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建物
第一話【廃墟】
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この間の事なんだけど。
隣のT市で、最近、有名になっている心霊スポットがあるじゃない?
誰も住んでいない筈の家から、毎夜毎夜女の叫び声が……
割れた窓ガラス越しに、何かが光るのを見たとか……
色んな噂がある、あの「幽霊屋敷」
去年だっけ?
テレビ番組で取り上げられて、霊能力者が、『ここは……。絶対に入ってはいけない!』と、怯えて撮影拒否したとか。
そんな幽霊屋敷に肝試しに行こうって話になってさ。
メンバーは、私と美奈子、美奈子の彼氏の陽太くん。
それに、あの【霊感】があると噂される近藤くん。
勿論、近藤くんは、心霊スポットなんて大嫌いだし、時々、憑りつかれたりしているっていう噂もあったから、普通に誘っても断られるじゃん?
でも、こういう肝試しって、霊感ある人を連れていく方が【何か】がありそうで、面白そうだし。
だから、「食事会」という名目で、誘ったの。
T市までは、車で二十分くらいかかるから、陽太くんに車を出して貰って、T市にある、美味しい焼肉屋に行こうって言ってね。
近藤くん。焼肉が大好きらしくて。
喜んで参加してきたわ。
で、焼肉屋で運転手の陽太くん以外は、ビールも飲んで、ほろ酔い状態。
お腹も一杯、テンションも高めになって来た所で、陽太くんが、「お前ら、飲み過ぎ! 俺だって飲みたいのに……。ドライブに付き合いやがれ!」と、例の幽霊屋敷に移動の合図。
近藤くんは幽霊屋敷に行く事なんて知らないから、陽太くんの言う「ドライブ」を、そのまんまの意味に捉えてノリノリ状態だったみたい。
「じゃぁ、A峠まで行って、夜景見ようぜ!」とか、はしゃいでたって陽太くんが言ってたっけ。
で、結局、陽太くんのその一言で、焼肉屋から出て移動したんだけど。
近藤くんは、例の幽霊屋敷に近付いていっているのにも関わらず、全く脅える雰囲気も、怖がる雰囲気も無くって。
いつもだったら、交通事故があった現場とか、心霊トンネルの中を通っただけで、突然、ガタガタ震えだしたり、鳥肌が立ったりして慌てだすのに。
「あれ? もしかして、近藤くんってば、今までの【霊感】反応って演技だった?」とか、思っちゃってたりもしてたのよ。
陽太くんも、そう思ったみたいで、「【幽霊屋敷】の事を言えば、いきなり脅えだすんじゃないのか?」とか、美奈子とコソコソ話してたらしいの。
それで、幽霊屋敷が見えて来た時、とうとう、「おい。近藤! あれ、分るか?」と、陽太くんってば、言っちゃったのよ。
でもね。
近藤くん。
ヘラヘラ笑ってるだけで、「なんだよぉ~。単なる家じゃん」と、全く何の反応も示さないのよ。
私も、酔っ払ってたから、「単なる家って! あんた、霊感あるんじゃなかったの~?」とか、バシバシ近藤くんの背中を叩いたりしたんだけど、近藤くんは、その幽霊屋敷の目の前に車を停めても、何の反応も示さないのよ。
しかも、車を降りて、ぺんぺん草の生えた、荒れ果てた家を目の前にしても。
私が見ても、割れた窓ガラスや、何年も放置されたせいで、何となくジトっとした、薄気味悪い空気を醸し出していて。
普通に見ているだけでも、気持ちのいいものでは無いその幽霊屋敷。
心霊スポットと聞けば、確かに、その家を取り巻く黒い影に纏わりつかれそうな、そんな冷たく重い雰囲気を感じさせているのに、唯一、霊感のある近藤くんが何の反応も示さないって事は……
