家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

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第3章

54話 怪しい動き

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怪しい動き


シオンとラウルはギルドに来てクエストボードを見て面白い依頼がないか探しているのだが、あまり面白い依頼がなく大人しく屋敷に帰ることにした。

「おかえりなさいませ。」
屋敷に帰りつくとオルフェウスが出迎えてくれた。
「うん。ただいま。」
「ただいまー!!」
相変わらずラウルは元気がとても良く歳相応といった感じだ。そんなことを考えているとオルフェウスがまじめな顔で言ってきた。
「シオン様。少しよろしいでしょうか?」
「うん。」
オルフェウスはいつもからまじめだが、いつもより真面目に言ってきてただ事ではないことはすぐにわかった。
場所を移動して執務室に俺、ラウル、オルフェイス、ディアーナが集まった。
「それでオルフェウス、話は何かな?」
「はい。ブッタ侯爵家が中心となり何やらおかしな動きを始めたみたいでございます。」
また、ブッタ侯爵家かよ...子どもが子どもなら親も親だな。ほんとにやめてくれ。
「わかった。具体的にはどんな感じが分かる?」
後々めんどくさいことが起きないように、先にわかるだけの情報は聞いておいた方がよいと思ったシオンはくわしくオルフェウスに聞いた。

・・・
30分くらい4人で今後の動きについて話し合った。
「それじゃあ、オルフェウスはこの屋敷の管理と監視をよろしくね。ディアーナは、これから寮生活だからそっちにお願い。ラウルは今専属でついているメイドを連れて行ってもいいけどどうする?」
「かしこまりました。家の管理等はお任せください。あちらの件に関しても動きがあり次第報告いたします。」
「わかりましたシオン様。身の回りのことは、私が責任をもっていたします。」
「うーん、いらないかな。どうせ、ご飯とかはシオンと一緒に食べるしほかのことは自分でできるから。」
「うん。オルフェウスとディアーナは、よろしく。ラウルも従者はつけなくていいのね。よし、これで一通り必要なことは話したから終わりだね。3人ともほかに何かある?」
「ございません。」
「私もありません。」
「俺もないよ。」
3人ともないみたいなのでこれで話し合いは終わった。

ラウルと俺は暇になり、ずっと前から作ってみたいと思っていた武器を作ることにした。
「ラウルは、何の武器がいい?」
まずはラウルの武器を作るためにシオンは何の武器がいいか聞いてみた。やっぱり好きな武器を使うのが一番だからね。すると、ラウルは普通の剣を使いたいらしいので早速作り始めた。
素材をもっていないし本当の鍛冶の仕方などわかるはずもないので魔力を使い力技で作り上げた。そして、最後に壊れたり、ほかの人に取られたりしないように”破壊不能“、”持ち主設定“、”隠蔽“、”再生“を付けてあげた。


そして、これが最終的な剣の詳細だ。
魔剣メリアル
階級:神級
体力3,000,000上昇
付与:”破壊不能“、”持ち主設定“、”隠蔽“、”再生“
詳細:シオンによって生み出された魔剣。鍛冶神が作ったものと同等の力を持つ。
 破壊不能:その名の通りこの剣をいついかなる攻撃であっても破壊することはできなくなる。
 持ち主設定:持ち主がシオンによって決められその人以外は持つことはできても剣を振ることはできなくなる。
 隠蔽:鑑定などが効かなくなる。この剣の存在自体を隠蔽すればどんな場合でも持ち運ぶことが出来る。
 再生:この剣が、刃こぼれなどした場合に自力で再生する。持ち主が、傷を負っていた場合魔力を込めると傷を全回復させる。(体力、魔力も同様)

シオンは、予想以上の武器に少し焦っていた。
“チートな武器を作ってしまった...
鍛冶神が作った武器と同等ってどういう事だよ!?さすがにありえないでしょ...階級も神級だし。”

ここで武器の階級は神級、夢幻級、伝説級、最上級、上級、中級、下級に分かれていてその力関係は神級>>>>>>>>夢幻級>>>>伝説級>>>最上級>上級>中級>下級となっている。最上級の武器が作れれば一人前と言われているレベルらしい。ちなみに、前お世話になった王都の鍛冶屋のモーリスさんは伝説級まで作ることが出来るみたい。伝説級までなると、全種族合わせて両手で足りる程度。ほんと、モーリスさん凄すぎな?神級や夢幻級は、神様しか作れない領域なんだって。それを作っているってホントどうしたらいいんだろうね。この話はここまでにして早速ラウルにもっていこう。


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