『沙波羅 或珂の呟き』

【虐められる方にも原因はあるんだよ】

　中学時代、本当によく云われた言葉で流石に今思い出しても
腸が煮えくり返る想いだが、当時はコレが【犯罪者の論理】であるというのを
上手く「言語化」出来なかった為、ただひたすらに【暴れる】のみであった。
　確かにワタシは『人に好かれる人間』とは言い難い。
「気に入らない部分」や「ムカつく所」も多々あるであろう。
　だがそんなワタシでも殴れば『傷害罪』だし
金を盗めば『窃盗及び強盗』であるし殺せば『殺人罪』
誹謗中傷すれば『侮辱罪』及び『名誉棄損』である。
しかしそんな当たり前の事が通らないのが【虐めの現場】だし
結果上記の阿呆の暴言及び妄言が罷り通る結果となる。
他にもよく言われたのが「おまえ抵抗しても無駄なんだからもうやめろ」
であるが、全てヤツらが『痛みなくお手軽に人を甚振りたい』だけなので
念入りに報復は行っておいた。
（席の傍を通り過ぎるたび当たり前のように「顔面」を殴っていく
陰険なヤツだったが、握り固めた拳で耳下のリンパ節の辺りを
殴ってやったら以降は何もしなくなった。
ちなみに「サッカー部」である、だから同競技が今でも嫌いである。
『ブルーロック』は読んでいるが……('A`)）


　本当に、【悪い事】というのは考え出すとその方向にも
知恵が回って進化（とはいいたくないが）するのか、
よくもまぁ次から次へと【卑劣】で【醜悪】な
言葉や考えを思いつくモノである。
　コレは教師も一緒でクラスの虐めが【隠蔽】出来なくなると
知るや否や、「仮病」を使って学校を休むほどだ。
　ワタシは【ストレス】で『十二指腸潰瘍』を患うまで
一度も休まなかったというのに、何ともまぁ羨ましい話である。
（「何で〇メーが倒れるんだよ！ヽ(`Д´)ﾉ」というツッコミは入れたが）

　本当に、【虐められる方に原因】などあるわけがない。
　ワタシがソイツの「親」なり「兄弟」なり〇したのなら話は別だが、
ロクに喋った事も無いヤツだ。正直誰だおまえ？
ってカンジである……('A`)
　殺されたなら「殺された方にも原因がある」
　強〇されたのなら「〇姦された方にも原因がある」
　幼稚園児が轢き殺されたのなら「轢き殺された幼児にも原因がある」
　莫迦はこう云っているのと『同じ』だというコトに
気がついていないらしい。
　そういうのも含めて【犯罪者】とは本当にどうしようもないと想う。
とても同じ「人間」とは想えない、というかコレが「人間」だというのなら
ワタシはもう「人間」じゃなくて良い、コッチから願い下げである。

　アレから、少々長い時が流れたがアイツは今でも
『こんなコト』を云っているのだろうか？
「子供」が出来てその子供が虐めたとして、
或いは虐められたとして。
本当にそう思っているのなら
また『同じ事』を言ってやれば良い、
今度はワタシにではなく【自分の子供】に。
『因果は巡る』
　自分では無く「他の存在」にまで。
　だが阿呆のソレにまで気を回すつもりはない。
　ワタシも暇ではないのだ、
おまえにそこまでする『価値』など無い――。