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XVII
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アルメンティスの部屋の前に着いてドアを軽くノックしたが返事がなかった。
今朝もよく寝ていたし、もしかしたら疲れて寝てしまったのではないかと思った。
とはいえ、頼まれていて即帰るのはまずいと思ったので、もう一度ノックしてみようと手を上げた瞬間に目の前のドアが開いた。
部屋の中は薄暗かったが、廊下の明かりにぼんやりと浮かんできたのは、間違いなくアルメンティスだ。
間違いなく、と言うのはいつもと明らかに雰囲気が違い部屋の暗さよりももっと暗い瞳をしていたからだ。
「あ…なんか、ジェロームから俺を探してたって聞いて……って、うわぁ!!」
とりあえず話しかけようとしてみたら、全部話し終える前に持ち上げていた手首を掴まれて、ものすごい力で部屋の中へ引っ張り込まれた。
背中でバタンとドアが閉まる音がしたが、その音がどこか遠くで聞こえるくらい強くアルメンティスに抱きしめられてしまった。
「だっ…!どっ…どうした!?」
「……動かないで、少しだけ……少しだけこうしていて」
「…………」
いきなり何をするんだともがこうとしたが、アルメンティスの声は殺気立った雰囲気とは違い、掠れていて弱々しかった。
それを聞いたら腕に込めた力が抜けてしまい、俺は静かに体の力を抜いた。
俺の力が抜けたことが分かったのか、アルメンティスの抱き締めてくる力も少し弱くなった。
そのままドアの前でしばらく無言で抱き合ったのだった。
カップに熱いお茶を入れて、アルメンティスの前に置いた。
ずいぶんと取り乱していた男は、やっと落ち着いたらしく、いつもの顔に戻って大人しくに椅子に座っていた。
「これは…グリーンティー?」
「そうそう、日本茶だ。紅茶の入れ方なんて分からないから、とりあえずキッチンにあったやつにした。ジェロームが気を利かせて用意してくれていたんだな」
「へぇ……、香りがいいね。アッサリしていて飲みやすい」
一口飲んで気に入ったらしく、まだ熱いと思うのだが、アルメンティスはごくごくと飲み干してしまった。
「ごめんね。たまにね、いっぱいになっちゃうと抑えられなくてさ。こういう時は誰か呼んだりするんだけど、なぜかな……レイのことしか思い浮かばなかったんだ」
「……き…昨日のことがあったから、思い浮かんだんだろう。まぁ、話聞くとか、俺にできることがあれば力になるけど……」
「そう?じゃあ慰めて欲しいって言ったら…どうする?」
机に顔を伏せるようにして、上目遣いで俺を見てきたアルメンティスはやけに可愛らしかった。
言っていることもそうだし、まるで子供みたいだなと思いながらアルメンティスに近づいた。
「よしよし」
俺はアルメンティスの頭に手を置いて、適度な強さで頭を撫でてやった。
「…………なにこれ」
「慰めろって言っただろう。こういう事じゃないのか?」
何をしているのかというような驚いた顔をしたアルメンティスだが、しばらく大人しく撫でられていた。
「こういう事も悪くないけどさ……」
座ったままのアルメンティスに引き寄せられてまた抱き締められた。後ろに回った手が俺の尻を撫で回して布越しに蕾の辺りをぐっと指で押してきた。
「…んっ…っ!!」
「ここで、俺を慰めてよ」
「慰めるって……まさか、そういう……」
「……だめ?」
こんな風に体を密着させて甘えられるなんてまるで恋人同士のような行為だ。
程遠い関係であるのに、疑似恋愛みたいなものが必要なのかと疑問が湧き上がってくる。
アルメンティスは刹那的な関係に慣れているのかもしれない。しかし、俺は誰かと触れ合うことなど初めてで、こういう時、どう反応したらいいのか分からない。
身体と気持ちを分けるなんてことが俺にできるのか。
しかし、やるしかない。
俺はアルメンティスに選ばれた天使なのだから。
「いいよ。ヤろう」
