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ep56 試合開始!
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「それでは試合開始前にルールを説明する」
ハモンドソンが厳正なる審判の声を上げた。
ざわついていた訓練場がスッと静まり返る。
「ルールは簡単だ。相手に参ったと言わせれば勝ちだ。ただし、いきすぎた攻撃魔法は禁止する。その場合、攻撃した側を反則負けとする」
ハモンドソンは両者に目配せした。
「いいか。これは魔導師同士の試合だ。互いに魔導師としての誇りを持って正々堂々戦いなさい」
レッドとナナラはこくっと頷く。
ギャラリーが見守る中、ふたりは身構えた。
「それでは、試合を開始する!」
いよいよハモンドソンにより試合開始のコールがなされた。
「おい。お前はどっちに賭ける?」
「それはレッドだろ。性格はあれだが実力は確かだ」
周りからはそんな会話も聞こえてくる。
ギルドの連中は皆、この状況を楽しんでいるようだ。
こんなことは日常茶飯事なのだろうか。
「どっちが勝つんだろうな」
「知らん。僕に聞くな」
大成の問いにビーチャムは相変わらずにべもない。
だがその視線はしっかりとナナラたちに注がれている。
「おいオンナ」
レッドがナナラを指さした。
「なんだよ」とナナラ。
「簡単に参った言うなよ」
「おまえこそな」
「テメぇ......」
レッドの雰囲気が変わる。
と同時に、彼の両手から燃えるような赤い魔力が光り出した。
「マジで焼き殺してやる」
ナナラに向かって手をかざすレッド
「やれるもんならやってみな」
べぇーっと舌を出して挑発するナナラ。
「余裕ブッこいてるのも今のうちだ」
レッドが手に魔力を集中する。
彼の掌の先に猛々しい炎が発生し、一定の大きさに凝縮する。
「炎よ。レッドの名に於いて奴を焼き殺せ。イグニア!」
轟音とともにレッドの手から炎の塊が発射された。
ゴォォォッと唸りを上げて一直線に炎はナナラへ向かって風を切っていく。
「凄い!あれが魔導師の使う炎魔法か!」
大成は自然と声を上げていた。
「魔力。色。コントロール。悪くないな」
ビーチャムはやや感心したように炎を観察した。
「いやそれよりナナラは大丈夫なのか!?」
大成の心配の声にビーチャムは反応しない。
というより答えようもないのだろう。
かわせるのか。受け止めるのか。跳ね返すのか。モロに喰らってしまうのか。
この場にいる誰もがナナラの動向に視線を貼りつける中、とんでもないことが起こる。
「えっ??」
皆、呆気に取られる。
敵であるレッドでさえ「は?」となっていた。
なんとナナラは、向かってきた炎の塊を上からバコンと素手で殴って床に弾いてしまったのだ。
「あんなことできるのか?」
思わず大成は隣のビーチャムに訊いてしまう。
「跳ね返したり無効化させることはあるが、あんな防ぎ方は僕も見たことがない」
さすがのビーチャムもこれには興味を持たざるを得なかったようで、ナナラを注意深く凝視する。
「ナナラって、すごい魔導師なのか」
「いや、あれは」
「なにかわかったのか?」
大成の質問にビーチャムが答えようとしたタイミングで、再びレッドが動き出す。
「ちったぁやるようだが......たかが一発はじいただけだ。今度こそ死ね。イグニア!」
レッドの手から二発目の炎の塊が放たれた。
先ほどよりも一回り大きい。
火力が上がっている。
より凶暴になった炎が敵を焼き尽くすさんと襲っていく。
ナナラはどうする?
「ふんっ!」
同様だった。
またしてもナナラは翔んできた炎を上から拳で殴りつけ、いとも簡単に床へ弾き飛ばした。
「テメぇ、フザけんじゃねえ!!」
そこからレッドは炎魔法を連発...否、乱発する。
どれも凄まじい火炎攻撃だ。
まるで艦砲射撃のように次々と強力な炎弾がナナラへ集中砲火していく。
「死ねオラァァァァ!!」
「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ」
ナナラは事も無げにすべての炎弾を素手で殴って撃ち落としていく。
その様子は楽しんでいるようにさえ見える。
「なんなんだあの女魔導師は。メチャクチャだ......」
ギャラリーからも驚嘆の息が洩れる。
やはりナナラのやってのけている事は非常識なことらしい。
「ナナラのやっていることは魔法なのか?」
大成がもう一度質問すると、ビーチャムは呆れた息をついた。
「あれは魔法ではない」
「じゃあマジで殴ってるだけなのか?」
「ああ。殴ってるだけだ」
「えっ、いや待ってくれ、そもそも魔法って殴れるのか?」
当たり前の疑問だった。
両目を剥く大成に、ビーチャムはナナラの手を指し示す。
「あの女は拳に魔力を込めて魔法を殴りつけているんだ」
「拳に魔力を?」
「あういうことは杖やロッドなど武器や道具を使って行うのが通常であり常識だ。素手でやる馬鹿は見たことがない」
「簡単にできるもんなのか?」
「簡単か難しいかというより、やらないのが普通なんだ。わざわざ素手で釘を打とうとする馬鹿がいるか?」
「な、なるほど」
