56 / 84
第3章
55話 事件
しおりを挟む
事件
ラウルにもっていくととても喜んでくれた。次は自分のを作ることにしたのだが何の武器にするか悩んでいる。
なぜ悩んでいるのかというと弓か槍を作りたいのだが時間的に一つしか作れないためだ。10分くらい悩んでシオンは思いついた。どんな武器にでも変わる武器を作ればいいのだと。
そして、完成したのがこれだ。
黒球
階級:???
詳細:どんな武器にでもなる黒の球。鍛冶神すら作ることが出来ない。一瞬でありとあらゆる武器に変化することが出来る。破壊することは不可能。
うん...やっちゃった感が否めない。できちゃったものは仕方ない。あきらめよう。
この武器を弓と槍にしてみた。すると、またしても頭が痛くなってくるような感じになっていた。
黒弓ヴァイラ
階級:???
詳細:矢は自分の魔力を使う。魔力次第でいろいろな属性の矢を作り出すことが出来たり、貫通させたりできる。どんな状況でも100%当てることが出来、放った相手をどこまでも追いかけ続ける。
黒槍ヴィラクトル
階級:???
詳細:伸縮自在でどこまでも大きくなったり小さくなったりする。それに加えて、浮かして飛ばすこともできる。飛んだあとはきちんと手元に戻ってくる。魔力を流すことでスピードが上昇する。(某アニメのよう)
もう考えないことにしよ。
「シオン様、夕食の準備が整いました。」
「え?もうそんな時間なのか。」
もうそんな時間か。好きなことになると集中しすぎて周りが見えなくなる癖を治さないと、と少し反省するシオンだった。
そして、夕食ではラウルが嬉しそうに剣の話をしていた。
「あの剣凄い使いやすいな!!」
喜んでくれて何よりだな。そのまま楽しい夕食は終了してその事件は起こった。
庭に変な気配を感じた3人は庭に出てきた。
「そこにいる人たち、出てきたら?」
侵入者は、まさかこんな早く見つかるとは思っていなかったらしく慌てているのが感じ取れた。
「チッ、仕方ねーな。お前ら、やるぞ。」
その合図とともに10人くらいで勢いよく攻めてきた。魔法を器用に使い攻めてくるあたり手馴れているらしい。どこからの差し金かは知っているんだけどね。侵入者たちは、ガキ2人にメイド1人だったため勝てると思っているのか何処か余裕がみえた。しかし、それは一瞬で打ち砕かれることとなる。攻撃魔法が一発としてこっちに当たらないのだ。それどころかすべてこっちに届く2m前くらいですべて消えていくのだ。おかしいと思った侵入者のリーダーは、仲間にいったん下がるよう指示を出しこちらに話しかけてきた。
「おいおい、どういう事だよ。」
「さぁ、どういう事だろうね。」
敵に手口を教える気など毛頭ないので軽く流すと、侵入者たちも顔を引き締めて攻撃を仕掛けてきた。さっきのような余裕はみえなく本気で攻撃をしてきた。しかし、結果は変わらず。それどころかディアーナとラウルによって無力化されてしまった。
「くそっ、捕まってしまったか。まぁ、でもここにこれだけ強い奴らが集まっているってことは屋敷の中がおろそかになっているんじゃないのか?」
「まさか、本当の狙いは屋敷の中!?」
シオンは、屋敷の方を振り返る。
「ああそうだ。だが、残念ながらもう終わりだな。そろそろ、俺たちの仲間が来るはずだ。」
「あははははっ。」
さすがにシオンも抑えきれなくて笑ってしまった。同様に、ラウルも必死に笑いをこらえようとしているがこらえられていない。ディアーナはさすがだ。無表情で後ろに控えている。
「おい。何がおかしい。」
侵入者は怒ったように言ってきた。
「そりゃあ、そうだよ。俺たちが家の中に侵入した気配に気づかないと思う?」
「な、なんだと。」
シオンたちは3人で庭に出てきた。そう、4人ではなく3人で。狙いまですべてわかったうえでオルフェウスのみ屋敷の中に待機していてもらい侵入者を捕まえてもらおうと思っていたのだ。
すると、後ろに気配を感じ振り向くとオルフェウスが屋敷内に入っていた侵入者を連れてきた。
「ありがとうオルフェウス。この人たちの狙いはやっぱり俺の弱点を探りに?」
「とんでもございません。えぇ、そのようです。」
貴族派はシオンの弱みを握り貴族派に入れようとしているらしい。まぁ、見られて困るような書類とかはないしいいんだけど鬱陶しいし、これで少しは牽制になったはずである。
この人たちはひとまず地下牢にでも入れておくか。
「オルフェウス、こいつらは地下牢に入れておいて。俺は疲れたから寝るね。」
「かしこまりました。お休みなさいませ。」
ラウルにもっていくととても喜んでくれた。次は自分のを作ることにしたのだが何の武器にするか悩んでいる。
なぜ悩んでいるのかというと弓か槍を作りたいのだが時間的に一つしか作れないためだ。10分くらい悩んでシオンは思いついた。どんな武器にでも変わる武器を作ればいいのだと。
そして、完成したのがこれだ。
黒球
階級:???
