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第2章
41話 敵無し
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敵無し
盗賊との戦闘が始まった。
大剣を持った男が、攻撃を仕掛けてきた。
「ふっ!はぁ!」
大剣をうまく使い急所を狙ってきた。しかしシオンは、すべての攻撃がどう飛んでくるのか分かっているのかすべてをきれいにさばいていた。そして、持っている聖剣で、大剣を破壊した。
「な、なんだと!?」
驚いている大剣の男を気絶させた。
「火よ。大地を照らし、我を助けよ≪フレイムランス≫」
後ろから魔法と矢が飛んできた。
「うーん、ちょっと甘いよ?気配は完全に消えているけど殺気が消せてないし魔力の込め方も遅いし、まだまだ。」
そう言って、矢を聖剣で切り、魔法を魔剣で吸収した。
「魔法を吸収しただと、やっぱ魔剣だ。お前ら気を付けろ。今度は全員でいくぞ!」
数人が剣や槍を使い攻めてきた。一つ一つをさばいていった。そして、前衛が下がったと思うととても強大な魔力が後ろから来た。
「暴風よ。暴れ果て、すべてを埋め尽くせ≪サイクロン≫」
上級の魔法だ。これで、決まると思っているのだろう。魔法を撃った盗賊は次の魔法の準備をしている様子はなくほかの盗賊たちも同じだった。
「残念だけど、そんなんじゃ俺は倒せないよ?」
魔法をさっきみたいに魔剣で吸収した後、全員の意識を刈り取った。そして、時空魔法を切った。全員を倒したはずなのに一人だけ立っている人物がいた。
「ふぅー、この剣やっぱりすごいな。ん?あぁ、オルフェウスか。どうかしたの?」
「ある貴族が、主の命を狙っているですよ。」
オルフェウスは、心配してきてくれたらしい。
「そっか、ありがとう。気を付けるよ。それと、これを拘束するのを手伝ってもらってもいいかな。」
「かしこまりました。」
それから、ほんの2、3分で拘束し終えた。
「よし、拘束も終わったし、このアジトにあるものを調べようか。」
そう言って二人で、アジトの中を調べた。すると、中には、黒金貨が数枚といろいろな武器があった。すべてをアイテムボックスに入れた。それから、次の部屋には、鎖につながれた人々がいた。盗賊につかまっていたらしい。
「大丈夫ですか?今外すので、ちょっと待ってください。」
鎖を力ずくで壊そうとしたのだが、オルフェウスに止められた。この鎖は、奴隷の鎖らしく無理に壊そうとすると繋がれている人が死んでしまうらしい。そういう事ならと、鎖だけを転移でこっちに転移させた。すると簡単に外れた。
「案外ちょろいんだね。」
「いえ、そんな簡単なことではありません。まず、転移など空間魔法を使える人はとても少なく時空魔法を使える人はもっと少ないですよ。」
知っているが、オルフェウスに言われるとなんか妙に説得力があり改めて、そうなんだと思った。
「それじゃあ、みんな、外に出ましょうか。」
そうして、捕まっている人を助けた。
ここから、街までは2キロくらいある。それを盗賊50~60人につかまってた人たちを守りながら疲れるので、転移魔法を使った。さすがに70人近くの人間を転移させたせいで、魔力を少し消費してしまった。
「何者だ。そこで止まれ。」
門番が、剣を抜き近寄ってきた。急に現れれば警戒するのも無理はないので、オルフェウスに説明をするように頼んだ。
門番の騎士は納得してくれたらしく、ギルドに連絡を取ってくれた。
そして捕まっていた人たちも、ほとんどが商人とかだったので自分の店へ帰っていた。しかし、シオンと同じくらいの少年がいた。その少年がなんと獣人だったのだった。
盗賊との戦闘が始まった。
大剣を持った男が、攻撃を仕掛けてきた。
「ふっ!はぁ!」
大剣をうまく使い急所を狙ってきた。しかしシオンは、すべての攻撃がどう飛んでくるのか分かっているのかすべてをきれいにさばいていた。そして、持っている聖剣で、大剣を破壊した。
「な、なんだと!?」
驚いている大剣の男を気絶させた。
「火よ。大地を照らし、我を助けよ≪フレイムランス≫」
後ろから魔法と矢が飛んできた。
「うーん、ちょっと甘いよ?気配は完全に消えているけど殺気が消せてないし魔力の込め方も遅いし、まだまだ。」
そう言って、矢を聖剣で切り、魔法を魔剣で吸収した。
「魔法を吸収しただと、やっぱ魔剣だ。お前ら気を付けろ。今度は全員でいくぞ!」
数人が剣や槍を使い攻めてきた。一つ一つをさばいていった。そして、前衛が下がったと思うととても強大な魔力が後ろから来た。
「暴風よ。暴れ果て、すべてを埋め尽くせ≪サイクロン≫」
上級の魔法だ。これで、決まると思っているのだろう。魔法を撃った盗賊は次の魔法の準備をしている様子はなくほかの盗賊たちも同じだった。
「残念だけど、そんなんじゃ俺は倒せないよ?」
魔法をさっきみたいに魔剣で吸収した後、全員の意識を刈り取った。そして、時空魔法を切った。全員を倒したはずなのに一人だけ立っている人物がいた。
「ふぅー、この剣やっぱりすごいな。ん?あぁ、オルフェウスか。どうかしたの?」
「ある貴族が、主の命を狙っているですよ。」
オルフェウスは、心配してきてくれたらしい。
「そっか、ありがとう。気を付けるよ。それと、これを拘束するのを手伝ってもらってもいいかな。」
「かしこまりました。」
それから、ほんの2、3分で拘束し終えた。
「よし、拘束も終わったし、このアジトにあるものを調べようか。」
そう言って二人で、アジトの中を調べた。すると、中には、黒金貨が数枚といろいろな武器があった。すべてをアイテムボックスに入れた。それから、次の部屋には、鎖につながれた人々がいた。盗賊につかまっていたらしい。
「大丈夫ですか?今外すので、ちょっと待ってください。」
鎖を力ずくで壊そうとしたのだが、オルフェウスに止められた。この鎖は、奴隷の鎖らしく無理に壊そうとすると繋がれている人が死んでしまうらしい。そういう事ならと、鎖だけを転移でこっちに転移させた。すると簡単に外れた。
「案外ちょろいんだね。」
「いえ、そんな簡単なことではありません。まず、転移など空間魔法を使える人はとても少なく時空魔法を使える人はもっと少ないですよ。」
知っているが、オルフェウスに言われるとなんか妙に説得力があり改めて、そうなんだと思った。
「それじゃあ、みんな、外に出ましょうか。」
そうして、捕まっている人を助けた。
ここから、街までは2キロくらいある。それを盗賊50~60人につかまってた人たちを守りながら疲れるので、転移魔法を使った。さすがに70人近くの人間を転移させたせいで、魔力を少し消費してしまった。
「何者だ。そこで止まれ。」
門番が、剣を抜き近寄ってきた。急に現れれば警戒するのも無理はないので、オルフェウスに説明をするように頼んだ。
門番の騎士は納得してくれたらしく、ギルドに連絡を取ってくれた。
そして捕まっていた人たちも、ほとんどが商人とかだったので自分の店へ帰っていた。しかし、シオンと同じくらいの少年がいた。その少年がなんと獣人だったのだった。
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