『ライトノベルによくあるパターン』

沙波羅 或珂

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【マニュアル本も嘘ばかり】

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 アレはまだ、ワタシが人を疑うコトを知らない紅顔の美青年だった頃……
「ライトノベル」を書くにあたり、
当然まずはその『書き方』を勉強しようと想い
ライトノベルの『教本』を幾つか購入した。
 その中で『続編を匂わせるような小説はダメ、一巻できちんと【完結】させる事』
と書かれていたので疑う事を知らない天使は「ハイ!(≧▽≦)」
と莫迦正直にソレに従っていたモノだ。
 しかし開けてビックリ玉手箱、
「ライトノベル」でそんな『決まり』を守ってるヤツは

【完結】とは本当に終わり、それ以上は続きが書けない事を意味する言葉だが、
実際に【完結】させているラノベ作家なんてどこにもいない。
 取り敢えず終わらせて、人気が出れば続編を、
という助平根性で「一巻」を終わらせている者が殆どであった。
【完結】させるというのなら、バトルモノなら『ラスボス』を倒して
もうそれ以上戦いが続かない場面で終わらせなければならない。
 しかし実際は、山ほどいる敵の中の一匹を倒して、
ページ数が溜まったからハイそこで終わり、である。
 ソレの一体どこが【完結】なのか?
【完結】の意味が解っているのか?
 そもそも【途中】から始まっている「第一巻」が在る。
 どこぞの「涼宮~」ではないがもう続けられない話なのに
無理矢理「第二巻」を書いている場合すらある。
 そう想い色々調べた結果、なんとその『教本』の作者、
「ライトノベル」でプロデビューしていないのだそうだ……('A`)
 そんなヤツが一体何を教える気だったのか?
 にも関わらずソイツの『教本』をお金を取って売りつけるのは
一般に『詐欺』と呼ばれる行為に抵触するのではないか?
 いずれにせよ、その日世界は一人の天使をうしなった、
ソレだけは確かなようである……('A`)
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