自殺少女と始まる物語

終わり

あらすじ　千代延が折谷が本当に自分を好いているのか不安になり試すために折谷家に訪れただが試す前に折谷美幸によって計画がばれ泣きだそうになるが折谷が折谷が彼女を抱きしめ愛を伝えた

妹が出ていった部屋に短い静寂が訪れる彼女の方を見つめると恥ずかしそうにはにかんだ顔を笑ってごまかしたそんな彼女の顔が可愛くて彼女の顔を眺めていると彼女の一言で静寂が開けた
「そんなにじっくり見られると恥ずかしです」
「ごめん可愛くて見惚れてた」
そう言うと彼女はさらに照れたのかそっぽを向いてしまった
「恥ずかしくてそっちを向けないです、」
彼女がそういうと彼女の露出している背骨に指を当てた、当てた瞬間彼女は「ひゃ」とおどいたような可愛い声を上げた、こっちも向いてくれるかと思い彼女にいたずらをしたが彼女はこっちを向いてくれなかっただが可愛い驚いた声を聞こえたのでこれはこれで良かっとおもった
「いきなりなんですか、触るなら一言いってくださいよ」
そっぽを向いたまま彼女はそういった、ずっとそっぽを向いたままならこの状態を利用してやろう思い彼女の背中に指で文字を書いた、言葉で言うことが恥ずかしくて書く前に指が震えた心臓がどくどくしたでも伝えたいから短いながらも今最も伝えたいことを書いた、彼女は筆跡を追うように背中に意識を集中していた
「大好きなら言葉で言ってほしいです」
そっぽ向いたままの彼女から返事が帰ってきた、だが彼女はこっちを向いてはくれなかった今この瞬間彼女に思いを伝えることが恥ずかしくておどおどしたみっともない顔を見られなくてよかったと思った。一度思いを伝えたことで少し震えが収まった指で今の思いを伝えた
「し　ら　ふ　で　す　き　て　つ　た　え　る　の　が　は　ず　か　し　い　か　ら　て　こ　ん　な　ほ　う　ほ　う　で　ご　め　ん　ね」
千代延さんは折谷が一文字書くたびに声にだして筆跡を僕に伝えた、書き終えて少したったかと思ったら千代延はこっちを振り返って僕の目をしっかりとみて言った
「理由がなくて夜中の深夜テンションじゃなくて言えないなら今ここでこの関係を終わらせましょう。そして私は今度こそ本当に自殺します、私は理由がない普通の状態で言われたいのです。いまも自殺という理由があるかもしれませんがそんな理由も無視していま言ってください」
妹の前で自分を好いているか聞いてきた千代延の目には今にも泣きそうな涙があったが今度の千代延の目には涙はなく強い思いが宿っていた、ここまで言われてしまったら言わないわけにはいかないと思いどくどくと脈を打つ心臓をひと呼吸して落ち着かせ彼女の目を真剣にみて言った
「大好きだよ葵」
人生で一番緊張したような瞬間だった、その言葉を伝える一瞬は普段よりもすごく長く感じた、今も脳内で伝えた言葉がぐるぐると回っていたが彼女の言葉で一瞬でそれは止まった
「私も大好きです源弥さん」
少しの間彼女から言われた言葉の余韻に浸った後彼女と話しだした
「葵流石に自殺の脅しは怖いよ」
「どうしても源弥に大好きだと言ってほしくて一番に思いついたのが自殺だったので口にしただけです。それにそこまで言えば源弥も絶対言ってくれると思ったから言ったんです。言ってくれなければ別れるなんていいましたけどホントは絶対に別れたくなかったんです。」
千代延と布団で寝転がりながら言った会話は他愛もない話しのように話したことは彼女の本意がこれでもかというほど溢れていた。