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Happy Birthday to You
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アルガルトの火の神、アルメンティスのお誕生日会は、聖堂内を豪華絢爛に飾り付けられ、朝から盛大に行われていた。
各国の来賓方のお祝いの言葉だけで何時間も続き、それが終わったら、世界的に有名なバイオリンニスト、オペラ歌手やロックミュージシャンが次々と歌や演奏を披露していく。
当の本人は、会場の真ん中のお誕生日席で、微笑みを崩さずにずっと手を叩き続けている。
アルメンティスが誕生日会なんていらないと言っていた理由がよく分かった。
俺があの席に座らされたら、祝いの言葉を聞きながら、涎を垂らして寝る自信がある。
聖堂内には生徒が入りきらないので、外にパイプ椅子まで出されてみんな集められている。
至る所に美しい生花が素晴らしいアレンジで飾られていて、会場全体はプレゼントのリボンのように赤い布で飾り付けがしてある。よく探したが、俺が作った下手くそな輪っかや紙の花はどこにもない。
ジェロームめ!と思いながら、きっと雰囲気に合わないからやめたのだろうと、ある意味ホッとして胸を撫で下ろした。
始まってから何時間たっただろう。
立食形式で食事も振る舞われて、いよいよ、みんなお待ちかねのダンスタイムだ。
場所をホールに移して、生演奏で音楽が始まった。招待客には女性も多く、色とりどりの華やかなドレスがホールに咲いた。このまま夜になってもみんな踊り続けるらしい。
そして主役はというと、すっかり自分のお誕生日会を抜け出して、俺を人気のない2階へ連れてきた。
ホールが見渡せるバルコニーで休憩という事らしいが、やけに時計を何度も見ているので、俺はそれが気になってしまった。
「な…なんだ…この後も何かあるのか…?」
「ああ、うん。ちょっと特別な会があってね」
まだ出なければいけないものがあるのかと、誕生日に朝から晩まで忙しいアルメンティスが可哀想になった。
……だからといって、こんなところでここまで許してしまう俺はどうかしていると思うが…。
「あ…ああっっ!!」
「こら、声が大きいよ。下に聞こえちゃうからね」
「ばっ……そこばっか…擦るからだろう」
すでに辺りは薄暗くなっているので、下から見上げても広いバルコニーの様子は分からないだろう。
それでも誰かに見られてしまうかもしれないという恥ずかしさは、ゾクゾクとした快感に変わってしまう。
俺は本当、どうにかしてしまった。
「だってさ…、レイのここ、俺ので擦るときゅうきゅう締まって気持ち良すぎるんだよね」
「んっ…ぐっ……!!」
俺はバルコニーの手摺りに口を押しつけて、大きく喘ぎそうになる声を必死に抑えた。
「可愛い…レイ。可愛いよ…」
俺を後ろから貫きながら、アルメンティスは耳元で囁いて、そのまま耳を噛んできた。
「ふっ!あっ…あ…あぅ…!」
甘噛みされると電流が流れたみたいにピリピリと快感で痺れてしまう。ガクガクと腰を揺らしながら感じてしまった。
声だけは抑えようと今度は指を突っ込んで堪えた。
そんな俺の様子を楽しむように、俺の中でどんどんデカくなるアルメンティスは、ぱちんぱちんと音を立てながら腰を打ちつけてきた。
「はぁ…もう少し、中で楽しみたいけど…そろそろ時間かな。これ以上待たせたら怒られちゃうからね」
「んっ?なにを?くっっ……んっ…あっ…ああ!あっっ」
アルメンティスの話を聞き返そうとしたら、時間が押しているからか、今までゆるゆると動いて焦らしてきたのに、突然激しい速さで抜き挿しが始まり俺はあっという間に上り詰めた。
「あ…で……る……くっっ…ううっ!!」
前を擦られてアルメンティスの手の中に、びゅうびゅうと勢いよく白濁を放った。間もなくして、俺の腹の奥でアルメンティスも熱いものを放った。
