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ep61 ナナラの決断
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「ナナラは、みんなを笑顔にする魔導師になりたいんだよな?」
いったん食事の手を止めて大成が訊ねた。
「そうだよ?」
「単刀直入に言う。俺たちと一緒にビジネスをやらないか?」
「びじねす?」
きょとんとするナナラに向かい、大成はひと通りの説明をする。
「......ということなんだ。それでナナラの力を借りたいと思っている。俺たちの専属魔導師になってくれないか?」
大成の話を熱心な眼差しで聞いていたナナラだったが、ふと目を逸らして小声でつぶやいた。
「なんでわたしなの?」
大成はやや意表を衝かれる。
というのも、ナナラならソッコーで食いついてくると思っていたからだ。
だがすぐに何かを察する。
目の前の天真爛漫な彼女の裏にあるもの。
それは何なのだろうか。
「あまり興味ないのか?」
質問を質問で返し、大成は探ってみる。
それに対してナナラは急に神妙な面持ちになった。
「興味ある。すっごくあるよ。でも、わたしを選ぶ理由を教えて」
「そうか。わかった」
できるかぎりストレートに伝えた方がいい。
ナナラの様子を見るに大成はそう考え、口を切った。
「俺たちが求めるに相応しい魔導師だと思ったからだ」
「わたしのどこがふさわしいの?」
「ひとつには魔力量だ。ビーチャムが言うには、ナナラは豊富な魔力量を保有しているようだが」
「当たってるよ。それだけ?」
「まだある。柔軟性だ」
「じゅうなん?」
「レッドとの試合でナナラがやっていたことは、どれも非常識なことなんだってな」
「うん。よく言われる」
「俺たちは新しいビジネスをやろうとしている。ナナラのような常識にとらわれない新人魔導師こそ適しているんだ」
「そ、そうなんだ」
「と、ここまではビーチャムとも共有している表向きの理由だ」
「は?」
思わず大成の隣のビーチャムが声を洩らした。
ナナラは疑問の表情を浮かべている。
ニヤッと微笑んだ大成は、改めてナナラを見据えた。
「俺は、ナナラの人間性に一番興味を惹かれたんだ」
「わ、わたしの性格ってこと?」
ナナラはびっくりする。
「性格というより人格と言ったほうがいいかもしれないな」
「じ、じんかく......」
「ようするに、ナナラ・ローパーという人間に興味を持ったってことだ」
大成はニカッと白い歯を見せた。
俄かにナナラはあたふたと慌てはじめる。
「で、でも、わたし、D級だよ!?」
「それがどうしたんだ?」
「だってわたし、どこのギルドにも所属させてもらえなかったんだよ!?」
「それのなにが関係あるんだ?」
「関係あるよ!」
「そうか?」
「だってだって、タイセーたちの専属魔導師がD級魔導師ってことになっちゃうんだよ!?」
「べつにいいんじゃね?」
「だ、ダメだよそんなの!」
「自分で言ってただろ?自分の夢を追いかけるのに、そういうのは関係ないって」
「そ、そうだけど」
「ならいいだろ」
大成は落ち着いていた。
できればここでナナラの不安をひとしきり聞いておきたいとも思っていた。
そのほうが今後を考えれば絶対にいい。
大成は、ナナラが自分から言葉にするのを穏やかに待った。
「わたし......」
ややあってからナナラが口をひらく。
「どこに行ってもね、魔導師としては厄介者あつかいされてきたんだ」
「そうなのか」
「D級っていうのもそうだけど、色々ムチャクチャだとか、迷惑だとか、非常識とか......とにかく、魔法の世界には居場所がなかったんだ。それでも私は魔法が大好きだったし、魔導師として生きていく夢は諦められなかった。それで色んなギルドを回っていたんだけど、結局どこにも受け入れてもらえなかった」
「そんな経緯があったんだな」
「だからこそ、キースくんがバカにされているのを見た時、いてもたってもいられなかった」
ナナラは隣のキースを一瞥する。
キースは「ナナラさん......」と目を潤ませた。
ずっと黙って聞いていたビーチャムが、ここでナナラに視線を向ける。
「それで貴様はどうしたいんだ。大成からの誘いを断るのか、断らないのか。ハッキリしろ」
この流れでこの言い方。
厳しいと言わざるをえない。
ところが大成は、隣のビーチャムを見て微笑する。
彼なりにナナラの意思を尊重しようとしているんだなと思ったから。
本当にナナラのことが嫌であれば、ビーチャムならば拒否の言葉をハッキリと言うはずだ。
「なあ、ナナラ。俺のビジネスパートナーはレオニダス・ビーチャム博士だ」
「う、うん?」
