーよ。ヴァイスでいい!」
そこには、先週のガーデンパーティーで出会ったヴァイスが、机いっぱいに酒を並べてグビグビと飲んでいた。
「……ヴァイス、どう見ても女好きに見えたのに…、こっちにも興味が…」
「バカ、俺は両刀できるほど器用じゃねーよ。そこの野郎に騙されて連れてこられたんだよ!若者に人気の夜の店とかって言われてよー。来てみたら、男しかいねーし!フザケンナってキレて、酒を飲んで気分を良くしようとしてたんだ」
「騙されたってひどいよねー。何でもいいから若い人がいる店がいいってうるさいから連れてきてあげたのにねー」
とにかく来いと言われて、ミルトンと並んで座らされた。
ヴァイスはエディにこの間のパーティーで、ノエルと顔見知りになったことを話した。
ポカンとした顔のミルトンに、彼が誰であるかを話したら、叫びこそしなかったが青くなって玉のような汗を出し始めた。
どうやらミルトンは、ちゃんと授業を受けていたらしい。
「そういえば、お前、こんな店に来ていいのか?」
ヴァイスから酒を注がれてしまい、ノエルもミルトンも仕方なくちびちびと飲み始めた。
ヴァイスが何を言っているのか分からなくて、首をかしげたら、あいつが怒るんじゃないのないのかと言われた。
「カインだよ。お前アイツのペットだろ?」
「ペッ………、なっ……なななんですか!?それは!」
友人知人と言われることも恐れ多いが、まさかの人間ではないという、ひどい扱いにノエルはショックを受けた。
「アイツのお気に入りってことだよ」
「なになに?なんの話?」
ここでエディがぐいぐい話に入ってきた。というかミルトンをどかせて隣の席に座ってきてしまった。
「おっ…、俺はペットではないです!カイン殿下とは…、友人でも知人でも…ないというか……」
じゃあ何かと聞かれたら、どの答えが正解なのか分からなかった。もやもやとした気持ちを散らすように、ノエルはグラスを傾けた。
「確かにノエルは兄の好きそうなタイプだよね。でも珍しいな、アイツがすぐ手を出さないなんて……」
エディの言葉が聞き流せなくて、ノエルは目を見開いた。
「え?あっ…兄?エディの兄って…!?」
「そうそう、話に出てるカインだよ。んで、俺は弟のエドワード」
まさかこんなところで、第二王子のエドワードに出会うとは思いもしなかったノエルは、驚きでグラスを落としそうになった。
エドワード王子は夜会の時に、遠目から姿を拝見しただけだったが、今の軽い印象とは全然違った。ぴっちりと髪を後ろに流して、キリッとしていた印象しかない。
言われてみれば、金髪と紫の瞳という点ではまさにそのままではある。
「あの…、先日の夜会の時に…」
「ああ、ノエルもあれに来ていたの?あれは公式の姿だから、よく驚かれるんだよね。今はプライベートだし、こんな感じ。俺は兄と違って普段はあっちこっちの国へ留学してるから、顔を知らない人も多いんだよね」
だからこういうお店も好きに出入りできるしと、エドワードは椅子にのけ反って楽しそうに笑った。
「ふふふっ、面白いことを思い付いたよ。兄がノエルのことをどう思っているか試してみようか」
「え……、なにを……?」
そう言って、エドワードは葡萄酒の入ったビンを持ってニヤリと笑った。
背筋に冷たい汗が流れていく感触がして、何が起こるのか嫌な予感しかなかった。
□□
「せっくすなんてものは、入れて出して終わりですよ!そうは思いませんかね?」
「あー…まー…そうだな、お前の言う通りだよ」
貸切の部屋には、飲み干された酒ビンがいくつも転がっていて、すでに酔い潰れてしまったミルトンがイビキをかいて長椅子に転がって寝ていた。
そして潰れはしないのだが、完全に絡み酒になってしまったノエルが酒ビン片手に、二人掛けのソファーの隣に座っているヴァイスに絡んでいた。
「どうせ俺のこの体は童貞ですよ!でも心は違うんですよ!百人切りはしてますからね!」
「そうかそうか、分かった。そりゃすごいな」
俺をバカにするなーと叫んで、机に突っ伏してメソメソ鳴き始めたノエルを見て、ヴァイスは何度目かのため息をついた。
「おい、こいつどうするんだよ。俺は知らねーぞ」
「なかなか良い酔い方だよね。これは楽しいなぁ」