「いいか。あれは魔法でも技でも何でもない。頑丈な肉体と豊富な魔力量で力任せにやっているだけだ。理論も技術もあったもんじゃない」
ハモンドソンが厳正なる審判の声を上げた。
ざわついていた訓練場がスッと静まり返る。
「ルールは簡単だ。相手に参ったと言わせれば勝ちだ。ただし、いきすぎた攻撃魔法は禁止する。その場合、攻撃した側を反則負けとする」
ハモンドソンは両者に目配せした。
「いいか。これは魔導師同士の試合だ。互いに魔導師としての誇りを持って正々堂々戦いなさい」
レッドとナナラはこくっと頷く。
ギャラリーが見守る中、ふたりは身構えた。
「それでは、試合を開始する!」
いよいよハモンドソンにより試合開始のコールがなされた。
「おい。お前はどっちに賭ける?」
「それはレッドだろ。性格はあれだが実力は確かだ」
周りからはそんな会話も聞こえてくる。
ギルドの連中は皆、この状況を楽しんでいるようだ。
こんなことは日常茶飯事なのだろうか。
「どっちが勝つんだろうな」
「知らん。僕に聞くな」
大成の問いにビーチャムは相変わらずにべもない。
だがその視線はしっかりとナナラたちに注がれている。
「おいオンナ」
レッドがナナラを指さした。
「なんだよ」とナナラ。
「簡単に参った言うなよ」
「おまえこそな」
「テメぇ......」
レッドの雰囲気が変わる。
と同時に、彼の両手から燃えるような赤い魔力が光り出した。
「マジで焼き殺してやる」
ナナラに向かって手をかざすレッド
「やれるもんならやってみな」
べぇーっと舌を出して挑発するナナラ。
「余裕ブッこいてるのも今のうちだ」
レッドが手に魔力を集中する。
彼の掌の先に猛々しい炎が発生し、一定の大きさに凝縮する。
「炎よ。レッドの名に於いて奴を焼き殺せ。イグニア!」
轟音とともにレッドの手から炎の塊が発射された。
ゴォォォッと唸りを上げて一直線に炎はナナラへ向かって風を切っていく。
「凄い!あれが魔導師の使う炎魔法か!」
大成は自然と声を上げていた。
「魔力。色。コントロール。悪くないな」
ビーチャムはやや感心したように炎を観察した。
「いやそれよりナナラは大丈夫なのか!?」
大成の心配の声にビーチャムは反応しない。
というより答えようもないのだろう。
かわせるのか。受け止めるのか。跳ね返すのか。モロに喰らってしまうのか。
この場にいる誰もがナナラの動向に視線を貼りつける中、とんでもないことが起こる。
「えっ??」
皆、呆気に取られる。
敵であるレッドでさえ「は?」となっていた。
なんとナナラは、向かってきた炎の塊を上からバコンと素手で殴って床に弾いてしまったのだ。
「あんなことできるのか?」
思わず大成は隣のビーチャムに訊いてしまう。
「跳ね返したり無効化させることはあるが、あんな防ぎ方は僕も見たことがない」
さすがのビーチャムもこれには興味を持たざるを得なかったようで、ナナラを注意深く凝視する。
「ナナラって、すごい魔導師なのか」
「いや、あれは」
「なにかわかったのか?」
大成の質問にビーチャムが答えようとしたタイミングで、再びレッドが動き出す。
「ちったぁやるようだが......たかが一発はじいただけだ。今度こそ死ね。イグニア!」
レッドの手から二発目の炎の塊が放たれた。
先ほどよりも一回り大きい。
火力が上がっている。
より凶暴になった炎が敵を焼き尽くすさんと襲っていく。
ナナラはどうする?
「ふんっ!」
同様だった。
またしてもナナラは翔んできた炎を上から拳で殴りつけ、いとも簡単に床へ弾き飛ばした。
「テメぇ、フザけんじゃねえ!!」
そこからレッドは炎魔法を連発...否、乱発する。
どれも凄まじい火炎攻撃だ。
まるで艦砲射撃のように次々と強力な炎弾がナナラへ集中砲火していく。
「死ねオラァァァァ!!」
「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ」
ナナラは事も無げにすべての炎弾を素手で殴って撃ち落としていく。
その様子は楽しんでいるようにさえ見える。
「なんなんだあの女魔導師は。メチャクチャだ......」
ギャラリーからも驚嘆の息が洩れる。
やはりナナラのやってのけている事は非常識なことらしい。
「ナナラのやっていることは魔法なのか?」
大成がもう一度質問すると、ビーチャムは呆れた息をついた。
「あれは魔法ではない」
「じゃあマジで殴ってるだけなのか?」
「ああ。殴ってるだけだ」
「えっ、いや待ってくれ、そもそも魔法って殴れるのか?」
当たり前の疑問だった。
両目を剥く大成に、ビーチャムはナナラの手を指し示す。
「あの女は拳に魔力を込めて魔法を殴りつけているんだ」
「拳に魔力を?」
「あういうことは杖やロッドなど武器や道具を使って行うのが通常であり常識だ。素手でやる馬鹿は見たことがない」
「簡単にできるもんなのか?」
「簡単か難しいかというより、やらないのが普通なんだ。わざわざ素手で釘を打とうとする馬鹿がいるか?」
「な、なるほど」
「いいか。あれは魔法でも技でも何でもない。頑丈な肉体と豊富な魔力量で力任せにやっているだけだ。理論も技術もあったもんじゃない」
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