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ミヂカナシ
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ヨネダ『マチェットマン!これで成仏してくれ!』
ヨネダは青い炎をマチェットマンに放つ
するとマチェットマンの体は青い炎に焼かれ消えていく
ミチヨ『いけ!ヨネダ!』
マチェットマンは最後の力を振り絞りヨネダの顔面を目掛けてマチェットを振った
しかしヨネダは口からも青い炎を放ちマチェット燃やした
カトウ『ヨネダ、お前ゴジラかよ。』
マチェットマンは光の粒になって消えていった
ササキ『やったぞ!すごい勝ったんだ!』
サイトウ『よくやった、ヨネダくん』
ミチヨ『サイトウあんた早くどうにかしないと!死んじゃうわ!』
サイトウ『ああ…もう意識が飛びそうだ』
『よくやったな君達!まさかここまで能力が開花するとは、』
そこにはずっと一緒にいたかのようにミライの姿があった
ミチヨ『ミライさん!サイトウが死んじゃう!』
ミライ『まぁまぁあわてなさんな、』
ミライがサイトウの傷口に手を当てるとサイトウの血がとまった
ミライ『あくまでも応急処置だから君は病院に行こう』
カトウ『おいミライさんよ!いくらなんでもやられすぎじゃねーか?加勢してくれてもよかったんじゃねーか!』
ミライ『私は加勢しないと最初にいったろう。』
ヨネダ『ここまで人が死んでしまうとは思ってなかったな…』
ハマサキ『生き残ったのは私達だけだなんて…』
ミチヨ『まぁ生き残れたんだからいーじゃない。』
ミライ『死んでしまった者達は私が責任をもって除霊する。また新たしい何かの生物に彼らは生まれ変わるさ。』
ハマサキ『それなら私達も除霊を手伝います。』
ミライ『いいや君達はマチェットマンの呪いが消えたから霊感レベルは元にもどっているよ!見えていないだろう彼らの霊が。それに手伝いは私には不要だ』
パチンっ
ミライが指を鳴らすと緑色の火の玉がところどころに浮かびあがり静かに消えていく
ヨネダ『まさかこれで除霊されているのか…』
ミライ『まぁ君たちはよくやったよ!今日はゆっくり休むといい。それと君たちは事故物件に住み始めて3ヶ月が経つ。契約解除も含めてニャンコ達ともお別れだ。明日ここにつれてきてくれ!』
ハマサキ『クロちゃんとお別れかぁ。ずっと私と一緒じゃダメなのですか?』
ミライ『ダメではないんだけどな…とりあえず明日はつれてきてくれ。』
そしてマチェットマンとの死闘で生き残ったヨネダ達はそれぞれ家に帰宅していった。
ヨネダは家につくと
ヨネダ『あいからわずドアが重い感じがするなぁ。』
ドアをあけると飼い猫のコメが出迎えてきたのだった
ヨネダ『コメ、ただいま。なんとか生き残れてまた会えたな。ずっと俺と暮らすか。ミライさんは何か言いたそうな感じだったけど、なんなんだろうな。』
ヨネダはミライの最後の言葉が少し気になっていた。
ヨネダ(マチェットマンを除霊した事によってまた霊感レベル1からやりなおしかぁ。どうすればレベルというのは上がるんだろうか)
そして次の日
ワダ『猫ちゃん達を一旦あずかります!それから教室にどうぞ!』
ハマサキ『クロちゃん。またね!』
ワダがそれぞれの猫を預かり教室にヨネダ、カトウ、ササキ、ハマサキが集まった
ミライ『おはよう!昨日はおつかれさま!とりあえず君達には報酬を払おう。』
マチェットマンの除霊での報酬明細がくばられた。
カトウ『死ぬかと思ったけど力さえつければ食うには困らなそうだな!』
ササキ『で、ミライさんどうすれば霊感レベルは上がるのでしょうか?』
ミライ『まぁ今までみたいな訓練でも上がるんだけどな、何十年もかかってしまうんだ今の君たちでは。』
カトウ『おいおいそれじゃ話しになんねーよミライさんよ。』
ミライ『昨日のような経験を味わってさらにもう一つある事をすれば霊感はぐんと跳ね上がる事ができる。』
カトウ『それを教えてくれ!なんでもやるぜ!』
ミライ『これを配ろう。』
ヨネダ『ガスマスク?』
