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Ⅺ
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カーテンを開けると、朝日が入ってきて部屋中に溢れていく。
朝の光は好きだ。
燦々と輝き暗かった世界を照らしていくと自分の心まで明るくなったような気分になる。
「アルメンティス様、朝だ。さっさと起きろ」
こんな明るい部屋になっても、この男はなかなか動かない。一声かけたくらいでは、ダメだということを嫌というほどこの数日で学んだ。
「悪いがお前と違って俺は授業に遅れるとペナルティがある。声はかけたから先に行かせてもらう」
「………レイ…冷たい」
そう、よく理解している。動き出さないだけで、とっくに起きているということも。
狸寝入り野郎を無視してさっさと部屋を出ようと後ろを向いたら、ガバッと背中から抱きつかれておんぶ状態になった。
体格が違うので重くてつぶれそうになる。
「ねぇ、どうしてちゃんと呼んでくれないの?」
「ジェロームがうるさいんだ。様を付けろって…」
「へぇ…もうそんなに仲良くなったんだ。焼いちゃうな」
今の会話のどこに仲良しポイントがあったのかさっぱり分からないが、アルメンティスはぎゅうぎゅうと抱き締めてきた。
「ばっ……バカ!朝からどこ触ってんだ!!」
制服の前に手を忍ばせてきたアルメンティスに信じられないともがいたが、見た目以上に力が強いこの男はびくともしない。
「なに?朝じゃなかったらいいの?」
「っく…!」
耳元で囁かれて変な声が出そうになったのを歯を食いしばって堪えた。
天使になって俺の当番はまず朝アルメンティスを起こすところからだった。
俺と違ってアルメンティスは寝覚めがいいらしいが、いつも狸寝入りで朝からふざけてくる。
ジェロームが代わってくれて助かったと言っていたが、こういう事だったのかと呆れた。
制服の中に入った手はシャツをまさぐって、布越しに胸の頂を弄り出した。
「は…くっっ……じぇ…ジェロームとも、毎朝こんなこと……していたのか」
「え?しないよ」
唯一寵愛を注いでいるジェロームのことは、大切だからこそ悪戯などで朝から困らせない、という事なのだろうか。
両方の乳首を掴まれて、なんとか声は我慢したがビリビリと電流が流れたみたいに痺れて身体が揺れてしまった。
そんな俺で遊んで楽しいのか知らないが、クスクスと耳元で笑う声が聞こえたかと思ったら、うなじの辺りに衝撃を感じた。
「うあっ…くっっ!!!」
なんとアルメンティスが歯を立ててうなじに噛みついてきたのだ。
さすがにこれは我慢できずに、声を上げてしまった。
「ばっ…バカやろう!なに…何やってんだ!噛むな!あっ……、やっやめ……」
痛みは一瞬走ったが、後はむず痒い感覚が押し寄せてきた。じりじりとした熱が広がっていき、その甘い痛みが信じられなかった。
そうしている間にアルメンティスの手は俺の肌を滑るように下に降りていった。
俺はこのままだとまずいと思った。わずかに反応しかけたソコに触れられたら、感じてしまったことがバレてしまう。
ズボンに手をかけられて、恥ずかしさに身を捩った時、部屋のドアがバーンと音を立てて全開になった。
「……遅いと思ったら、お二人で朝から何を遊んでいらっしゃるのですか!!朝食は用意しております!レイ!神の体調管理は天使の大切な仕事です!ちゃんと起こして食べさせてください!」
「あ…ああ。分かった」
朝からお怒り顔のジェロームが部屋に飛び込んできた。なかなか離してくれなさそうだったので、これがチャンスとアルメンティスの腕の中からさっと抜けでた。
ここから着替えを手伝い、食事を食べさせるのがまず朝の仕事になる。
時間がなかったからか、ジェロームが担当を代わり、俺は食事をとって先に出るように言われた。
天の助けだと変なジョークを頭の中で言って、ジェロームの言葉に甘えることにした。
それぞれ個人レッスンが組まれている神と違い、天使は他の生徒と一緒に授業を受ける。
