【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

【女性に話し掛けられない主人公像】

　もしアナタが『女性』だったとして、
否、有体に云ってしまおう、『美少女』だったとして、
席の隣でうじうじもぞもぞ話・か・け・ら・れ・る・の・を・
待っている男子生徒に、果たして惹かれるであろうか？
　世に男は星の数ほどいる、わざわざそのような『ハズレ』を選ぶ
酔狂な方もいないであろう。
　よく『初恋』は叶わないと言うが、
“何もしなければ” ソレが叶わないのは当たり前である。
まだ玉砕覚悟で告白した方が
その可能性は上がるというモノであろう。

　女性と『恋愛』はしたいのに何のアプローチもせず終わる。
　にも関わらず『他の男』を付き合いだしたら見苦しく嫉妬はする。
　そのような歪んだ抑鬱と劣情が、
「萌えラブコメ」や「異世界ハーレム」に表れていると感じざる負えない。
　そもそも女に話し掛ける事も出来ないヤツが、
果たしてその彼女と付・き・合・っ・て・行けるのだろうか？
『恋愛』には金が掛かるし、女性に話し掛けられもしない者が
バイトの「面接」に行けるとも思えん。
しかしその「脳内」の中だけでは
「彼女を救いたい」「残酷な運命から開放してあげたい」
等と考えているから走る虫酸に拍車が掛かろうというモノである。
ってかソレまんま【ストーカー】の心理形態ではないか？
書いてる作者の顔写真を公開しろとは云わないが。


　待ってても女性に声を掛けられるのは
余程自分の容姿に『自信』が在る者、
しかしコレは一種の【攻め】でもある。
優れた容姿を磨くも保つも『努力』を必要とするからだ。
“攻めなきゃ勝てない”
　攻めずに勝ちたいとか想っているなら、
一生「そこで」ジッとしていれば宜しい。
　ところで、誰か話し掛けて来た？