ミライはヨネダ達にガスマスクを配った
ミライ『カモン!ワダちゃん!』
するとワダは預かっていた猫達を連れて教室に入ってきたのだった
ハマサキ『どういうことですか?』
ミライ『隣の部屋はガス部屋になっている。君たちはこのガスマスクをつけてニャンコを抱いてその部屋に入ってもらいたい。』
ハマサキ『だからどういう事ですか!!』
ミライ『身近な死を体験しろ』
ヨネダ『何言ってるんだ?』
ミライ『君達の体で触れているものが死んでいく、愛する者が死んでいく、そして殺す、これを体験しろと言ってるんだ』
カトウ『おい!ふざけんじゃねーぞ!』
ミライ『ふざけてなんてない。必要なんだよ。』
ハマサキ『私には無理です!』
ササキ『僕はやるよ。ミライさんが言う事は霊感を取得するにはもう必要な事なんだ。それにミライさんが1番このニャンコ達を殺したくない。そんな気がするよ。』
ヨネダ『愛する者の死…だからか俺は』
ミライ『やるやらないはもう君達が決める事だよ。この行為を所詮は動物の命だ人を殺めろと言ってるわけではない。そんな事は言わない。君達が愛した者を殺す行為だ。やるならその罪を覚悟してやれ。』
ササキ『コジロー、ごめんな。』
ササキはコジローを抱きガスマスクを手に隣の部屋へ向かって行った
カトウ『マジかあいつ。普通じゃねーだろ』
ミライ『普通じゃないんだよ。霊媒師は』
カトウ『…』
ハマサキは泣いていた
ハマサキ『私のあの力があれば…もう二度と出会えない人同士をあわせてあげられる。
ハシバシさんみたいな霊でも…』
ヨネダ『俺はまた身近な死をあじあわなければいけないのか…このたった3ヶ月でもコメはだいぶ俺の中では…』
ミライ『この子たちはまた生まれ変わるよ。終わりではない。でも自分の力ほしさに殺める事は忘れないでくれ。』
カトウ『俺は力なんていらねー!トラを連れて帰る!』
ワダ『カトウ君。』
ワダはチキンを食べながらカトウに話しをかけた。
カトウ『なんだてめー何食ってやがる。』
ワダ『力なんていらねー?僕は生きる為に力をつける為にこのチキンを食べているよ。命を』
カトウ『生きる為だろ!別に霊感なんてなくても生きていける。』
ワダ『誰かがやらないと。』
カトウはマチェットマンを思い出した。
カトウ(マチェットマン、あいつは誰かが成仏させなかったらどうなっていたんだろうか…)
ヨネダ『ミライさん…世界から霊媒師がいなくなったらどうなるんですか?』
ミライ『世界は終わるよ。』
ヨネダ『死=終わりではないんですよね?』
ミライ『全ての生物は生と死を繰り返す。そのサイクルがこの世界のエネルギーになっているんだ。生きる意味もあれば死ぬ意味もあるんだよ。死で止まっていてはいけない。死で止まっている者を救う誰かがいなければいけない。』
ヨネダ『俺は妻、子供が死にました。救いたいです。』
ミライ『君の手で救いたなら君がそのレベルになるべきだと思うよ。』
ヨネダはコメを抱いた
ヨネダ『コメ…ありがとう。』
カトウ『ヨネダ…』
ハマサキもクロちゃんを抱いた
ハマサキ『クロちゃん、私…力が欲しい。』
カトウ『お前ら…』
ミライ『君達はプロの霊媒師だ。ありがとう。』
そして全員が隣のガス部屋にそれぞれ猫を抱いて入っていった。
ミライはうっすら涙目になっていた
そしてこの日の授業は終わったのだった。
ワダ『やはりこの授業はつらいですね。』
ミライ『あぁ、私もこればっかしは慣れそうにないよ』
ワダ『それよりあの能力は開花させても大丈夫なのですか?』
ミライ『あぁ…あの能力はどう転ぶか分からないが危険と感じたら一刻も早く殺るしかないな…』
ヨネダは帰宅する
この部屋も出て行く事になったので荷物をまとめていた。
ヨネダ(あぁ、このヒモ。コメがいたら絶対じゃれてきて邪魔されたな。)
(コメ、ごめんな。)
ヨネダは泣いていた。
(俺の都合で本当にコメを殺した事は正解だったんだろうか。)
ヨネダは涙を拭いて玄関の方を見るとドアに寄り掛かり人が座っているのが見えた。
(あぁ、あれかあれのせいで玄関のドアが重かったんだな)