逆に、幽霊屋敷の方が『デマ』って事なのかとか思って。
私ら3人は、一気にテンションだだ下がり。
ただ、近藤くんだけは、何故か、じーっと、一つの窓を門扉の前から見つめていたの。
シラケた気分だった私は、近藤くんの視線を追って、その一つの窓を見てみると……
そこには、汚れて曇った窓ガラスに、まるで、ベタリと張り付くようにして、こちらをジトリ見ているような、黒い影が……
「きゃーーーーっ!」
「うわぁぁぁぁぁ!」
同じように、近藤くんの視線を辿って窓ガラスを見たんだろうね。
美奈子と陽太くんが同時に叫んで、一目散に車に逃げ込んで、「早く! 早く乗れ!」って、急かすの。
私、今まで幽霊とか見たことなんて、一度も無いから、今、目の前で起こっている事が全く理解出来なくて。
身動きもせず、立ち尽くしていたんだけど、近藤くんが、「早く!」と、肩を掴んでくれたお陰で、ハッと我に返って、慌てて車に飛び乗ったの。
陽太くんは、4人全員が車に乗ったのを確認すると、直ぐに車を発進させたわ。
でもね。
エンジン音の合間に私、聞こえたのよ。
女性の甲高い悲鳴のようなモノが。
しかも、私だけじゃなくって……美奈子も、近藤くんも、聞こえてたみたいで。
皆、顔を真っ青にして、あの窓を何度もチラチラ見てたわ。
それから、あの幽霊屋敷が見えなくなるまで、皆無言で。
T市を出るまで、誰一人として口を開かなかったんだけど、徐々に、気持ちが落ち着いてくると、私も腹が立ってきて。
全く。
近藤くんの霊感も、大したことないっていうか……
何で、こんな霊感も何もない私達がこんなに怖い目に合わなきゃいけないのよ!
もっと早くから霊感を働かせて、「あの幽霊屋敷はやばい!」とか「あそこには行くな」とか注意してよっと、理不尽なことだけど、あまりの怖さに怒れてきて。
近藤くんに「も~! 出るんなら出るって、言ってよね!」って言ったら、美奈子も、陽太くんも、怖さを紛らわす為だと思うけど、私に同調したの。
「そーだよ。まじ、ビビったっつーの!」
「本当だよぉ……。近藤くん、霊感あるっていうから、本当にヤバい時には、近藤くんのレーダーを当てにしてたのにぃ……」
皆が散々言いたい放題彼に向かって文句を言ったんだけどさ。
近藤くん。
「……あれ……。幽霊じゃない」と、真っ青な顔をして、唇を震わせながら低く呟くのよ。
「……あ、れは……人間だ……」
「俺、見たんだ……」
車の中に居た、全員がゴクリと喉を鳴らしたと思うわ。
そして、次の言葉を皆が待ってた。
「手……あそこに、もう一人居たんだよ……。だから……あの……」
近藤くんはガタガタ震えだしたかと思うと、いきなり叫んだの。
「お前らも聞いただろ? 女の悲鳴! あれって、あれってさぁぁぁぁぁぁぁ!」
頭を抱えるかのようにして、近藤くんは、うわぁぁぁぁぁって唸り声上げて。
それから、いきなり、ピタリと近藤くんは大人しくなったかと思うと、バッと、車の窓の外を見たかと思うと、大きく目を見開いて……赤信号で、陽太くんが車を停めた瞬間。
「くるなぁぁぁぁぁ! うおぉぉぉぉぉぉぉ! 見殺しにした訳じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
狂ったように叫びながら、車から飛び出して行ったの。
それから、近藤くんがどうなったかも、あの幽霊屋敷で何があったかも、新聞にもニュースにもならないから、全く分らないんだけどね。
きっと、近藤くんは何処かで生きているんじゃないかな?
ただ……
毎夜毎夜、あの幽霊屋敷で女の悲鳴が聞こえるって……
それが、幽霊じゃなく、生身の人間だったら?
