家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

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第3章

61話 夕食と親睦

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夕食と親睦


「シオンが作った料理は美味しいな。これは何の肉を使っているの?」
「これは、地竜だったかな?」
グロスに聞かれて答えるとラウルとリーナ以外がポカンとした顔をした。
「えっ。竜の肉を使っているのかい?そんなのどうやって手に入れたの?」
ヘリーヌが子どものように目をキラキラさせて聞いてきた。地竜なんていくらでも手に入るし、そこまで強くないのに何でだろう。そう思ったシオンだが、本来竜種が一体でも現れると都市が一つ滅びるといわれているくらいだ。
「どうやってって言われても、普通に倒しただけですよ?もしよければ少し差し上げましょうか?」
そういうと、ヘリーヌだけでなくカルローイやリーナまでも食いついてきた。だから、3人には3キロくらいずつ渡した。ラウルとグロスはいらないみたいだが理由は簡単でラウルの場合は、俺と一緒に普段食事をするため持っていても変わらないから。グロスは、いつでも渡せるし今はいらないからである。
そしてなんと、明日からも夕食はこの六人で食べることになった。
なぜかと言うと、カルローイが“どうせならみんなで食べたほうが楽しいじゃん。”と言い出したからだ。確かに、ラウルやリーナとは一緒に食べるシオンにとっては何も問題はないため即決定した。その際、料理は従者が作ることになった。さすがに毎日仕事を取られるわけにはいかないと譲ってくれなかったため、たまに俺が作ることに決まった。
夕食を食べ終わり6人でゆっくりしている。片づけは従者の人がやってくれている。
「明日から、勉強や実習が始まるから今日はゆっくり休んだ方がいいしそろそろ各自部屋に戻るか。」
グロスの一言でそれぞれ自分の部屋へと帰っていった。

「ディアーナ、片づけありがとうね。」
ディアーナはまだ終わっていない片付けをしている。
「いえいえ。これもご主人様のためです。お風呂の準備が出来ていますがどうされますか?」
「それじゃあ、入ろうかな。」
ディアーナは、本当に優秀でお風呂まで準備をしてくれていたらしい。さすがというべきか。
シオンは、お風呂にゆっくり入り疲れを癒した。
「ディアーナ。俺はお風呂あがったからディアーナもお風呂に入っておいで。後は俺がやっておくから。」
「いえ、これが終わっ「いいから入っておいで。後は任せてね?」...はい。」
無理やり、ディアーナをお風呂に行かせて俺は残りの片付けをした。とはいっても、ほとんどディアーナがやってくれていたためごみを集めたりするくらいだった。
ディアーナもお風呂から上がり少しおしゃべりをしたが、シオンは疲れたので寝ることにした。
「今日はもう寝るね。おやすみ。」
「はい。おやすみなさいませ。」

生徒会のメンバーととても仲良くなれたと安心しながら眠りにつくのだった。
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