『ライトノベルによくあるパターン』

沙波羅 或珂

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【 『翼』 が生える能力】

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 美少女に翼が生えたら「天使」!
 如何にも(自主規制)的発想で
〇〇〇したくなるが存外、
ストーリーの序盤で結構生えたりする。
 理由はその羽根の生えた女に抱きついて自分(主人公)も
一緒に空を飛ぶ「絵」が書きたいからだそうだ。
 そのまま落ちて〇んじまえ、とか言いたくなるが
「一体どこに抱きつくか?」で一悶着あったりするから
最早憐れ過ぎて何にも言えなくなる……('A`)
 故にお解りだと想うがストーリー上の
『必然性』や『接合性』は一切ない。
「敵が空を飛んでるから」というベタでボツくらいそうな
理由すらない。
 その証拠に「仲間」のキャラは別段『翼』
普通に飛んでいる。
………………………………………………………………
 本当に莫迦なのか阿呆なのか脳ミソに〇〇でも詰まってるのか知らないが、
そう言えばその『翼の能力』、羽根が一切「羽ばたく」描写が無いのであった。
 ただ『翼』の形をしたモノが背中に生え、
もうそれだけでどこぞの「舞空術」のように
自由自在に空を飛べる。
 何の練習も裏付け(伏線)もなく生えたらいきなりである。
 最早『翼』である必要性すらない、生えてるだけで動かないのなら。
 つまりただの『翼のコスプレ』であって、
最早「能力」でも何でもないのである。
 だって仲間や敵は何もなしでフツーに空を飛んでいるのだから。
 作者が自分で【設定破綻】を引き起こして潰している、
そのコトに『本人』だけが気づいていない……('A`)
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