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【弱者の傲慢】
しおりを挟む「自分は弱いから」「自分は情けないから」と自らを卑下する者もいるだろう。
そのコト自体は否定しない、星の数ほど「人間」はいるのだ、
中にはそのような者もいて良いだろう。
しかし「弱いから」「自信がないから」と
常にその自分の気持ちを『最優先』にするのはただの【傲慢】である。
他人に何かしてもらっても「自分が弱いから」という思いがあるから
本当の意味で『感謝』は出来ないし、
「してもらって当たり前」という意識がどこかにあるから
少しでも意にそぐわなかったら途端にキレたりする。
ネットでは『ツイフェミ』『ポリコレ』等と云われたりするが
弱者=善人という図式はただの幻想である。
此処にその【作者の甘え】が入って来ると更に眼も当てられない代モノとなる。
「ラブコメ」「ハーレム」等がその典型であるが、
『俺はリアルでキモオタでモテないんだから
これくらい許してくれよ』
という “声” が作品内からダダ漏れで聴こえてくるようなモノがある。
はっきり言おう、そんなもんは誰も読みたくはない。
頻りに「僕なんて、僕なんか」と口にしてはいるが、
ソレは『否定』を期待しての言葉だろう?
本当に内気で気の弱い人間はそんな『自己主張』はしないものである。
「弱い」のは構わん、だがその「弱さ」を【利用】する輩は許せん。
ソレは「弱い」のではなく単に【卑劣】なだけだ。
本人にその『自覚』は無いようだが。
だから「守ってもらって当たり前」、
一度も『感謝』の言葉が出ないのではないか?
自分の『恋愛感情』だけは気色が悪いほど
「遠まわし」に表現するくせに。
ソレは何もせずに「気づいて欲しい」と
「気づいてくれて当たり前」と
書いてるアンタがそう思っているからだ。
だからその齢になっても女性に相手にされないのである。
そのコトは某国民的アニメ「青いタヌキ」のダメ少年が
見事に『証明』してくれている。
何もしないのに意中の「美少女」は
いつか自分に振り向いてくれる。
アノ様でそんなコトを臆面もなく考えてやがるから、
軈て【暗黒の未来】が必然的に訪れるのである。
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