大成の発言の意図がよくわからないナナラはマヌケな返事をする。
大成はニヤリとした。
「噂のマッドサイエンティストの、レオニダス・ビーチャム博士だ」
「えっ??」
「気づかなかったのか?」
「え、えええー?!?」
仰天するナナラ。
「あ、あの王都の天才魔導博士で、マッドサイエンティストのビーチャム博士!?」
「まったく頭の弱さが滲み出ているな」
やれやれと言わんばかりにビーチャムがハァーッとため息をつく。
「じゃ、じゃあ、タイセーは、マッドサイエンティストのレオくんとびじねすをやってるってことなの??」
ナナラが目を丸くして訊ねると、大成はふっと笑いながら答えた。
「それに比べればナナラのD級なんて大したことないどころか影に埋もれてしまうかもな」
「そ、そう......」
呆然とするナナラに、大成は改めて言う。
「俺たちと一緒にビジネスをやることは、ナナラの夢とも繋がると思う。ナナラの力を貸してくれ」
どうしよう。
どうすべきなんだろう。
葛藤するナナラへ、横からキースが問いかける。
「余計なことは抜きにして、ナナラさんはどうしたいんですか?」
わたしはどうしたいのか。
ナナラは改めて自問する。
......答えが見えてくる。
でも......。
「ほ、ホントに、わたしでいいの?」
ナナラはおずおずと不安そうに訊いた。
もはや何の迷いもない大成は、力強く頷く。
「ああ。ナナラが必要だ」
必要......。
ナナラはその言葉を噛み締める。
わたしは、必要とされた。
落ちこぼれ魔導師の、このわたしが。
タイセーとレオくんとなら、わたしは自分のやりたいことを、自分の夢を叶えられるかもしれない。
なら、もう迷うことはないよね。
返事はひとつだ!
「よ、よろしくお願いします!」
ナナラはガタッと立ち上がって手を差し出した。
必死すぎて目をつぶってしまっている。
隣のキースは、まるで自分のことのように嬉しそうな顔で見守っている。
相変わらずビーチャムはむっつりとしているが、余計な口は一切挟んでこない。
当の大成は、ゆっくりと立ち上がった。
「こちらこそよろしくお願いします」
そしてふたりは固い握手を交わした。
「ありがとう。タイセー」
心なしか頬を紅潮させたナナラは、えへへと優しく顔をほころばせた。
この後。
夕食会はすこぶる和やかに盛り上がった。
彼らの楽しそうな笑い声は、夜遅くまで絶えることはなかった。
いったん食事の手を止めて大成が訊ねた。
「そうだよ?」
「単刀直入に言う。俺たちと一緒にビジネスをやらないか?」
「びじねす?」
きょとんとするナナラに向かい、大成はひと通りの説明をする。
「......ということなんだ。それでナナラの力を借りたいと思っている。俺たちの専属魔導師になってくれないか?」
大成の話を熱心な眼差しで聞いていたナナラだったが、ふと目を逸らして小声でつぶやいた。
「なんでわたしなの?」
大成はやや意表を衝かれる。
というのも、ナナラならソッコーで食いついてくると思っていたからだ。
だがすぐに何かを察する。
目の前の天真爛漫な彼女の裏にあるもの。
それは何なのだろうか。
「あまり興味ないのか?」
質問を質問で返し、大成は探ってみる。
それに対してナナラは急に神妙な面持ちになった。
「興味ある。すっごくあるよ。でも、わたしを選ぶ理由を教えて」
「そうか。わかった」
できるかぎりストレートに伝えた方がいい。
ナナラの様子を見るに大成はそう考え、口を切った。
「俺たちが求めるに相応しい魔導師だと思ったからだ」
「わたしのどこがふさわしいの?」
「ひとつには魔力量だ。ビーチャムが言うには、ナナラは豊富な魔力量を保有しているようだが」
「当たってるよ。それだけ?」
「まだある。柔軟性だ」
「じゅうなん?」
「レッドとの試合でナナラがやっていたことは、どれも非常識なことなんだってな」
「うん。よく言われる」
「俺たちは新しいビジネスをやろうとしている。ナナラのような常識にとらわれない新人魔導師こそ適しているんだ」
「そ、そうなんだ」
「と、ここまではビーチャムとも共有している表向きの理由だ」
「は?」
思わず大成の隣のビーチャムが声を洩らした。
ナナラは疑問の表情を浮かべている。
ニヤッと微笑んだ大成は、改めてナナラを見据えた。
「俺は、ナナラの人間性に一番興味を惹かれたんだ」
「わ、わたしの性格ってこと?」
ナナラはびっくりする。
「性格というより人格と言ったほうがいいかもしれないな」
「じ、じんかく......」
「ようするに、ナナラ・ローパーという人間に興味を持ったってことだ」
大成はニカッと白い歯を見せた。
俄かにナナラはあたふたと慌てはじめる。
「で、でも、わたし、D級だよ!?」