中で大量に流れていく感覚がして、その熱さがたまらなく気持ちいい。また復活しそうな気配がして俺は慌てて頭を振った。
やはり何か時間が押していたらしく、簡単に身支度を済ませたら、アルメンティスは俺の手を引いてこっちだと走り出した。
気だるい余韻に浸る間もない忙しさに目が回りそうになる。
ようやく辿り着いたのはいつもの火の棟だった。まさか、主役のくせにもう帰宅するつもりなのかと思ったが、アルメンティスは何も言わずズンズンと中へ入っていった。
「アルティ…ちょっと、暗いから…電気付けないと」
「いいから、来て」
手を引かれたまま廊下を進み奥の部屋の前に立った。デカいリビングのドアはいつも開けっ放しなのに今日は閉じていた。
不思議に思いながらも、廊下の薄明かりの中、目で促されたので俺はドアに手をかけた。
カチャリと小さな音がしたのを聞きながら、ゆっくりとドアを引いた。
次の瞬間、バンパンと弾ける音がして、俺は驚いて後ろに倒れそうになったが、アルメンティスが支えてくれた。火薬の臭いが漂ってきて、電気がつけられて辺りが明るくなった。
「ハッピーバースデー!!おめでとう!アルメンティス様!おめでとうレイ!」
目に飛び込んできた光景が信じられなくて俺は目をパチパチさせながら、変な夢でも見ているんじゃないかと声が出てこなかった。
そこには三角の飾りが付いた帽子を被った、ルザラザとミスリル、そしてジェロームがいた。
テーブルに並んだ、唐揚げやサンドイッチ、グラタンにピザなどの美味しそうな料理に、部屋中に付けられた飾り、カラフルな包装紙で包まれたプレゼントが所狭しと重ねられている。
「準備するから時間稼いでって言ったけど、ちょっと遅すぎるんじゃないですか!どうせイチャイチャしてたんでしょう!」
クラッカーから出たリボンを回収しながら、ムクれて頬を膨らませているミスリル。
「いいじゃない。今日は特別だよ。二人のお誕生日会なんだからさ。色々重なっちゃって飾り、自分で作らせちゃってごめんね。上手く飾り付けできたかな?」
同じくテーブルに乗った紙片を払いながら、優しく目を細めて笑うルザラザ。
見渡すと俺が作った輪っかの飾りや花が部屋中にセンスよく飾り付けられていた。
「アルメンティス様、レイ、どうぞこちらにお座りください。料理は少し冷めていますが、日本のパーティーでよく作られるものを調べました。私が昨日から仕込んだものですので、食べていただけると嬉しいです」
アルメンティスが座ろうと言って頬にキスをしてきて、俺はやっと現実だとハッと気がついた。
「な…なんだ…これ。聞いていない…サプライズパーティー?アルメンティスの?でもなんで俺だけ…知らないって…」
「レイ、君は誕生日を知らないんだろう。誰にも祝われた事がないなんて淡々と言っていたよね。関係者に聞いて調べてみたけど、やはり夏頃に生まれたということしか分からなかった。だったら俺も夏生まれだし、同じ誕生日だということにすれば、一緒に祝えるんじゃないかってさ。今まで憂鬱だったけど、レイと一緒の誕生日ならこんなに嬉しい日はない」
「た…誕生日…おれ……俺の……」
アルメンティスが手を握ってきたが、まるでふわふわと雲の上を歩いているみたいで現実感がなかった。
「そう、今日が俺とレイの誕生日だ」
その言葉を待っていたかのように、ハッピーバースデートゥーユーの歌をみんなが歌い出した。
この歌を聞くと思い出す。
親戚の家の子供達がお祝いされているのを、ドア越しにそっと聞いていた日。
友達の誕生日パーティーに招待されて、自分がいかに愛されていないのだと思い知ったあの日。
誰かにお祝いされることは、愛されている幸せな証。
俺は一生、手に入れることができないと思い…、思いながら……ずっと、ずっと憧れていた。
羨ましかった。
俺も…ずっと、誰かにおめでとうって言われたかった。