「ははは……、男しいね、最高」
アルメンティスが顔を近づけてきて、唇が重なった。熱いお茶を飲んでいたからか、アルメンティスの舌は熱かった。俺の口の中に入り込んで欲望を呼び覚ましていく。
俺はキスを受けながら、これを待っていたのだと感じていた。
それを裏付けているかのように、体はどんどんと熱を帯びていていった。
「は………ぁ……はっ………あっ……」
ぴちゃぴちゃという水音と、ぱつんぱつんと肉がぶつかり合う音。そして、俺のだらしない声がずっと耳に響いている。
もう、何時間こうしているのだろう。ベッドに四つん這いになった俺は後ろからアルメンティスに貫かれていた。
昨夜と同様に、時間をかけて丁寧に後ろは解されて、アルメンティスはゆっくりと俺の中に入ってきた。
行為も二回目となれば、多少の余裕も出てくると思っていたがそれは甘かった。
昨日とは違う体位、獣が交じるような格好は恥ずかしさとイケナイことをしているような背徳感が入り混じって、余計に興奮を高めてきた。
後ろから灼熱の杭を打ち付けながら、時折俺の反応を見るようにアルメンティスは責めてくる。
それがもどかしくて、余計なことを考えないように、もっとぐちゃぐちゃにして欲しかった。
「あ…でる……」
「んっ…俺も……レイ、一緒に……」
「はぁはぁ……あっ……ぃ……くっっ!!」
アルメンティスに前を擦られながら、俺は白濁をシーツの上に放った。もう何度目か分からないが、まだびゅうびゅうと勢いよく飛び出た。
同時に後ろを締め付けたので、奥へ突き入れたアルメンティスのペニスも中で震えて解き放ったのを感じた。熱い放流が腸壁を濡らしていくのを恍惚の中で感じていた。
ずるりと中からアルメンティスが出ていくと、後ろからぼたぼたと溢れていく感覚がした。綺麗にしようと言われてバスルームに連れて行かれて、信じられないことに中に指を入れられて洗われてしまった。
しかもその刺激でまた立ち上がってしまった俺の雄を、アルメンティスはフェラでご奉仕して、全部飲み干して綺麗にしてしまった。
信じられないことの連続と、熱いお湯でクラクラしてしまった俺をアルメンティスはベッドまで運んでくれて、体を拭いて服まで着せてくれた。
これではどちらが神なのか分からない。
ジェロームに知られたら雷が落ちてきそうなくらい丁寧に扱われてしまった。
「……今日は面会があったんだ」
二人でまったりとベッドに転がっていたら、アルメンティスが思い出したかのように、ぼそりと呟いた。
「ジェロームから聞いた。家族の面会があったんだな」
「ふっ……家族、そうだな戸籍上はそうだ」
不思議な言い回しにどういうことなのか、俺は考えをめぐられせた。同じ戸籍にいて、家族と認めたくない相手、端的に言えばそういうことだろう。
「俺の父親が体調不良で検査入院していたんだが、結果が分かってもう長くないらしい」
「え…………」
アルメンティスはなんでもない事を話すかのようにそう口にした。あまりに重い内容と、感情のこもっていない声色に驚いて言葉が出てこなかった。
「その事はまぁいいんだ。どうせ他人のような親子関係だったから。それよりわざわざ俺に告げにきたあの男に腹が立ってね。どうせ、今後誰がアルガルトを継ぐのか、それしか頭にないのだろう」
死に近い父親のことをどうでもいいと言ってしまえる親子関係など想像もできなかった。そして、アルメンティスを追い詰めているあの男とは誰なのだろうと考えていた。
「複雑なんだ。あの男は戸籍上は父の養子、血の繋がりのない俺の兄。もともとはこの学園で父の天使をやってた男。そう、父親の愛人だ」
最初に言った通りの複雑すぎる関係に衝撃を受けた。まるで、想像もできない親子関係に絶句してしまった。
「レイ、眠るまで俺の話を聞いてよ。こんなこと、誰かに話した事なんてなかったけど、今日はなんだか誰かに話さないとおかしくなりそうなんだ」
目を細めながら、悲しそうな顔をしたアルメンティスは俺の頭を撫でながらそう言ってきた。そんな風に切なく言われてしまったら、断ることなどできない。