天国側のクラスは、一般のやつらとはガラリと雰囲気が変わる。
各国の政治家や要人の息子達、名だたる大企業の息子達、家名を聞いたらすぐに誰か思いつきそうな連中が揃っていた。
一般クラスは和気あいあいとして、クラス全体が仲が良かったが、天国クラスはどうも殺伐としている。ゲラゲラ笑いながら話す者はいないし、みんな机に座って本に集中しているような状態だ。
その中でも話をしながら盛り上がっているのは、同じ天使同士の立場の者達で自分の主人の話をしながら、キャーキャー騒いでいた。
「やぁ、こんにちは。レイ」
このクラスに入って一週間ほど経ったが、みんな遠巻きに見てくるだけで、誰からも話しかけられなかった。
ところが今日は、席に着くなり肩を叩かれた。誰かと思って顔を上げると、カリアドの天使であるミスリルが立っていた。
このクラスには他にも天使がいるが、ミスリルは群を抜いて美しい。ほっそりした体つき、大きな目と高い鼻のハッキリした顔立ちで、ピンク色の薔薇の花のような厚い唇は男の俺からしても、惑わされそうな魅力があった。
「あの時以来だね。僕、ずっとお休みしていたから……」
あの時と言われるとあの時の事を思い出してしまい、俺は顔が熱くなった。色々見聞きしてしまい、何とも気まずい気持ちになった。
「同じクラスだったんだな。休みってどこか体調でも悪いのか?」
「………それは、君のせいだよ」
「は?」
クスリと妖しげに笑ったミスリルは俺の耳元近くまで来て顔を近づけて囁いてきた。
「カリアド様、君に興奮しちゃってさ。収まんなくなちゃって、ずっと僕が代わりに相手をさせられてたんだよ」
ペロリと耳でも舐められそうな距離に、俺は慌てて後ろに引いた。なんというか油断ならない、怪しい男である。言っていることも意味不明だ。
「………よく分からないのだが、俺にキレていて怒りが収まらないから、ミスリルが代わりに責められてたってことか?」
「ふふふっ…そう。責められてたの」
ずっと怒りをぶつけられていたらストレスも溜まるだろう。疲れて休んでいたというのは、俺のせいと言われるのは癪だが申し訳ないという気持ちもチラリと出てきた。
「カリアド様も可哀想に、相手が火の神じゃ、手も足も出せず……。お得意の略奪も使えないってわけ。大変だったんだからぁ、相手するの。底無しだからさ疲れちゃう。天使は他にもいるのに、僕が一番従順だからさ」
神の勢力図については聞いていた。
今いる四神の中で、アルメンティスが一番力を持つ家であること。
同等かそれに続くのが風の神、そして次が土の神と水の神となるそうだ。
特に土の神の家サイード国は、曽祖父の時代、世界進出の際にアルガルトから多大な援助を得ていて、それによって成功したので、絶対に頭が上がらない存在なのだそうだ。
「その…悪かったな。頭に血が上ると言い返さないと気が済まなくて…。ろくに人付き合いもして来なかったから、全然空気が読めないんだ。ミスリルに迷惑をかけるつもりは……」
「あ、いーのいーの。迷惑じゃないし。カリアド様は機嫌悪いと最悪なんだけど、むしろ毒気を抜かれちゃって可哀想なくらい。大人しくなって可愛いから、実は喜んでるんだよねぇ。ありがとうレイ」
「なっ…!ありがとうって…!なぜ…礼を…」
お礼を言われるような事は欠片も思いつかずに、これは何かの策略なのではと俺は頭を悩ませた。
「君の瞳思い出しちゃうのかな。毎晩うなされるように君の名前を呼んでるよ」
「なっ!!」
俺が息を吸い込んだところで、ガラガラとドアが開けられて、教師が入ってきた。ミスリルは手をひらひらさせながら自分の席に戻ったが、俺は気が気ではなかった。
どうやらカリアドにかなりの恨みを持たれたらしい。何しろ夢にまで出てくるほど怒っているのだ。そこまで侮辱したつもりはなかったが相手は王子様だ。目下の者に口答えされるなどプライドが許さないのかもしれない。このままでは、いつ短刀が飛んできてもおかしくはない。さすがにここまできて殺されるのは勘弁して欲しいとぶるりと震えた。
なぜかこういう話はアルメンティスにはしづらい気がして、ジェロームに相談してみようと思いながら、武器を持っている者がいないか周りを見回してついつい探してしまった。
