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第3章

60 話 生徒会の仕事

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生徒会の仕事


「それじゃあ、メンバーを紹介していこうかな。まずは、生徒会の会長をしているグロス・エヴァンズだよ。よろしくね。次に、副会長の、ヘリーヌ・アイルラ。それから、書記のカルローイ・シグマ、この三人が現生徒会だよ。三人の役職は、シオンは副会長に、カテリーナさんは会計を、ラウル君は書記だよ。これからよろしく。」

「こんにちは、私はヘリーヌよ。よろしくね。」
「俺は、カルローイだ。よろしく。」
ヘリーヌは、お姉さん気質な感じで、カルローイは元気な感じで何となくラウルと同じような感じだ。ちなみに、グロス達3人は、同じSクラスで仲がいいみたい。
「今日は、少し生徒会の活動の話しをしておこうと思っているけど、3人は予定とか大丈夫かい?」
「ラウルと俺は特に用事はないから大丈夫。」
「私も大丈夫です。」
「それじゃあ、生徒会の活動だけど、さっきも話したけどリーダー的なのが生徒会なんだ。生徒会は...」

結構いろいろあったためまとめるとこんな感じだ。

・生徒会は、唯一先生と対等といえる会であり何かと出番が多い。
・学園の顔ともいえるので模範となる生徒でないといけない。そのため、最低条件としてSクラスであることが義務付けられている。
・その他にも、生徒会長、顧問、学園長の3名のだれかからスカウトされなければ入ることは出来ない。
・テストなど評価を落とさなければ授業に出なくていい。


「そのほかに質問とかあるかい?...特にないみたいだし今日は解散にしよう。」
グロスが話を切り出し、みんなで寮へと帰ることになった。

「みんなは、夜ご飯は食堂で食べるの?」
唐突にヘリーヌが聞いてきた。シオンは、アイテムボックスの中にいろいろな食材があり自分で料理できるし部屋にもキッチンがついているらしいので自分で作ろうと思っているということを伝えた。
「なるほど。それって私たちも食べに行っていい?」
ヘリーヌが来たそうな、というよりなぜか全員が来たそうな顔をしている。
「別にいいですよ。ただ、食堂の方が美味しい可能性もありますが。」
そういうと、ラウルが
「いや、シオンの料理はめちゃくちゃ美味しいぞ。」
と嬉しいことを言ってくれた。少しうれしくなったシオンはごちそうを作ることに決めた。

その後も、世間話や学園の話をしながら寮まで帰った。シオン、ラウル、リーナは2階、グロス、ヘリーヌ、カルローイは7階なので3人は7階に荷物を置いてから来るそうなので一度別れた。ラウルとリーナも荷物を自分の部屋に置きに行った。とはいってもシオンが201号室、ラウルが202号室、リーナが203号室なのだが。
シオンは、自分の部屋に入り、制服から私服へ着替える。
コンコンとノックの音が聞こえたのでドアを開けると部屋着のラウルとリーナがドアの前にいた。リーナの後ろには従者がいてシオンは3人を部屋へと招き入れた。なぜ、従者までついてきたのかというとシオンが従者も一緒にといったからである。ディアーナも一人じゃ寂しいと思いシオンは連れてくるように言ったのだった。5分くらいしてグロスたち3人とその従者が来た。みんな揃ったところでシオンは夕食の準備を始めようとしたのだが、従者たちがやると言い出してきた。だが、今日は自分で作るつもりのシオンは一歩も引かず従者が折れた。その後は、ディアーナと5人で申し訳なさそうにしていたがこれは仕方がない。
それから一時間ぐらいたったと思う。夕食が完成した。部屋中にいい匂いが漂っていた。
机に従者を含め全員分を用意したのだがさすがに従者たちは後でいいと断ってきたのでディアーナの部屋で食べてもらうことにした。そっちの方が、ゆっくりできるだろうというディアーナからの提案だった。なので、リビングでシオンたち6人がディアーナの部屋で5人が食事を食べるのだった。
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