俺は静かに頭を動かして頷いて、アルメンティスの話の続きを待ったのだった。
□□□
今朝もよく寝ていたし、もしかしたら疲れて寝てしまったのではないかと思った。
とはいえ、頼まれていて即帰るのはまずいと思ったので、もう一度ノックしてみようと手を上げた瞬間に目の前のドアが開いた。
部屋の中は薄暗かったが、廊下の明かりにぼんやりと浮かんできたのは、間違いなくアルメンティスだ。
間違いなく、と言うのはいつもと明らかに雰囲気が違い部屋の暗さよりももっと暗い瞳をしていたからだ。
「あ…なんか、ジェロームから俺を探してたって聞いて……って、うわぁ!!」
とりあえず話しかけようとしてみたら、全部話し終える前に持ち上げていた手首を掴まれて、ものすごい力で部屋の中へ引っ張り込まれた。
背中でバタンとドアが閉まる音がしたが、その音がどこか遠くで聞こえるくらい強くアルメンティスに抱きしめられてしまった。
「だっ…!どっ…どうした!?」
「……動かないで、少しだけ……少しだけこうしていて」
「…………」
いきなり何をするんだともがこうとしたが、アルメンティスの声は殺気立った雰囲気とは違い、掠れていて弱々しかった。
それを聞いたら腕に込めた力が抜けてしまい、俺は静かに体の力を抜いた。
俺の力が抜けたことが分かったのか、アルメンティスの抱き締めてくる力も少し弱くなった。
そのままドアの前でしばらく無言で抱き合ったのだった。
カップに熱いお茶を入れて、アルメンティスの前に置いた。
ずいぶんと取り乱していた男は、やっと落ち着いたらしく、いつもの顔に戻って大人しくに椅子に座っていた。
「これは…グリーンティー?」
「そうそう、日本茶だ。紅茶の入れ方なんて分からないから、とりあえずキッチンにあったやつにした。ジェロームが気を利かせて用意してくれていたんだな」
「へぇ……、香りがいいね。アッサリしていて飲みやすい」
一口飲んで気に入ったらしく、まだ熱いと思うのだが、アルメンティスはごくごくと飲み干してしまった。
「ごめんね。たまにね、いっぱいになっちゃうと抑えられなくてさ。こういう時は誰か呼んだりするんだけど、なぜかな……レイのことしか思い浮かばなかったんだ」
「……き…昨日のことがあったから、思い浮かんだんだろう。まぁ、話聞くとか、俺にできることがあれば力になるけど……」
「そう?じゃあ慰めて欲しいって言ったら…どうする?」
机に顔を伏せるようにして、上目遣いで俺を見てきたアルメンティスはやけに可愛らしかった。
言っていることもそうだし、まるで子供みたいだなと思いながらアルメンティスに近づいた。
「よしよし」
俺はアルメンティスの頭に手を置いて、適度な強さで頭を撫でてやった。
「…………なにこれ」
「慰めろって言っただろう。こういう事じゃないのか?」
何をしているのかというような驚いた顔をしたアルメンティスだが、しばらく大人しく撫でられていた。
「こういう事も悪くないけどさ……」
座ったままのアルメンティスに引き寄せられてまた抱き締められた。後ろに回った手が俺の尻を撫で回して布越しに蕾の辺りをぐっと指で押してきた。
「…んっ…っ!!」
「ここで、俺を慰めてよ」
「慰めるって……まさか、そういう……」
「……だめ?」
こんな風に体を密着させて甘えられるなんてまるで恋人同士のような行為だ。
程遠い関係であるのに、疑似恋愛みたいなものが必要なのかと疑問が湧き上がってくる。
アルメンティスは刹那的な関係に慣れているのかもしれない。しかし、俺は誰かと触れ合うことなど初めてで、こういう時、どう反応したらいいのか分からない。
身体と気持ちを分けるなんてことが俺にできるのか。
しかし、やるしかない。
俺はアルメンティスに選ばれた天使なのだから。
「いいよ。ヤろう」
「ははは……、男しいね、最高」
アルメンティスが顔を近づけてきて、唇が重なった。熱いお茶を飲んでいたからか、アルメンティスの舌は熱かった。俺の口の中に入り込んで欲望を呼び覚ましていく。