詳細:どんな武器にでもなる黒の球。鍛冶神すら作ることが出来ない。一瞬でありとあらゆる武器に変化することが出来る。破壊することは不可能。
うん...やっちゃった感が否めない。できちゃったものは仕方ない。あきらめよう。
この武器を弓と槍にしてみた。すると、またしても頭が痛くなってくるような感じになっていた。
黒弓ヴァイラ
階級:???
詳細:矢は自分の魔力を使う。魔力次第でいろいろな属性の矢を作り出すことが出来たり、貫通させたりできる。どんな状況でも100%当てることが出来、放った相手をどこまでも追いかけ続ける。
黒槍ヴィラクトル
階級:???
詳細:伸縮自在でどこまでも大きくなったり小さくなったりする。それに加えて、浮かして飛ばすこともできる。飛んだあとはきちんと手元に戻ってくる。魔力を流すことでスピードが上昇する。(某アニメのよう)
もう考えないことにしよ。
「シオン様、夕食の準備が整いました。」
「え?もうそんな時間なのか。」
もうそんな時間か。好きなことになると集中しすぎて周りが見えなくなる癖を治さないと、と少し反省するシオンだった。
そして、夕食ではラウルが嬉しそうに剣の話をしていた。
「あの剣凄い使いやすいな!!」
喜んでくれて何よりだな。そのまま楽しい夕食は終了してその事件は起こった。
庭に変な気配を感じた3人は庭に出てきた。
「そこにいる人たち、出てきたら?」
侵入者は、まさかこんな早く見つかるとは思っていなかったらしく慌てているのが感じ取れた。
「チッ、仕方ねーな。お前ら、やるぞ。」
その合図とともに10人くらいで勢いよく攻めてきた。魔法を器用に使い攻めてくるあたり手馴れているらしい。どこからの差し金かは知っているんだけどね。侵入者たちは、ガキ2人にメイド1人だったため勝てると思っているのか何処か余裕がみえた。しかし、それは一瞬で打ち砕かれることとなる。攻撃魔法が一発としてこっちに当たらないのだ。それどころかすべてこっちに届く2m前くらいですべて消えていくのだ。おかしいと思った侵入者のリーダーは、仲間にいったん下がるよう指示を出しこちらに話しかけてきた。
「おいおい、どういう事だよ。」
「さぁ、どういう事だろうね。」
敵に手口を教える気など毛頭ないので軽く流すと、侵入者たちも顔を引き締めて攻撃を仕掛けてきた。さっきのような余裕はみえなく本気で攻撃をしてきた。しかし、結果は変わらず。それどころかディアーナとラウルによって無力化されてしまった。
「くそっ、捕まってしまったか。まぁ、でもここにこれだけ強い奴らが集まっているってことは屋敷の中がおろそかになっているんじゃないのか?」
「まさか、本当の狙いは屋敷の中!?」
シオンは、屋敷の方を振り返る。
「ああそうだ。だが、残念ながらもう終わりだな。そろそろ、俺たちの仲間が来るはずだ。」
「あははははっ。」
さすがにシオンも抑えきれなくて笑ってしまった。同様に、ラウルも必死に笑いをこらえようとしているがこらえられていない。ディアーナはさすがだ。無表情で後ろに控えている。
「おい。何がおかしい。」
侵入者は怒ったように言ってきた。
「そりゃあ、そうだよ。俺たちが家の中に侵入した気配に気づかないと思う?」
「な、なんだと。」
シオンたちは3人で庭に出てきた。そう、4人ではなく3人で。狙いまですべてわかったうえでオルフェウスのみ屋敷の中に待機していてもらい侵入者を捕まえてもらおうと思っていたのだ。
すると、後ろに気配を感じ振り向くとオルフェウスが屋敷内に入っていた侵入者を連れてきた。
「ありがとうオルフェウス。この人たちの狙いはやっぱり俺の弱点を探りに?」
「とんでもございません。えぇ、そのようです。」
貴族派はシオンの弱みを握り貴族派に入れようとしているらしい。まぁ、見られて困るような書類とかはないしいいんだけど鬱陶しいし、これで少しは牽制になったはずである。
この人たちはひとまず地下牢にでも入れておくか。
「オルフェウス、こいつらは地下牢に入れておいて。俺は疲れたから寝るね。」
「かしこまりました。お休みなさいませ。」
59
お気に入りに追加
4,223
あなたにおすすめの小説

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

【スキルコレクター】は異世界で平穏な日々を求める
シロ
ファンタジー
神の都合により異世界へ転生する事になったエノク。『スキルコレクター』というスキルでスキルは楽々獲得できレベルもマックスに。『解析眼』により相手のスキルもコピーできる。
メニューも徐々に開放されていき、できる事も増えていく。
しかし転生させた神への謎が深まっていき……?どういった結末を迎えるのかは、誰もわからない。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる