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第3章
53話 入学準備
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入学準備
「次の方どうぞ。」
シオンたちの順番が来たため受付さんのところまで行く。
「お名前は?」
受付さんに聞かれ、
「シオン・エヴァンズです。」
「ラウルです。」
「カテリーナ・ウォーカーです。」
そう答えると、担当者が名簿を確認して1人ひとりプリントを渡してくれた。
「これが、入学式や当校の大きな行事等です。シオン君は、主席ですので入学式で新入生総代をお願いしますね。」
「えっ?それって次の人に譲ることって可能ですか?」
「可能ですが、次席がカテリーナさん。三席がラウル君ですので3人で決めてください。」
「あの、どっ...「「シオン(様)よろしく(お願いしますね)。」」...はい。」
全部言い切る前に断られてしまったシオンはがっくりしている。初めて会ったリーナとラウルだがとても息があっている。
「それじゃあシオン君、新入生総代よろしくね。次に、クラスの話だけど、3人ともSクラスだからね。そしてこれが制服。クラスによって制服が違っていてそれぞれ基調としている色があるからね。まずSクラスが白色、Aクラスが赤色、Bクラスが青色、Cクラスが黄色、Dクラスが茶色だよ。そして、君達3人の制服がこれなんだけど...」
そう言って渡されたものは、黒っぽい制服だった。
「これは?白というより黒を基調としているようなんだけど。」
「そう、君達3人は黒を基調とした制服でこれは学園長が成績優秀者として認めた生徒のみに渡されている制服で、今年度は3人しか出なかったみたいだよ。他の学年には、シオン君のお兄さんやカテリーナさんのお姉さんもそうだよ。他にも10人ほどいるよ。」
シオンの兄2人は来年度グロスが6年生、グレンが5年生となる。そして、リーナの姉の第一王女は、グロスの1つ上である。
「さて、必要な説明はこれで終わりかな...?あ!もう1つあったわ。寮の話をしておかないとね。上位者の特権の1つとして君たちは1人部屋になっているよ。自分の魔力が鍵の代わりになるから防犯面も徹底されているわ。女子にも安心だよ。そして、従者は2人までだから気を付けてね。説明は以上ね。何か質問はあるかしら。」
すべて話し終えすっきりした表情の受付さんだった。シオンたちも特に聞きたいことは特になかった。
「それなら、もう帰っても大丈夫よ。入学式は明後日だから間違えないようにね。」
「はい。」
「了解です。」
「わかりました。」
長い説明も終わり3人は学園の外に出た。
「シオン様、ラウルさん。私はこれで失礼しますね。」
リーナはそう言って、馬車に乗り込んで帰っていった。
「シオン、俺たちはどうする?」
「そうだな。まだ昼前だし、ギルドに行ってクエストでも受けようか。」
ラウルと2人でギルドへ向かうのだった。
「次の方どうぞ。」
シオンたちの順番が来たため受付さんのところまで行く。
「お名前は?」
受付さんに聞かれ、
「シオン・エヴァンズです。」
「ラウルです。」
「カテリーナ・ウォーカーです。」
そう答えると、担当者が名簿を確認して1人ひとりプリントを渡してくれた。
「これが、入学式や当校の大きな行事等です。シオン君は、主席ですので入学式で新入生総代をお願いしますね。」
「えっ?それって次の人に譲ることって可能ですか?」
「可能ですが、次席がカテリーナさん。三席がラウル君ですので3人で決めてください。」
「あの、どっ...「「シオン(様)よろしく(お願いしますね)。」」...はい。」
全部言い切る前に断られてしまったシオンはがっくりしている。初めて会ったリーナとラウルだがとても息があっている。
「それじゃあシオン君、新入生総代よろしくね。次に、クラスの話だけど、3人ともSクラスだからね。そしてこれが制服。クラスによって制服が違っていてそれぞれ基調としている色があるからね。まずSクラスが白色、Aクラスが赤色、Bクラスが青色、Cクラスが黄色、Dクラスが茶色だよ。そして、君達3人の制服がこれなんだけど...」
そう言って渡されたものは、黒っぽい制服だった。
「これは?白というより黒を基調としているようなんだけど。」
「そう、君達3人は黒を基調とした制服でこれは学園長が成績優秀者として認めた生徒のみに渡されている制服で、今年度は3人しか出なかったみたいだよ。他の学年には、シオン君のお兄さんやカテリーナさんのお姉さんもそうだよ。他にも10人ほどいるよ。」
シオンの兄2人は来年度グロスが6年生、グレンが5年生となる。そして、リーナの姉の第一王女は、グロスの1つ上である。
「さて、必要な説明はこれで終わりかな...?あ!もう1つあったわ。寮の話をしておかないとね。上位者の特権の1つとして君たちは1人部屋になっているよ。自分の魔力が鍵の代わりになるから防犯面も徹底されているわ。女子にも安心だよ。そして、従者は2人までだから気を付けてね。説明は以上ね。何か質問はあるかしら。」
すべて話し終えすっきりした表情の受付さんだった。シオンたちも特に聞きたいことは特になかった。
「それなら、もう帰っても大丈夫よ。入学式は明後日だから間違えないようにね。」
「はい。」
「了解です。」
「わかりました。」
長い説明も終わり3人は学園の外に出た。
「シオン様、ラウルさん。私はこれで失礼しますね。」
リーナはそう言って、馬車に乗り込んで帰っていった。
「シオン、俺たちはどうする?」
「そうだな。まだ昼前だし、ギルドに行ってクエストでも受けようか。」
ラウルと2人でギルドへ向かうのだった。
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