俺はキスを受けながら、これを待っていたのだと感じていた。
それを裏付けているかのように、体はどんどんと熱を帯びていていった。
「は………ぁ……はっ………あっ……」
ぴちゃぴちゃという水音と、ぱつんぱつんと肉がぶつかり合う音。そして、俺のだらしない声がずっと耳に響いている。
もう、何時間こうしているのだろう。ベッドに四つん這いになった俺は後ろからアルメンティスに貫かれていた。
昨夜と同様に、時間をかけて丁寧に後ろは解されて、アルメンティスはゆっくりと俺の中に入ってきた。
行為も二回目となれば、多少の余裕も出てくると思っていたがそれは甘かった。
昨日とは違う体位、獣が交じるような格好は恥ずかしさとイケナイことをしているような背徳感が入り混じって、余計に興奮を高めてきた。
後ろから灼熱の杭を打ち付けながら、時折俺の反応を見るようにアルメンティスは責めてくる。
それがもどかしくて、余計なことを考えないように、もっとぐちゃぐちゃにして欲しかった。
「あ…でる……」
「んっ…俺も……レイ、一緒に……」
「はぁはぁ……あっ……ぃ……くっっ!!」
アルメンティスに前を擦られながら、俺は白濁をシーツの上に放った。もう何度目か分からないが、まだびゅうびゅうと勢いよく飛び出た。
同時に後ろを締め付けたので、奥へ突き入れたアルメンティスのペニスも中で震えて解き放ったのを感じた。熱い放流が腸壁を濡らしていくのを恍惚の中で感じていた。
ずるりと中からアルメンティスが出ていくと、後ろからぼたぼたと溢れていく感覚がした。綺麗にしようと言われてバスルームに連れて行かれて、信じられないことに中に指を入れられて洗われてしまった。
しかもその刺激でまた立ち上がってしまった俺の雄を、アルメンティスはフェラでご奉仕して、全部飲み干して綺麗にしてしまった。
信じられないことの連続と、熱いお湯でクラクラしてしまった俺をアルメンティスはベッドまで運んでくれて、体を拭いて服まで着せてくれた。
これではどちらが神なのか分からない。
ジェロームに知られたら雷が落ちてきそうなくらい丁寧に扱われてしまった。
「……今日は面会があったんだ」
二人でまったりとベッドに転がっていたら、アルメンティスが思い出したかのように、ぼそりと呟いた。
「ジェロームから聞いた。家族の面会があったんだな」
「ふっ……家族、そうだな戸籍上はそうだ」
不思議な言い回しにどういうことなのか、俺は考えをめぐられせた。同じ戸籍にいて、家族と認めたくない相手、端的に言えばそういうことだろう。
「俺の父親が体調不良で検査入院していたんだが、結果が分かってもう長くないらしい」
「え…………」
アルメンティスはなんでもない事を話すかのようにそう口にした。あまりに重い内容と、感情のこもっていない声色に驚いて言葉が出てこなかった。
「その事はまぁいいんだ。どうせ他人のような親子関係だったから。それよりわざわざ俺に告げにきたあの男に腹が立ってね。どうせ、今後誰がアルガルトを継ぐのか、それしか頭にないのだろう」
死に近い父親のことをどうでもいいと言ってしまえる親子関係など想像もできなかった。そして、アルメンティスを追い詰めているあの男とは誰なのだろうと考えていた。
「複雑なんだ。あの男は戸籍上は父の養子、血の繋がりのない俺の兄。もともとはこの学園で父の天使をやってた男。そう、父親の愛人だ」
最初に言った通りの複雑すぎる関係に衝撃を受けた。まるで、想像もできない親子関係に絶句してしまった。
「レイ、眠るまで俺の話を聞いてよ。こんなこと、誰かに話した事なんてなかったけど、今日はなんだか誰かに話さないとおかしくなりそうなんだ」
目を細めながら、悲しそうな顔をしたアルメンティスは俺の頭を撫でながらそう言ってきた。そんな風に切なく言われてしまったら、断ることなどできない。
俺は静かに頭を動かして頷いて、アルメンティスの話の続きを待ったのだった。
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