ヨネダが見えたのはドアノブで首を吊って泣いている女性の霊だった。
ヨネダは青い炎をマチェットマンに放つ
するとマチェットマンの体は青い炎に焼かれ消えていく
ミチヨ『いけ!ヨネダ!』
マチェットマンは最後の力を振り絞りヨネダの顔面を目掛けてマチェットを振った
しかしヨネダは口からも青い炎を放ちマチェット燃やした
カトウ『ヨネダ、お前ゴジラかよ。』
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ササキ『やったぞ!すごい勝ったんだ!』
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サイトウ『ああ…もう意識が飛びそうだ』
『よくやったな君達!まさかここまで能力が開花するとは、』
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ミチヨ『ミライさん!サイトウが死んじゃう!』
ミライ『まぁまぁあわてなさんな、』
ミライがサイトウの傷口に手を当てるとサイトウの血がとまった
ミライ『あくまでも応急処置だから君は病院に行こう』
カトウ『おいミライさんよ!いくらなんでもやられすぎじゃねーか?加勢してくれてもよかったんじゃねーか!』
ミライ『私は加勢しないと最初にいったろう。』
ヨネダ『ここまで人が死んでしまうとは思ってなかったな…』
ハマサキ『生き残ったのは私達だけだなんて…』
ミチヨ『まぁ生き残れたんだからいーじゃない。』
ミライ『死んでしまった者達は私が責任をもって除霊する。また新たしい何かの生物に彼らは生まれ変わるさ。』
ハマサキ『それなら私達も除霊を手伝います。』
ミライ『いいや君達はマチェットマンの呪いが消えたから霊感レベルは元にもどっているよ!見えていないだろう彼らの霊が。それに手伝いは私には不要だ』
パチンっ
ミライが指を鳴らすと緑色の火の玉がところどころに浮かびあがり静かに消えていく
ヨネダ『まさかこれで除霊されているのか…』
ミライ『まぁ君たちはよくやったよ!今日はゆっくり休むといい。それと君たちは事故物件に住み始めて3ヶ月が経つ。契約解除も含めてニャンコ達ともお別れだ。明日ここにつれてきてくれ!』
ハマサキ『クロちゃんとお別れかぁ。ずっと私と一緒じゃダメなのですか?』
ミライ『ダメではないんだけどな…とりあえず明日はつれてきてくれ。』
そしてマチェットマンとの死闘で生き残ったヨネダ達はそれぞれ家に帰宅していった。
ヨネダは家につくと
ヨネダ『あいからわずドアが重い感じがするなぁ。』
ドアをあけると飼い猫のコメが出迎えてきたのだった
ヨネダ『コメ、ただいま。なんとか生き残れてまた会えたな。ずっと俺と暮らすか。ミライさんは何か言いたそうな感じだったけど、なんなんだろうな。』
ヨネダはミライの最後の言葉が少し気になっていた。
ヨネダ(マチェットマンを除霊した事によってまた霊感レベル1からやりなおしかぁ。どうすればレベルというのは上がるんだろうか)
そして次の日
ワダ『猫ちゃん達を一旦あずかります!それから教室にどうぞ!』
ハマサキ『クロちゃん。またね!』
ワダがそれぞれの猫を預かり教室にヨネダ、カトウ、ササキ、ハマサキが集まった
ミライ『おはよう!昨日はおつかれさま!とりあえず君達には報酬を払おう。』
マチェットマンの除霊での報酬明細がくばられた。
カトウ『死ぬかと思ったけど力さえつければ食うには困らなそうだな!』
ササキ『で、ミライさんどうすれば霊感レベルは上がるのでしょうか?』
ミライ『まぁ今までみたいな訓練でも上がるんだけどな、何十年もかかってしまうんだ今の君たちでは。』
カトウ『おいおいそれじゃ話しになんねーよミライさんよ。』
ミライ『昨日のような経験を味わってさらにもう一つある事をすれば霊感はぐんと跳ね上がる事ができる。』
カトウ『それを教えてくれ!なんでもやるぜ!』
ミライ『これを配ろう。』
ヨネダ『ガスマスク?』
ミライはヨネダ達にガスマスクを配った
ミライ『カモン!ワダちゃん!』