「ハッピーバースデーディア、レイ…ハッピーバースデートゥーユー!おめでとう!!」
みんなの歌が終わり一斉にパチパチと拍手の音が鳴った。
これは俺が見ている夢なのかもしれない。
声を出すと全て消えてしまいそうで俺は口元を手で覆った。
ここでジェロームが丸くて大きなケーキを運んできて、手際よく立てられた蝋燭に火をつけた。
「さぁ、どうぞ主役の出番ですよ」
「ケーキの蝋燭を消すのは初めて?レイは一息で全部消せるかな」
「こ…これを……俺が?…していいの?」
ケーキの前で膝の力が抜けてがくりと床に座り込んだ。
わずかに揺れて熱を放つ小さな火達。
この光景を前にも見た。その時は、悔しくて寂しくてたまらなかった。
でも今は……。
「ハッピーバースデー、レイ。生まれてきてくれてありがとう」
俺を後ろから包み込むように抱きしめて、アルメンティスが耳元で囁いてきた。
「ううっ…うっ…っっ……」
一息どころではなく、俺はぼろぼろに泣いてしまい、ほとんど息を吹くことができず、かろうじて目の前の一本だけ蝋燭の火が消えた。
それを見てクスリと笑ったアルメンティスが、残りの蝋燭を一息で消してくれた。
「うぅ…う。アル……ありがとう……みんな…ありがとう」
再びおめでとうと言われて拍手が起こり、それが楽しいお誕生日会の始まりの合図となった。
来年も再来年も、ずっと今日が俺のお誕生日。
愛しい人と一緒に小さな火を消そう。
数え切れないくらい
たくさん
ハッピーバースデートゥーユー
どこかにいる誰かにも
幸せな誕生日が訪れますように
□おわり□
各国の来賓方のお祝いの言葉だけで何時間も続き、それが終わったら、世界的に有名なバイオリンニスト、オペラ歌手やロックミュージシャンが次々と歌や演奏を披露していく。
当の本人は、会場の真ん中のお誕生日席で、微笑みを崩さずにずっと手を叩き続けている。
アルメンティスが誕生日会なんていらないと言っていた理由がよく分かった。
俺があの席に座らされたら、祝いの言葉を聞きながら、涎を垂らして寝る自信がある。
聖堂内には生徒が入りきらないので、外にパイプ椅子まで出されてみんな集められている。
至る所に美しい生花が素晴らしいアレンジで飾られていて、会場全体はプレゼントのリボンのように赤い布で飾り付けがしてある。よく探したが、俺が作った下手くそな輪っかや紙の花はどこにもない。
ジェロームめ!と思いながら、きっと雰囲気に合わないからやめたのだろうと、ある意味ホッとして胸を撫で下ろした。
始まってから何時間たっただろう。
立食形式で食事も振る舞われて、いよいよ、みんなお待ちかねのダンスタイムだ。
場所をホールに移して、生演奏で音楽が始まった。招待客には女性も多く、色とりどりの華やかなドレスがホールに咲いた。このまま夜になってもみんな踊り続けるらしい。
そして主役はというと、すっかり自分のお誕生日会を抜け出して、俺を人気のない2階へ連れてきた。
ホールが見渡せるバルコニーで休憩という事らしいが、やけに時計を何度も見ているので、俺はそれが気になってしまった。
「な…なんだ…この後も何かあるのか…?」
「ああ、うん。ちょっと特別な会があってね」
まだ出なければいけないものがあるのかと、誕生日に朝から晩まで忙しいアルメンティスが可哀想になった。
……だからといって、こんなところでここまで許してしまう俺はどうかしていると思うが…。
「あ…ああっっ!!」
「こら、声が大きいよ。下に聞こえちゃうからね」
「ばっ……そこばっか…擦るからだろう」
すでに辺りは薄暗くなっているので、下から見上げても広いバルコニーの様子は分からないだろう。
それでも誰かに見られてしまうかもしれないという恥ずかしさは、ゾクゾクとした快感に変わってしまう。
俺は本当、どうにかしてしまった。
「だってさ…、レイのここ、俺ので擦るときゅうきゅう締まって気持ち良すぎるんだよね」
「んっ…ぐっ……!!」