□□□
朝の光は好きだ。
燦々と輝き暗かった世界を照らしていくと自分の心まで明るくなったような気分になる。
「アルメンティス様、朝だ。さっさと起きろ」
こんな明るい部屋になっても、この男はなかなか動かない。一声かけたくらいでは、ダメだということを嫌というほどこの数日で学んだ。
「悪いがお前と違って俺は授業に遅れるとペナルティがある。声はかけたから先に行かせてもらう」
「………レイ…冷たい」
そう、よく理解している。動き出さないだけで、とっくに起きているということも。
狸寝入り野郎を無視してさっさと部屋を出ようと後ろを向いたら、ガバッと背中から抱きつかれておんぶ状態になった。
体格が違うので重くてつぶれそうになる。
「ねぇ、どうしてちゃんと呼んでくれないの?」
「ジェロームがうるさいんだ。様を付けろって…」
「へぇ…もうそんなに仲良くなったんだ。焼いちゃうな」
今の会話のどこに仲良しポイントがあったのかさっぱり分からないが、アルメンティスはぎゅうぎゅうと抱き締めてきた。
「ばっ……バカ!朝からどこ触ってんだ!!」
制服の前に手を忍ばせてきたアルメンティスに信じられないともがいたが、見た目以上に力が強いこの男はびくともしない。
「なに?朝じゃなかったらいいの?」
「っく…!」
耳元で囁かれて変な声が出そうになったのを歯を食いしばって堪えた。
天使になって俺の当番はまず朝アルメンティスを起こすところからだった。
俺と違ってアルメンティスは寝覚めがいいらしいが、いつも狸寝入りで朝からふざけてくる。
ジェロームが代わってくれて助かったと言っていたが、こういう事だったのかと呆れた。
制服の中に入った手はシャツをまさぐって、布越しに胸の頂を弄り出した。
「は…くっっ……じぇ…ジェロームとも、毎朝こんなこと……していたのか」
「え?しないよ」
唯一寵愛を注いでいるジェロームのことは、大切だからこそ悪戯などで朝から困らせない、という事なのだろうか。
両方の乳首を掴まれて、なんとか声は我慢したがビリビリと電流が流れたみたいに痺れて身体が揺れてしまった。
そんな俺で遊んで楽しいのか知らないが、クスクスと耳元で笑う声が聞こえたかと思ったら、うなじの辺りに衝撃を感じた。
「うあっ…くっっ!!!」
なんとアルメンティスが歯を立ててうなじに噛みついてきたのだ。
さすがにこれは我慢できずに、声を上げてしまった。
「ばっ…バカやろう!なに…何やってんだ!噛むな!あっ……、やっやめ……」
痛みは一瞬走ったが、後はむず痒い感覚が押し寄せてきた。じりじりとした熱が広がっていき、その甘い痛みが信じられなかった。
そうしている間にアルメンティスの手は俺の肌を滑るように下に降りていった。
俺はこのままだとまずいと思った。わずかに反応しかけたソコに触れられたら、感じてしまったことがバレてしまう。
ズボンに手をかけられて、恥ずかしさに身を捩った時、部屋のドアがバーンと音を立てて全開になった。
「……遅いと思ったら、お二人で朝から何を遊んでいらっしゃるのですか!!朝食は用意しております!レイ!神の体調管理は天使の大切な仕事です!ちゃんと起こして食べさせてください!」
「あ…ああ。分かった」
朝からお怒り顔のジェロームが部屋に飛び込んできた。なかなか離してくれなさそうだったので、これがチャンスとアルメンティスの腕の中からさっと抜けでた。
ここから着替えを手伝い、食事を食べさせるのがまず朝の仕事になる。
時間がなかったからか、ジェロームが担当を代わり、俺は食事をとって先に出るように言われた。
天の助けだと変なジョークを頭の中で言って、ジェロームの言葉に甘えることにした。
それぞれ個人レッスンが組まれている神と違い、天使は他の生徒と一緒に授業を受ける。
天国側のクラスは、一般のやつらとはガラリと雰囲気が変わる。
各国の政治家や要人の息子達、名だたる大企業の息子達、家名を聞いたらすぐに誰か思いつきそうな連中が揃っていた。