するとワダは預かっていた猫達を連れて教室に入ってきたのだった
ハマサキ『どういうことですか?』
ミライ『隣の部屋はガス部屋になっている。君たちはこのガスマスクをつけてニャンコを抱いてその部屋に入ってもらいたい。』
ハマサキ『だからどういう事ですか!!』
ミライ『身近な死を体験しろ』
ヨネダ『何言ってるんだ?』
ミライ『君達の体で触れているものが死んでいく、愛する者が死んでいく、そして殺す、これを体験しろと言ってるんだ』
カトウ『おい!ふざけんじゃねーぞ!』
ミライ『ふざけてなんてない。必要なんだよ。』
ハマサキ『私には無理です!』
ササキ『僕はやるよ。ミライさんが言う事は霊感を取得するにはもう必要な事なんだ。それにミライさんが1番このニャンコ達を殺したくない。そんな気がするよ。』
ヨネダ『愛する者の死…だからか俺は』
ミライ『やるやらないはもう君達が決める事だよ。この行為を所詮は動物の命だ人を殺めろと言ってるわけではない。そんな事は言わない。君達が愛した者を殺す行為だ。やるならその罪を覚悟してやれ。』
ササキ『コジロー、ごめんな。』
ササキはコジローを抱きガスマスクを手に隣の部屋へ向かって行った
カトウ『マジかあいつ。普通じゃねーだろ』
ミライ『普通じゃないんだよ。霊媒師は』
カトウ『…』
ハマサキは泣いていた
ハマサキ『私のあの力があれば…もう二度と出会えない人同士をあわせてあげられる。
ハシバシさんみたいな霊でも…』
ヨネダ『俺はまた身近な死をあじあわなければいけないのか…このたった3ヶ月でもコメはだいぶ俺の中では…』
ミライ『この子たちはまた生まれ変わるよ。終わりではない。でも自分の力ほしさに殺める事は忘れないでくれ。』
カトウ『俺は力なんていらねー!トラを連れて帰る!』
ワダ『カトウ君。』
ワダはチキンを食べながらカトウに話しをかけた。
カトウ『なんだてめー何食ってやがる。』
ワダ『力なんていらねー?僕は生きる為に力をつける為にこのチキンを食べているよ。命を』
カトウ『生きる為だろ!別に霊感なんてなくても生きていける。』
ワダ『誰かがやらないと。』
カトウはマチェットマンを思い出した。
カトウ(マチェットマン、あいつは誰かが成仏させなかったらどうなっていたんだろうか…)
ヨネダ『ミライさん…世界から霊媒師がいなくなったらどうなるんですか?』
ミライ『世界は終わるよ。』
ヨネダ『死=終わりではないんですよね?』
ミライ『全ての生物は生と死を繰り返す。そのサイクルがこの世界のエネルギーになっているんだ。生きる意味もあれば死ぬ意味もあるんだよ。死で止まっていてはいけない。死で止まっている者を救う誰かがいなければいけない。』
ヨネダ『俺は妻、子供が死にました。救いたいです。』
ミライ『君の手で救いたなら君がそのレベルになるべきだと思うよ。』
ヨネダはコメを抱いた
ヨネダ『コメ…ありがとう。』
カトウ『ヨネダ…』
ハマサキもクロちゃんを抱いた
ハマサキ『クロちゃん、私…力が欲しい。』
カトウ『お前ら…』
ミライ『君達はプロの霊媒師だ。ありがとう。』
そして全員が隣のガス部屋にそれぞれ猫を抱いて入っていった。
ミライはうっすら涙目になっていた
そしてこの日の授業は終わったのだった。
ワダ『やはりこの授業はつらいですね。』
ミライ『あぁ、私もこればっかしは慣れそうにないよ』
ワダ『それよりあの能力は開花させても大丈夫なのですか?』
ミライ『あぁ…あの能力はどう転ぶか分からないが危険と感じたら一刻も早く殺るしかないな…』
ヨネダは帰宅する
この部屋も出て行く事になったので荷物をまとめていた。
ヨネダ(あぁ、このヒモ。コメがいたら絶対じゃれてきて邪魔されたな。)
(コメ、ごめんな。)
ヨネダは泣いていた。
(俺の都合で本当にコメを殺した事は正解だったんだろうか。)
ヨネダは涙を拭いて玄関の方を見るとドアに寄り掛かり人が座っているのが見えた。
(あぁ、あれかあれのせいで玄関のドアが重かったんだな)
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