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【主人公贔屓】

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 作者が主人公に「惚れ込む」のは悪い事ではない、
自ら創り出したキャラクターだ、
当然愛着も拘りも在るコトであろう。
 しかしソレも話は別になってくる。
 特に悪い例は『主人公のやる事が全て【正当化】されてしまう事』
または『敵が全員無理矢理【悪役】にされてしまう事』などがある。

 某有名ロボット物のあるシリーズなど、
主人公が友人の「婚約者」を寝取り、
その事を責められると逆ギレしてその友人に暴力を振るい、
侮蔑し、最終的には戦場をただ混乱させるだけの
【テロリスト】になってしまったりするのだが、
描いてる作者がその主人公に心底惚れ込んでおり、
視聴者からの「苦情」も無視して
作品内での無理な『正当化』を続けたため
【大炎上】を引き起こした事件などもある。
(ちなみにこの話は後に『スパロボZ』で、
味方キャラ全員から「その主人公一味」は総スカンを喰らい、
「おまえ達の援軍なんて要らない!」「邪魔だから帰れ!」
とまで言われるという前代未聞のオチがある)
 余りにキャラに入れ込み過ぎると『客観性』が失われ、
「自分は悪くない」「叩くヤツが悪い」という
【視野狭窄】状態に陥るため気をつけて往きたいモノだ。

『敵を全員【悪】にしてしまう』のもコレと同じで、
せっかく主人公の『贖罪』『過去の罪と向き合う』ストーリーなのに、
主人公を【汚したくない】という作者のエゴなのか、
敵が全員ただの『逆恨み』の『下衆野郎』になってしまったりする。
 コレでは一体何の為の『贖罪』なのか全く意味が解らないし、
そもそも『描けない』なら最初から『贖罪』をテーマにするな、
とすら云いたくなる。
 敵の「家族」なり「親友」なりを殺してしまって、
完全に主人公に【非】があり、
ソレに対してどういう『答え』を出すのかが
読者の一番「読みたい」ところであろうに、
コレではただのセンチメンタル自己憐憫が過剰なだけの
【気持ちの悪いヤツ】になってしまう。
(まぁその作者が後に違法児童DVDで以下略)

 主人公が『活躍』している姿は見たいが、
主人公が【依估贔屓えこひいき】されている姿など見たくはない。
 ソレは『女神がくれるチート能力』と一緒だからである。
 作者が『女神』のつもりか? 
ソレこそもっと気持ち悪いであろう。
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