一般クラスは和気あいあいとして、クラス全体が仲が良かったが、天国クラスはどうも殺伐としている。ゲラゲラ笑いながら話す者はいないし、みんな机に座って本に集中しているような状態だ。
その中でも話をしながら盛り上がっているのは、同じ天使同士の立場の者達で自分の主人の話をしながら、キャーキャー騒いでいた。
「やぁ、こんにちは。レイ」
このクラスに入って一週間ほど経ったが、みんな遠巻きに見てくるだけで、誰からも話しかけられなかった。
ところが今日は、席に着くなり肩を叩かれた。誰かと思って顔を上げると、カリアドの天使であるミスリルが立っていた。
このクラスには他にも天使がいるが、ミスリルは群を抜いて美しい。ほっそりした体つき、大きな目と高い鼻のハッキリした顔立ちで、ピンク色の薔薇の花のような厚い唇は男の俺からしても、惑わされそうな魅力があった。
「あの時以来だね。僕、ずっとお休みしていたから……」
あの時と言われるとあの時の事を思い出してしまい、俺は顔が熱くなった。色々見聞きしてしまい、何とも気まずい気持ちになった。
「同じクラスだったんだな。休みってどこか体調でも悪いのか?」
「………それは、君のせいだよ」
「は?」
クスリと妖しげに笑ったミスリルは俺の耳元近くまで来て顔を近づけて囁いてきた。
「カリアド様、君に興奮しちゃってさ。収まんなくなちゃって、ずっと僕が代わりに相手をさせられてたんだよ」
ペロリと耳でも舐められそうな距離に、俺は慌てて後ろに引いた。なんというか油断ならない、怪しい男である。言っていることも意味不明だ。
「………よく分からないのだが、俺にキレていて怒りが収まらないから、ミスリルが代わりに責められてたってことか?」
「ふふふっ…そう。責められてたの」
ずっと怒りをぶつけられていたらストレスも溜まるだろう。疲れて休んでいたというのは、俺のせいと言われるのは癪だが申し訳ないという気持ちもチラリと出てきた。
「カリアド様も可哀想に、相手が火の神じゃ、手も足も出せず……。お得意の略奪も使えないってわけ。大変だったんだからぁ、相手するの。底無しだからさ疲れちゃう。天使は他にもいるのに、僕が一番従順だからさ」
神の勢力図については聞いていた。
今いる四神の中で、アルメンティスが一番力を持つ家であること。
同等かそれに続くのが風の神、そして次が土の神と水の神となるそうだ。
特に土の神の家サイード国は、曽祖父の時代、世界進出の際にアルガルトから多大な援助を得ていて、それによって成功したので、絶対に頭が上がらない存在なのだそうだ。
「その…悪かったな。頭に血が上ると言い返さないと気が済まなくて…。ろくに人付き合いもして来なかったから、全然空気が読めないんだ。ミスリルに迷惑をかけるつもりは……」
「あ、いーのいーの。迷惑じゃないし。カリアド様は機嫌悪いと最悪なんだけど、むしろ毒気を抜かれちゃって可哀想なくらい。大人しくなって可愛いから、実は喜んでるんだよねぇ。ありがとうレイ」
「なっ…!ありがとうって…!なぜ…礼を…」
お礼を言われるような事は欠片も思いつかずに、これは何かの策略なのではと俺は頭を悩ませた。
「君の瞳思い出しちゃうのかな。毎晩うなされるように君の名前を呼んでるよ」
「なっ!!」
俺が息を吸い込んだところで、ガラガラとドアが開けられて、教師が入ってきた。ミスリルは手をひらひらさせながら自分の席に戻ったが、俺は気が気ではなかった。
どうやらカリアドにかなりの恨みを持たれたらしい。何しろ夢にまで出てくるほど怒っているのだ。そこまで侮辱したつもりはなかったが相手は王子様だ。目下の者に口答えされるなどプライドが許さないのかもしれない。このままでは、いつ短刀が飛んできてもおかしくはない。さすがにここまできて殺されるのは勘弁して欲しいとぶるりと震えた。
なぜかこういう話はアルメンティスにはしづらい気がして、ジェロームに相談してみようと思いながら、武器を持っている者がいないか周りを見回してついつい探してしまった。
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