俺はバルコニーの手摺りに口を押しつけて、大きく喘ぎそうになる声を必死に抑えた。
「可愛い…レイ。可愛いよ…」
俺を後ろから貫きながら、アルメンティスは耳元で囁いて、そのまま耳を噛んできた。
「ふっ!あっ…あ…あぅ…!」
甘噛みされると電流が流れたみたいにピリピリと快感で痺れてしまう。ガクガクと腰を揺らしながら感じてしまった。
声だけは抑えようと今度は指を突っ込んで堪えた。
そんな俺の様子を楽しむように、俺の中でどんどんデカくなるアルメンティスは、ぱちんぱちんと音を立てながら腰を打ちつけてきた。
「はぁ…もう少し、中で楽しみたいけど…そろそろ時間かな。これ以上待たせたら怒られちゃうからね」
「んっ?なにを?くっっ……んっ…あっ…ああ!あっっ」
アルメンティスの話を聞き返そうとしたら、時間が押しているからか、今までゆるゆると動いて焦らしてきたのに、突然激しい速さで抜き挿しが始まり俺はあっという間に上り詰めた。
「あ…で……る……くっっ…ううっ!!」
前を擦られてアルメンティスの手の中に、びゅうびゅうと勢いよく白濁を放った。間もなくして、俺の腹の奥でアルメンティスも熱いものを放った。
中で大量に流れていく感覚がして、その熱さがたまらなく気持ちいい。また復活しそうな気配がして俺は慌てて頭を振った。
やはり何か時間が押していたらしく、簡単に身支度を済ませたら、アルメンティスは俺の手を引いてこっちだと走り出した。
気だるい余韻に浸る間もない忙しさに目が回りそうになる。
ようやく辿り着いたのはいつもの火の棟だった。まさか、主役のくせにもう帰宅するつもりなのかと思ったが、アルメンティスは何も言わずズンズンと中へ入っていった。
「アルティ…ちょっと、暗いから…電気付けないと」
「いいから、来て」
手を引かれたまま廊下を進み奥の部屋の前に立った。デカいリビングのドアはいつも開けっ放しなのに今日は閉じていた。
不思議に思いながらも、廊下の薄明かりの中、目で促されたので俺はドアに手をかけた。
カチャリと小さな音がしたのを聞きながら、ゆっくりとドアを引いた。
次の瞬間、バンパンと弾ける音がして、俺は驚いて後ろに倒れそうになったが、アルメンティスが支えてくれた。火薬の臭いが漂ってきて、電気がつけられて辺りが明るくなった。
「ハッピーバースデー!!おめでとう!アルメンティス様!おめでとうレイ!」
目に飛び込んできた光景が信じられなくて俺は目をパチパチさせながら、変な夢でも見ているんじゃないかと声が出てこなかった。
そこには三角の飾りが付いた帽子を被った、ルザラザとミスリル、そしてジェロームがいた。
テーブルに並んだ、唐揚げやサンドイッチ、グラタンにピザなどの美味しそうな料理に、部屋中に付けられた飾り、カラフルな包装紙で包まれたプレゼントが所狭しと重ねられている。
「準備するから時間稼いでって言ったけど、ちょっと遅すぎるんじゃないですか!どうせイチャイチャしてたんでしょう!」
クラッカーから出たリボンを回収しながら、ムクれて頬を膨らませているミスリル。
「いいじゃない。今日は特別だよ。二人のお誕生日会なんだからさ。色々重なっちゃって飾り、自分で作らせちゃってごめんね。上手く飾り付けできたかな?」
同じくテーブルに乗った紙片を払いながら、優しく目を細めて笑うルザラザ。
見渡すと俺が作った輪っかの飾りや花が部屋中にセンスよく飾り付けられていた。
「アルメンティス様、レイ、どうぞこちらにお座りください。料理は少し冷めていますが、日本のパーティーでよく作られるものを調べました。私が昨日から仕込んだものですので、食べていただけると嬉しいです」
アルメンティスが座ろうと言って頬にキスをしてきて、俺はやっと現実だとハッと気がついた。
「な…なんだ…これ。聞いていない…サプライズパーティー?アルメンティスの?でもなんで俺だけ…知らないって…」