そう思ったら、あの幽霊屋敷に確かめに行くような馬鹿な真似は出来ないなって……
私は、そう思うの。
隣のT市で、最近、有名になっている心霊スポットがあるじゃない?
誰も住んでいない筈の家から、毎夜毎夜女の叫び声が……
割れた窓ガラス越しに、何かが光るのを見たとか……
色んな噂がある、あの「幽霊屋敷」
去年だっけ?
テレビ番組で取り上げられて、霊能力者が、『ここは……。絶対に入ってはいけない!』と、怯えて撮影拒否したとか。
そんな幽霊屋敷に肝試しに行こうって話になってさ。
メンバーは、私と美奈子、美奈子の彼氏の陽太くん。
それに、あの【霊感】があると噂される近藤くん。
勿論、近藤くんは、心霊スポットなんて大嫌いだし、時々、憑りつかれたりしているっていう噂もあったから、普通に誘っても断られるじゃん?
でも、こういう肝試しって、霊感ある人を連れていく方が【何か】がありそうで、面白そうだし。
だから、「食事会」という名目で、誘ったの。
T市までは、車で二十分くらいかかるから、陽太くんに車を出して貰って、T市にある、美味しい焼肉屋に行こうって言ってね。
近藤くん。焼肉が大好きらしくて。
喜んで参加してきたわ。
で、焼肉屋で運転手の陽太くん以外は、ビールも飲んで、ほろ酔い状態。
お腹も一杯、テンションも高めになって来た所で、陽太くんが、「お前ら、飲み過ぎ! 俺だって飲みたいのに……。ドライブに付き合いやがれ!」と、例の幽霊屋敷に移動の合図。
近藤くんは幽霊屋敷に行く事なんて知らないから、陽太くんの言う「ドライブ」を、そのまんまの意味に捉えてノリノリ状態だったみたい。
「じゃぁ、A峠まで行って、夜景見ようぜ!」とか、はしゃいでたって陽太くんが言ってたっけ。
で、結局、陽太くんのその一言で、焼肉屋から出て移動したんだけど。
近藤くんは、例の幽霊屋敷に近付いていっているのにも関わらず、全く脅える雰囲気も、怖がる雰囲気も無くって。
いつもだったら、交通事故があった現場とか、心霊トンネルの中を通っただけで、突然、ガタガタ震えだしたり、鳥肌が立ったりして慌てだすのに。
「あれ? もしかして、近藤くんってば、今までの【霊感】反応って演技だった?」とか、思っちゃってたりもしてたのよ。
陽太くんも、そう思ったみたいで、「【幽霊屋敷】の事を言えば、いきなり脅えだすんじゃないのか?」とか、美奈子とコソコソ話してたらしいの。
それで、幽霊屋敷が見えて来た時、とうとう、「おい。近藤! あれ、分るか?」と、陽太くんってば、言っちゃったのよ。
でもね。
近藤くん。
ヘラヘラ笑ってるだけで、「なんだよぉ~。単なる家じゃん」と、全く何の反応も示さないのよ。
私も、酔っ払ってたから、「単なる家って! あんた、霊感あるんじゃなかったの~?」とか、バシバシ近藤くんの背中を叩いたりしたんだけど、近藤くんは、その幽霊屋敷の目の前に車を停めても、何の反応も示さないのよ。
しかも、車を降りて、ぺんぺん草の生えた、荒れ果てた家を目の前にしても。
私が見ても、割れた窓ガラスや、何年も放置されたせいで、何となくジトっとした、薄気味悪い空気を醸し出していて。
普通に見ているだけでも、気持ちのいいものでは無いその幽霊屋敷。
心霊スポットと聞けば、確かに、その家を取り巻く黒い影に纏わりつかれそうな、そんな冷たく重い雰囲気を感じさせているのに、唯一、霊感のある近藤くんが何の反応も示さないって事は……
逆に、幽霊屋敷の方が『デマ』って事なのかとか思って。
私ら3人は、一気にテンションだだ下がり。
