取得霊感

富士

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ノウリョク

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ミチヨ『恐らくあの子ね。』

ハマサキの目が赤く光っていた。

カトウ『おい!ハマサキ!なんかしたのか?』

ハマサキ『っえ?』

ハマサキの目が元に戻っていった。

ヨネダ『やめろ!カトウ!』

カトウ『でもこの女が何かしたんじゃねーのか!』

ミチヨ『この子は私達と呪感レベル1がやりとりできるようにしてるだけよ!』

カトウ『なんだと?』

ヨネダ『ハマサキさんも能力がついてきてるのか。』

ミチヨ『でもなんでそんな能力がついてきてるのかしらね。取得霊感して得る能力ってその時の感情とか日頃からの強い思いが能力化してくるんだけど、』

カトウ『俺はそんなことねーぞ!いつでも拳で語りあうタイプだ!』

ミチヨ『内心そうじゃないからそんなしょーもない能力になったのよ。』

カトウ『この女ー!』

ヨネダ(わかるぞ、カトウ。)

ハマサキ『あっ!心当たりあるかも。私今ハシバシって協会の専属霊の人とよく訓練するんですよ。』

ミチヨ『ハシバシ!?』

ハマサキ『はい。その人ずっと娘さん探していて、いつか見つかったとしてもハシバシさん死んじゃってるし娘さん霊感なかったら会えないじゃんて思ってました。
それに言いにくいんですが万が一、娘さんがもう生きてなかったらお互い霊だと会えないじゃんて。
あんまりじゃないですか。そんなのって。』

カトウ『やしいなーハマサキ。俺なんてキタマクラと毎日喧嘩してるぞ。
次あったら椅子でぶん殴ってみるか!』


サイトウ『レベル3の協会専属霊が随分とえこひいきだな。』

ヨネダ『俺なんてヨルヅメっておばちゃん。寝不足だよつねに。』

ミチヨ『ヨルヅメ!?お前あの悪夢で鍛えられてんのか!』

ヨネダ『あぁ。慣れたさ!もうなんか夢の中だからなんでもありって感じでバトル漫画みたいだぞ!』

サイトウ『ははは!それは、レベル2ですぐ能力がつくわけだ!』

ササキ『僕は何もない…』

ヨネダ 『俺も何もないよ!』

(しかし、なんだか体が熱ぽいな、疲れがまわってきたか。)






『ぎゃああああ!』



『てんばつ、てんばつ、』

マチェットマンは会員を殺しまくっていた。

そこに2人の男と2人の女が現れた。

『さぁマチェットマン遊びは終わりだ!』

『さすがにこの4人だったらいけるわね!』

『お前らとは組みたくないんだけどな。』


『さっさと済ませましょう。お腹がすいたわ。』


いかにもやりてそうに見える会員4人だった

『よ、よく出てくるいかにも、って感じ、』

ニタァと笑いそういうマチェットマン

『いかにもなんだ!』

1人の男がマチェットマンにとびかかった。

『俺は高速だぞ。速さなら誰にもまけ、、』

おそらく霊感レベル2の常人の何倍もの速さで動ける能力の人間だったが
一瞬でマチェットマンに首をはねられた。

『おい!ハヤシが一瞬で!?』

『ちょっと、なに早く死んでんのよ、このせっかちは!』

マチェットマンは女にマチェットを振りかざす。

カキン!

『ふふ、私は硬いぞ!一度も体を許した事ないほどな!』

マチェットが女の体をはじく。


女は除霊ナイフでマチェットマンを刺すが

カキン!

除霊ナイフをマチェットマンの体が弾いた。

『お前も、硬いのか!硬いのは好きだぞ!
あぐっ、、』

マチェットマンは指で女の目を貫いた。


『おい!大丈夫か!』

さっきまで近くにいた男が距離を取り野球ボールの形をした勾玉V2をマチェットマン向けて投げる。

ものすごい速さでマチェットマンの体を貫いた。

『しぶてぇな。腹貫いても成仏しねぇのか。あと2球でお前を除霊させるぜ。』

マチェットマンはマチェットを拾った。


『くらえ!』

マチェットマンの足を貫きマチェットマンはしゃがみ込む。

『流石にど頭貫けば消えんだろ。』

マチェットマンに向かって豪速球を投げる。

『じゃあな。』

しかし
マチェットマンはその玉をマチェットで打ち返した。

打ち返されたその玉は男の顔を貫通した。


『なによ!あいつら!全然だめじゃない!話しがちがうわ!』

残された女は1人逃げていた。

『あいつ足貫かれてたから流石に追ってこれないわよね、』

すると勾玉V2の玉が女に向かって飛んできた。

『っえ?これって。』


そして飛んできたもう一球で足を折られる。

『ぎゃああああ。』

ゆっくり近づいてくるマチェットマン。


『なおれぇ、なおれぇ、せめて歩けるくらい。』

近くにあったピッチャー男の死体に食らいつく女、

この女は肉を食う事で脅威的な回復をする能力だった。

『おえっ!くそ、人の肉なんて、くそ、』

ゆっくり近づいてくるマチェットマン。

女の足が歩けるくらいまで治った。


『よし、あいつは今トロイ!今なら、あ、』

伸びたマチェットで腹を貫かれる女、

『おい、それは反則だろ、、』



『よ、よく、で、でくるやられ、キャラ、って感じ、』


そう言ってニタァと笑うマチェットマンだった。


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