「レイ、君は誕生日を知らないんだろう。誰にも祝われた事がないなんて淡々と言っていたよね。関係者に聞いて調べてみたけど、やはり夏頃に生まれたということしか分からなかった。だったら俺も夏生まれだし、同じ誕生日だということにすれば、一緒に祝えるんじゃないかってさ。今まで憂鬱だったけど、レイと一緒の誕生日ならこんなに嬉しい日はない」
「た…誕生日…おれ……俺の……」
アルメンティスが手を握ってきたが、まるでふわふわと雲の上を歩いているみたいで現実感がなかった。
「そう、今日が俺とレイの誕生日だ」
その言葉を待っていたかのように、ハッピーバースデートゥーユーの歌をみんなが歌い出した。
この歌を聞くと思い出す。
親戚の家の子供達がお祝いされているのを、ドア越しにそっと聞いていた日。
友達の誕生日パーティーに招待されて、自分がいかに愛されていないのだと思い知ったあの日。
誰かにお祝いされることは、愛されている幸せな証。
俺は一生、手に入れることができないと思い…、思いながら……ずっと、ずっと憧れていた。
羨ましかった。
俺も…ずっと、誰かにおめでとうって言われたかった。
「ハッピーバースデーディア、レイ…ハッピーバースデートゥーユー!おめでとう!!」
みんなの歌が終わり一斉にパチパチと拍手の音が鳴った。
これは俺が見ている夢なのかもしれない。
声を出すと全て消えてしまいそうで俺は口元を手で覆った。
ここでジェロームが丸くて大きなケーキを運んできて、手際よく立てられた蝋燭に火をつけた。
「さぁ、どうぞ主役の出番ですよ」
「ケーキの蝋燭を消すのは初めて?レイは一息で全部消せるかな」
「こ…これを……俺が?…していいの?」
ケーキの前で膝の力が抜けてがくりと床に座り込んだ。
わずかに揺れて熱を放つ小さな火達。
この光景を前にも見た。その時は、悔しくて寂しくてたまらなかった。
でも今は……。
「ハッピーバースデー、レイ。生まれてきてくれてありがとう」
俺を後ろから包み込むように抱きしめて、アルメンティスが耳元で囁いてきた。
「ううっ…うっ…っっ……」
一息どころではなく、俺はぼろぼろに泣いてしまい、ほとんど息を吹くことができず、かろうじて目の前の一本だけ蝋燭の火が消えた。
それを見てクスリと笑ったアルメンティスが、残りの蝋燭を一息で消してくれた。
「うぅ…う。アル……ありがとう……みんな…ありがとう」
再びおめでとうと言われて拍手が起こり、それが楽しいお誕生日会の始まりの合図となった。
来年も再来年も、ずっと今日が俺のお誕生日。
愛しい人と一緒に小さな火を消そう。
数え切れないくらい
たくさん
ハッピーバースデートゥーユー
どこかにいる誰かにも
幸せな誕生日が訪れますように
□おわり□
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mofu様
こんにちは。
感想残していただけて嬉しいです。
読みやすかったと言っていただけて良かったです(^^)
可愛い受けくんも好きですが、美形で性格男前受けが大好物でして、刺さって頂けたら嬉しいです\(//∇//)
お読みいただきありがとうございました。
最高でした〜(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
番外編も…キュンときました
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個人的に、レイの目が赤くなったのがグッときました…最高ですッッ
完結おめでとうございます〜!!!このお話を書いてくださりありがとうございました😭
あげぱん様
最後までお読みいただきありがとうございました⭐︎(^^)⭐︎
感想もありがとうございます。
きゃー嬉しいです。そう言っていただけると、励みになります。
レイはアルメンティスを支えていき、良いカップルになれるだろうなと思っています。
こちらこそ、嬉しいお言葉ありがとうございます。