ただ、近藤くんだけは、何故か、じーっと、一つの窓を門扉の前から見つめていたの。
シラケた気分だった私は、近藤くんの視線を追って、その一つの窓を見てみると……
そこには、汚れて曇った窓ガラスに、まるで、ベタリと張り付くようにして、こちらをジトリ見ているような、黒い影が……
「きゃーーーーっ!」
「うわぁぁぁぁぁ!」
同じように、近藤くんの視線を辿って窓ガラスを見たんだろうね。
美奈子と陽太くんが同時に叫んで、一目散に車に逃げ込んで、「早く! 早く乗れ!」って、急かすの。
私、今まで幽霊とか見たことなんて、一度も無いから、今、目の前で起こっている事が全く理解出来なくて。
身動きもせず、立ち尽くしていたんだけど、近藤くんが、「早く!」と、肩を掴んでくれたお陰で、ハッと我に返って、慌てて車に飛び乗ったの。
陽太くんは、4人全員が車に乗ったのを確認すると、直ぐに車を発進させたわ。
でもね。
エンジン音の合間に私、聞こえたのよ。
女性の甲高い悲鳴のようなモノが。
しかも、私だけじゃなくって……美奈子も、近藤くんも、聞こえてたみたいで。
皆、顔を真っ青にして、あの窓を何度もチラチラ見てたわ。
それから、あの幽霊屋敷が見えなくなるまで、皆無言で。
T市を出るまで、誰一人として口を開かなかったんだけど、徐々に、気持ちが落ち着いてくると、私も腹が立ってきて。
全く。
近藤くんの霊感も、大したことないっていうか……
何で、こんな霊感も何もない私達がこんなに怖い目に合わなきゃいけないのよ!
もっと早くから霊感を働かせて、「あの幽霊屋敷はやばい!」とか「あそこには行くな」とか注意してよっと、理不尽なことだけど、あまりの怖さに怒れてきて。
近藤くんに「も~! 出るんなら出るって、言ってよね!」って言ったら、美奈子も、陽太くんも、怖さを紛らわす為だと思うけど、私に同調したの。
「そーだよ。まじ、ビビったっつーの!」
「本当だよぉ……。近藤くん、霊感あるっていうから、本当にヤバい時には、近藤くんのレーダーを当てにしてたのにぃ……」
皆が散々言いたい放題彼に向かって文句を言ったんだけどさ。
近藤くん。
「……あれ……。幽霊じゃない」と、真っ青な顔をして、唇を震わせながら低く呟くのよ。
「……あ、れは……人間だ……」
「俺、見たんだ……」
車の中に居た、全員がゴクリと喉を鳴らしたと思うわ。
そして、次の言葉を皆が待ってた。
「手……あそこに、もう一人居たんだよ……。だから……あの……」
近藤くんはガタガタ震えだしたかと思うと、いきなり叫んだの。
「お前らも聞いただろ? 女の悲鳴! あれって、あれってさぁぁぁぁぁぁぁ!」
頭を抱えるかのようにして、近藤くんは、うわぁぁぁぁぁって唸り声上げて。
それから、いきなり、ピタリと近藤くんは大人しくなったかと思うと、バッと、車の窓の外を見たかと思うと、大きく目を見開いて……赤信号で、陽太くんが車を停めた瞬間。
「くるなぁぁぁぁぁ! うおぉぉぉぉぉぉぉ! 見殺しにした訳じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
狂ったように叫びながら、車から飛び出して行ったの。
それから、近藤くんがどうなったかも、あの幽霊屋敷で何があったかも、新聞にもニュースにもならないから、全く分らないんだけどね。
きっと、近藤くんは何処かで生きているんじゃないかな?
ただ……
毎夜毎夜、あの幽霊屋敷で女の悲鳴が聞こえるって……
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