「それがどうしたんだ?」
「だってわたし、どこのギルドにも所属させてもらえなかったんだよ!?」
「それのなにが関係あるんだ?」
「関係あるよ!」
「そうか?」
「だってだって、タイセーたちの専属魔導師がD級魔導師ってことになっちゃうんだよ!?」
「べつにいいんじゃね?」
「だ、ダメだよそんなの!」
「自分で言ってただろ?自分の夢を追いかけるのに、そういうのは関係ないって」
「そ、そうだけど」
「ならいいだろ」
大成は落ち着いていた。
できればここでナナラの不安をひとしきり聞いておきたいとも思っていた。
そのほうが今後を考えれば絶対にいい。
大成は、ナナラが自分から言葉にするのを穏やかに待った。
「わたし......」
ややあってからナナラが口をひらく。
「どこに行ってもね、魔導師としては厄介者あつかいされてきたんだ」
「そうなのか」
「D級っていうのもそうだけど、色々ムチャクチャだとか、迷惑だとか、非常識とか......とにかく、魔法の世界には居場所がなかったんだ。それでも私は魔法が大好きだったし、魔導師として生きていく夢は諦められなかった。それで色んなギルドを回っていたんだけど、結局どこにも受け入れてもらえなかった」
「そんな経緯があったんだな」
「だからこそ、キースくんがバカにされているのを見た時、いてもたってもいられなかった」
ナナラは隣のキースを一瞥する。
キースは「ナナラさん......」と目を潤ませた。
ずっと黙って聞いていたビーチャムが、ここでナナラに視線を向ける。
「それで貴様はどうしたいんだ。大成からの誘いを断るのか、断らないのか。ハッキリしろ」
この流れでこの言い方。
厳しいと言わざるをえない。
ところが大成は、隣のビーチャムを見て微笑する。
彼なりにナナラの意思を尊重しようとしているんだなと思ったから。
本当にナナラのことが嫌であれば、ビーチャムならば拒否の言葉をハッキリと言うはずだ。
「なあ、ナナラ。俺のビジネスパートナーはレオニダス・ビーチャム博士だ」
「う、うん?」
大成の発言の意図がよくわからないナナラはマヌケな返事をする。
大成はニヤリとした。
「噂のマッドサイエンティストの、レオニダス・ビーチャム博士だ」
「えっ??」
「気づかなかったのか?」
「え、えええー?!?」
仰天するナナラ。
「あ、あの王都の天才魔導博士で、マッドサイエンティストのビーチャム博士!?」
「まったく頭の弱さが滲み出ているな」
やれやれと言わんばかりにビーチャムがハァーッとため息をつく。
「じゃ、じゃあ、タイセーは、マッドサイエンティストのレオくんとびじねすをやってるってことなの??」
ナナラが目を丸くして訊ねると、大成はふっと笑いながら答えた。
「それに比べればナナラのD級なんて大したことないどころか影に埋もれてしまうかもな」
「そ、そう......」
呆然とするナナラに、大成は改めて言う。
「俺たちと一緒にビジネスをやることは、ナナラの夢とも繋がると思う。ナナラの力を貸してくれ」
どうしよう。
どうすべきなんだろう。
葛藤するナナラへ、横からキースが問いかける。
「余計なことは抜きにして、ナナラさんはどうしたいんですか?」
わたしはどうしたいのか。
ナナラは改めて自問する。
......答えが見えてくる。
でも......。
「ほ、ホントに、わたしでいいの?」
ナナラはおずおずと不安そうに訊いた。
もはや何の迷いもない大成は、力強く頷く。
「ああ。ナナラが必要だ」
必要......。
ナナラはその言葉を噛み締める。
わたしは、必要とされた。
落ちこぼれ魔導師の、このわたしが。
タイセーとレオくんとなら、わたしは自分のやりたいことを、自分の夢を叶えられるかもしれない。
なら、もう迷うことはないよね。
返事はひとつだ!
「よ、よろしくお願いします!」
ナナラはガタッと立ち上がって手を差し出した。
必死すぎて目をつぶってしまっている。
隣のキースは、まるで自分のことのように嬉しそうな顔で見守っている。
相変わらずビーチャムはむっつりとしているが、余計な口は一切挟んでこない。
当の大成は、ゆっくりと立ち上がった。
「こちらこそよろしくお願いします」
そしてふたりは固い握手を交わした。
「ありがとう。タイセー」
心なしか頬を紅潮させたナナラは、えへへと優しく顔をほころばせた。
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夕食会はすこぶる和やかに盛り上がった。
彼らの楽しそうな笑い声は、夜遅くまで絶えることはなかった。
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