一人掛けのソファーに座って優雅にグラスを傾けているエドワードは、ヴァイスの困った顔を見てクスクスと笑った。
「まぁ、来るとしたらそろそろかな。来なかったときは……」
エドワードが意味ありげなことを口走ったとき、ノエルがぱっと顔を上げてぼそりと呟いた。
「……だって勃たないんだもん」
メソメソ泣いていたノエルが今度は甘えモードになって、とんでもないことを言ったので驚いた二人の視線が集まった。
「だからできないんだもん。どうしたらいいの?」
「どうしたら良いったって……」
ヴァイスは突然変な色気を醸し出してきたノエルに、これはやばいと後ろに引いたのだが、お構いなしに目を潤ませながらノエルは顔を近づけてきた。
危機を感じたらしいヴァイスは、そのまま後ろに下がってソファーから落ちた。したたかに尻を床に打ったらしく、苦悶の声を上げた。
入れ替わりにノエルの隣に座ってきたエドワードが、ノエルの髪を撫でて優しく問いかけた。
「じゃあ、ノエルは一人でするときも勃たないの?」
「それはだいじょーぶ。俺だってたまるものはたまるの!」
エドワードの手に甘えるように頬を寄せたノエルに、エドワードはごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ、いつもどうやってするの?ちゃんと勃つのか、ここで見せてよ」
「いいよぉ、でもすぐイっちゃうよ。エディ…笑わないでね」
「え……可愛い。これは俺やばいかも」
エドワードが興奮の色を強くしてしまい、ヴァイスはまずい止めろと騒ぎ出したとき、トークルームのドアが弾けるような音をたてて開いた。
「……ずいぶんと飲んで騒いでいるね。外まで聞こえていたよ」
「やっぱり来た!なんだぁ、これはかなりお気に入りなんだね」
つかつかと部屋に入ってきた男、カインは転がっている酒ビンを眺めてため息をついた。
「いつの間にカインを呼んだんだよ」
尻を押さえながら、ヴァイスは体を起こした。
「ひとこと手紙を書いて使いを出したんだよ。ノエルって子が童貞捨てたいって思い詰めた顔してブルームーンにいるよって」
「エド、お前がここで遊ぶのは勝手だけど、その子を巻き込まないでくれよ」
「えー、だってブルームーンにノエルがいたんだよ。俺が呼んだわけじゃないしー。野放しにしてるから、子羊はこんなところに迷い込んじゃうんだよ。欲しいと思うならちゃんと囲っておかないと」
「お前には関係ないだろ」
睨み合うカインとエドワードの兄弟の間に張りつめたような空気が流れた。
しかし、そのピリついた空気を壊すように、ノエルがもそもそと動き出した。
皆が話している間にいつの間にかシャツのボタンを外していたらしいノエルは、胸元を露にして、今度はズボンの前をくつろげ始めた。
「おい!ノエルなにやってんだ!?バカ!なに脱いでるんだよ!」
いち早く気がついたヴァイスが声を上げると、ノエルは幼子のような顔でふんわりと微笑んだ。
「だって、エディもヴァイスも俺がするところ見たいって言ったでしょう?」
「いやいやいや!言ってない!少なくとも俺は言ってねーよ!」
青くなって慌てるヴァイスを押し退けて、カインはノエルの側まで歩いてきた。
「……ノエル、こんなところで脱いじゃだめだよ。ほら、そんなもの取り出さないで、しまっておきなさい」
「あっ!カイン様だ!」
子供のように目を輝かせて喜ぶノエルを座らせて、カインは手際よくシャツを合わせてボタンを留めた。
「ふふふっ、カイン様は俺を食べてくれるんでしょ。あの時そう言ってくれたもんね」
「……なんだ。やっぱり覚えていてくれたの?それとも、酔っているから思い出したのかな」
カインがそう言うと、甘えモードのノエルは、カインの首筋に手をまわして抱きついた。
「また、おめめにチューして……、カイン様に触ってもらうと気持ちいいから幸せになっちゃう」
「…………」
暫し何か考えるように目をつぶったカインだが、目を開けてからそのままノエルを抱き上げた。
「俺がこの酔っぱらいを連れて帰るから、あとは好きにしてくれ」
ニヤニヤとするエドワードと、ポカンとするヴァイスを残して二人は部屋を出ていったのだった。
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